JP2579500B2 - 横型貯湯式電気温水器 - Google Patents

横型貯湯式電気温水器

Info

Publication number
JP2579500B2
JP2579500B2 JP26013587A JP26013587A JP2579500B2 JP 2579500 B2 JP2579500 B2 JP 2579500B2 JP 26013587 A JP26013587 A JP 26013587A JP 26013587 A JP26013587 A JP 26013587A JP 2579500 B2 JP2579500 B2 JP 2579500B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
water storage
heater
storage tank
supply port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP26013587A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01102244A (ja
Inventor
武文 鈴木
眞之 兼松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YUPATSUKU KK
Chubu Electric Power Co Inc
Original Assignee
YUPATSUKU KK
Chubu Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YUPATSUKU KK, Chubu Electric Power Co Inc filed Critical YUPATSUKU KK
Priority to JP26013587A priority Critical patent/JP2579500B2/ja
Publication of JPH01102244A publication Critical patent/JPH01102244A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2579500B2 publication Critical patent/JP2579500B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はタンクを横長に設置した横型貯湯式電気温水
器に関する。
(従来の技術) 貯湯式電気温水器には貯湯タンクを縦長においた縦型
のもの(実公昭49−12696号公報参照)と、貯湯タンク
を横長に置いた横型のもの(実開昭55−134991号公報や
実開昭61−52151号公報記載のもの)がある。
(発明が解決しようとする問題点) 縦型の貯湯式電気温水器では、つぎの問題がある。
スペースの有効活用の面から見ると、一般には貯湯量
を多くしようとすると、高さ方向に寸法が伸び、背の高
い温水器の形状となる。しかしながら、背の高さを制限
すると、その分貯湯タンクの直径が大きくなり、外板の
床面形状も正方形状となり横長スペースのベランダ等に
設置した場合、温水器のみが突出して違和感を出した
り、スペースの有効活用を妨げることになる。また、貯
湯量の変化に対応するためには、貯湯タンクの直径の変
化が必要とされ、貯湯タンク上下の傾斜をもった直径の
異なる数種の上下板の用意が必要になる等、生産面でも
支障が生じる。
横型の貯湯式電気温水器では、上記の問題がないので
スペースの有効利用の面では有効であるが、つぎの問題
がある。
すなわち、タンク内でのヒーター位置が一般的にいっ
て高くなり、沸き上げ性能を左右するヒーター下部の容
量が多くなってタンク一杯の容量を沸き上げることがで
きない。
また、出湯性能を考えると、タンク最頂部が水平のた
め、沸き上げ湯量を最後まで有効に取り出せなかった
り、加温中に空気溜りが生じ出湯時に湯と共に排出し、
蛇口よりスムーズな出湯を妨げたりする。すなわち、貯
湯タンクの水平な頂部に残湯があるにもかかわらず、給
湯口付近の水が先に給湯口から出て、沸き上げ湯量を有
効に給湯しなかったり、加温中に水より分離した空気が
気泡となって上昇し、貯湯タンクの頂部に空気溜りとし
て残溜し、給湯と共に排出され、蛇口より湯と共に熱い
空気となって排出されるという危険がある。
本発明はかかる事情に鑑み、スペースの有効利用が可
能な横型の貯湯式電気温水器において、タンク内の全量
の沸き上げが可能で、全湯量を取り出すことが可能な横
型貯湯式電気温水器を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明の横型貯湯式電気温水器は、略円筒形の貯湯タ
ンクを横長に配置し、該貯湯タンクの上縁と下縁を貯湯
タンクの長手方向に沿って傾斜させ、傾斜によって生じ
た上縁の最も高い位置に出湯口を形成し、傾斜によって
生じた下縁の最も低い位置に給水口を形成し、給水口の
直近上部にヒーターを設置し、該ヒーターの上部にバッ
フルを設けたことを特徴とする。
(作用) 本発明によれば、湯の残量がどんなに少なくなって
も、湯や空気が貯湯タンク上縁の傾斜に沿って給湯口へ
移動するので、湯の全量を給湯でき、しかも残湯量が少
ないときにも給湯のとぎれが生じず円滑かつ確実であ
る。さらに空気がスムーズに給湯口に集められ、加温に
よる膨脹水と共に、タンクの安全装置として設けられた
逃し弁より、そのつど排出されるので、蛇口から飛散す
ることがなく安全である。また、給水口からの給水も貯
湯タンク下縁の最下部より進入し、傾斜に沿って水がス
ムーズに湯の下へ下へと移動するので、比重の重い冷水
によって比重の軽い湯を上方に押し上げ、このとき冷水
と湯の境界面をかきみだすことがない。よって、給水時
に熱湯の温度を低下させないので、熱い湯を最後まで有
効に給湯できる。
また、ヒーターは給水口の直近上部すなわち貯湯タン
クの最下部に配置しているので、貯湯タンク内の全水量
