JPS6011399Y2 - 太陽熱利用装置 - Google Patents
太陽熱利用装置Info
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- JPS6011399Y2 JPS6011399Y2 JP17305481U JP17305481U JPS6011399Y2 JP S6011399 Y2 JPS6011399 Y2 JP S6011399Y2 JP 17305481 U JP17305481 U JP 17305481U JP 17305481 U JP17305481 U JP 17305481U JP S6011399 Y2 JPS6011399 Y2 JP S6011399Y2
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- water
- storage tank
- heat
- temperature
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/40—Solar thermal energy, e.g. solar towers
Landscapes
- Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は太陽熱を利用して給湯を行なう太陽熱利用装
置に関する。
置に関する。
このような太陽熱利用装置のひとつとして第1図および
第2図に示されるような構成のものが知られている。
第2図に示されるような構成のものが知られている。
この従来の太陽熱利用装置は自然循環型であって、太陽
熱を吸収して水を加熱する集熱器1を二つ備えたもので
ある。
熱を吸収して水を加熱する集熱器1を二つ備えたもので
ある。
集熱器1の上方には温水を蓄える貯湯槽2′が備えられ
ている。
ている。
それぞれの集熱器1の内部にはリバース・リターン型の
水路3が設けられており、この水路への入口となる下降
管4がこの水路3を貯湯槽2′の下方につなぎ、出口と
なる上昇管5がこの水路3を貯湯槽2′の上方につなぐ
ようにしている。
水路3が設けられており、この水路への入口となる下降
管4がこの水路3を貯湯槽2′の下方につなぎ、出口と
なる上昇管5がこの水路3を貯湯槽2′の上方につなぐ
ようにしている。
このようにしておくと、ポンプを使わなくても貯湯槽2
′−下降管4−水路3−上昇管5−貯湯槽2′と水が循
環して、貯湯槽2′内の湯温か上昇する。
′−下降管4−水路3−上昇管5−貯湯槽2′と水が循
環して、貯湯槽2′内の湯温か上昇する。
貯湯槽2′の一方側面にはその底部においてジスターン
7が接続されている。
7が接続されている。
このジスターン7および貯湯槽2′は外箱8の中に納め
られるようになっている。
られるようになっている。
第2図ではこの外箱8は省略されている。
ジスターン7には水道管9がはいっており、貯湯槽2′
内の湯が減って水位が下がるとボールタップ10の働き
により、自動的に水がジスターン7にはいるようになっ
ている。
内の湯が減って水位が下がるとボールタップ10の働き
により、自動的に水がジスターン7にはいるようになっ
ている。
そして、ジスターン7の水は貯湯槽2′の底部から貯湯
槽2′内に供給されるようになっている。
槽2′内に供給されるようになっている。
貯湯槽2′の他方側面にはその上部において給湯パイプ
11が接続されている。
11が接続されている。
給湯パイプ11の末端には蛇口12等が接続され、ここ
から給湯が行なわれるようになっている。
から給湯が行なわれるようになっている。
外箱8の前面には反射板が取り付けられ、ここに当った
直射日光を集熱器1に反射して集熱器の採熱量を増やす
ようにしている。
直射日光を集熱器1に反射して集熱器の採熱量を増やす
ようにしている。
この従来の太陽熱利用装置は、次のようにして給湯を行
なう。
なう。
すなわち、オーバフロ一方式による給湯であって、蛇口
12をあけると貯湯槽2′の上方から温水が出てくる。
12をあけると貯湯槽2′の上方から温水が出てくる。
それと同時に貯湯槽2′の底部に水道水が供給されるの
である。
