JPS60108497A - 継目無鋼管製造用固体潤滑剤 - Google Patents

継目無鋼管製造用固体潤滑剤

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Publication number
JPS60108497A
JPS60108497A JP21531883A JP21531883A JPS60108497A JP S60108497 A JPS60108497 A JP S60108497A JP 21531883 A JP21531883 A JP 21531883A JP 21531883 A JP21531883 A JP 21531883A JP S60108497 A JPS60108497 A JP S60108497A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
rolling
plug
boric acid
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21531883A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisamitsu Koitabashi
小板橋 寿光
Takeshi Ogasawara
小笠原 武司
Toshiharu Ito
俊治 伊藤
Isao Takada
高田 庸
Fusao Togashi
富樫 房夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は継目無鋼管の製造に用いる固体潤滑剤に関する
ものである。
継目無鋼管の製造方法には種々のものがある。代表例と
しては、小径管の製造にはマンネスマンやマンドレルミ
ル方式、中継管の製造にはマンネスマン・プラグミル方
式が挙げられる。両方式とも基本工程は、(1)丸ビル
ットあるいは角ブルームの穿孔工程、(2)中空管の延
伸加工および(3)仕上工程に分類できる。両方式の最
大の相違点は圧延工程にあり、前者はマンドレルミル、
後者はエロンゲータ−およびプラグミルが用いられるこ
とにある。このような各ミルにおいて、穿孔延伸加工に
用いられる工具、特にプラグミルの損耗は操業」二およ
び品質上重要な管理対象となっている。
たとえば、プラグミルでは、エロンゲータ−圧延後の中
空素管の管端にプラグを押しこみ、圧延を行う。プラグ
は圧延中固定されているために、他のミルがころがり摩
擦運動なのに比べて素管プラグとの間で滑り摩擦運動が
起り、素管内面にすり疵を生じ易い。このため、プラグ
ミル後にはり−ラーを設置し、プラグミルプラグのすり
疵の残在を軽減する対策もとられている。
また、圧延中のプラグは、高温度、高荷重にさらされる
ので、素管内表面とプラグ外表面との接触面に過酷な研
磨作用が働く。プラグ表面はこの研磨作用によって摩耗
し、摩擦熱によって焼付けを起す場合もある。潤滑剤は
プラグの焼付けやきす付きの防IFに効果的である。ま
た、摩擦特性のすぐれた潤滑剤を使用すると、小さい荷
重で圧延が行われ、プラグ寿命の延長につながることが
期待される。
継目無鋼管製造工程に用いられる潤滑剤には、黒鉛、食
塩、硼砂、低融点フラックスなどが挙げられる。この中
で、黒鉛が最も潤滑性にすぐれており・、400°C以
下ではBN粉と同じ摩擦係数を有する。400 ’0以
上になると、黒鉛の酸化が原因で摩擦係数が増加する。
また、黒鉛を用いると、素管内面が浸炭されるという欠
点がある。食塩は鉄に対し腐食作用があるので、潤滑剤
として使用した後の処理工程で設備保守が問題である。
また、食塩、硼砂、低融点フラックスなどの潤滑剤を用
いると、プラグ表面の酸化スケールが除去されやすく、
プラグ寿命が低下するという問題も従来から指摘されて
いた。
従って、本発明は、穿孔あるいは圧延用工具の寿命向上
および鋼管内面の品質向上を達成することができる継目
無鋼管製造用e固体潤滑剤を提供しようとするにある。
 ゛ すなわち、本発明は、硼酸と窒化硼素粉とから構成され
、その重量比(硼酸/窒化硼素粉)が0.2〜5の範囲
にある継目無鋼管製造用固体潤滑剤を提供するものであ
る。
以下に本発明をさらに詳細に説明する。
窒化硼素(BN)粉は比重2.28 g/ cm3 、
結晶系は六方晶系、粒度1〜5川で、3000’Oで昇
華する。BN粉の結晶化が進む程、摩擦係数が小さくな
り、潤滑性に優れるようになる。結晶子のC軸方向の厚
みLcが1000人の粒子では、摩擦係数は0.17で
ある。BN粉の摩擦係数は100000位まで一定であ
る。1000℃以」二ではBN粉が酸化するので、摩擦
係数が増加する。
このように、BN粉は高温の潤滑性に優れた固体潤滑剤
であるが、溶融しないためにBN粉単独でプラグミル潤
滑剤に使用してもプラグ表面や素管内面には1」着しに
くい。付着していなければ、圧延時にプラグと素管との
間隙に入ることができないので、潤滑効果を発揮するこ
とができない。
BN粉の潤滑効果を確保するためには、圧延進行中プラ
グ先端近傍から□自動的に潤滑剤を噴出する装置の使用
あるいはBN粉を素管内壁に付着せしめるバインダーの
添加が有効である。
バインダーの条件としては次のことが必要である。。
(1)圧延中の温度以下で溶融し、プラグや素管にBN
粉を付着させる作用を有すること。
(2)プラグや素管の材質に悪影響を与えないこと。
(3)溶融後の摩擦係数が近いほど良い。
バインダーには、硼酸、無水硼酸、澱粉、食塩、硼砂な
どが考えられるが、食塩、硼砂は前述したようにプラグ
表面の酸化スケールを除去するので好ましくない。また
、澱粉はプラグや素管に塗布した際に、BN粉と一緒に
付着せずに、澱粉のみで溶融し、流動してしまうので好
ましくない。硼酸と無水硼酸が好ましいバインダーであ
るが、価格」二部者が安価であるので、硼酸をバインダ
ーとして選択する方が良い。
硼酸とBN粉との混合物を高温のプラグ表面に塗布する
と、BN粉は硼−と−緒に均一に付着しており、BN粉
が選択的にはがれるようなことはない。
硼酸とBN粉の混合比に対する圧延荷重の関係は第1図
に示すようになった。第1図は、熱間仕」−げ管サイズ
で133/8 ” X 10.92 t の造管におけ
るプラグミルの圧延の実験結果であり1.圧延は素管を
80°回転し、2パス行はれた。潤滑剤は圧延先端側か
ら加圧空気により投入された。圧延荷重とは、ワークロ
ールが素管を上下から加圧する際の荷重を示し、潤滑効
果が顕著なほど圧延荷重は低くなる。圧延荷重が高いと
、プラグへの負荷も・大きくなり、プラグ寿命が短くな
るため好ましくない。
第1図かられかるように、硼酸/BN粉の比が高くなる
程、すなわち、BN粉が少なくなるほど圧延荷重が高く
なる傾向にある。特に、この比が5を超えると増加勾配
が急になり、圧延荷重が高くなる。また、この比が5を
超えると、バインダーの硼酸がガラス状になり、これが
管内面に残存し、外観上も好ましくない。従って、硼酸
/BN粉の比は5以下にするのがよい。
一方、硼酸/BN粉の比を小さくすると、すなわちBN
粉を多くすると、バインダーが不足してBN粉の全量を
素管内壁に有効に付着できなくなり、圧延荷重が高くな
る。硼酸/BN粉の比が0.2未満になると、極端に圧
延荷重の勾配が急になり、また管内面にすり傷が発生す
るようになり、ざらにBN粉が無駄に消費されることを
考慮すれば、硼酸/BN粉の比の下限は0.2となる。
潤滑剤の供給方法としては、上記のようにプラグ表面に
塗布する方法や、素管内面に噴射投入して素管側に付着
させる方法が効果的である。この場合、潤滑剤を投入後
、素管を回転させると、円周方向に均一に潤滑層を形成
することができる。
以下、本発明を実施例につき具体的に説明する。
BN粉(粒度1〜10μs、LC=914A)を潤滑剤
、硼酸(粒度−200mesh 90%)をバインダー
に用い、熱間仕上げ管サイズで133/8 X 12.
92 tの圧延造管を行った。圧延条件は、圧延温度 
1パス圧延1050°C12パス圧延1000’O1圧
延時間4秒、圧延回数2パス、圧延本数者10本である
。潤滑剤はプラグミル圧延の直前で圧延入口側の管端よ
り300gを投入した。その結果を下表に示す。
圧延荷重は10本圧延の平均値を示す。パイプ内面スリ
キズは目視判定により、従来の潤滑剤(Mail十黒鉛
)のΔ印、これより良好なO印、やや劣るX印で評価し
た。
下表から明らかなように、硼酸/BN粉比が本発明の範
囲をはずれると、圧延荷重が大きくなりすぎ、またパイ
プ内面スリキズが多く発生し、好ましくない。また、N
aC1+黒鉛の従来の潤滑剤よりも本発明の硼酸子BN
粉の潤滑剤の方が優れていることがよくわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図はプラグミル圧延における圧延荷重と硼酸/BN
粉との関係を示すグラフである。 0 (uol) ! 豐頁M