を熱湯に沸し上げることができる。とりわけ横型温水器
ではヒーター位置が少しでも高いとヒーター下の容積が
大きくなるので、加熱できない水量が多くなるという問
題があるが、本発明ではこの問題は全面的に解消でき
る。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例に係る横型貯湯式電気温水
器の長手方向に沿った断面図、第2図は第1図の給湯口
と給水口を通る短手方向に沿った断面図である。
第1〜2図において、貯湯タンク1は略円筒形の圧力
容器であるが、その上縁は長手方向において、図中左側
からも図中右側からも、端から中央に向かって上向くよ
うに傾斜させている。そして、傾斜によって生じた最も
高い位置に出湯口2が形成されている。また、貯湯タン
ク1の下縁は長手方向において図中左側からも図中右側
からも、端から中央に向かって下向くように傾斜させて
いる。そして、傾斜によって生じた最も低い位置に給水
口3が形成されている。
前記給湯口2には給湯管が接続され、その先にはタン
クの安全装置としての逃し弁、そしてその延長上に蛇口
が取付けられる。前記給水口3には給水管が接続され
る。
貯湯タンク1の断面形状は第2図に示すように略円筒
形であり、短手方向断面でみても給湯管は最上位に、給
水管は最下位に取付けられる。
前記給水口3の直近上部にはヒーター5が配置されて
いる。このようにして、ヒーター5を貯湯タンク1の最
下部に設置することにより、ヒーター5より下方の水量
を最小限にでき、貯湯タンク1の水のほぼ全量を熱湯に
沸し上げることを可能としている。
前記ヒーター5の上方には給水流の勢いを減するバッ
フル4が取付けられている。なお、6はサーモスタッ
ト、7はタンク支え、8は断熱材、9は外板である。
上記の電気温水器は天井コーナー等に設置する横型貯
湯式電気温水器で、給水口および出湯口をタンク下方お
よびタンク上方の任意の位置に設けた場合で、サービス
面の位置が任意の位置に欲しい時に適し、部屋の上部コ
ーナーのデッドスペースを有効に活用できる温水器であ
る。
第3図は本発明の他の実施例を示している。この実施
例では、貯湯タンク1の図中右端から図中左端に向けて
上縁を上向きに、下縁を下向きに傾斜させており、貯湯
タンク1の図中左端に生じた最上部に給湯口2を形成
し、最下部に給水口3を形成したものである。そして、
このタイプは、床下等に設置する横型貯湯式電気温水器
で、給水口及び出湯口を片側に設けサービス面を片側だ
けにしたもので床下等のデッドスペースを有効に活用で
きるものである。
つぎに、上記2実施例に係る電気温水器における、給
水、加熱、出湯作用を説明する。
給湯する場合は、貯湯タンク1内の湯は給湯口2より
出湯し、湯の減少に応じて水道管等の圧力により、貯湯
タンク1底部の給水口3より冷水が給水され、冷水は比
重が重いので比重の軽い熱湯の下に充満し、熱湯を下か
ら押し上げる。給水時に給水される水には水流の勢いが
あるが、この水流の勢いをバッフル4に衝突させて弱め
ていることと、下縁の傾斜に沿って冷水が常に湯の下へ
下へと進入し、貯湯タンク1の下部より、貯湯タンク1
の隅々まで行きわたり、まんべんなく平均して水位が上
昇していくので、熱湯の下面を乱すことなく、給水でき
る。換言すれば、冷水は密度の小さい熱湯の下に進入し
て、熱湯と冷水の混合量の極めて少ない状態を作ること
ができ、したがって、熱湯は常時貯湯タンク1内の上部
に貯えられるので、湯は給湯口2より高い温度のまま出
湯されることができる。また、貯湯タンク1上部に溜ま
った加熱中に発生した気泡は上縁の傾斜面に沿って出湯
口2に集まり、加温による膨脹水と共に、タンクの安全
装置である逃し弁より、そのつど排出することができ空
気と熱湯が混ざって蛇口より飛散せず、しかもタンク1
の金属腐食を防ぐことができる。さらに出湯の最終段階
では、貯湯タンク1の最頂部を両端から傾斜させてある
ため出湯口2の方向に熱湯が順次集まってくるので完全
に熱湯の全量を出湯させ出湯性能が極めて良好となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る横型貯湯式電気温水器
の長手方向に沿った断面図である。 第2図は第1図の給湯口と給水口を通る短手方向に沿っ
た断面図である。 第3図は本発明の他の実施例の説明図である。 (符号の説明) 1……貯湯タンク、2……出湯口 3……給水口、4……バッフル 5……ヒーター、6……サーモスタット 7……タンク支え、8……断熱材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略円筒形の貯湯タンクを横長に配置し、該
    貯湯タンクの上縁と下縁を貯湯タンクの長手方向に沿っ
    て傾斜によって生じた上縁の最も高い位に出湯口を形成
    し、傾斜によって生じた下縁の最も低い位置に給水口を
    形成し、給水口の直近上部にヒーターを設置し、該ヒー
    ターの上部にバッフルを設けたことを特徴とする横型貯
    湯式電気温水器。
JP26013587A 1987-10-14 1987-10-14 横型貯湯式電気温水器 Expired - Lifetime JP2579500B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26013587A JP2579500B2 (ja) 1987-10-14 1987-10-14 横型貯湯式電気温水器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26013587A JP2579500B2 (ja) 1987-10-14 1987-10-14 横型貯湯式電気温水器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01102244A JPH01102244A (ja) 1989-04-19
JP2579500B2 true JP2579500B2 (ja) 1997-02-05