である。
このような太陽熱利用装置は構造が単純で、比較的保守
も少なくてすむため、非常に便利である。
も少なくてすむため、非常に便利である。
しかしながら、この従来の太陽熱利用装置は出湯温度が
変化しやすく、最初使用するとき湯温か高くても、次に
使用するときは湯温か低くなり易いという欠点を持って
いた。
変化しやすく、最初使用するとき湯温か高くても、次に
使用するときは湯温か低くなり易いという欠点を持って
いた。
湯を多量に使った後は特にそうである。
すなわち、湯を使用した後には、底部から供給された水
が対流等によって上方の残湯と混ざり、湯温を下げてし
まうからである。
が対流等によって上方の残湯と混ざり、湯温を下げてし
まうからである。
集熱器で湯温を再び上げるには時間がかかる。
この考案はこのような欠点を解決するためになされたも
ので、出湯温度を常に高く保つことができ、しかも採熱
量の多い太陽熱利用装置を提供するものである。
ので、出湯温度を常に高く保つことができ、しかも採熱
量の多い太陽熱利用装置を提供するものである。
これについて以下に説明する。この考案にかかる太陽熱
利用装置は、内部に温水を蓄える貯湯槽、および内部に
水路をもち太陽熱を吸収してこの水路を通る水を加熱す
る集熱器を備えた太陽熱利用装置であって、前記貯湯槽
には底面から所定の高さまで仕切りを設けることによっ
て複数のへやが作られているのであるが、前記仕切りは
、貯湯槽に対する水の出入口が別々のへやに配置され、
それぞれのへやには集熱器の水路に対する出入口が少な
くとも1組設けられ、しかも隣り合うへや間において水
の流通を可能とさせるようにして作られていることを特
徴としている。
利用装置は、内部に温水を蓄える貯湯槽、および内部に
水路をもち太陽熱を吸収してこの水路を通る水を加熱す
る集熱器を備えた太陽熱利用装置であって、前記貯湯槽
には底面から所定の高さまで仕切りを設けることによっ
て複数のへやが作られているのであるが、前記仕切りは
、貯湯槽に対する水の出入口が別々のへやに配置され、
それぞれのへやには集熱器の水路に対する出入口が少な
くとも1組設けられ、しかも隣り合うへや間において水
の流通を可能とさせるようにして作られていることを特
徴としている。
以下、図面にあられれた実施例にもとづいてこの考案を
説明する。
説明する。
第3図はこの考案にかかる太陽熱利用装置の1例をあら
れす。
れす。
図にみるように、この太陽熱利用装置は、貯湯槽2aの
内部に仕切り6が設けられ、分割型の貯湯槽となってい
るところが従来とは異なり、後は従来と同様である。
内部に仕切り6が設けられ、分割型の貯湯槽となってい
るところが従来とは異なり、後は従来と同様である。
すなわち、この太陽熱利用装置も自然循環型であって、
集熱器1を二つ備えたものである。
集熱器1を二つ備えたものである。
集熱器1の上方には貯湯槽2aを備えている。
二つの集熱器1の内部にはそれぞれリバース・リターン
型の水路3が設けられており、水路3への入口となる下
降管4がこの水路3を貯湯槽2aの下方につなぎ、水路
3の出口となる上昇管5がこの水路3を貯湯槽2aの上
方につなぐようにしている。
型の水路3が設けられており、水路3への入口となる下
降管4がこの水路3を貯湯槽2aの下方につなぎ、水路
3の出口となる上昇管5がこの水路3を貯湯槽2aの上
方につなぐようにしている。
貯湯槽2aの一方側面では、その底部において、貯湯槽
への水の入口となるジスターン7が接続されている。
への水の入口となるジスターン7が接続されている。
このジスターン7および貯湯槽2aは、ここでは省略し
たが外箱の中に納められるようになっている。
たが外箱の中に納められるようになっている。
ジスターン7には水道管9が接続され、貯湯槽2aの水
位によって水を出したり止めたりするポールタップ10
が備えられている。
位によって水を出したり止めたりするポールタップ10
が備えられている。
貯湯槽2aの他方側面では、その上部において末端に蛇
口12等を備えた給湯パイプ11が接続されており、こ
の給湯パイプ11は貯湯槽からの水の出口となっている
。
口12等を備えた給湯パイプ11が接続されており、こ
