JPS60110894A - 竪型電気メッキ装置 - Google Patents
竪型電気メッキ装置Info
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- JPS60110894A JPS60110894A JP21759983A JP21759983A JPS60110894A JP S60110894 A JPS60110894 A JP S60110894A JP 21759983 A JP21759983 A JP 21759983A JP 21759983 A JP21759983 A JP 21759983A JP S60110894 A JPS60110894 A JP S60110894A
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- JP
- Japan
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- roll
- rolls
- current
- deflector roll
- plating
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- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(発明の技術分野)
本発明は、鋼板等の金属板にメッキを施すための竪型電
気メツキ装置に関する。
気メツキ装置に関する。
(発明の技術的背景とその問題点)
竪型電気メツキ装置は、一般的な横型電気メツキ装置に
較べて、設置スペースが少なくて足りる不溶性陽極で発
生するガス泡の除去性が良好、又、表・裏面のメッキ品
質が均一、等の利点がある。竪型電気メツキ装置の一般
的構成は第1図に示すようなものであって、複数個、図
示の例では2個の竪型電気メツキ槽1,1が直列に配設
される。メッキ槽の上方には、メッキ液から相当距離離
間して通電ロール5が配されており、鋼板等の通板材4
を導きかつ通板材4に通電するようになっている。この
通電ロール5に対しては、通板材4を通電ロール5に密
着させるためのホールドダウンロール6が通電ロールに
対向して設けられている。一方、メッキ槽1内には、通
板材4を案内するためのジンクロール2および通板材4
の降下部位および上昇部位と対向する陽極7が配されて
いる。
較べて、設置スペースが少なくて足りる不溶性陽極で発
生するガス泡の除去性が良好、又、表・裏面のメッキ品
質が均一、等の利点がある。竪型電気メツキ装置の一般
的構成は第1図に示すようなものであって、複数個、図
示の例では2個の竪型電気メツキ槽1,1が直列に配設
される。メッキ槽の上方には、メッキ液から相当距離離
間して通電ロール5が配されており、鋼板等の通板材4
を導きかつ通板材4に通電するようになっている。この
通電ロール5に対しては、通板材4を通電ロール5に密
着させるためのホールドダウンロール6が通電ロールに
対向して設けられている。一方、メッキ槽1内には、通
板材4を案内するためのジンクロール2および通板材4
の降下部位および上昇部位と対向する陽極7が配されて
いる。
しかしながら、上記のような従来の竪型電気メンキ装置
には、つぎのような問題がある。すなわち、第一に、通
電ロールが大径であるため、通電ロールの製作費および
補修費が嵩むことである。
には、つぎのような問題がある。すなわち、第一に、通
電ロールが大径であるため、通電ロールの製作費および
補修費が嵩むことである。
通゛1V、ロールの通電容量は、通電ロール径と、通電
ロールおよび金属板間の接触圧力とによって左11され
る。また、金属板に加工硬化を生しさせないためには所
定の径が必要である。これらの点を勘案して、従来より
、600〜1500+a+mφ程度の大径の通電ロール
が使用されるのが一般である。
ロールおよび金属板間の接触圧力とによって左11され
る。また、金属板に加工硬化を生しさせないためには所
定の径が必要である。これらの点を勘案して、従来より
、600〜1500+a+mφ程度の大径の通電ロール
が使用されるのが一般である。