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 硼酸と窒化硼素粉とから構成され、その重量比(硼酸/
    窒化硼素粉)が0.2〜5の範囲にある継目無鋼管製造
    用固体潤滑剤。
JP21531883A 1983-11-16 1983-11-16 継目無鋼管製造用固体潤滑剤 Pending JPS60108497A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21531883A JPS60108497A (ja) 1983-11-16 1983-11-16 継目無鋼管製造用固体潤滑剤

Applications Claiming Priority (1)

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JP21531883A JPS60108497A (ja) 1983-11-16 1983-11-16 継目無鋼管製造用固体潤滑剤

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Publication Number Publication Date
JPS60108497A true JPS60108497A (ja) 1985-06-13

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ID=16670321

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21531883A Pending JPS60108497A (ja) 1983-11-16 1983-11-16 継目無鋼管製造用固体潤滑剤

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JP (1) JPS60108497A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6440104A (en) * 1987-08-06 1989-02-10 Kawasaki Steel Co Method for rolling seamless steel tube
JPH06184573A (ja) * 1992-12-21 1994-07-05 Sumitomo Metal Ind Ltd 継目無管熱間圧延用潤滑剤

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6440104A (en) * 1987-08-06 1989-02-10 Kawasaki Steel Co Method for rolling seamless steel tube
JPH0527483B2 (ja) * 1987-08-06 1993-04-21 Kawasaki Steel Co
JPH06184573A (ja) * 1992-12-21 1994-07-05 Sumitomo Metal Ind Ltd 継目無管熱間圧延用潤滑剤

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