JPS6011160B2 - 紙の改質組成物 - Google Patents

紙の改質組成物

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JPS6011160B2
JPS6011160B2 JP17800880A JP17800880A JPS6011160B2 JP S6011160 B2 JPS6011160 B2 JP S6011160B2 JP 17800880 A JP17800880 A JP 17800880A JP 17800880 A JP17800880 A JP 17800880A JP S6011160 B2 JPS6011160 B2 JP S6011160B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高分子のラテツクスの存在下でアクリルアミド
、及びエチレン系不飽和カルボン酸、又は更にアクリロ
ニトリルを共重合することによって得られる紙の政質組
成物に関するものである。
従来紙の乾燥状態における性質を改善する改質剤として
はアクリルアミドのホモポリマーを部分加水分解して又
はアクリルアミドとアクリル酸の共重合によって得られ
る、カルボキシル基を有するアクリルアミドポリマー、
或いはアクリルアミド、アクリロニトリル及びアクリル
酸の共重合物及び澱粉変性物等が紙の乾燥時の破裂強度
、引張強度、表面強度、圧縮強度等の強度(以下これら
の強度を包括的に一般強度と称する)の向上改質剤とし
て使用されている。しかし前記従来の改質剤は一般強度
の向上は認められるが同時に引裂強度を低下させる欠点
を有する。本発明者等は、かかる従来使用されている紙
の改質剤の欠点である引製強度低下作用を改善しその上
紙のサイズ度向上の機能を有する改質剤を得るべく鋭意
研究を行った結果、高分子ラテックスの存在下でアクリ
ルアミド及びエチレン系不飽和カルボン酸、又は更にア
クリロニトリルを共重合することによって得られる組成
物が本目的に沿うものであることを見し、出した。
即ち本発明は、‘1)ガラス転移温度が60qo以下の
高分子のラテックス〔A〕の存在下で、アクリルアミド
〔B〕及びエチレン系不飽和カルポン酸〔C〕を共重合
させて得られる、(〔A〕の固形分):(〔B〕+〔C
〕)が重量比で5:95〜40:60、〔B〕:〔C〕
が重量比で97:3〜80:20からなることを特徴と
するパルプスラリーに添加して用いる紙の改質組成物、
及び【2} ガラス転移温度が60qC以下の高分子の
ラテツクス〔A〕の存在下で、アクリルアミド〔B〕、
エチレン系不飽和カルボン酸〔C〕及びアクリロニトリ
ル〔D〕を英重合させて得られる、(〔A〕の固形分)
:(〔B〕+〔C〕十〔D〕)が重量比で5:95〜4
0:60、(〔B〕+〔D〕):〔C〕が重量比で97
:3〜80:20かつ〔D〕/(〔B〕十〔C〕+〔D
〕)が重量比で35%以下であることを特徴とするパル
プスラリーに添加して用いる紙の改質組成物である。
本願発明において用いる高分子のラテツクスとは、重合
性二重結合を有するモノマ−を公知の方法により乳化重
合して得られるものであり、代表的な例としてスチレン
・ブタジェンコポリマー、メチルメタクリレート・ブタ
ジエンコポリマ−、メチルメタクリレート・スチレン・
ブタジエンコポリマー、アクリロニトリル・ブタジエン
コポリマー、ポリクロロプレン及びポリブタジェンの如
き合成ゴムのラテツクス、酢酸ビニル系ェマルジョン、
酢酸ビニルーメタクリル酸ェステル及び/又はアクリル
酸ェステル系ェマルジョン、酢酸ピニルーェチレン系ェ
マルジョン及びメタクリル酸ェステル及び/又はアクリ
ル酸ェステル系ェマルジョンの如きヱマルジョン、塩化
ビニル系ラテックス、塩化ビニリデン系ラテツクス等が
ありこれらの少くとも1種を用いる。尚上記高分子のラ
テツクスの例示においてはこれらを合成する際の主原料
であるモノマー各又はモノマー群の名によったが、これ
ら主原料以外にこれら主原料と共重合可能な他の単量体
の1種又は2種以上が高分子のラテックスの物性改善の
