JPS60105528A - 紙管製造機のマンドレル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は紙％製造機のマンドレル、よシ詳細には加熱
した流動性食品を充てんする紙管を製造する製産に用い
るマンドレルに関する。

ジュースその他の果汁飲料などの食品罐詰を製造するた
めには、罐詰とする容器内に飲料としての内容物を充て
んするに当って、内容物を一定温度以上に加熱してから
充てんして、密封することが規定されている。

しかしながら、加熱して充てんされた内容物は、充てん
後に通常の室内や冷蔵庫内などに収容すると、端内の内
容物が冷却し、罐の内部に９圧が生ずる。したがって、
このように、内容物の充てん後、内部に負圧を生ずるも
のの罐としてはブリキ等の金属鑞が使用されていた。

ところで、この出願の発明者はさきに、この種内容物を
密封する円筒形の罐体を加工紙をらせん状に巻いて積層
構造のものとする、いわゆる紙端すなわちコンポジット
罐で、しかも、その最内層の合成樹脂製のシートのつる
巻状をなす縁部を、たがいに間隔をとってシールし、そ
のシール間を端内の負圧によって内方に膨れ出ることが
できるようにした筒状容器本体を提案した。その詳細は
昭和５５年特許出願公開第７１２４７号公報に記載しで
ある。

前記提案の紙管はきわめてよくその目的を達成するもの
であシ、また同じ効果を達成する手段として、最内１１
弱の合成樹脂製のシートの一方の側縁を折り返して、折
シ返した縁部をシールすることによって、端内の負正に
よってその部分が内方に膨れ出るようにすると、特に効
果があることも実証されている。

しかしながら、紙管の最内層となるフィルムの長手方向
の一方の側細部を折シ返して、紙管製造機の通常の全長
に戸って同一＠径のマンドレルに巻き伺りて、紙管を製
造する場合には、この折シ返し部分が他の部分の厚みの
２倍となるために、その周辺が浮き上って接着が不良と
な）、積層製品がこの部分において離脱したシ、あるい
はマンドレルへの巻き伺は作業時におけるシートの摩擦
係数の相違による効率の低下など、種々の不利益が生じ
、製品の品質が不安定となる支障がある。

以上の諸点を考慮して、この発明の主目的は内面フィル
ムに折シ返し部を設は内圧を吸収するようにしたコンポ
ジット罐の筒体を製造するに当って、相述した支障の生
ずることのない紙管製造機のマンドレルｅ［供すること
にある。

この発明のその他の目的と効果とを明確にするために、
以下、この発明のマンドレルを添伺図面について具体的
に説明する。

先ず、従来のものとして、第１図は最内層に合成樹脂製
シートの細長片１０の一方の側縁に折シ返し部１２を形
成したものを、直径が全長を通じて同一のマン上゛レル
上につる巻状に巻きつけ、さらにその表面にクラフト紙
１４をつる巻状に重ね巻きし、折シ返し部１２の末端部
Ａを熱シールして形成した紙管の管壁の一部を示す略断
面図である。

図面には、簡易化するために、クラフト紙１４の１層の
みを示しであるが、複数層のクラフト紙を順次巻きつけ
て、紙管とする。この円筒状の紙管を所定の長さに切断
した後、一方の端部に金属製の底を固定し、加熱した液
体、たとえば果汁を充てんして、さらに他端に金槁製の
蓋を施こして密封する。すると、さきに述べたように、
内容物が冷却して端内に負圧が生じたときに、折シ返し
部１２の密封された空所が端内に膨出して、その負圧を
吸収し、罐の外形をそこねたシ、蓋や底と円筒体との接
合部に支障を招いたシして内容物を漏出することがない
。

しかしながら、この従来の全長に亘って直径に変更のな
い、すなわち外円面が平滑な内棒のマンドレルを月１い
て、折シ返し部１２を有する最内層のシート１０のＩＪ
ｉシ返し部１２の両側縁部が浮き上って接着不良など、
さきに述べた多くの支障を生ずる。

そこで、この発明においては、第２図と第３図に示すよ
うに、円筒形のマンドレル２０の所定の部位、すなわち
、最内層のシート１０の折シ返し部１２ｆ：巻き込む位
置に、その折り返し部１２の幅またはその幅よシも幾分
か広い幅の溝２２をつる巻状に形成しである。

この発明のマンドレル２０は以上のような溝２２が構成
しであるために、このマンドレル２（ｌ使用して、従来
のものと同様に、一方の側縁に折シ返し部１２を有する
最内層のシート１０の、折シ返し部１２がマンドレル２
０のっる巻状の溝２２に沿うように巻きつけて、その表
面にクラフト紙１４を巻き重ねてゆくと、折り返し部１
２は第４図に示すように、紙筒の内方に突出して形成さ
れて、その外面側に何等の影響を及はすことがない、ま
た、マンドレル２０の内部に長手軸線方向に沿って圧縮
空気の通路２４を設け、これに連通しマンドレル２０の
溝２２部で開口する排出口２６を設けることができる。

このようにすることによシ、この紙管製造機のマンドレ
ル２０を用いて所望の紙管をつくるときに、圧縮空気源
（図面に示してない）から送られた圧縮空気を排出口２
６から噴出させることによシ、最内層のシート１０の折
シ返し部１２の熱シール部Ａのシールに効果的であると
共に、クラフト紙１４の重ね巻き時にも、内部からの圧
力が効果的に作用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のマンドレルを用いて最内層のシートに折
シ込み部を有する積層紙管を構成した場合の部分断面図
、第２図はこの発明のマンドレルの一部の略立面図、第
３図は第２図の線■−■に沿う拡大断面図、第４図はこ
の発明のマンドレルを用いた場合の第１図に相当する部
分断面図である。 深伺図面における参照数字とこの発明の主要構成要素と
の関係は次に示す通シである。 １０・・・最内層合成樹脂シート １２・・・折シ返し部 １４・・・クラフト紙 ２０・・・マンドレル ２２・・・つる巻状溝 ２４・・・圧縮空気通路 ２６・・・排出口 ほか１名 第１図 第４１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、最内層のシートの一方の長手側縁に折シ返し部金設
   け、平坦なシートとともに積層管体全形成させる紙管製
   造機において、前記シートの折り返し部を収容する寸法
   の溝を横断面が円形の１ンドレルの表面につる巻状に形
   成したことを特徴とする紙管製造機のマンドレル０ ２、前記マンドレル中に圧縮空気の通路を設け、その排
   出口を前記溝の底部に開口するようにした特許請求の範
   囲第１項に記載の紙管製造機のマンドレル。