JPS60110300A - 抗菌製剤の経時的抗菌力測定法 - Google Patents

抗菌製剤の経時的抗菌力測定法

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JPS60110300A
JPS60110300A JP21420883A JP21420883A JPS60110300A JP S60110300 A JPS60110300 A JP S60110300A JP 21420883 A JP21420883 A JP 21420883A JP 21420883 A JP21420883 A JP 21420883A JP S60110300 A JPS60110300 A JP S60110300A
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antibacterial
test
bacteria
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test tubes
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JP21420883A
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Chiyo Masuda
増田 千代
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は抗菌製剤の液体培地(二おける抗菌力を、菌と
の接触時間を変数として知ることのできる抗菌力測定方
法に関する。
従来の液体培地法における抗菌力測定は、各種濃度の抗
菌製剤を含む多数の液体培地を容れた多数の試験管(−
被検菌を加え、−夜(18〜24時間)培養し、その後
各試験管から敞小量の試料を寒天平板培地上に取出して
菌集落数を計数することにより、菌数変1tSをめ、菌
数の増加を阻止する最小濃度を静閑力として、また菌数
を一定比(通常1000分の1)に減少させる最小濃度
を殺菌力として測定している。すなわち従来法では被検
菌と抗菌製剤とを一夜という長時間接触させてその抗菌
力(静菌力および殺菌力)を測定している。しかし生体
内での薬物動態ンみると、両者の有効接触時間は3〜6
時間程度であることが多(、臨床効果の解析にはこのよ
うな体内動態に準じた経時的抗菌力の測定法の開発が望
まれていた。
勿論、上記従来法において、培養時間を一夜でな(、各
種設定時間として測定を行なえば、上記の゛経時的抗菌
力測定が実現できるはずである。しかしこの実験系では
通常、10種程度の薬剤濃度と910 +irfのFa
株について行なうので使用する試験管は狭100本とな
り、さらに試料取出時ごとに函数計算を行なうため、試
料の1Φ拌、試験管蓋の開閉などにさいし、外部からの
雑菌混入を予防するための無菌操作など極めて多(の器
材と時間を一安するため、事実上実施不可能である。
本発明はこの抗菌製剤の経時的抗菌力測定法を容易に実
施できるよう改善したものである。
すなわち本発明は、蓋付き保持台に多数の小型試験管を
用意し、これらの各試験管に、各種濃度の抗菌製剤を含
む液体培地および既知数の被検菌を、抗菌製剤の濃度と
被検菌の種類のそれぞれ異なった組合わせを形成するよ
う注入して培養し、各設定時間経過ごとに、前記各試験
管を保持台ごと攪拌機で攪拌し、各試験管から所定微小
割合の試料を寒天平板培地上に取出し、この平板培地を
一定時間培□してその表面に形成された沼集落数を計数
し、この計数値が当初の被検菌数の一定比以下となる最
小抗菌製剤濃度¥尻閑の度としてめ、液体培地における
被検菌と抗菌製剤との接層時間と抗菌濃度との関係を知
る抗菌製剤の経時的抗菌力測定法である。
以下本発明を第1図に示す例について具体的に説明する
っ はじめに準備として多数の保持台Ifを用煮する。この
保持台は略円盤状であって、表面に多二′攻(数10程
度)の竪穴を有し、ここに小型試験管Vを挿入し重設す
る。この小型試験管Vは、取扱いの都合上容量数ml程
度のものが良い。この保持台Hは、すべての試験管Vを
被う1の善H′を有するものとする。
