JPS6011824B2 - ダミ−板 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はダミー板に関するものであり、特にプリント回
路仮装直において、プリント回路板を挿入すべき位置に
プリント板に代って挿入するダミーに関するものである
。

〔従来技術と問題点〕

従来、データ処理装置では、非常に多数のプリント回路
板を使用して１つの装置が構成されている。

この場合、これらの各プリント回路板は、通常、収納ケ
ースに収納されている。例えば第１図に示す如く、収納
ケ−ス１内に多数のプリント回絡板２…・・・・・・を
ガイドレール３．４に個個に挟持して配置する。そして
矢印に示す如く、下方より上方に送風して多数のプリン
ト回賂板２・・・・・・・・・を強制冷却する。一方、
装置を構成するとき使用部品の共通化をはかるために、
収納ケースをユニバーサル型のものとする場合、専用型
のものと異なりプリント回路板のセット可能数が大に定
められているので、その構成すべき装置の種類によって
はプリント回路板の装着されないガイドレール部分が存
在することがある。

この場合、このプリント回路板の装着されないガイドレ
ール部分をそのままにしてお仇よ、収納ケースの前面部
分はそれに対応する部分が密封状態とならず、冷却風を
矢印の如く、送薄鋼漆響き池り冷却胸岬このため、収納
ケース１におけるプリント回路板の装着されないガイド
レールに該プリント回路板と同形状の板体から構成され
るダミー板を装着し、上記収納ケース１の前面よりの漏
洩を少なくすることも考えられるが、例えば地震により
装置が振動したり、あるいは運搬時において、このダミ
ー板が不本意に抜ける問題を招いている。

これはプリント回路板はそのコネクタによりバックボー
ド‘こある程度保持されているにもかかわらず、ダミー
板はこのような保持が行なわれないことによるものであ
る。〔発明の目的〕 本発明は、上記問題に鑑みユニバーサルの収納ケースを
使用した場合などにおいて、簡単な構成にもかかわらず
、上記のような場合には容易に抜けないようなダミー板
を提供することを目的とする。

〔発明の構成〕

前記目的を達成するため本発明は、プリント回路板を支
持するガイドレールを有するプリント回路板収納ケース
の前面に漏洩口部の存在することを防止するダミー板に
おいて、バネ性を有する板体の、上記ガイドレールと係
合する部分に該板体自体により形成された隆起部を設け
るとともに、上記プリント回路板収納ケースの前面に位
置する磯部の一側面を他側面に弾性体および、略コの字
状金具とを固着するように構成したことを特徴とする。

〔発明の実施例〕以下、図面に基いて本発明を詳細に説
明する。

第２図、第３図は実装状態を示す図であり、第２図イに
示す如く、プリント回路板２の織部に金属性のコの字状
金具５と、半円筒状のゴム板６とを例えば螺子止めし、
第２図口に示す如く、プリント回路板２一１，２−２，
２−３・・・…・・・をガイドレール３−１，３一２，
３−３…・・・・・・に挿入して収納ケース内に各プリ
ント回路板２−１，２一２，２−３・……・・を装着し
たとき、プリント回路板２−１に固着したゴム板６一１
とプリント回路板２一２に固着したコの字状金具５一２
とが互に密に接触し、また上記プリント回路板２−２に
固着したゴム板６−２とがこれまた互に密に接触してい
る。このように各プリント回路板上に固着されたコの字
状金具およびゴム板は、隣接するプリント回路板上に設
けられたゴム板およびコの字状金具と密に接触すること
になるので収納ケース１内のガイドレールにすべてプリ
ント回路板が装着されたときには、該収納ケース１の前
面Ａは密封状態になる。そしてこのような収級ケ−スを
、第２図ハに示す如く、横車ねれば矢印方向に共通冷却
することができる。勿論、第２図口に示す如く、各プリ
ント回路板２−１，２−２，２−３・・・……にはコネ
クタ８一１，８−２，８−３………が設けられ、バック
ボード７のコネクタ部分と所期の接続状態が完了される
ものである。ところで装置によりプリント板の数が少な
くてよい場合には、第３図に示す如く、ダミー板１０を
使用し、これにコの字状金具１５およびゴム板１６を取
付けることになる。

