JPS6011208A - 過酸化水素の製造方法 - Google Patents

過酸化水素の製造方法

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JPS6011208A
JPS6011208A JP11367183A JP11367183A JPS6011208A JP S6011208 A JPS6011208 A JP S6011208A JP 11367183 A JP11367183 A JP 11367183A JP 11367183 A JP11367183 A JP 11367183A JP S6011208 A JPS6011208 A JP S6011208A
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hydrogen peroxide
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solution
mixture
hydrogenated
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JP11367183A
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パベル・イバノビチ・フイリモノフ
ジユリイ・イウステイノビチ・デルベンツエフ
エブゲニイ・ミハイロビチ・エメリヤノフ
ナタリヤ・アレクセエブナ・ペトロバ
アナトリイ・イバノビチ・ゴレブノフ
ブラドレン・バシリエビチ・ブルデイン
ニコライ・イバノビチ・ボルデンコフ
バレンテイナ・フエドロフナ・コサレバ
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GNII HIMII I CHIEFUNOROGII ERE
GOSUDARUSUTOUENNUI NAUCHINO ISUREDOWAACHIERESUKII INST HIMII I CHIEFUNOROGII EREMENTO RUGANICHIESUKIIFU SOEJINENUI
Original Assignee
GNII HIMII I CHIEFUNOROGII ERE
GOSUDARUSUTOUENNUI NAUCHINO ISUREDOWAACHIERESUKII INST HIMII I CHIEFUNOROGII EREMENTO RUGANICHIESUKIIFU SOEJINENUI
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は化学技術、特にアントラキノン法による過酸化
水素の製造方法に係る。
本発明による方法で製造される過酸化水素は化学工業、
繊維工業、木材および紙工業、家庭用薬品等に有用であ
る。
従来技術 過酸化水素を製造するアントラキノン法はアントラキノ
ンの有機溶液の触媒水素化反応および得られるアントラ
ヒドロキノンの酸化反応による出発アントラキノンと過
酸化水素の生成、並びにその後の過酸化水素の水による
抽出に基づいている。
アントラキノンとして用いるのは2−エチルアントラキ
ノン、2−イソブチルアント2キノン。
2−イソアミルアントラキノン、テトラヒドロアントラ
キノン、テトラヒドロエチルアントラキノン、テトラヒ
ドロインブチルアントラキノンおよびナト2ヒドロー2
−アミルチンドラキノン、ならびにその2元および3元
混合物である。使用するアントラキノン混合物はアント
ラキノン混合物の組成に依存して過酸化水素の収址を1
5〜448P/Lまで増加することが可能である(ソ連
邦発明者証第124420号、同第270704号参照
)。アントラキノン用有機溶剤としては芳香族参照)。
こうして、アントラキノン混合物の溶解用にキシレンお
よびオクタノ−ルー2の混合物を用いる方法が知られて
いる(ソ連邦発明者証第465070号参照)。しかし
ながら、こうした系の溶剤ではアントラヒドロキノンの
酸化速度が十分に速くはない。さらに、これらは酸化工
程の温度即ち30〜50℃では危険である。
