JPS60114434A - 工具引上げ装置を組込んだ高周波モ−タ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、工具引上げ装置を組込んだ高周波モータに
関するものである。

工作機械等において、高周波モータが主軸として用いら
れることがあり、この場合には高周波モータの回転軸に
工具が挿着されることになる。そして、工具は回転軸内
に設けられた工具引上げ装置により引張られて回転軸の
先端に固定されるが、従来はスプリングの引上げ力に依
存していたため、スプリングのばね力より強い負荷が掛
かると工具がブして所謂フレッティング現象を引起こす
ことがあった。

これを防止するには、強力なスプリングを装着すればよ
いが、高周波モータの大型化を来だし、かつ高価となる
等の欠点が生じる。

本発明は、上記従来例の不都合を解消するためになされ
、スプリングのばね力を増大させることなく工具のクラ
ンシカを増大することができ、しかも構成が簡単で安価
に提供できるようにした工具引上げ装置を組込んだ高周
波モータを要旨とするものである。即ち、本発明は高周
波モータの回転軸内に設けられたドローバーとこのドロ
ーバーを嵌装したすり割のフックとの係合、このフック
とフックのホルダとの係合をいずれもチー・ぐ面係合と
なし、かつこれらのチー・ぐ面の傾斜方向を互いに逆方
向とすることにより、大きなりランプ力を得られるよう
に構成したことを特徴とするものである。

以下、図面に示す実施例により本発明を具体的に説明す
ると、第１図は本発明に係る高周波モータであり、ケー
ス本体Ａに軸支された回転軸Ｂと、その外周に取付けら
れた回転子Ｃと、この回転子に対応してケース本体Ａ内
に取付けられた固定子り等から構成されている。前記回
転軸Ｂは、第２図に示すように先端に工具挿着部１が設
けられ、内部には工具引上げ装置が組込１れている。２
は工具であり、そのゾルスタッド部２ａは第１のフック
３に係止され、第１のドローバー４で第１のフック３を
摺動させることにより工具２を挿着部１に着脱できるよ
うにしである。５は回転軸Ｂ内に固定されたホルダであ
り、第２のフック６が摺動可能に嵌挿され、後端部には
後方に拡がるチー・ぐ而５ａが形成されている。第２の
フック６は前記第１のフック３と同様にすり割が施され
て３分割されており、先端６ａは前記第１のドローバー
４の後端プルスタッド部４ａに係＋ｈ　Ｌ、後端部は外
面に前記ホルダ５のチー・Ｑ面５ａと係合する第１のチ
ー・ぐ而６ｂが形成され、内面には後方にすぼ呼る第２
のチーツク面６Ｃが形成されている。７は先端部が前記
第２のフック６に嵌挿された第２のドローバ−であり、
前記第２のチー・ぐ面６Ｃと係合するチー・ぐ面７ａが
形成され、後端部にはナツト８を介してばね受け部材９
が固定され、このばね受け部材と補助ホルダ１０との間
に引上げ用のスプリング１１を介設しである。補助ホル
ダ１０は、第５図に示すように前端側に爪片］Ｏａが突
設され、この爪片の先端部は前記ホルダ５の後端縁に形
成された切欠き５ｂに嵌合し、ホルダ５の回り止め補強
作用をなしている。

本発明は上記のように構成されているので、前記スプリ
ング１１により工具２を引上げた際に、第４図に詳しく
示しだように第２のドロー・ぐ−７のテーノｅ面７ａと
第２のフック６の第２のテーパ面６Ｃとが面接合すると
共に、ホルダ５のテーノｅ面５ａと第２のフック６の第
１のチーｉ９面６ｂも面接合し、第２のフック６の後端
部は拡開されてホルダ５のチー・ぐ而５ａに沿って押上
げられ、これにより第２のフック６には第１のドローン
ぐ−４のプルスタッド部４ａを強く締付けるクランプ力
Ｎが作用し、この第１のドローバ−４及び第１のフック
３を介して工具２を挿着部１に強く固定することができ
る。このときのクランプ力Ｎは下記の式（１）で表わさ
れる。