の給湯パイプ11は貯湯槽からの水の出口となっている
。
貯湯槽2a内の仕切り6はっぎのようにして設けられて
いる。
いる。
すなわち、貯湯槽2aには仕切り6によって二つのへや
が作られているのであるが、貯湯槽への水の入口すなわ
ちジスターン7と、貯湯槽からの温水の出口すなわち給
湯パイプ11が別々のへやに配置されれ、それぞれのへ
やには集熱器の水路3に対する水の出入口すなわち下降
管4および上昇管5が1組ずつ設けられるようにする。
が作られているのであるが、貯湯槽への水の入口すなわ
ちジスターン7と、貯湯槽からの温水の出口すなわち給
湯パイプ11が別々のへやに配置されれ、それぞれのへ
やには集熱器の水路3に対する水の出入口すなわち下降
管4および上昇管5が1組ずつ設けられるようにする。
そして、仕切り6の高さは満水時の水面よりも少し低く
し、隣り合うへやの間の水の流通を可能とするようにす
るのである。
し、隣り合うへやの間の水の流通を可能とするようにす
るのである。
この例ではへやごとに1枚の集熱器が設けられるように
なっている。
なっている。
この考案にかかる太陽熱利用装置は前記のような仕切り
を貯湯槽に設けるようにしているので、出湯温度を常に
高く保つことができる。
を貯湯槽に設けるようにしているので、出湯温度を常に
高く保つことができる。
このことを次に詳しく説明する。
この太陽熱利用装置もオーバーフロ一方式によって給湯
が行なわれる。
が行なわれる。
蛇口12をあけると給湯パイプ11が配置されたへやA
から湯が流れ出る。
から湯が流れ出る。
へやAの水面が下がると、ジスターン7の配置されたへ
やBからへやAに湯が流れ込む。
やBからへやAに湯が流れ込む。
同時に、ジスターン7から水道水が入り、へやBの残湯
を押し上げる。
を押し上げる。
給湯後へやBでは温水と水道水が混ざり湯温か下がるが
、仕切り6によってへやBと隔てられたへやAでは湯温
か下がらない。
、仕切り6によってへやBと隔てられたへやAでは湯温
か下がらない。
温度の低くなったへやBの湯が仕切り6を越えてへやA
へ移ることがあるとしても、わずかであって無視できる
。
へ移ることがあるとしても、わずかであって無視できる
。
もっとも、へやBの湯温がへやAの湯温よりも最初から
低い場合は、給湯時へやBからへやAへ湯が流れること
によってへやAの湯温は少し下がる。
低い場合は、給湯時へやBからへやAへ湯が流れること
によってへやAの湯温は少し下がる。
しかし、従来のように水道水が混ざって大きく出湯温度
が下がるというようなことは決してない。
が下がるというようなことは決してない。
仕切りとして次に説明するよ・うなものを用いると、給
湯時以外におけるへやAとBの湯の混合が全く防止され
るので、便利である。
湯時以外におけるへやAとBの湯の混合が全く防止され
るので、便利である。
第4図に示されるように、この仕切り13は壁部14の
上端が一部切り欠かれている。
上端が一部切り欠かれている。
この切り欠き部には、これと同じ形をした閉塞板15が
次のようにして取り付けられている。
次のようにして取り付けられている。
すなわち、閉塞板15は、その上端において面に沿って
固定された軸16の両端を壁部14の上端に溝付き金具
17等を用いて回転可能に固定することにより、この軸
16を中心として揺動することができるように取り付け
られているのである。
固定された軸16の両端を壁部14の上端に溝付き金具
17等を用いて回転可能に固定することにより、この軸
16を中心として揺動することができるように取り付け
られているのである。
閉塞板15の上端には、両端に浮き(ボール)18を備
えた棒体19が軸16とほぼ直交するよう固定されてい
る。
えた棒体19が軸16とほぼ直交するよう固定されてい
る。
仕切り13の壁部14の高さは水面と同じかあるいはそ
れよりも高くなっている。
れよりも高くなっている。
この仕切り13は第5図aおよびbで説明、されるよう
にして働く。
にして働く。
a図は給湯を行なわないときの状態を示し、へやA、
Bは両者とも満水の状態である。
Bは両者とも満水の状態である。
へやA、 Bの水位が等しいため、閉塞板15はどちら
にも傾かない。
