JPS60118616A - 湿式リン酸の脱色処理方法 - Google Patents
湿式リン酸の脱色処理方法Info
- Publication number
- JPS60118616A JPS60118616A JP22510683A JP22510683A JPS60118616A JP S60118616 A JPS60118616 A JP S60118616A JP 22510683 A JP22510683 A JP 22510683A JP 22510683 A JP22510683 A JP 22510683A JP S60118616 A JPS60118616 A JP S60118616A
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- Japan
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- phosphoric acid
- activated clay
- treating
- wet
- clay
- Prior art date
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- Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、湿式リン酸の脱色処理方法に関し、更に詳し
くは、湿式リン酸を特定条件下に活性白土で処理する該
方法に関する。
くは、湿式リン酸を特定条件下に活性白土で処理する該
方法に関する。
湿式リン酸は、その原料リン鉱石若しくは製造法に起因
して有機物系の着色不純物を含有している。そしてその
用途によっては、該着色不純物を除去しなければならな
い場合がある。該着色不純物を除去する公知方法として
は、■活性炭を用いて吸着処理し、若しくは■触媒の存
在下若しくは不存在下に80℃前後の温度で過酸化水素
で有機物を分解処理することによって除去している。し
かしながら、これ等の除去方法を効果的にするためには
、湿式リン酸を前処理して核酸中の懸濁物質を予め除去
しなければならない。この前処理を省略すると前述■の
活性炭処理の場合、活性炭処理塔に前記懸濁物質による
目詰シを起こし、しばしばトラブルの原因となる。前述
■の場合、前処理の省略は、懸濁物質による過酸化水素
の分解をひき起し、過酸化水素の消費量を必要以上に増
大させる。
して有機物系の着色不純物を含有している。そしてその
用途によっては、該着色不純物を除去しなければならな
い場合がある。該着色不純物を除去する公知方法として
は、■活性炭を用いて吸着処理し、若しくは■触媒の存
在下若しくは不存在下に80℃前後の温度で過酸化水素
で有機物を分解処理することによって除去している。し
かしながら、これ等の除去方法を効果的にするためには
、湿式リン酸を前処理して核酸中の懸濁物質を予め除去
しなければならない。この前処理を省略すると前述■の
活性炭処理の場合、活性炭処理塔に前記懸濁物質による
目詰シを起こし、しばしばトラブルの原因となる。前述
■の場合、前処理の省略は、懸濁物質による過酸化水素
の分解をひき起し、過酸化水素の消費量を必要以上に増
大させる。
これらの公知技術の現状にかんがみ、本発明者は前述の
前処理すなわち懸濁物質の事前除去の不要な湿式リン酸
の脱色方法を見出すべく鋭意研究した。その結果、意外
にも該懸濁物質除去前の湿式リン酸を少量の活性白土で
短時間処理後渥遇することによシ上述の脱色と懸濁物質
の除去を同時に達成しうろことを知って本発明を完成し
た。
前処理すなわち懸濁物質の事前除去の不要な湿式リン酸
の脱色方法を見出すべく鋭意研究した。その結果、意外
にも該懸濁物質除去前の湿式リン酸を少量の活性白土で
短時間処理後渥遇することによシ上述の脱色と懸濁物質
の除去を同時に達成しうろことを知って本発明を完成し
た。
因に活性白土の脱色効果は、油脂類に対しては知られて
いるが、湿式リン酸のような無機化合物に対しては知ら
れていない。本発明においては、湿式リン酸中の懸濁物
質の存在が、活性白土処理の脱色効果達成に何等かの寄
与をなしていると推察される。
いるが、湿式リン酸のような無機化合物に対しては知ら
れていない。本発明においては、湿式リン酸中の懸濁物
質の存在が、活性白土処理の脱色効果達成に何等かの寄
与をなしていると推察される。
以上の記述から明らかなように、本発明の目的は、湿式
リン酸の簡易な脱色処理方法を提供するにある。他の目
的は、本発明方法で脱色された湿式リン酸を各種の用途
に提供することである。
リン酸の簡易な脱色処理方法を提供するにある。他の目
的は、本発明方法で脱色された湿式リン酸を各種の用途
に提供することである。
本発明は、下記(1)の主要構成と(2)および(3)
の実施B様的構成を有する。
の実施B様的構成を有する。
(1)湿式リン酸に0.1〜5重量%の活性白土を添加
し、常温ないし60°Cで10分ないし180分処理す
ることを特徴とする湿式リン酸の脱色処理方法。