ところが、最近の電気亜鉛メツキラインでは、メッキ浴
の腐食性が高まる傾向にある。すなわち、不溶性陽極を
使用する場合には、補給すべき金hバ粉または金属塊の
溶解を促進するために、浴温を高め、または浴を低pH
化することが行なわれており、可溶性陽極を使用する場
合にも、電気伝導度を向」−させるために塩化浴を使用
することが多くなっている。その結果、メッキ浴の腐食
性は高くなり、通電ロールをこの腐食条件に耐え得るも
のとするために、通電ロールの材質を、従来のSS41
クラスの鋼製ロールにNiメッキまたはCrメッキを施
したものから、ハステロイまたはチタン等をライニング
したものにグレードアップさせている。この結果1通電
ロールの製作費および補修費は高魁する傾向にある。
の腐食性が高まる傾向にある。すなわち、不溶性陽極を
使用する場合には、補給すべき金hバ粉または金属塊の
溶解を促進するために、浴温を高め、または浴を低pH
化することが行なわれており、可溶性陽極を使用する場
合にも、電気伝導度を向」−させるために塩化浴を使用
することが多くなっている。その結果、メッキ浴の腐食
性は高くなり、通電ロールをこの腐食条件に耐え得るも
のとするために、通電ロールの材質を、従来のSS41
クラスの鋼製ロールにNiメッキまたはCrメッキを施
したものから、ハステロイまたはチタン等をライニング
したものにグレードアップさせている。この結果1通電
ロールの製作費および補修費は高魁する傾向にある。
一方、に記した通電ロールの通゛亀容量は、通板材との
接触JE力を高めることや、通電ロールの内部水冷方式
の採用によって、小径化かり能となり、たとえば、直径
300〜400mm程度のものでも、1本あたり20〜
40KA程度まで改善されている。しかしながら、竪型
メッキ槽においては、通電ロール径は、その最小イ11
′iが陽極系の寸法によって決まってしまい、しかも通
板材の板厚が厚くなると大径化せざるを1町Iない事情
にある。このため、竪型メッキ装置においては、通電ロ
ールの小径化には限界があり、結局高価な大径の通電ロ
ールの使用を余儀なくされていた。
接触JE力を高めることや、通電ロールの内部水冷方式
の採用によって、小径化かり能となり、たとえば、直径
300〜400mm程度のものでも、1本あたり20〜
40KA程度まで改善されている。しかしながら、竪型
メッキ槽においては、通電ロール径は、その最小イ11
′iが陽極系の寸法によって決まってしまい、しかも通
板材の板厚が厚くなると大径化せざるを1町Iない事情
にある。このため、竪型メッキ装置においては、通電ロ
ールの小径化には限界があり、結局高価な大径の通電ロ
ールの使用を余儀なくされていた。
第二の問題は、通電ロールが通板材の下側に位置してい
るために、ロール取替作業に多大の手/IJJを要する
ばかりでなく、保守の点でもやつがいなものであること
である。従来、通電ロールは、第1図に示すように、通
板材の下方に位置している。したがって、アーク・スポ
ットが発生し、あるいは異物が噛込んで通電ロールに疵
が発生したような場合において、通電ロールを取替える
際には、ラインを停止h Lだ後通板材を切断してから
取外さなければならず、手数および時間を要する問題が
あった。
るために、ロール取替作業に多大の手/IJJを要する
ばかりでなく、保守の点でもやつがいなものであること
である。従来、通電ロールは、第1図に示すように、通
板材の下方に位置している。したがって、アーク・スポ
ットが発生し、あるいは異物が噛込んで通電ロールに疵
が発生したような場合において、通電ロールを取替える
際には、ラインを停止h Lだ後通板材を切断してから
取外さなければならず、手数および時間を要する問題が
あった。
(発明の目的)
本発明は、1:記のような従来技術の問題点を一挙に解
決したもので、本発明の目的は、設備費および補修費が
安価となり、保守が容易で、さらに操業性に優れた竪型
電気メツキ装置を提供することにある。
決したもので、本発明の目的は、設備費および補修費が
安価となり、保守が容易で、さらに操業性に優れた竪型
電気メツキ装置を提供することにある。
(発明の構成)
本発明は、基本的には、従来の大径の通電ロールに代え