アントラキノン混合物を有機溶剤に溶解してなる作業溶
液をアントラヒドロキノン混合物が生成するまで触媒水
素化し、アントラヒドロキノン混合物をアントラキノン
と過酸化水素が生成するまで酸素または酸素含有気体で
酸化し、酸化された作業溶液から脱イオン水を用いて過
酸化水素を抽出し、そして作業溶液を回収して水素化工
程に再循環する工程金倉む方法が知られている。酸化工
程では、アントラヒドロキノン溶液に、酸化された作業
溶液から抽出された過酸化水素の水溶液がpH6未満、
主としてpH2〜4になるような量で。
酸の水溶液が添加される。酸としては燐酸、硝酸または
硫酸および塩酸が用いられる(米国特許第321549
7号参照)。
この方法の実施は過酸化水素の高収率(98〜98チ)
によって特徴付けられる。また、抽出工程で作業溶液を
水によって乳化することが実質的に禁止される。
しかしながら、この方法で使用する溶剤系(ベンゼン−
オクチルアルコール)はベンゼン蒸気の低温での爆発の
故に酸化工程においてやや危険である。
さらに、水素化された作業溶液の酸性度が上記の範囲内
の場合、この方法は低い酸化速度で特徴付けられる。
これは、アントラヒドロキノンの解離が酸性媒体中では
禁止されている(反応速度を規定するアントラヒドロキ
ノンの酸化反応の中間生成物であるアントラセミキノン
イオンが実質的に不存在である)という事実によるもの
である。
この低速度の酸化は、酸化工程において高価な作業溶液
を大量に必要とし、この長い期間の処理は副次反応の進
行にあずかってアントラキノンのかな#)の損失をきた
すから方法の効率を低減する。
発明の目的 本発明は、酸化工程におけるプロセスパラメータを変更
することによって、この方法をよシ強力なものとすると
同時に過酸化水素の高収率を維持しかつ爆発の危険を最
小限化するような過酸化水素の製造方法を提供すること
を目的とする。
発明の構成および効果 この目的は、有機溶剤にアントラキノン混合物を溶解し
た作業溶液を解媒水素化してアントラヒドロキノン混合
物を生成し、アントラヒドロキノンを酸素または酸素含
有気体で酸化してアントラキノンと過酸化水素の混合物
を生成し、酸化された作業溶液から脱イオン水を用いて
過酸化水素を抽出し、そして作業溶液を回収して水素化
工程に再循環する工程を含む過酸化水素の製造方法にお
いて、水素化された作業溶液t−1その溶液の酸性度が
pH6,1〜8.7の範囲内にあるのを確保する量にお
ける酸タイプの過酸化水素安定化剤の存在下で、酸化す
ることによって達成される。
この安定化剤の使用は水素化された作業溶液の酸化速度
を過酸化水素の収率97〜99チにおいて15〜50%
増加させる。その結果、この方法はより強力なものとな
り、アントラキノンの損失は低減し、そして使用すべき
作業溶液の容積をより少なくすることを可能にする。
得られる過酸化水素の質を改良するために、酸タイプの
過酸化水素安定化剤として鉱酸の1〜10質31%水溶
液または弱鉱酸と強塩基の塩の1〜10質量係水溶液を
用いることが好ましい。爆発の危険を最小限化するため
に、アントラキノン混合物用有機溶剤としてグツイドク
メンおよび(または)メシチレンと、オクタノ−ルー2
の混合物を用いることが好ましい。プソイドクメンおよ
びメシチレンとオクタノ−ルー2の比率は1:1;2〜
3であるが、プソイドクメン対オクタノ−ルー2の比率
は1:l〜2に維持する。
本発明に依る過酸化水素の製造方法は以下のようにして
行なう。
有機溶剤にアントラキノン混合物を溶解して含む作業溶
液をニッケルまたはパラジウム触媒を用い、30〜60
℃の温度、大気圧または4にり重44以下の圧力の下で
、水素化せしめ、アントラキノン混合物の50〜60重
量%までを成すアントラヒドロキノン混合物を生成する
。それから水素化された作業溶液の中に酸タイプの過酸
化水素安定化剤を1作業溶液の酸性度をp’H6,1〜
8.7の範囲内に確保する量添加する。
pH1iae測定するために、水素化された作業溶液を
有機相と水性相の比率1:1〜2の水で処理し。
得られる水性抽出液のpHを測定する。同様に。