し、常温ないし60°Cで10分ないし180分処理す
ることを特徴とする湿式リン酸の脱色処理方法。
(2)活性白土を添加して処理した後被処理湿式リン酸
を炉別し、若しくは遠心分離する前記“第(1)項に記
載の処理方法。
を炉別し、若しくは遠心分離する前記“第(1)項に記
載の処理方法。
(3) 0.5〜5重量%の活性白土を添加し常温ない
し60°Cで10分ないし60分処理する前記第(1)
項に記載の処理方法。
し60°Cで10分ないし60分処理する前記第(1)
項に記載の処理方法。
本発明の構成と効果に付詳述する。
本発明に使用するリン酸は、リン鉱石を鉱酸で処理して
得られるいわゆる湿式リン酸で、該リン酸製造のプロセ
スは、半水法、二水法、半水二水法その他のいづれの方
法で製造されたものであってもよい。
得られるいわゆる湿式リン酸で、該リン酸製造のプロセ
スは、半水法、二水法、半水二水法その他のいづれの方
法で製造されたものであってもよい。
このようなリン酸は、原料リン鉱石および分解用の無機
酸中に含まれるリン酸以外の無機酸。
酸中に含まれるリン酸以外の無機酸。
微量のフッソ化合物、前述の懸濁物を含む。このような
リン酸を処理槽に入れ0.1〜5重量%の活性白土を添
加する。使用する活性白土は、原料の粘土鉱物の硫酸処
理によって活性化され、通常動植物油脂、潤滑油若しく
はパラフィンワックスの脱色精製に使用しうるものであ
れば、いづれも支障なく使用できる。
リン酸を処理槽に入れ0.1〜5重量%の活性白土を添
加する。使用する活性白土は、原料の粘土鉱物の硫酸処
理によって活性化され、通常動植物油脂、潤滑油若しく
はパラフィンワックスの脱色精製に使用しうるものであ
れば、いづれも支障なく使用できる。
本発明方法に係る湿式リン酸の活性白土による処理条件
は、前述の該白土の添加比率、好ましくは1〜5重量%
常温〜60°Cで10分ないし180分好ましくは10
分ないし60分である。
は、前述の該白土の添加比率、好ましくは1〜5重量%
常温〜60°Cで10分ないし180分好ましくは10
分ないし60分である。
添加比率が0.1%未満では脱色効果が不十分であり、
5重量%を超えても格別の効果の向上はなく経済的でな
い。前記範囲外の温度又は処理時間では脱色効果は却っ
て低下する。この処理条件、特に処理温度は、一般の活
性白土処理において潤滑油に対するもの(60〜250
℃)若しくは油脂類に対するもの(80〜120℃)と
全く異る条件であり、脱色機構が異っている可能性を示
唆している。
5重量%を超えても格別の効果の向上はなく経済的でな
い。前記範囲外の温度又は処理時間では脱色効果は却っ
て低下する。この処理条件、特に処理温度は、一般の活
性白土処理において潤滑油に対するもの(60〜250
℃)若しくは油脂類に対するもの(80〜120℃)と
全く異る条件であり、脱色機構が異っている可能性を示
唆している。
湿式リン酸と活性白土の接触は、適度の攪拌によシ良好
に維持する。処理時間経過後は、そのま\の温度で一過
もしくは遠心分離等の方法によシ、被処理リン酸と白土
を分離する。この分離工程により、原料湿式リン酸に含
まれるリン酸中の懸濁物も同時に分離除去され脱色され
た透明な湿式リン酸が得られる。
に維持する。処理時間経過後は、そのま\の温度で一過
もしくは遠心分離等の方法によシ、被処理リン酸と白土
を分離する。この分離工程により、原料湿式リン酸に含
まれるリン酸中の懸濁物も同時に分離除去され脱色され
た透明な湿式リン酸が得られる。
かくして得られたリン酸は、そのま\特定の用途(註た
とえばリン酸塩の製造)に使用してもよく、さらに高度
の脱色の為に公知の活性炭処理、若しくは過酸化水素処
理に付してもよい。
とえばリン酸塩の製造)に使用してもよく、さらに高度
の脱色の為に公知の活性炭処理、若しくは過酸化水素処
理に付してもよい。
これらの高度の脱色処理においては、前述した未処理湿
式リン酸中の懸濁物に基づくトラブルがないことは勿論
、脱色剤の適用効果が単に公知の懸濁物のみ除去した湿
式リン酸に対するものより著しく向上する。
式リン酸中の懸濁物に基づくトラブルがないことは勿論
、脱色剤の適用効果が単に公知の懸濁物のみ除去した湿
式リン酸に対するものより著しく向上する。
本発明の方法は、バッチ法のみならず連続法でも実施し
うろことは勿論である。以下実施例によって本発明を説
明する。
うろことは勿論である。以下実施例によって本発明を説
明する。
実施例1〜5.比較例1
70す\ダリン鉱石を用いて製造した湿式リン酸(P2
O381,5重量%−SOs 0.8重量%)に活性白
土(商品名ガレオンアースNS、水沢化学■製〕を表1
に示した条件で使用し、脱色率を経時的に測定した。た
ソし脱色率の基準は、同一の湿式リン酸に1重量%の活
性炭〔武田薬品■製、白鷺E45〕を添加し、常温で2
時間接触処理後炉別して得られる被処理酸の透過率(波
長420ff)を100とした。同表及び第1図に示さ
れるように本発明の方法による湿式リン酸の脱色率は、
好ましい条件下では、7゜%以上最も好ましい条件下で