て大径のデフレクタ−ロールを配設することによって通
板材のメッキ槽内への案内をデフレクタ−ロールに受持
たせるとともに、通板材を介してデフレクタ−ロールの
外側対向位置に通電ロールを配して通板材への通電を行
なわしめるように構成することにより、通電ロールの小
径化したがって通電ロール製造費および補修費の低減、
および通電ロール保守の容易化を図るものである。
て大径のデフレクタ−ロールを配設することによって通
板材のメッキ槽内への案内をデフレクタ−ロールに受持
たせるとともに、通板材を介してデフレクタ−ロールの
外側対向位置に通電ロールを配して通板材への通電を行
なわしめるように構成することにより、通電ロールの小
径化したがって通電ロール製造費および補修費の低減、
および通電ロール保守の容易化を図るものである。
(発明の具体例〕
本発明を、第2図に示す概要図に基いて説明する。
本発明の竪型電気メツキ装置は、メッキ槽l内の構成に
ついては第1図に示す従来例と基本的に同じである。複
数のメッキ槽1.1がタンデムに接続され、各メッキ槽
l内にはメッキ液3が満たされており、メンキ槽内下刃
位置にはジンクロール2が設けられてメッキ槽l内にお
ける通板材4の案内を行なうようになっており、さらに
メッキ槽内を案内される通板利4の降下部位および」二
昇部位には通板材4の通板方向に沿って通板材4と対向
して陽極7が設けられている。
ついては第1図に示す従来例と基本的に同じである。複
数のメッキ槽1.1がタンデムに接続され、各メッキ槽
l内にはメッキ液3が満たされており、メンキ槽内下刃
位置にはジンクロール2が設けられてメッキ槽l内にお
ける通板材4の案内を行なうようになっており、さらに
メッキ槽内を案内される通板利4の降下部位および」二
昇部位には通板材4の通板方向に沿って通板材4と対向
して陽極7が設けられている。
本発明の竪型電気メツキ装置が、第1図の従来例と異な
る点は、従来の通電ロール5に代えてデフレクタ−ロー
ル8を通板材4の下側に配し、かつ通板材4を介して小
径の通電ロール5′をデフレクタ−ロールに対向して設
けているところにある。
る点は、従来の通電ロール5に代えてデフレクタ−ロー
ル8を通板材4の下側に配し、かつ通板材4を介して小
径の通電ロール5′をデフレクタ−ロールに対向して設
けているところにある。
ここで、fフレフタ−ロール8は、たどえば、鋼製ロー
ルにメッキ液3に腐食されないゴム等を被覆したもの、
あるいは好適には、耐薬品性がありかつ熱伝導度の良い
材料から形成されたものが使用される。デフレクタ−ロ
ール8の径は、陽極系の」法、通板材の密着性あるいは
加工硬化等を勘案しながら決定されるが、一般には60
0〜1500II1mφが適当である。
ルにメッキ液3に腐食されないゴム等を被覆したもの、
あるいは好適には、耐薬品性がありかつ熱伝導度の良い
材料から形成されたものが使用される。デフレクタ−ロ
ール8の径は、陽極系の」法、通板材の密着性あるいは
加工硬化等を勘案しながら決定されるが、一般には60
0〜1500II1mφが適当である。
デフレクタ−ロール8の配設位置は、メッキ液3から所
定距##陥したメッキ槽上方位置が好適である。一般的
に、通電位置と陽極位置との距離は短かいほど、通板材
の固有電気抵抗に基づく電力ロスは小さくなる。したが
って、電力ロスの問題に関しては、通電位置をできるだ
け陽極に対して近接させることが望ましく、デフレクタ
−ロールの位置はメッキ液にごく近接した位置あるいは
メッキ液中に浸漬した位4が右利である。本願出願人は
、先に特願昭57−857995;において、デフレク
タ−ロールをメッキ液に1へ浸漬して配設する場合には
、陽極と通電位置間との距離を短縮することができ、そ
の結果通板材の固有電気抵抗による電力ロスを低減する
ことができることを開示している。しかしながら、fフ
レククーロールをメッキ液に近接しであるいはメッキ液
中に浸漬して設ける場合には、つぎの問題が生じ、実用
的でない。
定距##陥したメッキ槽上方位置が好適である。一般的
に、通電位置と陽極位置との距離は短かいほど、通板材
の固有電気抵抗に基づく電力ロスは小さくなる。したが
