JPS60109604A - 流体回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は流体回路に関し、詳しくは、アクチュエータに
供給ずべぎ流体の流量および圧力を共に切換弁の切換ス
トロークに応じて可変制御するようにしたものに関する
。

（従来技術） 従来より、この種の流体回路として、例えば流体ポンプ
と、該流体ポンプからの流体をアクチュエータに供給す
る絞り切換弁と、該絞り切換弁の絞り前後の差圧を所定
圧に保持する圧力補償弁と、上記流体ポンプの流体を所
定圧でリリーフするリリーフ弁とを備えて、絞り切換弁
の切換時には、その絞り前後の差圧を圧力補償弁により
所定圧に保持して絞り開喰に応じた流量をアクチュエー
タに供給Ｊ°るとともに、流体ポンプからの流体圧が所
定圧に達すると、リリーフ弁の開作動により流体をリリ
ーフするようにしたものは知られている（例えば特開昭
５８−１１８３０７号公報等参照）しかしながら、上記
従来のものでは、アクチュエータに供給される流体圧力
が負荷又はリリーフ弁のリリーフ圧により一義的に定ま
る関係上、アクチュエータを停止状態から所定速麿に作
動させる場合には、流体圧が素早く上昇して、アクチュ
エータが唐突に作動し始めるため、操作者はショックを
感じ、良好な操作フィーリングを確保できないという欠
点があった。

（発明の目的） 本発明は、斯かる点に鑑みてなされたもので、人の感覚
が加速度に敏感に反応することにも着目し、アクチュエ
ータの作動制御を流量制御と共に圧力制御によっても行
うようにすることにより、アクチュエータをショックな
くスムーズに作動させると同時に、操作量の増大に応じ
て操作者に大きな加速度を感じさせるようにして、操作
フィーリングの向上を図ることにある。

（発明の構成） 上記目的達成のため、本発明の構成は、上記の如く、流
体ポンプと、該流体ポンプからの流体をアクチュエータ
に供給する絞り切換弁と、該絞り切換弁の絞り前後の差
圧を所定圧に保持する圧力補償弁と、上記流体ポンプの
流体を所定圧でリリーフするリリーフ弁とを備えた流体
回路において、上記リリーフ弁のリリーフ圧設定バネを
上記絞り切換弁の操作レバーに応じてバネ圧可変に構成
したものである。

このことにより、本発明では、絞り切換弁の絞り前後の
差圧を所定圧に圧力補償して、その絞り間痕に応じた流
量をアクチュエータに供給Ｊるとともに、流体ポンプか
らの流体のリリーフ圧を絞り切換弁の操作レバーにより
可変制御するようにしている。

（発明の効果） したがって、本発明によれば、アクチュエータの作動制
御を流量制御および圧力制御の双方により行うようにし
たので、アクチュエータの速度制御をショックなくスム
ーズに行うことができると同時に、操作者に良好な加速
感を体感させることができ、よって操作フィーリングの
顕著な向上を図ることができるものである。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

第１図において、（１）は固定容量形の流体ポンプ、（
２）は該流体ポンプ（１）からの流体を固定容量形モー
タよりなるアクチュエータ（３）に供給する手動操作式
の絞り切換弁であって、該絞り切換弁（２）は、アクチ
ュエータ（３）への流体供給を停止する中立位置（２ａ
）と、該中立位＠（２ａ）の左右両側に位置しそれぞれ
アクチュエータ〈３）を正転および逆転さぜる正転位置
（２ｂ）おＪ：び逆転位置（２Ｃ）との３位置を有する
とともに、正転位置（２ｂ）および逆転位置（２Ｃ）に
おいて負荷圧を検出する負荷圧検出ボート（２ｄ）を備
え、該負荷圧検出ボート（２ｄ）は中立位置（２ａ）時
にはタンクボート（２ｅ）に逆通しタンク通路（４）を
介してタンク（５）に開放される。