ために共重合される例が多く、これらが共重合された高
分子のラテックスも本願発明に用いる高分子のラテック
スとして使用できることは言うまでもない。即ち前記各
々の高分子のラテックスの主原料と共重合可能な単量体
にはエチレン系二重結合を有する単量体であれば全て用
いられ得るが、その代表的な例として次の如きものをあ
げることができる。(これらの一部は上記主原料と重複
するがこの場合重複した単量体は勿論主原料の一部であ
る。)即ちアクリル酸、メタクリル酸、ィタコン酸、マ
レィン酸、フマール酸、クロトン酸の如きエチレン系不
飽和カルポン酸、ブタジェン、ィソプレン、クロロプレ
ンの如き共役ジオレフィン、スチレン・メチルスチレン
の如き芳香族ビニル化合物、メタクリル酸メチル、メタ
クリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸2
ーェチルヘキシルの如きメタクリル酸ェステル、アクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、ア
クリル酸2ーェチルヘキシル等のアクリル酸ェステル、
アクリロニトリル、メタクリロニトリルの如きエチレン
系ニトリル化合物、アクリル酸8ーヒドロキシェチル、
メタクリル酸8−ヒドロキシヱチル、アクリルアミド、
メタクリルアミド、N−メチロールアクリルフミド、N
−メチロールメタクリルアミド、N−ブトキシメチルア
クリルアミド、アクリル酸グリシジルェステル、メタク
リル酸グリシジルェステル、アクリル酸8−メチルグリ
シジルェステル、メタクリル酸8ーメチルグリシジルェ
ステルの如き親水性単量体、酢酸ビニル、塩化ピニル、
塩化ビニリデン等の如き単量体等である。
本発明に用いる高分子のラテックスを構成する鯖分子の
ガラス転移温度は60q0以下であることが必要であり
、好ましくは4030以下である。
用いる高分子のラテックスの高分子のガラス転移温度を
60q0以下に限定した理由は、これが60℃よりも高
いと本願発明の改質組成物を添加して得た紙の引裂強度
の低下が大でありサイズ度向上が不充分で本発明の目的
が蓬せられないことによる。又上記本発明において(〔
A〕の固形分):(〔B〕十〔C〕)又は(〔A〕の固
形分):(〔B〕+〔C〕+〔D〕)の比を重量比で5
:95〜40:60に限定した理由は、これらの比が5
:95より小さい場合本願の目的である引裂強度低下防
止とサイズ度向上効果が発現されず又この比が40:6
0を越える場合には、引裂強度以外の一般強度が充分得
られなくなることによる。
尚、本発明でいうガラス転移温度(Tg)は、下記式(
1)で計算される温度(℃)である。
1/(Tg十273)=を(Wi/Tgi+273))
(1)]くWiは共重合体中の各共重合モノマー成分の
重量分率、Tざは各英重合モノマーのホモポリマーのガ
ラス転移温度(00))又、上記本発明において〔B〕
:〔C〕又は(〔B〕十〔D〕):〔C〕が重量比で9
7:3〜80:20と限定した理由は、〔C〕則ちエチ
レン系不飽和カルボン酸の割合が〔B〕十〔C〕又は〔
B〕+〔C〕十〔D〕中3重量%未満では、得られた組
成物のパルプ繊維への定着率が不足して紙の改質が不充
分となり、この割合が同じく2の重量%を越えると上記
定着率は良くてもその組成物による紙の一般強度の向上
が不充分となるからである。
更に上記本発明の第2の発明において〔D〕/(〔B〕
+〔C〕十〔D〕)が重量比で35%以下と限定した理
由は、この値が35%を越える組成物では紙の一般強度
の向上が充分でないからである。
本願発明に用いるエチレン系不飽和カルボン酸とは、ア
クリルアミド又はアクリルアミド及びアクリロニトリル
と共重合可能なエチレン系二重結合を有するカルポン酸
であればよいが、代表的なものとしてアクリル酸、メタ
クリル酸、ィタコン酸、マレィン酸、フマール酸、クロ
トン酸等があり、特に前二者が好ましい。一方、本発明
に用いる高分子のラテツクス〔A〕とこれを共存させず
にアクリルアミド及びエチレン系不飽和カルボン酸、又
はアクリルアミドとエチレン系不飽和カルボン酸及びア