この液のp)J値は導電性物質を液中に導入して行なう
pH測定法で測定することも可能である。
こうして調製した水素化された作業溶液は30〜60℃
の温度、 7五タ重/dまでの圧力の下で酸素または酸
素含有気体で酸化し、アントラキノンと過酸化水素の混
合物を生成する。
本発明者らは、アントラキノンの水性または有機溶液中
における過酸化水素の解離速度は2日7.0で最小であ
るが、すべての有機溶剤中のアントラヒドロキノンの酸
化速度はその溶液OpH値(酸性度)の2から9.7に
相当する増加によって増加することを見い出した。
こうして、pH2〜8.7の範囲内において過酸化水素
の損失は2%を越えないが、酸化の速度は、H値の増加
と共に増加する。pHが8.7よシ上では酸化速度は増
加し続けるが、しかし過酸化水素の損失が2%を越え、
かつ酸化された作業溶液から脱イオン水を用いて過酸化
水素を抽出するとき過酸化水素の乳化が見られる。従っ
て、水素化した作業溶液の酸化速度を15〜35%増加
するためには上記溶液の酸性度をp)36.1〜8.7
に相当する値に維持しなければならない。
水素化された作業溶液の所要p)H値を確保するために
は実質的にすべての公知の酸タイプの過酸化水素安定化
剤を使用することができる。しかしながら、鉱酸の1〜
10重量%水溶液ならびに弱鉱酸と強塩基の塩の1〜1
0重量%水溶液がこの系では良好な脱孔化剤(de−e
mulsifier )でアシ。
好ましい。
酸化後、過酸化水素は作業溶液から30〜50℃の温度
の脱イオン水で抽出する。作業溶液は回収して水素化工
程へ再循環する。
本発明の方法で使用する作業溶液におけるアントラキノ
ン混合物として、2−エチルアントラキノン、テトラヒ
ドロ−2−エチルアントラキノンおよびテトラヒドロア
ントラキノンの3元混合物(合計含有iH0,9モル/
2以下)、そして2−アミル−アントラキノンおよびテ
トラヒドロ−2−アミルアントラキノンの2元混合物(
合計含有量1.5モル/λ以下)を使用し、過酸化水素
全それぞれ1891/nおよび35 !Aまで生成する
ことが可能である。
作業溶液の乳化の程度は溶液の増加する極性に依存して
減少する。アルキルベンゼンの極性は非対称性のアルキ
ル置換基の量が増加すると共に増加するが、プソイドク
メン溶剤の芳香族成分として使用する場合、水素化され
た作業溶液の酸化速度は25〜50%増加する。この理
由から、プソイドクメンおよび(もしくは)メシチレン
とオクタノール−2の混合物を容積比1:1:2〜3で
またはプソイドクメンとオクタノ−ルー2の混合物を容
積比1:1〜2.0で使用することが好ましい。
これによって酸化工程における爆発の危険が低減する。
というのは、そうした作業溶液の蒸気の爆発の下限(5
7℃)が、水素化された作業溶液の酸化の温度よシ上に
あるからである。
本発明に依る方法は抽出工程における作業溶液の乳化な
しで過酸化水素の収率97〜99チにおいて水素化され
た作業溶液の酸化速度を15〜50俤増加することを可
能ならしめ、かつ酸化工程における危険の低減を特徴と
する。
実施例 本発明に依る方法を説明するいくつかの特定例を以下に
述べる。
例1 キシレンとオクタノ−ルー2の混合液(容積比1:1)
に溶解した2−エチルアントラキノン。
テトラヒドロ−2−エチルアントラヒドロキノンおよび
テトラヒドロアントラキノンの混合物(合計濃度0.8
1モル/λ)1℃からなる作業溶液を常圧下温度50℃
でニッケル触媒を用いて水素化し。
アントラヒドロキノンの含有=o、4+6モル/λとし
た。その後、水素化された溶液中に4質量チの燐酸水溶
液を0.5d添加してp)] 6.8に相当する溶液の
酸性度を確保した。水素化された作業溶液は50℃で1
5分間酸素を用いて酸化速度6.5%/分で酸化した。
酸化した作業溶液から過酸化水素を脱イオン水で抽出し
た。過酸化水素の収率は98゜55チであった。抽出中
水で作業溶液が乳化されることはなかった。
一倒一」− 2−エチルアントラキノン、ナト2ヒドロー2−二チル
アントラキノンおよびテトラヒドロアントラキノンの混
合物をキセノンとオクタノ−ルー2の容積比1:1の混