にも傾かない。
そのため、へやAおよびBは仕切られたままであって、
両者の湯は全く混合されない。
両者の湯は全く混合されない。
b図は給湯を行なったため、へやAの水位が下がった状
態を示す。
態を示す。
この場合には、へやA側の浮き18が下がるため、閉塞
板15が傾く。
板15が傾く。
そのため、へやBからAに湯が流れ込む。
第6図で示されるように、前記仕切り13の閉塞板15
の下方に降下管20を設け、へやBから流れてくる温水
をへやAの底部へ導くようにすると、へやBの湯温がへ
やAの湯温よりも低い場合であっても、給湯温度があま
り下がらないのでよい。
の下方に降下管20を設け、へやBから流れてくる温水
をへやAの底部へ導くようにすると、へやBの湯温がへ
やAの湯温よりも低い場合であっても、給湯温度があま
り下がらないのでよい。
すなわち、給湯時におけるへやA(!:Bの湯の混合が
妨げられるからである。
妨げられるからである。
第7図はこの考案はかかる太陽熱利用装置の他の例をあ
られす。
られす。
この例も前記第3図のものと同じ自然循環型である。
この太陽熱利用装置は集熱器1を三つ備え、貯湯槽2b
がA、 B、 Cの三つのへやに仕切られているところ
が第3図のものと異なり、あとは同じである。
がA、 B、 Cの三つのへやに仕切られているところ
が第3図のものと異なり、あとは同じである。
すなわち、第3図のものと同じようにして仕切り6,6
または13゜13を設けるのである。
または13゜13を設けるのである。
そして、ジスターン7および給湯パイプ11が両端のへ
や、すなわちAとBに設けられるようにすると、B、C
,Aの順に湯温が高くなる。
や、すなわちAとBに設けられるようにすると、B、C
,Aの順に湯温が高くなる。
そのため、第3図のものよりもさらに出湯温度が安定す
る。
る。
同じようにして、集熱器およびへやを多数設けるように
してもよい。
してもよい。
また、へやAと接続している集熱器に選択吸収膜を使用
したものを用いるようにすると、出湯温度がさらに高く
なるので好ましい。
したものを用いるようにすると、出湯温度がさらに高く
なるので好ましい。
これまでの例ではへやの数と同じ数の集熱器が設けられ
るようになっているが、必ずしもこのようにする必要は
なく、たとえば一つの集熱器を二つの区域に分けて各へ
やへの循環水路を設けるようであってもよい。
るようになっているが、必ずしもこのようにする必要は
なく、たとえば一つの集熱器を二つの区域に分けて各へ
やへの循環水路を設けるようであってもよい。
すなわち、この場合、集熱器の水路には少なくともへや
の数と同じ組数の出入口が設けられなければならないの
である。
の数と同じ組数の出入口が設けられなければならないの
である。
また、先の実施例では一つのへやに1組の水路の出入口
が設けられるようにしているが、必ずしもこのようにす
る必要はなく、多数組の出入口が設けられるようにして
もよい。
が設けられるようにしているが、必ずしもこのようにす
る必要はなく、多数組の出入口が設けられるようにして
もよい。
さらに、水の循環方法も必ずしも自然循環方式が採用さ
れるとは限らず、ポンプを使用した強制循環方式が採用
されてもよい。
れるとは限らず、ポンプを使用した強制循環方式が採用
されてもよい。
この考案にかかる太陽熱利用装置はこのように構成され
るものであって、貯湯槽内に仕切りを設けて複数のへや
を作り、この仕切りが、貯湯槽に対する水の出入口が別
々のへやに配置され、それぞれのへやには集熱器の水路
に対する出入口が少なくとも1組設けられ、しかも隣り
合うへや間において水の流通を可能とさせるようにして
作られているので、従来のように貯湯槽の全部の残湯が
水道水と混合されるというようなことがなく、出湯温度
の高温安定化ができ、しかも採熱量が増大する。
るものであって、貯湯槽内に仕切りを設けて複数のへや
を作り、この仕切りが、貯湯槽に対する水の出入口が別
々のへやに配置され、それぞれのへやには集熱器の水路
に対する出入口が少なくとも1組設けられ、しかも隣り
合うへや間において水の流通を可能とさせるようにして
作られているので、従来のように貯湯槽の全部の残湯が