Family

ID=17343791

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26013587A Expired - Lifetime JP2579500B2 (ja) 1987-10-14 1987-10-14 横型貯湯式電気温水器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2579500B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012132615A (ja) * 2010-12-21 2012-07-12 Gastar Corp 液体収容タンク

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS529629Y2 (ja) * 1971-12-28 1977-03-01
JPS5125275Y2 (ja) * 1972-05-11 1976-06-28
JPS51127134U (ja) * 1975-04-09 1976-10-14
JPS55134991U (ja) * 1979-03-20 1980-09-25
JPS60149843A (ja) * 1984-01-18 1985-08-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 温水タンク
JPS61202044A (ja) * 1985-03-04 1986-09-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気温水器
JPH018910Y2 (ja) * 1985-09-09 1989-03-10

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01102244A (ja) 1989-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3484580A (en) Water heating system
US4522254A (en) Heat storage trough
US4510922A (en) Energy storage system having thermally stratified liquid
JP2579500B2 (ja) 横型貯湯式電気温水器
CA1187750A (en) Thermo storage water heater having extended heat withdrawal
US3437078A (en) Dual purpose hot water heating boilers
IE49640B1 (en) A heating system
JPS6355611B2 (ja)
KR200488942Y1 (ko) 무동력 온수순환 촉진장치 물통
JPS5986847A (ja) 温水ボイラ
GB2333145A (en) Storage waterheater with cold water overflow
JP4030390B2 (ja) 貯湯式給湯装置
WO2000050821A1 (en) Mixed boiler
JPS6011399Y2 (ja) 太陽熱利用装置
JPS6230673Y2 (ja)
CN212645445U (zh) 一种热交换器
CN209166194U (zh) 浆液冷凝侧板壳形板式换热器
KR200188264Y1 (ko) 대류 조절형 심야전기 온수기
CN100571881C (zh) 蒸发冷却电磁除铁器
CN2317411Y (zh) 带蓄汽罐的蒸汽锅炉
JPS6142020Y2 (ja)
US1867303A (en) Radiator attachment
US2124510A (en) Humidifier
JPS5833431Y2 (ja) 成層温度式蓄熱槽
JPS6135810A (ja) 液体の混合防止方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term