JPS601080Y2 - 袋 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主として鋏等刃物の包装用もしくはその他の物
の包装あ、るいは収納用に供する新規の袋に関するもの
であって、後面版もしくは前面版または前後両面版に於
ける開口縁の内側に復元力を備えた立上壁を設けたこと
を要旨とするものである。

尚、図示せる実施例は有色不透明の軟質熱可塑性合成樹
脂シ；ド：製後面版１に於て完成後に開口縁となる縁辺
２の′：内側に、復元力を備えた有色不透明の硬質熱可
塑性合成樹脂薄板をＬ状に折曲して構成した立上壁形成
部材３を同縁辺の全長に沿って載置し、この立上壁形成
部材３の水平部３′の全周縁を後面版１の開口縁部に溶
着により固定すると共に当該後面板１の上に無色透明の
軟質熱可塑性合成樹脂シート製前面版４を、同前面版４
に於て完成後に開口縁となる縁辺５が立上壁形成部材２
の上を被う状態として載置し、これ等前面版４、後面版
１に於て上記の縁辺５，２を除いた全周縁を相互に溶着
し、のって鋏イの包装用袋としたものである。

本考案は成上の如き構成になるので鋏等内容物は立上壁
により其の抜は出しが阻止されて収納状態を維持するも
のである。

即ち、成上に於て開口縁の両端を手指の二本で内方に向
って押し絞る−ことにより前面版および後面版の開口縁
辺を外側に彎曲せしめて開口すると共にこの開口のまま
全体を逆さにして内容物を自重で落し乍ら手に受けとめ
のって鋏等内容物を取り出したり、また開口のまま正立
の状態に戻して内容物を落し入れる等の要領で使用する
ものである。

つまり、本考案袋は従来のボタン付、チャック付のもの
等とは異なリワンハンドで極めて簡単に開閉できる利便
の効果があるのみならず低コストで実施提供できる有益
性に優れているものである。

【図面の簡単な説明】

図は本考案袋の実施例を示すものであって、第１図は全
体の斜視図、第２図は第１図Ａ−Ａ線に沿う断面図であ
る。 １・・・・・・後面版、２・・・・・・縁辺、３・・・
・・・立上壁形成部材、３′・・・・・・水平部、４・
・・・・・前面版、５・・・・・・縁辺、イ・・・・・
・鋏。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 後面版もしくは前面版または前後両面版に於ける開口縁
   の内側に復元力を備えた立上壁を設けて成る袋。