水道水と混合されるというようなことがなく、出湯温度
の高温安定化ができ、しかも採熱量が増大する。
つぎに実施例と比較例の採熱特性および出湯温度特性の
比較を行なう。
比較を行なう。
実施例の太陽熱利用装置は第3図に示されるものであっ
て、貯湯槽の容量はへやAが100f、へやBが100
/の計200/である。
て、貯湯槽の容量はへやAが100f、へやBが100
/の計200/である。
比較例の太陽熱利用装置は第1図に示されるものであっ
て貯湯槽の容量は200 Jである。
て貯湯槽の容量は200 Jである。
実施例および比較例の太陽熱利用装置を用いて3日間採
熱を行ない、その間1日1回給湯を行なった。
熱を行ない、その間1日1回給湯を行なった。
給湯前および給湯後における実施例のへやA、 Bの湯
温および比較例の貯湯槽の湯温を第1表に示す。
温および比較例の貯湯槽の湯温を第1表に示す。
さらに、実施例および比較例の採熱量および出湯温度を
第2表に示す。
第2表に示す。
ただし、1回の給湯量は両者とも100でとした。
水道水の温度は20℃であって、実施例でのへやA、
Bおよび比較例での貯湯槽のスタート時における各水温
は20℃であった。
Bおよび比較例での貯湯槽のスタート時における各水温
は20℃であった。
採熱量の計算は放熱がないものとして行なった。
*l 天気が悪く、かつ湯温か35℃と高いため、採熱
が行なわれなかった。
が行なわれなかった。
*2. *3 高温になると採熱しにくくなるので、
前日に2.5℃の温度差があったにもかかわらずこの出
−11℃の温度差になっていた。
前日に2.5℃の温度差があったにもかかわらずこの出
−11℃の温度差になっていた。
第2表に示された結果かられかるように、実施例は比較
例に比べ採熱量が多く、出湯温度の平均値も高い。
例に比べ採熱量が多く、出湯温度の平均値も高い。
また、比較例では出湯温度がばらつき最高と最低の温度
差Rが16℃であるのに対し、実施例ではばらつきがな
くRは0℃である。
差Rが16℃であるのに対し、実施例ではばらつきがな
くRは0℃である。
なお、不凍液を使った間接加熱式の太陽熱利用装置では
、以下に説明するように、蓄熱槽に過昇温防止弁を備え
るようにすると、不凍液が過熱されて蒸発や変質すると
いうようなことを防止することができるので、非常に便
利である。
、以下に説明するように、蓄熱槽に過昇温防止弁を備え
るようにすると、不凍液が過熱されて蒸発や変質すると
いうようなことを防止することができるので、非常に便
利である。
まず、従来の太陽熱利用装置を第8図を用いて説明する
。
。
図に見るように、この太陽熱利用装置は太陽熱を吸収す
る集熱器(コレクタ)21.内部に温水を蓄える密閉式
の蓄熱槽22′を備えている。
る集熱器(コレクタ)21.内部に温水を蓄える密閉式
の蓄熱槽22′を備えている。
蓄熱槽22′の内部には下方に熱交換器23が設けられ
ている。
ている。
また、蓄熱槽22′の上部には安全弁24および末端に
蛇口26等を備えた給湯パイプ25が接続され、下部に
は水道管27が接続されている。
蛇口26等を備えた給湯パイプ25が接続され、下部に
は水道管27が接続されている。
安全弁24は蓄熱槽22′に大きな圧力がかからないよ
うにするためのもので、0.95kg/cl程度に設定
するのがよい。
うにするためのもので、0.95kg/cl程度に設定
するのがよい。
熱交換器23は送流管(往管)2&lおよび還流管(復
管)28bによって集熱器21と接続され、送流管28
aの中間部にはポンプ29が設けられている。
管)28bによって集熱器21と接続され、送流管28
aの中間部にはポンプ29が設けられている。
熱交換器23、送流管28a1集熱器21、還流管28
bの系(コレクタ系)内には熱媒体として、エチレング
リコールの30%水溶液等の不凍液が満たされており、
水とは異なって冬でも凍結することがなく、熱媒体の凍
結によるコレクタ系の破損の心配が全くない。
bの系(コレクタ系)内には熱媒体として、エチレング
リコールの30%水溶液等の不凍液が満たされており、
水とは異なって冬でも凍結することがなく、熱媒体の凍
結によるコレクタ系の破損の心配が全くない。