また、（６）は上記絞り切換弁（２）の操作レバー（２
ｆ）の操作に応じて該絞り切換弁（２）内に形成される
絞り（２ｇ）前後の差圧を所定圧に保持するバイパス形
の圧力補償弁であって、該圧力補償弁（６）は、流体ポ
ンプ（１）の吐出路（７）とタンク通路（４）間に跨る
バイパス通路（８）に介設され、そのパイロット室〈６
ａ）にはパイロット通路（９）を介して流体ポンプ（１
）の吐出圧（較り（２０）前位の圧力）が作用している
一方、該パイロット室（６ａ）に対抗】るバネ室（６ｂ
）には所定バネ圧ＰＳ＋　（例えば５−／ｃ＋Ｊ）のバ
ネ（６Ｃ）が縮装されていると共にパイロット通路〈１
０）を介して絞り切換弁（２）の負荷圧検出ボート（２
ｄ）に連通しており、絞り切換弁（２）の中立位Ｈ（２
ａ＞時には、バネ室（６ｂ）がタンク（５）に開放され
ることにより、流体ポンプ（１）からの流体をバネ（６
Ｃ）のバネ圧（ＰＳ＋　）に等しい低圧でもってタンク
（５）にアンロードする一方、絞り切換弁（２）の正転
位置（２ｂ）又は逆転位＠（２Ｃ）時には、バネ室（６
ｂ）に負荷圧（較り（２ｇ）後位の圧力）が作用し、流
体ポンプ（１）からの流体の一部を負荷圧とバネ〈６Ｃ
）のバネ圧（ＰＳ＋　）との合計圧でもってタンク（５
）にバイパスすることにより、絞り切換弁（２）の絞り
（２ｇ）前後の差圧をバネ（６Ｃ）のバネ圧（ＰＳ＋　
）に等しい所定圧に保持するように構成されている。

さらに、（１１）は上記圧力補償弁（６）を開閉制御す
るパイロットリリーフ弁であって、該パイロットリリー
フ弁（１１）は、圧力補償弁（６）のバネ室（６ｂ）へ
のパイロット通路（１０）に介設された較り（１２）下
流側とタンク通路（４）間に跨るパイロット通路（１３
）に介設されているとともに、そのバネ室（１１ａ）に
は所定バネ圧ＰＳ２　（例えば２１０ｋｌｊ／ｃＪ）の
リリーフ圧設定バネ（１１ｂ）が縮装されている一方、
該バネ室（１１ｂ＞に対抗するパイロット室（１１ｃ）
にはパイロット通路（１０）の圧力（負荷圧又は大気圧
）が作用しており、絞り切換弁（２）の正転又は逆転位
置（２ｂ＞、（２ｃ）において負荷圧が該パイロットリ
リーフ弁（１１）のリリーフ圧設定バネ（Ｉｌｂ）のバ
ネ圧＜ＰＳ２　）に達すると、パイロットリリーフ弁（
１１）が開作動して絞り切換弁（２）の負荷圧検出ポー
ト〈２ｄ）からタンク（５）への流体流れが形成され、
それに伴い絞り（１２）前後に圧力補償弁（６）のバネ
（６Ｃ）のバネ圧（ＰＳｚ　）以上の差圧が発生して該
圧力補償弁（６）が開作動することにより、流体ポンプ
（１）からの流体を所定圧（ＰＳ２　）でもってバイパ
ス通路（８）を介してタンク〈５〉にリリーフするよう
にしたリリーフ弁（１４）を構成している。

そして、本発明の特徴として、上記パイロットリリーフ
弁（１１）のリリーフ圧設定バネ（１１ｂ）は絞り切換
弁（２）の操作レバー（２ｆ）に、該操作レバー〈２ｆ
）の操作に応じて伸縮するように連結されてバネ圧可変
に構成されている。

したがって、上記実施例においては、アクチュエータ〈
３）を停止状態から所定速度に回転駆動する場合におい
て、絞り切換弁（２）の操作レバー　（２ｆ　）が操作
され始めると、それに応じて絞り切換弁（２）内に形成
される絞り（２９）の前後の差圧が圧力補償弁（６）に
より所定圧（ＰＳＩ）に保持されるので、この絞り切換
弁（２）内の絞り（２ｇ）の聞麿が操作レバー（２ｆ）
のストロークの増大に応じて大ぎくなると、それに伴い
アクチュエータ（３）に供給される流量も増大して、ア
クチュエータ（３）の回転速度は上昇し所定速度に達す
ることになる。

その際、パイロットリリーフ弁（１１）のリリーフ圧設
定バネ（１１ｂ）が絞り切換弁（２）の操作レバー（２
ｆ）の操作に応じて収縮して、パイロットリリーフ弁（
１１）の設定リリーフ圧が操作レバー（２ｆ）の操作に
応じて漸次上昇するので、流体ポンプ（１）からの流体
のリリーフ圧は所定圧（ＰＳ２　）から漸次スムーズに
上昇することになる。その結果、アクチュエータ（３）
の回転駆動は徐々に上昇する流体圧によってショックな
くスムーズに行われると同時に、操作者は操作レバー（
２ｆ）の操作ストロークの増大に応じて大きな加速度を
体感することになり、よって、操作フィーリングを顕著
に向上させることができる。特に、アクチュエータ（３
）が重量の重い負荷に対するもの、例えば建設機械の旋
回体等に対するものである場合には、リリーフ圧の可変
制御範囲の上限値が高いので、制御が細かくなり、より
効果的である。