って、電力ロスの問題に関しては、通電位置をできるだ
け陽極に対して近接させることが望ましく、デフレクタ
−ロールの位置はメッキ液にごく近接した位置あるいは
メッキ液中に浸漬した位4が右利である。本願出願人は
、先に特願昭57−857995;において、デフレク
タ−ロールをメッキ液に1へ浸漬して配設する場合には
、陽極と通電位置間との距離を短縮することができ、そ
の結果通板材の固有電気抵抗による電力ロスを低減する
ことができることを開示している。しかしながら、fフ
レククーロールをメッキ液に近接しであるいはメッキ液
中に浸漬して設ける場合には、つぎの問題が生じ、実用
的でない。
(1)メッキ槽に伺帯する設備の設置スペースを確保す
ることができない。すなわち、可溶性陽極法の場合は、
短冊型の7ノート・パーを懸架するアノードeブリッジ
の、没に′1のためのスペースが必黄である。また、近
年、不溶性陽極を使用するメッキ方式が普及しつつある
が、不溶性陽極を使用する場合には、通板材の幅方向電
流分布の均一化のために、通常、第3図に示すようなエ
ツジでスキング装置が設けられる。このマスキング装置
を設けるに際しては、マスキング材3を板幅方向に移動
させる装置を、陽極7とデフレクタ−ロール8間に設置
するとともに、通板材端位置検出装置10たとえば光、
磁気、圧空式検出器をマスキング材81一部とデフレク
タ−ロール8間にF4 iする必要がある。また、電解
槽からデフレクタ−ロールへ移動するストリップに刺着
するメッキ液を絞りとるリンガ−ロールを設置すること
も高速ラインにおいて一般的である。しかるに、デフレ
クタ−ロール8をメッキ槽に近接もしくはメッキ液内に
浸漬する場合には、上記のような付帯設備の設置スペー
スを確保することができず、実用的でない。
ることができない。すなわち、可溶性陽極法の場合は、
短冊型の7ノート・パーを懸架するアノードeブリッジ
の、没に′1のためのスペースが必黄である。また、近
年、不溶性陽極を使用するメッキ方式が普及しつつある
が、不溶性陽極を使用する場合には、通板材の幅方向電
流分布の均一化のために、通常、第3図に示すようなエ
ツジでスキング装置が設けられる。このマスキング装置
を設けるに際しては、マスキング材3を板幅方向に移動
させる装置を、陽極7とデフレクタ−ロール8間に設置
するとともに、通板材端位置検出装置10たとえば光、
磁気、圧空式検出器をマスキング材81一部とデフレク
タ−ロール8間にF4 iする必要がある。また、電解
槽からデフレクタ−ロールへ移動するストリップに刺着
するメッキ液を絞りとるリンガ−ロールを設置すること
も高速ラインにおいて一般的である。しかるに、デフレ
クタ−ロール8をメッキ槽に近接もしくはメッキ液内に
浸漬する場合には、上記のような付帯設備の設置スペー
スを確保することができず、実用的でない。
(2)周辺機器へのメッキ液の飛散の問題がある。
すなわち、特に高速での通板時には、デフレクタ−ロー
ル8がメッキ液3を汲み上げ、大量のスフラッシュを生
じ、周辺機器たとえば工・ンジマスギング装置、各種電
気計装部品、導電線等に液滴を4=J着させて著しい機
器の腐食損傷を生ぜしめることがある。
ル8がメッキ液3を汲み上げ、大量のスフラッシュを生
じ、周辺機器たとえば工・ンジマスギング装置、各種電
気計装部品、導電線等に液滴を4=J着させて著しい機
器の腐食損傷を生ぜしめることがある。
以−ヒのことを勘案すると、デフレクタ−ロール8は、
メッキ槽lおよびメッキ液3に対して、メッキ槽4・J
’ (iP設備の設置がijJ能な程度に離隔するとと
もに、通板材の固有電気抵抗による電力ロスを最小とす
るべくメッキ液にできるだけ近接する位置に設けられる
のが望ましい。すなわち、デフレクタ−ロール8の設置
位置は、デフレクタ−ロールの芯(中心線)がメッキ液
の液面から400〜2000■程度離間した位置が適当
であり、特に、600〜12001IIIl程度離間し
た位置が好ましい。
メッキ槽lおよびメッキ液3に対して、メッキ槽4・J
’ (iP設備の設置がijJ能な程度に離隔するとと
もに、通板材の固有電気抵抗による電力ロスを最小とす
るべくメッキ液にできるだけ近接する位置に設けられる