Ｎ−□　・・・・・・・・・・・（１）ａｎ　２ 但し、Ｆニスプリングの引上刃 λ：第２のフックの第２のチーツヤ面角度従って、テー
パ面角度λを適宜の値に設定することにより、一定のス
プリング引上刃Ｆの下で太きなりランプカ封を得ること
ができる。

寸だ、チー・ぐ面角度λが下記の式（２）を満足するよ
うに設定されると、セルフロックが川かり、あたかもネ
ノ手段により工具を引上げだと同様な効果が得られる。

ｔａｎλ　≦　ｔａｎρ　・・・・・・・・・・・（２
）但し、ρ：第２のドローバ−のチー・”面ト第２のフ
ックのチー・ぐ而との摩擦角 一方、高周波モータから工具２を外すに１ｒｉ、第２図
に示すシリンダ等の抑圧手段１２により第２のドローバ
−７０後端をスプリング１１に抗して押せばよく、即ち
第２のドローバ−７が押されると第２のフック６とのチ
ー・母面係合が外れ、奥深く進入して第１のドローバー
４を押し、これに伴ない第１のフック３が押されて前方
係止部が開き工具２のゾルスタッド部２ａの係止を解除
するからである。なお、第２のフック６もホルダ５内を
摺動して前方の係止部が開くこととなる。この操作は主
として工具２の交換時に行われ、再び工具を装着するに
は工具挿着部１に工具を挿入して前記押圧手段１２を戻
せばよく、スプリング１１の反発力によって工具を引上
げ、前述の作用によって工具を確実に固定することがで
きる。

以上説明したように、本発明は高周波モータの回転軸に
強力な工具引上げ装置を組込んだので、工具を堅固に保
持し、フレッティング現象を完全に防止することができ
、高い加工精度を保証すると共に、工具の破損を未然に
防止する等のすぐれた効果を奏する。捷だ、本発明によ
れば、引上げ用スプリングのばね力を増大させずに工具
のクランプ力を増大させることができるので、小型コン
・ぐクトで強力な工具保持機能を備えた高周波モータを
安価に提供することが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は高周波モータの断面図、第２図は工具引上げ装
置を組込んだ高周波モータ回転軸の断面図、第３図はそ
の要部の拡大図、第４図はクランプ力の発生を示す説明
図、第５図は装置要部の分解斜視図である。 １・・・・工具挿着部、　２・・・・・・工具、３・・
・・・・第１のフック、 ７− ４・・・・・・第１のドローパー、 ５・・・・・・ホルダ、　５ａ・・・・・・テーパ面、
６・・・・・・第２のフック、６ｂ・・・・・第１のテ
ーノＥ面、６Ｃ・・・・・・第２のチーツク面、 ７・・・・・・第２　ノドローバー、 ７ａ・・・・・テーパ面、　８・・・・・ナツト、９・
・・・・・ばね受け部材、　】０・・・・・・補助ホル
ダ、】１・・・・・・スプリング、１２・・・・・押圧
手段。 特許出願人　三井精機工業株式会社 　８−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 高周波モータの回転軸内に固定され、後端の内面に後方
   に拡がるチー・や面が形成されたホルダと、 このホルダ内に摺動可能に設けられ、先端部は前記回転
   軸の先端に工具を挿着するようにした第１のドローバ−
   に係止し、後端部は外面に前記ホルダのチー・母面と係
   合する第１のチー・ぐ面が形成され、内面には後方にす
   ぼまる第２のチー７４面が形成されたすり割のフックと
   、 このフックに先端部が嵌挿されると共に、前記第２のチ
   ー７４面と係合するテーパ面が形成され、かつ後端に取
   付けられたばね受け部材と前記ホルダとの間に引上げ用
   のスプリングが設けられた第２のドローバ−１ とを備えたことを特徴とする工具引上げ装置を組込んだ
   高周波モータ。