クリロニトリルを本発明の割合で共重合させたもの(以
下夫々〔E−1〕又は〔E−2)と略称する。
)と〔A〕とを単に混合する場合と本発明とは、本発明
の組成物が乳白色の均一な液となるのに対し、前者混合
物は一般に2層分離してしまい一時的にしか均一な組成
物を得られないという外観上の差があるほか紙の改質に
利用する際にパルプには〔E−1〕又は〔E−2〕のみ
が吸着されて紙の一般強度は改善されるが、サイズ度は
向上せず引裂強度は著しく低下し、従って更に紙の改質
には殆んど働かない〔A〕は、工業的実用上製紙装置や
排水を汚染しいわば有害無益となるので、到底本発明の
組成物の様な効果を奏することができない。なお本願発
明の組成物は実用に際し通常1種類を用いるが、勿論所
望により構成成分や構成比の異る2種類以上を同時に用
いても差支えない。
本願発明の高分子のラテックス〔A〕の存在下でアクリ
ルアミド〔B〕及びエチレン系不飽和カルボン酸〔C〕
又は更にアクリロニトリル〔D〕を共重合させる方法に
は特に制約はないが、通常はアクリルアミドを主体とす
る水溶性高分子を得る場合に従来用いられる重合方法を
用いるのが便利である。即ち、〔A〕の高分子のラテツ
クスの固形分と前記〔B〕及び〔C〕、又は更に〔D〕
の単量体の合計濃度が通常5〜3の重量%となるような
水系で英重合を行うとよい。共重合時の温度は通常30
〜100qoである。重合の開始は、過硫酸のカリウム
、ナトリウム或いはアンモニウム塩、又は過酸化水素等
の如き過酸化物のみを用いてラジカル重合を行うか、或
いは前記の如き過酸化物と酸性亜硫酸ソーダ、チオ硫酸
ソーダの如き還元剤との併用、即ちレドックス重合によ
り行うことが出来る。又〔B〕及び〔C〕又は更に〔D
〕の重合収率が95%以上に達するのを目安として重合
を終了するのが一般的であるが、これに必要な時間は通
常30分から5時間の範囲である。重合終了後得られた
本願発明の組成物は、必要に応じて苛性ソーダ、苛性カ
リ、アンモニア、又はモノエタノールアミンもしくはジ
メチルアミノェタノールの如きアミン化合物で中和すれ
ば、通常安定化されて長期保存に耐えることができるよ
うになる。
以下実施例及び比較例等をあげ更に詳細に説明するが、
これらにおける部は重量部である。
なお本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例 1 メタクリル酸メチル60.0重量%、ブタジェン38.
の重量%及びアクリル酸2.0重量%からなる共重合体
の、固形分5の重量%、pH7.0のラテツクス(共重
合体のガラス転移温度は14℃)60.$印、40重量
%のアクリルアミド水溶液285部、4の重量%のアク
リル酸水溶液15部及び蒸留水621.5部を冷却管、
縄梓機及び温度計付きフラスコに投入し蝿拝しながら以
下の操作を行う。
フラスコを加溢し、フラスコ内の液温を40o0に昇温
する。次いで1の重量%の過硫酸アンモニウム水溶液4
.能都と10重量%の酸性亜硫酸ソーダ水溶液2.5部
を投入し、2.0時間の共重合反応を行う。最後に2の
重量%の苛性ソーダ水溶液12部を投入して中和し本願
発明の紙の改質組成物(以下本願組成物1と記す)10
0礎都を得た。このものは乳白色粘濁水溶液で固形分は
約15重量%、ブルツクフィルド粘度が260で520
0センチポイズであった。実施例 2 スチレン25重量%、メタクリル酸メチル1の重量%、
アクリル酸ブチル5鶴重量%、メタクリル酸3ーヒドロ
キシェチル2重量%、メタクリル酸2重量%、アクリル
アミド3重量%よりなる共重合体の、固形分45重量%
、pH6.8のアクリル酸ェステル系ェマルジョン(共
重合体のガラス転移温度は−1℃)50.碇郭、4血重
量%のアクリルアミド水溶液27礎部、40重量%のア
クリル酸水溶液16部、アクリロニトリル12.8部及
び蒸留水631.0部を、実施例1に用いたと同様のフ
ラスコに投入し鷹拝しながら以下の操作を行う。
先ずフラスコを加温し、フラスコ内の液温を40q0に
昇温する。次いで1の重量%の過硫酸アンモニウム水溶
液6.5部と10重量%の酸性亜硫酸ソーダ水溶液4.