のが望ましい。すなわち、デフレクタ−ロール8の設置
位置は、デフレクタ−ロールの芯(中心線)がメッキ液
の液面から400〜2000■程度離間した位置が適当
であり、特に、600〜12001IIIl程度離間し
た位置が好ましい。
一方、通゛Irf、ロール5°は、従来通りのハステロ
イをライニングした鋼製ロール等でよいが、その径は本
発明の目的の一つである通゛1にロール自体のコスト低
減を考えると、500〜200mmφ、特に400〜3
00mmφか望ましい。
イをライニングした鋼製ロール等でよいが、その径は本
発明の目的の一つである通゛1にロール自体のコスト低
減を考えると、500〜200mmφ、特に400〜3
00mmφか望ましい。
通電ロール5°は、1個のデフレクタ−ロール8に対し
て、少なくとも1個、好ましくはl対あるいはさらに複
数個配設される。通電ロール5′の配設位置としては、
通板材4を介してデフレクタ−ロール8に対向する位置
であって、好ましくは、第2図に示すようにデフレクタ
−ロール8の側方位置か選ばれる。これは、通電位置か
ら陽極7までの長さをできるだけ短かくすることにより
、通板材4の固有電気抵抗を低下させ電力ロスを低減す
るためである。通電ロール5゛を1対あるいは複数個設
ける場合には、通電ロール5′と通板材4の適切な接触
を確保することができる。通電ロール5′は通板材4に
対して適正な押伺力を以って接触するように配置されて
いるが、通板材4ヘーの押伺力をさらに確実にするため
に、たとえば、各通電ロール5゛に対して押伺はロール
(図示せず)等を設けることもできる。
て、少なくとも1個、好ましくはl対あるいはさらに複
数個配設される。通電ロール5′の配設位置としては、
通板材4を介してデフレクタ−ロール8に対向する位置
であって、好ましくは、第2図に示すようにデフレクタ
−ロール8の側方位置か選ばれる。これは、通電位置か
ら陽極7までの長さをできるだけ短かくすることにより
、通板材4の固有電気抵抗を低下させ電力ロスを低減す
るためである。通電ロール5゛を1対あるいは複数個設
ける場合には、通電ロール5′と通板材4の適切な接触
を確保することができる。通電ロール5′は通板材4に
対して適正な押伺力を以って接触するように配置されて
いるが、通板材4ヘーの押伺力をさらに確実にするため
に、たとえば、各通電ロール5゛に対して押伺はロール
(図示せず)等を設けることもできる。
1;記したようにデフレクタ−ロール8を削薬品性のあ
る、良熱伝導性の材料から形成する場合には、デフレク
タ−ロール8の内部に冷媒たとえば冷水、フロンガス等
を通し、通板材4を冷却することによって通電ロール5
゛および通板材4間の接点温度をFげるようにすること
もできる。これは、通板材4と通電ロール5゛間のアー
クスポット発生を抑制し、アークスポットによるメッキ
製品の品質低下を防止するためである。さらに詳細に説
明すると、一般的に、金属イi)の連続メツキラインに
おいては、走行する金属帯と通電ロールとの間でスパー
ク状の火花すなわちアークスポットがとび、金属帯およ
び通電ロール表面に溶着表面疵を発生させる現象が見ら
れる。このため、メッキ製品価値が損なわれ、歩留低下
を招き、あるいは通電ロールの損耗を早めてその寿命を
短縮させることが生じる。このアークスポット発生原因
は学術的には必らずしも明らかでないが、通電ロールを
内部冷却することにより改善されることが知られている
。ところが、近年、メッキ操業電流密度の増大に伴なっ
て、通電接点部の温度上昇によるアークスポット発生頻
度の増加が問題となってきている。本発明では、このア
ークスポットの発生を、必要に応じ、通電ロール5゛の
冷却に加えて、熱伝導性の良好な旧質より成る大径のデ
フレクタ−ロール8内に冷媒を通してデフレクタ−ロー
ル8を冷却し、これに接触する通板材4を表裏面から有
効に冷却することによって通電ロール5゛と通板材4と
の接点温度を低下させることによって防(l二するもの
である。
る、良熱伝導性の材料から形成する場合には、デフレク
タ−ロール8の内部に冷媒たとえば冷水、フロンガス等
を通し、通板材4を冷却することによって通電ロール5
゛および通板材4間の接点温度をFげるようにすること