即ち、機成すべき装置の関係上、プリント回路板９−１
およびプリント回路板９−２の中間の部分が空くような
場合、適当な板体によりプリント回路板９−１，９−２
等と同形状に構成してダミー板１０となし、このダミー
板１０にコの字状金具１５およびゴム板１６を固定する
。そしてこれを、図示省略したプリント回路板の装着さ
れないガイドレールに挿入すれば、両接するプリント回
路板９−１、および９‐２に設けたゴム板１４−１、お
よびコの字状金具１３−２とこのダミー板１０のコの字
状金具１５およびゴム板１６は互に密着し、この結果、
上記の如き漏洩部分は存在しなくなる。なお前記プリン
ト回路板９一１，９−２はコネクタ１１一１，１１−２
により接続保持されている。次に、本発明におけるダミ
ー板を第４図にもとづき更らに説明する。

ダミー板２０は例えば金属板の如き弾性を有するもので
構成され、その上、下部分には隆起部２１−１および２
１−２が設けられている。

これらの隆起部２１−１の高さｈ，は、ガイドレール３
の溝幅ｈ２に対しｈ，＞ｈ２の関係にある。ダミー板２
０の先端部分にはコの字状の先端折曲部２２が形成され
、またその反対側面にはゴム板により構成された弾性体
２３が適当な手段で固着されている。したがって、この
ような構造のダミー板２０を、収納ケースの空いている
ガイドレール３，４内に装着すれば、先端折曲部２２は
その隣接するプリント回路板のゴム板と密に接触し、ま
た、弾性体２３はこれまた燐酸するプリント回路板のコ
の字状金具と密に接触するので、漏洩口部を形成するこ
とはない。しかもガイドレール３，４はダミー板２０の
隆起部２１−１，２１一２と強く係合しているので、運
搬時の振動によってこのダミー板２０がガイドレール３
，４から外れることはない。勿論、先端折曲部２２の代
り‘こコの字状金具を固着してもよい。本発明の他の実
施例を第５図にもとづき説明する。

第５図では、ダミー板２４に複数の凹凸部２５一１，２
５−２，２６一３が形成されている。

そしてこれらの凹凸部２５一１，２５一２，２５−３が
図示省略したガイドレールと係合するように構成されて
いる。このように構成することによりダミ−板２４をガ
イドレールと強固に係合することが可能になる。勿論ダ
ミー板２４の先端にはコの字状の折曲部が形成されたり
、さもなければコの字状金具が取付けられ、その反対側
にはゴム板が固着されている。以上説明の如く、本発明
によれば、ダミー板を非常に簡単な構成によりガイドレ
ールに強く挟持することができる。

その結果、収納ケース前面に漏洩口部の存在せず、冷却
風が漏れない冷却効率の高いしかも振動に強い、運搬時
等でも外れることのないダミー板を提供することができ
るので、ユニバーサルな収納ケースが非常に使用し易く
なり「データ処理装置を経済的に製作することができる
。なお上記の説明ではダミー板を金属板により礎成した
例について説明したが、勿論樹脂モールド板を使用して
もよい。

また弾性体２３はゴム板でなくとも他の弾性体でもよい
。そして収納ケース内の複数個のガイドレール部分が空
いている場合には、それが隣接して空いているか否かを
問わず、本発明のダミー板を使用することができる。そ
して隆起部あるいは凹凸部は上下のガイドレールに係合
するように設けた方が安定性があるが、いずれか一方の
みに設けることもできる。

【図面の簡単な説明】

第１図はプリント回路板を収納ケースに収納した状態の
説明図、第２図はその前面密封状態及び積み重ね状態の
説明図、第３図はダミー板の説明図、第４図はダミー板
の詳細説明図、第５図は本発明の他の実施例の説明図で
ある。 図中、１は収納ケース、２はプリント回路板、３，４は
ガイドレール、５はコの字状金具、６はゴム板、７はバ
ックボード、８一１，８一２，８−３はコネクタ、９一
１，９−２はプリント回路板、１０‘まダミー板、１１
−１，１１一２はコネクタ、１３−１，１３−２はコの
字状金具、１４一１，１４−２はゴム板、１５はコの字
状金具、１６はゴム板、２０はダミー板、２１一１，２
１一２は隆起部、２２は先端折曲部、２３は弾性体、２
４はダミー板、２５−１，２５一２，２５−３は凹凸部
をそれぞれ示す。 第１図 第２図 第３図 第４図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ プリント回路板を支持するガイドレールを有するプ
   リント回路板収納ケースの前面に漏洩口部の存在するこ
   とを防止するダミー板において、バネ性を有する板体の
   上記ガイドレールと係合する部分に該板体自体により形
   成された隆起部を設けると共に、上記プリント回路板収
   納ケース前面に位置する端部の一側面と他側面に弾性体
   、および略コの字状金具を設けたことを特徴とするダミ
   ー板。