合液に合計濃度0.81モし4に溶解してなる作業溶液
I℃を大気圧下50℃の温度でパラジウム触媒で水素化
し、アントラヒドロキノン含有i0.446モル/Lと
した。その後。
この水素化された溶液に4質量チの燐酸水溶液0.6d
を添加してその酸性度をpH6,1に相当せしめた。水
素化され九作業溶液を50℃の温度にて16.1分間酸
素で酸化した。酸化速度は6.2%/分であった。酸化
された作業溶液から脱イオン水を用いて過酸化水素を抽
出した。過酸化水素の収率は98.8%であった。抽出
中水による作業溶液の乳化は見られなかった。
例3 2−エチルアント2キノン、テトラヒドロ−2−エチル
アントラキノンおよびテトラアントラキノンの混合物を
キシレンとオクタノ−ルー2の容積比1+1の混合液に
合計濃度0.81モル/2に溶解してなる作業溶液1β
を大気圧下50℃の温度でニッケル触媒にて水素化し、
アジトラヒドロキノンの含有量0.446モル/Itと
した。その後。
この水素化された溶液に4質量チの燐酸水溶液を0.4
 d添加してその酸性度をpH7,5に相当せしめた。
水素化された作業溶液を14.3分間50℃において酸
素で酸化した(酸化速度7.0 %/l。
酸化された作業溶液から脱イオン水で過酸化水素を抽出
した。過酸化水素の収率は98.6%であった。抽出中
水による作業溶液の乳化は見られなかった。
例4 2−二チルアントラキノン、テトラヒドロ−2−エチル
アントラキノンおよびテトラヒドロアントラキノンの混
合物をキシレンとオクタノ−ルー2の容積比l:1の混
合液に合計濃度0.8184に溶解してなる作業溶液1
℃を大気圧下50℃でニッケル触媒にて水素化し、アン
トラヒドロキノンの含有量e0.446モル/λとした
。その後、水素化された溶液に1質量チの燐酸水溶液1
.3t/を添加してpt(6,9に相当する酸性度にし
た。水素化された作業溶液を酸素で50℃にて25分間
4.0%/分の速度で酸化した。酸化された溶液から脱
イオン水で過酸化水素を抽出した。過酸化水素の収率は
98,0%であった。抽出中水による作業溶液の乳化は
見られなかった。
例5 2−エチルアントラキノン、テトラ−2−エチルアント
ラキノンおよびテトラヒドロアントラキノンの混合物を
キシレンとオクタノ−ルー2の容積比1:1の混合溶液
に合計濃度0.81モル/βに混合してなる作業溶液1
2を大気圧下50℃にてニッケル触媒で水素化し、アン
トラヒドロアントラキノンの含有80.446モル/2
とした。その後。
水素化された溶液に1質量係の燐酸水溶液1.6−全添
加してp[−17,5に相当する酸性度とした。水素化
された作業溶液を酸素で50℃にて14.1分間、6.
95%/分の速度で酸化した。酸化された作業溶液から
脱イオン水で過酸化水素を抽出した。
過酸化水素の収率は98.7 %であった。抽出中水に
よる作業溶液の乳化は見られなかった。
例6 例5の過酸化水素の製造手順を繰シ返した。但し、水素
化された作業溶液に10質量係の燐酸水溶液0.16m
を添加してpH7,5に相当する酸性度とし、また酸化
は7.0967分の速度で14.2分間とした。過酸化
水素の収率は98.8チであった。
抽出中水による作業溶液の乳化は見られ々かった。
例7 例4に記載した過酸化水素製造手順を繰シ返した。但し
、水素化された作業溶液に4.0質量チの燐酸水溶液0
.4 d l添加し、pH7,5に相当する酸性度とし
た。酸化は7.0%/分の速度で14.3分間とした。
過酸化水素の収率は98.6%であった。
抽出中水による作業溶液の乳化はみられ力かった。
例8 例4に記載した過酸化水素製造手順を繰)返した。水素
化された作業溶液に5質量チの塩酸水溶液0.43dを
添加してPH7,5に相当する酸性度とし、その酸化は
6.9%/分の速度で14.5分間行なった。過酸化水
素の収率は98.7%であった。
抽出中水による作業溶液の乳化は見られなかった。
例9 例4に記載した過酸化水素製造手順を繰シ返した。但し
、水素化された作業溶液に3質量チの硝酸水溶液を添加
してpH7,5に相当する酸性度とし、その酸化は6.