各小型試験管Vに各種濃度の抗菌製剤を含む液体培地f
 l mlずつ分注する。このとき1の保持台H上の各
試験管Vについては同一濃度とし、各保持台H(二つい
ては異なった濃度となるよう(二する。それぞれのa度
は従来法と同様に二段階儂匹に、すなわち各濃度が項比
2の等比数列をなすよう選択してお(とよい。なお対照
のため、抗菌製剤を含まない保持台も作製する。
これらの各試験管にそれぞれ同一の既知数個の被検菌を
゛接種する。この数としては、NXl06(Nは1〜3
0程度)とするとよい。このとき科保持台H(二おいて
、各試験管■に番号1.2、・・・・・・・・・を付し
、1番の試験管すべてに第11株の被検17接独し、2
番の試験管すべてに第2菌株の被検菌を接種し、・・・
・・・・・・、こうして1の保持台の各試験管にはそれ
ぞれ異なった菌株の被検菌を接種し、かつ各保持台につ
いては接種菌株のJ2!(様が同一となるよう(ニする
この結果、抗1看製イリの濃度と被検菌の種類のすべて
の組合わせが用意されたことになる。
つぎにこれらの試験管を保持台ごと培養器に入れ培養す
る。
あらかじめ設定した時間が経過したら、これらの試@管
を保持台Hごを攪拌し、各試験管VからF91定微小割
合の試料を取出し、寒天平板培地上に移植する。すなわ
ち殺菌力を測定する場合においては、白金耳を用いて0
.001m1の試料を取出し移植する。これは培養期間
中に菌数変化が全(起こらなかったと仮定すると、平板
培地の一接種面当りの菌数はNXl03となる。
また静菌力を測定する場合においては、白金耳を用いて
0.001m1の試料を取出し、これを1mtの燐酸緩
衝液中に移し、さらにこの燐酸緩衝液を攪拌して均一の
菌浮遊液とし、ここからO8001mlを白゛金耳で取
出し、寒天平板培地心上に移植する。もし、培養期間中
の函数変化が起らなかったと仮定すると、平板培地の一
接種面当りの菌数はNとなる。なお、平板培地表面での
抗菌製剤の作用を確実に防止するため、抗m製剤を分解
する酵素等が知られている場合は、あらかじめこれを平
板培地上に塗着しておくことが望ましい。
つぎにこの平板を一定時間(通常−夜)培養し、平板培
地の表面に形成された菌集落数を計数する。
試験管vJi、上記試料の取出し後、再び培養器に入れ
て培養を続け、次の設定時間を経過した後再び上記と同
様にして試料を取出し、培養、計数を行なう。
以後同様にして所望の各培養設定時間l二ついて上記作
業を行ない、具体的作業を終る。
なお、この作業において、試験管は試料を取出すときを
除いて常(二蓋夏(′で被われ、雑菌をガスバーナー等
で殺菌するような作業は不要である。
こうして得たデータを各培養設定時間ごとにつぎのよう
にして整理する。
lの菌株について、各保持台に対応するすなわち抗菌製
剤の各濃度に対応する菌集落数のうち前記131N以下
となるものの最小濃度をめる。
この濃度は、殺菌力の測定の場合、菌数な1000分の
1に減少させた濃度であり、「殺菌濃度」と理解するこ
とができる。また静菌力の測定の場合、この濃度は菌数
の増加を阻止したS度であり、U静菌濃度」と理解する
ことができる。
こうして各培養設定時間すなわち被検菌と抗菌製剤との
接触時間に応じて、各菌株についての殺@儂度または静
菌濃度を知ることができる。
さらに各菌株について統計処理をすることにより、例え
は、ある接触時間における50%の菌株について有効と
なる殺菌濃度は例かというような抗菌製剤の有効性を知
ることができる。
上述の例では各試験管を保持台ごとに抗菌製剤の濃度が
異なり、保持台内において菌株が異なるよう配置したが
、この配置以外の配置としてもよいことは当然である。
またこの例の各試験管内の被検菌の数を同一としたのは
後のデータの整97B易化するためであって、必ずしも
常に同一としなければならないことはない。さらにこの
例では殺菌濃度、静菌濃度を既述のよう(二定義し抗菌
力の指標としたが、ほかにも種々の定義が可能であり、
用途に応じて別の指標を用いることができる。
以上のように本発明では多数の小型試験管を保持台に載
せ1.保持台ごと培養器へ出入し、攪拌することができ
るので作業は容易Sある。また各試験管は保持台の器に