戊部を投入し2.虫時間の共重合反応を行う。最後に2
0重量%の苛性ソ−ダ水溶液1碇部を投入して中和し、
本願発明の紙の改質組成物(以下本願組成物2と記す)
100碇邦を得た。このものは乳白色粘濁水溶液で固形
分は約15重量%、プルツクフイルド粘度が25q0で
4800センチポイズであった。実施例 3 スチレン3の重量%、メタクリル酸メチル3の重量%、
ブタジェン38.5重量%及びアクリル酸1.5重量%
からなる共重合体の、固形分5の重量%、pH7.0の
ラテックス(共重合体のガラス転移温度は−1℃)10
5部、蒸留水618.5部、40%アクリルアミド水溶
液207部、4の重量%のアクリル酸水溶液36.6部
を、実施例1に用いたフラスコと同様のフラスコに投入
し凝拝しながら以下の操作を行う。
先ずフラスコを加温し、フラスコ内液温を45qoに昇
温する。次いで1の重量%の過硫酸アンモニウム水溶液
5.礎郡と1の重量%の酸性亜硫酸ソーダ水溶液3.碇
部を投入して2.0時間の重合反応を行う。最後に2の
重量%の苛性ソーダ水溶液25部を投入して中和した本
願発明の紙の改質組成物(以下本願組成物3と記す)1
00碇郡を得た。このものは乳白色粘鋼水溶液で固形分
は約15重量%、ブルツクフイルド粘度が25qoで3
000センチポイズであった。実施例 4塩化ビニル6
の重量%、塩化ビニリデン4の重量%からなる固形分4
5%、斑6.8の塩化ビニリデン系ラテツクス(共重合
体のガラス転移温度32qo)23.$部、蒸留水66
9.6部、4帽重量%アクリルアミド水溶液230部、
4の重量%のアクリル酸水溶液14部、アクリロニトリ
ル41.5部を実施例1に用いたフラスコと同様のフラ
スコに投入し、蝿拝しながら以下の操作を行う。
先ずフラスコを加溢し、フラスコ内液温を45ooに昇
温する。
次いで1の重量%の過硫酸アンモニウム水溶液7部と1
の重量%の酸性亜硫酸ソーダ水溶液5部を投入して1.
5時間の重合反応を行う。最後に2の重量%の苛性ソー
ダ水溶液9.6部を投入して中和し本願発明の紙の改質
組成物(以下本願組成物4と記す)100碇部を得た。
このものは乳白色粕鋼水溶液で固形分は約15重量%、
ブルックフィルド粘度が25ooで3500センチポィ
ズであった。比較例 1実施例2と比較のため実施例2
においてアクリル酸ェステル系ェマルジョンを用いない
以外は、実施例2と全く同一操作にてアクリルアミドー
アクリロニトリル‐−アクリル酸の共重合体の水溶液(
以下比較組成物1と記す)95碇部を得た。
このものは微黄色透明粘稲液で、固形分13.り重量%
、ブルツクフイルド粘度が25qoで4500センチポ
イズであった。比較例 ロ スチレン4の重量%、メタクリル酸メチル42重量%、
アクリル酸3重量%、アクリル酸ブチル15重量%から
なる固形分45重量%、PH6.8のアクリル酸ヱステ
ル系ェマルジョン(ガラス転移温度69℃)を実施例2
において用いたガラス転移温度一1℃のアクリル酸ェス
テル系ェマルジョンの代りに用いる以外は、実施例2と
全く同一条件及び操作にて比較のための組成物(以下比
較組成物ロを記す)100碇都を得た。
このものは、乳白色粘稲水溶液で固形分が約15重量%
、ブルックフィルド粘度が25qoで4900センチポ
ィズであった。比較例 m実施例2において用いるアク
リロニトリルが本願特許請求範囲を越えた組成物を得る
例を示す。
即ち実施例2において用いているアクリロニトリル量1
2.8部を51部に増加し、一方4の重量%のアクリル
アミド水溶液は27の部を174.5部に減少して、濃
度調整のため蒸留水を57.3部追加投入する以外実施
例2と全く同一条件及び操作にて比較のための組成物(
以下比較組成物mと記す)約100碇部得た。このもの
は乳黄色粘鋼水溶液で固形分が15重量%、ブルツクフ
ィルド粘度が2が0で4800センチポイズであった。
比較例 W 実施例2においてアクリル酸(エチレン系不飽和カルボ
ン酸)量が本願請求範囲外の例を示す。
実施例2において用いている4の重量%のアクリル酸水
溶液16部を79.7部に増加し、一方その代りに4の
重量%のアクリルアミド水溶液は27礎郭を206.3
部に減少させ、それに伴って最後のpH調整に用いる2
の重量%の苛性ソーダ水溶液10部を54.7部に増加
する以外実施例2と同一条件及び同一操作にて比較のた
めの組成物(以下比較組成物Nと記す)約1045部を
得た。このものは乳白色粘欄水溶液で固形分が15重量
%、ブルツクフイルド粘度が25こ○で、3300セン
チポイズであった。比較例 V 実施例2においてアクリル酸(エチレン系不飽和カルボ