9%/分の酸化速度で14.4分間性々った。過酸化水
素の収率は98.8%であった。
抽出中、水による作業溶液の乳化は見られなかった。
例10 例4に記載した過酸化水素製造手順を繰シ返した。但し
、水素化された作業溶液に3.0質量−の硝酸水溶液を
添加してp)17.5に相当する酸性度とし、空気によ
るその酸化は1.45%/分の酸化速度で69.1分間
行なった。過酸化水素の収率は98.3%であった。抽
出中、水による作業溶液の乳化は見られなかった。
例11 2−アミル−アントラキノンとテトラヒドロ−2−アミ
ルアントラキノンの混合物をキシレンとオクタノ−ルー
2の容積比1:1の混合液に合計以下余白 濃度1.25モル/Lに溶解してなる作業溶液11を大
気圧下50℃にてニッケル触媒を用いて水素化し、アン
トラヒドロキノンの含有量f 0.75−m7ftとし
た。その後、水素化された溶液中に4.0質量チの燐酸
水溶液07m1を添加してp)16.4に相当する酸性
度にした。水素化された作業溶液を酸素で30℃にて3
5分間、2.85%/分の速度で酸化した。酸化された
作業溶液から脱イオン水を用いて過酸化水素を抽出した
。過酸化水素の収率は98.7%であった。抽出中水に
よる作業溶液の乳化は見られなかった。
例12 2−アミルアントラキノンとテトラヒドロ−2−アミル
アントラキノンの混合物をキシレンとオクタノ−ルー2
の容積比1:1の混合液に合計濃度1.25モル/Lで
溶解してなる作業溶液1℃を大気圧下50℃にてニッケ
ル触媒を用いて水素化し、アントラヒドロキノンの含有
量’t−0.75モル/1とした。その後、水素化され
た溶液に4.0質量の燐酸チ水溶液を0.5d添加し、
 pH7,0に相当する酸性度とした。水素化された作
業溶液を酸素で50℃にて15.0分間酸化した(酸化
速度6.7係/+)。酸化された作業溶液から脱イオン
水を用いて過酸化水素を抽出した。過酸化水素の収率は
99.0チであった。抽出中水による作業溶液の乳化は
見られなかった。
例13 2−7ミノアントラキノンとテトラヒドロ−2−アミル
アントラキノンの混合物をキシレンとオクタノ−ルー2
の容積比1:1の混合液に合計濃度1.25モル/It
に溶解してなる作業溶液1Bを大気圧下50℃でニッケ
ル触媒を用いて水素化し。
アントラヒドロキノンの含有量0.75%ル/λとした
。その後、水素化された溶液に4質量チの燐酸水溶液0
.3−を添加し、p)J8.5に相当する酸性度にした
。水素化された作業溶液を酸素で50℃にて13.3分
間酸化した(その速度7.5%/分)。
酸化された作業溶液から脱イオン水を用いて過酸化水素
を抽出した。過酸化水素の収率は98.Olであった。
抽出中作業溶液の乳化は見られなかった。
例14 2−アミノアントラキノンとテトラヒドロ−2−アミル
アントラキノンの混合物をキシレンとオクタノ−ルー2
の容積比1:1の混合液に合計濃度1.25モル/Lで
溶解して成る作業溶液を大気圧下50℃の温度でニッケ
ル触媒を用いて水素化し、アントラヒドロキノンの含有
f’ko、75モル/11とした。その後、水素化され
た作業溶液に4.0質量チの燐酸水溶液0.5−e添加
し、pH6,6に相当する酸性度とした。水素化された
作業溶液を酸素で30℃にて40分間酸化した(酸化速
度2.5チ/分)。酸化された作業溶液から脱イオン水
を用いて過酸化水素を抽出した。過酸化水素の収率は9
8.5%であった。抽出中膜イオン水による作業溶液の
乳化は見られなかっfc0 − 例11に記載した過酸化水素製造手順を繰り返した。但
し、水素化された作業溶液に燐酸の4.0質量係溶液0
.25mを添加してp)38.7に相当する酸性度とし
、また酸化は酸化速度7.65g/分で13.1分間で
あった。過酸化水素の収率は97“、7チであった。抽
出中水による作業溶液の乳化は見られなかった。
例16 例11に記載した過酸化水素製遣手J@を繰シ返した。
但し、水素化された作業溶液に4.0質址チの燐酸水溶