もできる。これは、通板材4と通電ロール5゛間のアー
クスポット発生を抑制し、アークスポットによるメッキ
製品の品質低下を防止するためである。さらに詳細に説
明すると、一般的に、金属イi)の連続メツキラインに
おいては、走行する金属帯と通電ロールとの間でスパー
ク状の火花すなわちアークスポットがとび、金属帯およ
び通電ロール表面に溶着表面疵を発生させる現象が見ら
れる。このため、メッキ製品価値が損なわれ、歩留低下
を招き、あるいは通電ロールの損耗を早めてその寿命を
短縮させることが生じる。このアークスポット発生原因
は学術的には必らずしも明らかでないが、通電ロールを
内部冷却することにより改善されることが知られている
。ところが、近年、メッキ操業電流密度の増大に伴なっ
て、通電接点部の温度上昇によるアークスポット発生頻
度の増加が問題となってきている。本発明では、このア
ークスポットの発生を、必要に応じ、通電ロール5゛の
冷却に加えて、熱伝導性の良好な旧質より成る大径のデ
フレクタ−ロール8内に冷媒を通してデフレクタ−ロー
ル8を冷却し、これに接触する通板材4を表裏面から有
効に冷却することによって通電ロール5゛と通板材4と
の接点温度を低下させることによって防(l二するもの
である。
(発明の効果)
に記したように、本発明によれば、通板材の内側にデフ
レクタ−ロールを配設し、外側に通電ロールを配してい
るので、通電ロールの径を小さくでき、その公経済的で
あるばかりでなく、押込み疵の発生に伴って通電ロール
を取替える必要が生した場合にも、通板旧を切断しなく
ともそのまま1一方・\通電ロールを取外し、短時間の
うちに再、tQ置することができる。また、疵の程度が
軽微であれば、ライン運転中であっても、通電ロール表
面に対してグラインダー等による研磨により手入れを行
なうごとかできる。また、通電ロールは通板材の外側に
配置しているので、メッキ液飛沫が伺riすることか少
なく、したかって通電ロールを7・・、キ液に近接配置
たとえばデフレクタ−ロールの側方位置に配設すること
ができる。この場合には1通板材の固有抵抗による電力
ロスを最小限に抑えることかできる。さらに、デフレク
タ−ロールを1耐薬品性かつ良熱伝導性の材質たとえば
ハステロイCをベースとして形成し、デフレクタ−ロー
ルの内部を水冷する場合には、100〜400A/dば
の高電流密瓜操業をするときにも、アークス。
レクタ−ロールを配設し、外側に通電ロールを配してい
るので、通電ロールの径を小さくでき、その公経済的で
あるばかりでなく、押込み疵の発生に伴って通電ロール
を取替える必要が生した場合にも、通板旧を切断しなく
ともそのまま1一方・\通電ロールを取外し、短時間の
うちに再、tQ置することができる。また、疵の程度が
軽微であれば、ライン運転中であっても、通電ロール表
面に対してグラインダー等による研磨により手入れを行
なうごとかできる。また、通電ロールは通板材の外側に
配置しているので、メッキ液飛沫が伺riすることか少
なく、したかって通電ロールを7・・、キ液に近接配置
たとえばデフレクタ−ロールの側方位置に配設すること
ができる。この場合には1通板材の固有抵抗による電力
ロスを最小限に抑えることかできる。さらに、デフレク
タ−ロールを1耐薬品性かつ良熱伝導性の材質たとえば
ハステロイCをベースとして形成し、デフレクタ−ロー
ルの内部を水冷する場合には、100〜400A/dば
の高電流密瓜操業をするときにも、アークス。
ポ・ント発生頻度を大11」にたとえば冷却しない場合
の半分程度にまで減じることができる。
の半分程度にまで減じることができる。
第1図は従来の竪型電気メツキ装置の概略図、第2図は
本発明の竪型電気メツキ装置の概要図、第3図はエツジ
マスキング装置の概要斜視図である。 111@メツキ槽 2・・ジンクロール3 ・・メッキ
液 4・・通板材 5.5゛・・通電ロール 6・・ホールトタウンロール 7 参会陽極 8・・テフレクターロール811・マス
キング旧 IO・・通板材端位置検出装置 特許出願人 住友金属工業株式会社
本発明の竪型電気メツキ装置の概要図、第3図はエツジ