は80%以上にも達する。これに反し、本発明の範囲外
の温度(90°C)で実施した比較例1では、時間の経
過と共に脱色率は低下し、3時間後には脱色率は25%
程度となった。
O381,5重量%−SOs 0.8重量%)に活性白
土(商品名ガレオンアースNS、水沢化学■製〕を表1
に示した条件で使用し、脱色率を経時的に測定した。た
ソし脱色率の基準は、同一の湿式リン酸に1重量%の活
性炭〔武田薬品■製、白鷺E45〕を添加し、常温で2
時間接触処理後炉別して得られる被処理酸の透過率(波
長420ff)を100とした。同表及び第1図に示さ
れるように本発明の方法による湿式リン酸の脱色率は、
好ましい条件下では、7゜%以上最も好ましい条件下で
は80%以上にも達する。これに反し、本発明の範囲外
の温度(90°C)で実施した比較例1では、時間の経
過と共に脱色率は低下し、3時間後には脱色率は25%
程度となった。
第1表 処理条件と脱色率(そのI)
実施例6〜8
活性白土として、東洋活性白土F116(商品名、東洋
活性白土側製〕を使用した以外は、実施例3〜5と同様
に実施した。処理条件および結果を第2表および第2図
に示す。実施例6〜8は、対応する実施例8〜5と殆ん
ど同等の結果を示し、活性白土の銘柄によって本発明の
効果が著しく異なることはないことが明らかである。
活性白土側製〕を使用した以外は、実施例3〜5と同様
に実施した。処理条件および結果を第2表および第2図
に示す。実施例6〜8は、対応する実施例8〜5と殆ん
ど同等の結果を示し、活性白土の銘柄によって本発明の
効果が著しく異なることはないことが明らかである。
第2表 処理条件と脱色率(そのI)
第1.2図は、本発明の方法に係る湿式リン酸の活性白
土による接触時間と脱色率の関係を示す図である。 第1図において5 、 は夫々活性白変添加率 0.1%、0.5%の場合を示し、−■−−冷一。 −・X・−・冷・−は夫々該添加′43%ただし、前者
は接触温度60°C9後者は90°Cである。 両図において1 、−井−÷−1−6−−合一は夫々活 性白変添加率1%、3%、5%の場合を示す。 以上の甲、実線で示したものの接触温度はすべて常温で
ある。 以上 ′1tm J奢1kI*sIFM (#ン 擦鵠綺間(灼
土による接触時間と脱色率の関係を示す図である。 第1図において5 、 は夫々活性白変添加率 0.1%、0.5%の場合を示し、−■−−冷一。 −・X・−・冷・−は夫々該添加′43%ただし、前者
は接触温度60°C9後者は90°Cである。 両図において1 、−井−÷−1−6−−合一は夫々活 性白変添加率1%、3%、5%の場合を示す。 以上の甲、実線で示したものの接触温度はすべて常温で
ある。 以上 ′1tm J奢1kI*sIFM (#ン 擦鵠綺間(灼
Claims (1)
- (1)湿式リン酸KO31〜5重量%の活性白土を添加
し、常温ないし60℃で10分ないし60分処理するこ
とを特徴とする湿式リン酸の脱色処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22510683A JPS60118616A (ja) | 1983-11-29 | 1983-11-29 | 湿式リン酸の脱色処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22510683A JPS60118616A (ja) | 1983-11-29 | 1983-11-29 | 湿式リン酸の脱色処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60118616A true JPS60118616A (ja) | 1985-06-26 |
Family
ID=16824071
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22510683A Pending JPS60118616A (ja) | 1983-11-29 | 1983-11-29 | 湿式リン酸の脱色処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60118616A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020093852A1 (zh) * | 2018-11-09 | 2020-05-14 | 湖北富邦科技股份有限公司 | 一种湿法磷酸脱色的方法 |
-
1983
- 1983-11-29 JP JP22510683A patent/JPS60118616A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020093852A1 (zh) * | 2018-11-09 | 2020-05-14 | 湖北富邦科技股份有限公司 | 一种湿法磷酸脱色的方法 |
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