液を0.5d添加してp)17.0に相当する酸性度と
し、″また酸化は空気で72.0分間行なった(酸化速
度98.9 % )。過酸化水素は98.9チであった
。抽出中水による作業溶液の乳化は見られなかった。
例17 例11に記載した過酸化水素製造手順を繰シ返した。但
し、水素化された作業溶液に7質1%のピロ燐酸ナトリ
ウム水溶液e0.8d添加してp)16.9に相当する
酸性度とし、また酸化は6.6%/分の速度で15.2
分間であった。過酸化水素の収率は98.8%であった
。抽出中水による作業溶液の乳化は見られなかった。
碧」盈 過酸化水素の製造手順を例11に記載したように行なっ
た。但し、水素化された作業溶液に7.0質量係のピロ
燐酸ナトリウム水溶液を0.6m添加してそ9酸性廂を
pH7,5に相当せしめ、また酸化は空気で69.2分
間、酸化速度1.4417分にて行なった。過酸化水素
の収率は98.6 %であった。抽出中水による作業溶
液の乳化は見られなかった。
」1豆 ブンイドクメンとオクタノ−ルー2の容積比1:1の混
合液に溶解せしめた例11におけるようなアントラキノ
ン混合物を含む作業溶液1λを大気圧下50℃にてニッ
ケル触媒を用いて水素化し、アントラヒドロキノンの含
有量0.75モル/βとした。その後、この水素化され
た溶液に7.0質量係のどロ燐酸ナトリウム水溶液0.
8dを添加し、その酸性度をPH7,0に相当せしめた
。水素化された作業溶液を空気で50℃にて59.1分
間酸化した(酸化速度1.6917分)。酸化された作
業溶液から脱イオン水を用いて過酸化水素を抽出した。
過酸化水素の収率は99.0%であった。抽出中水によ
る作業溶液の乳化は見られなかった。
例)O プソイドクメ/とオクタノ−ルー2の容積比l:lの混
合液に溶解せしめた例11に従うアントラキノン混合物
を含む作業溶液11’if−大気圧下50℃で二マケル
触媒を用いて水素化し、アントラヒドロキノンの含有量
0.75モル/Lとした。その後、水素化された溶液中
に4質it%の燐酸水溶液0.4df添加し、その酸性
度をp)17.5に相当せしめた。水素化された作業溶
液を酸素で50℃にて10.6分間酸化した(酸化速度
9.4 a %/+)。
酸化された作業溶液から脱イオン水を用いて過酸化水素
を抽出した。過酸化水素の収率は98.6 %であった
。抽出中水による作業溶液の乳化は見られなかった。
例≧1 プソイドクメンとオクタノ−ルー2の容積比1:1の混
合液に溶解せしめた例11に従うアントラキノン混合物
を含む作業溶液lβを大気圧下50℃でニッケル触媒を
用いて水素化し、アントラヒドロキノンの含有to、7
5モル/I!、とじた。その後、水素化された溶液中に
10質量チの燐酸水溶液0.18+t/を添加し、その
酸性度をpH6,7に相当せしめた。水素化された作業
溶液を酸素で30℃に28.2分間酸化した(酸化速度
3.57%15))。酸化された作業溶液から脱イオン
水を用いて過酸化水素を抽出した。過酸化水素の収率は
98.5%であった。抽出中水による作業溶液の乳化は
見られなかった。
例22・ プソイドクメンとオクタノ−ルー2の容積比1:1の混
合液に例11に従いアントラキノン混合物を溶解して成
る作業溶液1pを大気圧下50℃にてニッケル触媒を用
いて水素化し、アントラヒドロキノンの含有1tk07
5モル/Lとした。その後、この水素化された溶液中に
1質量係の燐酸水溶液1.8−を添加し、その酸性度を
pH7,3に相当せしめた。水素化された作業溶液を空
気で50℃にて59.6分間酸化し、その酸化速度は1
.68967分であった。酸化された作業溶液から脱イ
オン水を用いて過酸化水素を抽出した。過酸化水素の収
率は98.8 %であった。抽出中水による作業溶液の
乳化は見られなかった。
例23 例11に記載した過酸化水素製造手順を繰り返した。但
し、有機溶剤としてプソイドクメンとオクタノ−ルー2
の容積比1:2の混合液を用い。
水素化された作業溶液に4.0質量チの燐酸水溶液0.