ン酸)を全く使用しない場合、即ち実施例2において用
いているアクリル酸量の分もアクリルアミドを使用した
例について示す。
実施例2において用いたガラス転移温度−1℃のアクリ
ル酸ェステル系ヱマルジョン50.戊部、40重量%の
アクリルアミド水溶液286部、アクリロニトリル12
.8部及び蒸留水635.7部を用い、実施例1と同一
操作で共重合を行うが、この場合用いる1の重量%の過
硫酸アンモニウム水溶液の量は9.5部であり、1の重
量%の酸性亜硫酸ソーダ水溶液量は6部であることと、
最後のpH調整は行わなかった点は実施例2と異る。
斯くして比較のための組成物(以下比較組成物Vと記す
)約100碇部を得た。この比較組成物Vは乳白色粘糠
水溶液で固形分が約15重量%、ブルツクフイルド粘度
が2500で5300センチポイズであった。応用例 実施例1〜4において得られた本願の紙の改質組成物の
有用生について比較組成物1〜V等との比較によって以
下示す。
叩解度が430の‘′CSFのパルプNBKPを絶乾で
10夕と叩藤度が430のと/CSFのパルプLBKP
を絶乾で10夕を2その水を用いてデイスィンテグレタ
ー中で2分間の離解を行う。
次いで1.0重量%に稀釈調整した市販ロジン系サイズ
剤水溶液10の‘を添加し2分間後に2匹重量%の硫酸
アルミニウム水溶液を1.5叫添加し1分後に、実施例
1で得た本願組成物16夕を水で90のこ稀釈してこれ
を10の‘添加し、2分間の蝿粋を行って本願組成物1
添加パルプスラリーを得た。つぎに角型シートマシンに
て前記本願組成物1添加パルプスラリーを用いて紙葉を
形成させ、3【9′地の圧下で15分のプレス脱水後、
11000のドラムドライヤーにて2分間の乾燥を行っ
て後恒温2000恒温65%の室にて2岬時間のシーズ
ニングを行う。斯くして得られた紙の秤量は100タノ
めであった。更に、上記操作において本願組成物1を6
夕の代りに本願組成物2、3又は4、又は比較組成物1
、D、m、W又はV、更に又は〔実施例2で用いたェマ
ルジョン〕対〔比較組成物1〕の割合を50三950と
して両者合計を本願組成物1の6タ相当量(固形分比較
)用いる以外は全く同一条件及び操作にて各々に対応す
る紙を得た。又本願組成物及び比較組成物等の政質組成
物を全く添加しない以外は全く同一条件及び操作にて無
添加紙を得た。これらの紙の秤量は全て100夕/めで
あった。斯くして得られた各種の紙について、比破裂強
度、比引裂度及びサイズ度の測定を行った。
尚比破裂強度はJISP8112、比引裂度はJISP
8116、ステキヒトサィズ度はJISP8122の方
法に準じて行つた。これらの試験結果は第1表の「紙の
性能」の欄に示した。なお第1表の「紙の改質組成物の
構成」の欄には同組成物についての既述した要点を参考
のためまとめた。第1表 〔註〕Tg:高分子のラテックスの高分子のカラス転移
温度A高分子のラテックスの固形分B:アクリルアミド C:アクリル酸 D:アクリロニトリル W:実施例2で用いたェマルツョンと比較組成物1との
単なる混合による併用第1表に示した如く、本願発明に
よる紙の故質組成物が代表的な一般強度である破裂強度
の向上と同時に引裂強度の向上更にはサイズ度の向上に
おいてすぐれたものであることは明白である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ガラス転移温度が60℃以下の高分子のラテツクス
    〔A〕の存在下で、アクリルアミド〔B〕及びエチレン
    系不飽和カルボン酸〔C〕を共重合させて得られる、(
    〔A〕の固形分):(〔B〕+〔C〕)が重量比で5:
    95〜40:60、〔B〕:〔C〕が重量比で97:3
    〜80:20からなることを特徴とするパルプスラリー
    に添加して用いる紙の改質組成物。 2 ガラス転移温度が60℃以下の高分子のラテツクス
    〔A〕の存在下で、アクリルアミド〔B〕、エチレン系
    不飽和カルボン酸〔C〕及びアクリロニトリル〔D〕を
    共重合させて得られる、(〔A〕の固形分):(〔B〕
    +〔C〕+〔D〕)が重量比で5:95〜40:60、
    (〔B〕+〔D〕):〔C〕が重量比で97:3〜80
    :20かつ〔D〕/(〔B〕+〔C〕+〔D〕)が重量
    比で35%以下であることを特徴とするパルプスラリー
    に添加して用いる紙の改質組成物。
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