マスキング装置の概要斜視図である。 111@メツキ槽 2・・ジンクロール3 ・・メッキ
液 4・・通板材 5.5゛・・通電ロール 6・・ホールトタウンロール 7 参会陽極 8・・テフレクターロール811・マス
キング旧 IO・・通板材端位置検出装置 特許出願人 住友金属工業株式会社
Claims (3)
- (1)被メツキ金属板を竪型電気メツキ槽に導くための
デフレクタ−ロールをメッキ槽上方にメッキ槽から所定
距離離隔して設けるとともに、少なくとも1個の通電ロ
ールを、被メツキ金属板を介してに記デフレクターロー
ルと対向して設けたこと特徴とする竪型電気メツキ装置
。 - (2) J−記通電ロールを、デフレクタ−ロールの側
方位置においてデフレクタ−ロールと対向させた特許請
求の範囲第1項に記載の竪型電気メツキ装置。 - (3)デフレクタ−ロールを熱良伝導性材料で形成する
とともに、デフレクタ−ロールに冷媒を導いて冷却する
ようにした特許請求の範囲第1項に記載の竪型電気メツ
キ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21759983A JPS60110894A (ja) | 1983-11-18 | 1983-11-18 | 竪型電気メッキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21759983A JPS60110894A (ja) | 1983-11-18 | 1983-11-18 | 竪型電気メッキ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60110894A true JPS60110894A (ja) | 1985-06-17 |
JPH0160558B2 JPH0160558B2 (ja) | 1989-12-22 |
Family
ID=16706816
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21759983A Granted JPS60110894A (ja) | 1983-11-18 | 1983-11-18 | 竪型電気メッキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60110894A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63255400A (ja) * | 1987-04-13 | 1988-10-21 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 竪型電解処理装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58204197A (ja) * | 1982-05-20 | 1983-11-28 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 竪型電気メッキ装置 |
-
1983
- 1983-11-18 JP JP21759983A patent/JPS60110894A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58204197A (ja) * | 1982-05-20 | 1983-11-28 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 竪型電気メッキ装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63255400A (ja) * | 1987-04-13 | 1988-10-21 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 竪型電解処理装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0160558B2 (ja) | 1989-12-22 |
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