6mを添加してその酸性度をp)36.8に相当せしめ
、そして酸化は7.43%/分の速度で13.5分間で
あった。過酸化水素の収率は98.2チであった。抽出
中水による作業溶液の乳化は見られなかった。
例2ル プソイドクメンとオクタノ−ルー2の容積比1 + 1
.5の混合液に例11に従いアントラキノン混合物を溶
解して成る作業溶液1nl大気圧下50℃にてニッケル
触媒を用いて水素化し、アントラヒドロキノンの含有量
を0.75d/Itとした。
その後、水素化された溶液中K 4.0質量チの燐酸水
溶液07*t′(il−添加してその酸性度をpH6,
6に相当せしめた。水素化された作業溶液を酸素で50
℃にて11.9分間酸化し、その酸化速度は8.40%
/分であった。酸化された作業溶液から脱イオン水を用
いて過酸化水素を抽出した。過酸化水素の収率は98.
3%であ′った。抽出中水による作業溶液の乳化は見ら
れなかった。
例29 例IIVc記載したようにして過酸化水素の製造手順を
繰シ返した。但し、有機溶剤としてメシチレンとオクタ
ノ−ルー2の容積比1:1の混合液を用い、水素化され
た作業溶液に40質量チの燐酸水溶液05m1f導入し
てその酸性度をp)I ’y、。
に相当せしめ、そしてその酸化は8.49%/分の酸化
速度で11.8分間行なった。過酸化水素の収率は98
.9%であった。抽出中水による作業溶液の乳化は見ら
れなかった。
例26 過酸化水素の製造手順を例11に記載したように実施し
た。但し、有機溶剤としてメシチレンとオクタノ−ルー
2の容積比1:1の混合液を用い。
水素化された溶液中に5.0質量係のピロ燐酸ナトリウ
ム水溶液1.2コを添加してその酸性度をpH7,2に
相当せしめ、その酸化は8.24/分の速度で12.2
分間行なった。過酸化水素の収率は98.9係であった
。抽出中水による作業溶液の乳化は見られ々かった。
何時 過酸化水素の製造手順を例11に記載したものと同様の
仕方で実施した。但し、有機溶剤としてプソイドクメン
、メシチレンおよびオクタノ−ルー2の容積比1jl:
2の混合液を用い、水素化された溶液に50質量係のピ
ロ燐酸ナトリウム水溶液1.4 d k添加してその酸
性度をpH6,2に相当せしめ、その酸化は6.791
/分の速度で14.7分間行なった。過酸化水素の収率
は98.1%であった。水による作業溶液の乳化は見ら
れなかった。
例21? 過酸化水素の製造手順を例11に記載したのと同様な仕
方で実施した。但し、有機溶剤としてプソイドクメン、
メシチレンおよびオクタノ−ルー2の容積比1:1:3
の混合液を用い、水素化された溶液中に3.0質量チの
硝酸水溶液0.29dk添加してその酸性度をp)] 
6.7に相当せしめ、その酸化は速度8.06%/分で
12.4分間行なった。
過酸化水素の収率は98.5%であった。抽出中水によ
る作業溶液の乳化は見られなかった。
例29 過酸化水素の製造手順を例3に従って実施した。
但し、有機溶剤としてベンゼンとオクタノ−ルー2の容
積比1:1の混合液を用い、酸化は6.1チ/分で16
.3分間行なった。過酸化水素の収率は98.6’%で
あった。抽出中水による作業溶液の乳化は見られなかっ
た。