この太陽熱利用装置はコントローラ30を備えており、
このコントローラ30は集熱器21の上方および蓄熱槽
22′の上方に取り付けられた温度センサ31および3
2の示す温度に応じてポンプ29を動かしたり止めたり
する。
このコントローラ30は集熱器21の上方および蓄熱槽
22′の上方に取り付けられた温度センサ31および3
2の示す温度に応じてポンプ29を動かしたり止めたり
する。
この太陽熱利用装置はつぎのようにして太陽熱の集熱を
行なう。
行なう。
温度センサ31の温度T□が温度センサ32の温度T2
よりも2〜10℃高くなると、コントローラ30がポン
プ29を回す。
よりも2〜10℃高くなると、コントローラ30がポン
プ29を回す。
ポンプ29は不凍液を熱交換器23→送流管28a→集
熱器21→還流管28b→熱交換器23と循環させる。
熱器21→還流管28b→熱交換器23と循環させる。
集熱器21で太陽光によって加熱された不凍液は熱交換
器23を通る間に蓄熱槽22′内の水に熱を伝え温水と
する。
器23を通る間に蓄熱槽22′内の水に熱を伝え温水と
する。
このようにして、蓄熱槽22′に太陽熱が蓄えられるの
である。
である。
還流管28bには、膨張タンク33が備えられており、
不凍液が熱せられて体積が膨張すると、その膨張体積分
はここに蓄えられる。
不凍液が熱せられて体積が膨張すると、その膨張体積分
はここに蓄えられる。
蓄熱槽22′に蓄えられた温水は蛇口26等から出すこ
とによって利用することができる。
とによって利用することができる。
温水が出ると、水道管27から蓄熱槽22′内に水が供
給されるようになっている。
給されるようになっている。
しかしながら、この従来の太陽熱利用装置は不凍液の飛
散(蒸発)、変質が発生しやすいという欠点があった。
散(蒸発)、変質が発生しやすいという欠点があった。
すなわち、熱交換器に不凍液を通して水を間接的に温め
るため、普通は不凍液の温度は水温より5〜10°C程
度高い。
るため、普通は不凍液の温度は水温より5〜10°C程
度高い。
したがって、温水の温度が90℃を越えた時、不凍液の
温度は100℃前後にも達するのである。
温度は100℃前後にも達するのである。
たとえば、不凍液として用いられるプロピングリコール
50%水溶液は沸騰温度が106℃であるため、前述の
ごと<100℃前後に達すると蒸発や変質が生じる。
50%水溶液は沸騰温度が106℃であるため、前述の
ごと<100℃前後に達すると蒸発や変質が生じる。
第9図は、不凍液の蒸発や変質が生じにくい太陽熱利用
装置の1例をあられす。
装置の1例をあられす。
この太陽熱利用装置は密閉式蓄熱槽22aに過昇温防止
弁34が取り付けられているところが従来とは異なり、
他の構造、太陽熱の採熱方法および温水の利用方法は従
来と同様である。
弁34が取り付けられているところが従来とは異なり、
他の構造、太陽熱の採熱方法および温水の利用方法は従
来と同様である。
すなわち、蓄熱槽22aの内部には下方に熱交換器23
が設けられている。
が設けられている。
蓄熱槽22aの上部には安全弁24および末端に蛇口2
6等を備えた給湯パイプ25が接続され、温度センサ3
2が取り付けられている。
6等を備えた給湯パイプ25が接続され、温度センサ3
2が取り付けられている。
蓄熱槽22aの下部には水道管27が接続されている。
熱交換器23は送流管28aおよび還流管28bによっ
て集熱器21と接続され、送流管28aの中間部にはポ
ンプ29が設けられている。
て集熱器21と接続され、送流管28aの中間部にはポ
ンプ29が設けられている。
集熱器21の上部には温度センサ31が取り付けられ、
還流管28bには膨張タンク33が備えられている。
還流管28bには膨張タンク33が備えられている。
コントローラ30は温度センサ31および32の示す温
度に応じてポンプ29を動かしたり止めたりする。
度に応じてポンプ29を動かしたり止めたりする。
過昇温防止弁34は、蓄熱槽22a内の湯温か設定温度
を越えると開く。
を越えると開く。
そのようなものとしては、たとえばサーモワックスを利
用した弁や、温度センサと電磁弁を組み合わせたものが
用いられる。