より被われているので、試験管の数が多いにもかかわら
す開閉は容易であり、しかもほとんど常に着に被われる
ので外部から試験管内に混入する雑菌は極めて少量であ
り、ガスバーナー等で雑菌を殺菌する操作は不要である
っしたがって本発明により、培養時間を多様に設定して
何度も試料を取出し、培養時間(二応じた抗菌力の測定
全従来法に比べはるかに多数の菌株間に行なうが現実に
実施可能となった、さらに本発明は、その作業性がすぐ
れることから、培養設定時間を日、時間単位だけでな(
、分、秒の単位に至る広い領域中を自由に選択すること
ができ、広い応用範181Iヲ有する。
よって本発明は従来はとんど知られていなかった抗菌製
剤の被検菌との接触時間を変数とした場合の抗菌力を知
ることができ、薬剤の効果の評価解析に極めて有効であ
る。
なお本発明を実際に用いた場合の結果の一例を第2図に
示す。この例は抗生物質セファロシン(cephalo
thin )の被検菌大腸菌に対する殺菌力を測定した
ものであるうこのときの両者の接触時間は6.18.4
2時間であり使用菌数は36株である。この図の横軸は
抗生物質濃度を示し、縦軸は該当する抗生剤濃度により
殺菌された菌株の累積数を全菌株数に対する割合で示し
たものである。なおここでいう殺菌濃度は前記例で定義
したものと同一である。
この図では接触時間が長くなるほどグラフは右に移動し
ている。すなわち接触時間が長いほど殺菌力が低下して
いる。この事実は常識的予想に反する意外なものである
。この原因として、抗生剤が経時的に試験管内で失活す
ること、菌による薬剤分解酵素の生成、耐性菌の発現等
が考えられる。
以上の例から明らかなように、本発明の測定法は、従来
知られていない抗菌製剤の作用様式を明らかにすること
から、薬剤の製造開発等7において重要な意義を有する
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一例を示すブロック図、第2図は本発
明を用いた測定結果の一例を示すグラフである。 H・・・・・・保持台、 H’・・・・・・善、 ■・
・・・・・試験管。 特許出願人 増田千代 外1名 代 理 人 6c2」上−=17 手続補正書 昭和58年12月73日 特許庁長官 若杉和夫 殿 1 事件の表示 ° 昭和58く1 特 許 願第214208号2、発
明の名称 抗菌製剤の経時的抗菌力測定法3、 補正を
する者 沖件との関係 ノミt許出願人 4、代゛理人 住 所 東京都千代田区神田和泉町1番地小森ビル氏 
名 (6018)弁理士 寺 1) 正5 補正命令の
日付 自発 6、 補正により増加する発明の数 7、補正の対象 明細書中「発明の詳細な説明」の項 8、補正の内容 別紙の通り 方式 (へ 補正の内容 明a書中1−「発明の詳細な説明」の項の9ペ一ジ11
行目「・・・に行なうが・・・」とあるな「・・・に行
なうことが・・・」と補正する。 以上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、*付き保持台に多数の小型試験管を用意し、これら
    の各試験管に各種濃度の抗菌製剤を含む液体培地および
    既知数の被検菌を、抗菌製剤の濃度と被検菌の種類のそ
    れぞれ異なった組合わせを形成するよう注入して培介し
    、各設定時間経過ごとに、前記各試験管を保持台ごと攪
    拌機で攪拌し、各試験管から所定微小割合の試料を寒天
    平板培地上に取出し、この平板培地を一定時間培養して
    その表面に形成された菌集落数を計数し、この計数値が
    白初の被検菌数の一定比以下となる最小抗菌製剤濃度を
    抗菌i1?[とじてめ、液体培地における被検菌と抗菌
    製剤との接触時間と抗菌濃度との関係を知る抗菌製剤の
    経時的抗菌力測定法。
JP21420883A 1983-11-16 1983-11-16 抗菌製剤の経時的抗菌力測定法 Pending JPS60110300A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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