以下余白 メリャノフ ソ連国モスコー3−ヤ・ブラダ イミルスカヤ・ウリツア4エイ °クワルチーラ116 0発 明 者 ナタリャ・アレクセエブナ・ベトロバ ソ連国モスコー・ウリツア・ス タレバッフ26コルプス1クワル チーラ56 0発 明 者 アナトリイ・イバノビチ・ゴレブノフ ソ連国モスコー・ツエレニイ・ プロスペクト26クワルチーラ30 0発 明 者 ブラドレン・バシリエビチ・プルディン ソ連国モスコー・ウリツア・ノ バトロフ40コルプス2クワルチ ーラ21 0発 明 者 ニコライ・イバノビチ・ポルデンコフ ソ連国モスコー・ウリツア・ウ ドキナ41ビー・クワルチーラ30 3発 明 者 バレンテイナ・フエドロフナ・コサレバ ソ連国モスコー3ブラデイミル スカヤ・ウリツア3クワルチー ラ52 手続補正書 昭和58年12月 7日 特許庁長官若杉 和 夫 殿 1、事件の表示 昭和58年 特許願 第113671号2、発明の名称 過酸化水素の製造方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 4、代理人 (外6 名) 5、補正の対象 明細書の1発明の詳細な説明」の欄 6、補正の内容 (1)明細書第7頁第16〜17行目を「ある。
プソイドクメンとオクタノ−ルー2を用いる場合は比率
を1:1〜2に維持する。」に補正する。
(2)同第8頁第4行目の「重」を「質」に補正する。
(3)同第9頁第17行目の「重」を「質」に補正する
以下余白

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、有機溶剤にアントラキノン混合物を溶解してなる作
    業溶液を触媒水素化してアントラヒドロキノン混合物を
    生成し、アントラヒドロキノン混合物を酸素または酸素
    含有気体で酸化してアントラキノンと過酸化水素の混合
    物を生成し、脱イオン水で過酸化水素を抽出し、そして
    作業溶液を回収して水素化工程に再循環する工程を含ん
    で成る過酸化水素の製造方法において、水素化された作
    業溶液を、その溶液の酸性度をpH6,1〜8,7の範
    囲内に確保する量における酸タイプの過酸化水素安定化
    剤の存在下において酸化することを特徴とする方法。 2 酸タイプの過酸化水素安定化剤として鉱酸の1〜1
    0質t%水溶液を用いる。特許請求の範囲第1項記載の
    方法 3、酸タイプの過酸化水素安定化剤として弱酸と強塩基
    の塩の1〜10質量チ水溶液を用いる。 特許請求の範囲第1項記載の方法。 4、アントラキノン混合物用有機溶剤としてプソイドク
    メンおよび(または)メシチレンと、オクタノ−ルー2
    の混合物を用いる。特許請求の範囲第1項記載の方法。 5、 プソイドクメンおよびメシチレンとオクタノ−ル
    ー2の混合物を容積比1:1:2〜3の量で用いる。特
    許請求の範囲第4項記載の方法。 6、 プソイドクメンとオクタノ−ルー2の混合物を容
    積比1:1〜2の量で用いる。特許請求の範囲第4項記
    載の方法
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109678121A (zh) * 2017-10-19 2019-04-26 中国石油化工股份有限公司 一种蒽醌法生产双氧水的高效氢化工艺及系统

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