用した弁や、温度センサと電磁弁を組み合わせたものが
用いられる。
過昇温防止弁34の設定温度は70〜80℃付近にする
とよく、設置位置は熱交換器23の上端とほぼ同じ高さ
位置にするとよい。
とよく、設置位置は熱交換器23の上端とほぼ同じ高さ
位置にするとよい。
図中、矢印りで示される同域内がそれである。
過昇温防止弁34が開くと、ここから湯が流れ出る。
そのため、水道管27から蓄熱槽22a内に水道水が入
り込み、熱交換器23を冷やす。
り込み、熱交換器23を冷やす。
これにより、不凍液の温度が75〜85℃付近以下に保
たれ、不凍液の蒸発や変質が防止されるのである。
たれ、不凍液の蒸発や変質が防止されるのである。
熱交換器23は蓄熱槽22aのできるだけ下部に設けら
れるようにするとよい。
れるようにするとよい。
そのようにすると、水道水でよく冷やされ、また、流入
する水も少なくて済み、蓄熱槽22a内の湯温を大きく
下げなくてすむからである。
する水も少なくて済み、蓄熱槽22a内の湯温を大きく
下げなくてすむからである。
第10図は不凍液の蒸発や変質が生じにくい太陽熱利用
装置の他の例をあられす。
装置の他の例をあられす。
この太陽熱利用装置は前記の例とは異なり、開放式蓄熱
槽22bを備えている。
槽22bを備えている。
蓄熱槽22bのこの構造が前記の例とは異なるだけであ
り、採熱手段および採熱方法は同様である。
り、採熱手段および採熱方法は同様である。
蓄熱槽22bの側壁の上方には水道管27が接続されて
おり、この水道管27は蓄熱槽22bの内部で2本に分
かれている。
おり、この水道管27は蓄熱槽22bの内部で2本に分
かれている。
一方にはボールタップ35が取り付けられ、蓄熱槽22
bの水面が下がると、ここから自動的に水が供給される
。
bの水面が下がると、ここから自動的に水が供給される
。
他方には過昇温防止弁34が取り付けられている。
ボールタップ35の下方には導水管36が備えられ、水
が蓄熱槽22bの底部から供給されるようになっている
。
が蓄熱槽22bの底部から供給されるようになっている
。
蓄熱槽22b(7)側壁には水道管27のほかにオーバ
ーフロー管37および給湯パイプ38が接続されている
。
ーフロー管37および給湯パイプ38が接続されている
。
オーバーフロー管37は水面がある高さ以下になるとこ
こから水を流しだすようになっている。
こから水を流しだすようになっている。
給湯パイプ38の末端には蛇口26が設けられ、ここを
あけてポンプ39を回転させると湯が供給される。
あけてポンプ39を回転させると湯が供給される。
過昇温防止弁34としてサーモワックスを利用したもの
を使用する場合は弁部を湯に漬けておく必要がある。
を使用する場合は弁部を湯に漬けておく必要がある。
蓄熱槽22bの湯温が過昇温防止弁34の設定温度以上
になると、この過昇温防止弁が開き、市水を上部から流
入させて蓄熱槽22bの湯全体の温度を下げ、蓄熱槽2
2b内部下方に設けられた熱交換器23を冷やす。
になると、この過昇温防止弁が開き、市水を上部から流
入させて蓄熱槽22bの湯全体の温度を下げ、蓄熱槽2
2b内部下方に設けられた熱交換器23を冷やす。
そのため、不凍液が過熱される心配がない。
水が多量に入る場合はオーバーフロー管37より水が外
に流れ出るので、蓄熱槽22bから水があふれる心配が
ない。
に流れ出るので、蓄熱槽22bから水があふれる心配が
ない。
このように、ここで説明した太陽熱利用装置は蓄熱槽に
過昇温防止弁を備えるようにしているので、不凍液が設
定温度以下に保たれ、したがって不凍液の飛散、変質が
防止され、長期間性能が低下しないのである。
過昇温防止弁を備えるようにしているので、不凍液が設
定温度以下に保たれ、したがって不凍液の飛散、変質が
防止され、長期間性能が低下しないのである。
第1図は従来の太陽熱利用装置の斜視図、第2図は従来
の太陽熱利用装置の概略説明図、第3図はこの考案にか
かる太陽熱利用装置の1例をあられす概略説明図、第4
図は仕切りの1例をあられす部分的斜視図、第5図a、
bは仕切りの動きの説明図、第6図は仕切りに設けら
れた降下管の概略説明図、第7図はこの考案にかかる太