次に、絞り切換弁（２）の操作レバー（２ｆ）ｔｃＭつ
くパイロットリリーフ弁（１１）のリリーフ圧設定バネ
（１１ｂ）のバネ圧可変制御Ｉ機構の具体例を第２図に
示す。第２図において、絞り切換弁（２）は、図中左右
に配置されたスプール（２ｈ）がその一端において操作
レバー〈第２図では図示せず）に連結されているととも
に、パイロットリリーフ弁（１１）は、上記絞−り切換
弁（２）のスプール（２ｈ）中央部に形成した略Ｖ字形
状の傾斜部（２１）上方に小球（１５）を介して図中上
下移動自在に配置された弁座（１１ｄ）と、該弁座（ｌ
ｉｄ）に着座する弁体（１１ｅ）と、該弁体（１１ｅ）
を着座方向に付勢するリリーフ圧設定バネ（１１ｂ）と
を備え、そのパイロット室（１１Ｃ）にはパイロット通
路（１６）を介して圧力補償弁（第２図では図示せず）
へのパイロット通路（１０）に連通されている一方、バ
ネ室（１１ａ）はパイロット通路（１３）および絞り切
換弁（２）のスプール（２ｈ）を中立位置に付勢するリ
ターンスプリング（２ｊ）を縮装するバネ室〈２ｋ）を
介してタンク通路（４）に連通されており、絞り切換弁
（２）のスプール（２ｈ）が図示の中立位置から操作レ
バー（２ｆ）の操作に基づき図中左方又は右方に移動す
ると、小球（１５）を介してパイロンｌ−リリーフ弁（
１１）の弁座（１１ｄ）がその分、弁体（１１ｅ）を介
してリリーフ圧設定バネ（１１ｂ）の付勢力に抗して図
中上方に移動することにより、パイロットリリーフ弁〈
１１）のリリーフ圧設定バネ（１１ｂ）を縮装させて操
作レバー（２ｆ）に応じてバネ圧可変とするように構成
されている。尚、バイＯツ１〜リリーフ弁（１１）は、
絞り切換弁（２）のスプール（２ｈ〉の中立位１１（２
ａ）への切換時に弁座（１１ｄ）を図中下方に付勢する
スプリング（１１ｆ）と、リリーフ圧設定バネ（１１ｂ
）のバネ圧を初期設定する調整ボルト（１，１ｇ＞とを
備えている。また、パイロットリリーフ弁（１１）の弁
座（１１ｄ）上方には、小球（１５）近傍への異物介入
により弁座（１１ｄ）が異常上昇して流体ポンプ（１）
からの流体のリリーフ圧が異常高圧とならないＪ：う弁
座（１１ｄ）の上昇上限値を規制する規制板（１１ｈ）
が設けられている。

尚、上記実施例では、圧力補償弁（６）をパイロットリ
リーフ弁〈１１）とｊｔにリリーフ弁〈１４）として兼
用したが、その他、圧力補償弁（６）を辻力補償専用と
し、別途にリリーフ弁を設けてもよいのは勿論である。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図は流体回路図、第
２図は要部の具体的構成を示づ断面図である。 （１）・・・流体ポンプ、（２）・・・絞り切換弁、（
２ｆ）・・・操作レバー、（２９）・・・絞り、（３）
・・・アクチュエータ、〈６〉・・・圧力補償弁、（１
１ｂ）・・・リリーフ圧設定バネ、（１４）・・・リリ
ーフ弁。 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）流体ポンプ（１）と、該流体ポンプ（１）からの
   流体をアクチュエータ（３）に供給する絞り切換弁（２
   ）と、該絞り切換弁（２）の較り（２ｇ）前後の差圧を
   所定圧（ＰＳ＋　）に保持する圧力補償弁（６）と、上
   記流体ポンプ（１）の流体を所定圧（ＰＳ２　）でリリ
   ーフするリリーフ弁（１４）とを備え、上記リリーフ弁
   （１４）のリリーフ圧設定バネ（１１ｂ）は上記絞り切
   換弁（２）の操作レバー（２ｆ）に応じてバネ圧可変に
   構成されていることを特徴とする流体回路。