陽熱利用装置の他の例をあられす概略説明図、第8図は
従来から用いられている間接加熱式の太陽熱利用装置の
説明図、第9図は不凍液の蒸発や変質が生じにくい間接
加熱式太陽熱利用装置の1例をあられす概略説明図、第
10図は同じく不凍液の蒸発や変質が生じにくい間接加
熱式太陽熱利用装置の他の例をあられす概略説明図であ
る。 1・・・・・・集熱器、2a、2b・・・・・・貯湯槽
、3・・・・・・水路、4・・・・・・水路への入口と
なる下降管、5・・・・・・水路の出口となる上昇管、
6,13・・・・・・仕切り、7・・・・・・貯湯槽へ
の水の入口となるジスターン、11・・・・・・貯湯槽
からの温水の出口となる給湯パイプ、A、 B・・・・
・・へや。
の太陽熱利用装置の概略説明図、第3図はこの考案にか
かる太陽熱利用装置の1例をあられす概略説明図、第4
図は仕切りの1例をあられす部分的斜視図、第5図a、
bは仕切りの動きの説明図、第6図は仕切りに設けら
れた降下管の概略説明図、第7図はこの考案にかかる太
陽熱利用装置の他の例をあられす概略説明図、第8図は
従来から用いられている間接加熱式の太陽熱利用装置の
説明図、第9図は不凍液の蒸発や変質が生じにくい間接
加熱式太陽熱利用装置の1例をあられす概略説明図、第
10図は同じく不凍液の蒸発や変質が生じにくい間接加
熱式太陽熱利用装置の他の例をあられす概略説明図であ
る。 1・・・・・・集熱器、2a、2b・・・・・・貯湯槽
、3・・・・・・水路、4・・・・・・水路への入口と
なる下降管、5・・・・・・水路の出口となる上昇管、
6,13・・・・・・仕切り、7・・・・・・貯湯槽へ
の水の入口となるジスターン、11・・・・・・貯湯槽
からの温水の出口となる給湯パイプ、A、 B・・・・
・・へや。
Claims (1)
- 内部に温水を蓄える貯湯槽、および内部に水路をもち太
陽熱を吸収してこの水路を通る水を加熱する集熱器を備
えた太陽熱利用装置であって、前記貯湯槽には底面から
所定の高さまで仕切りを設けることによって複数のへや
が作られているのであるが、前記仕切りは、貯湯槽に対
する水の出入口が別々のへやに配置され、それぞれのへ
やには集熱器の水路に対する出入口が少なくとも1組設
けられ、しかも隣り合うへや間において水の流通を可能
とさせるようにして作られていることを特徴とする太陽
熱利用装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17305481U JPS6011399Y2 (ja) | 1981-11-19 | 1981-11-19 | 太陽熱利用装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17305481U JPS6011399Y2 (ja) | 1981-11-19 | 1981-11-19 | 太陽熱利用装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5878448U JPS5878448U (ja) | 1983-05-27 |
JPS6011399Y2 true JPS6011399Y2 (ja) | 1985-04-16 |
Family
ID=29964924
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17305481U Expired JPS6011399Y2 (ja) | 1981-11-19 | 1981-11-19 | 太陽熱利用装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6011399Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-11-19 JP JP17305481U patent/JPS6011399Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5878448U (ja) | 1983-05-27 |
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