JPS60105433A - マッシュルーム,フクロタケ,ヒメマツタケ栽培用培地の調整方法 - Google Patents

マッシュルーム,フクロタケ,ヒメマツタケ栽培用培地の調整方法

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JPS60105433A
JPS60105433A JP58211586A JP21158683A JPS60105433A JP S60105433 A JPS60105433 A JP S60105433A JP 58211586 A JP58211586 A JP 58211586A JP 21158683 A JP21158683 A JP 21158683A JP S60105433 A JPS60105433 A JP S60105433A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はきのこ栽培用培地に関し、一層詳細には大量に
排出され、処理の困難なエノキダケ、ヒラタケ、本シメ
ジ等の人工栽培後の廃オガクズを使用して成る、マツシ
ュルーム、フクロタケ、ヒメマツタケ等を栽培すること
のできるきのこ栽培用培地に関する。
マツシュルーム等のきのこ人工栽培用培地としては、通
常稲ワラ、麦ワラ等を用いた堆肥を使用している。これ
ら稲ワラ、麦ワラ等は分解しにくいリグニンの含有量が
少ないから培地として調整するための好気性醗酵期間が
20〜30日程度と短(で済む利点がある。しかしなが
ら昨今稲、麦等の作付面積が減って、稲ワラ、麦ワラ等
の入手が困難となっており、また高価であるという不具
合がある。
ところでエノキダケやヒラタケの人工栽培にはオガクズ
とコヌカを主成分とした培地が調整され、有効に用いら
れている。発明者は、マツシュルーム等の人工栽培用培
地としてもこれらが有効に利用できないか検討した。し
かし、オガクズは極めて分解しにくいリグニンを多量に
含むことから、醗酵分解するには3〜4ケ月もの長期間
を要し、しかも稲ワラ、麦ワラと同様に高価である難点
がある。
そこで発明者は鋭意検削を重ねた結果、従来エノキダケ
等を栽培して、廃棄処分するしかなかった廃オガクズを
再使用することに想到した。そしてこれら廃オガクズは
、エノキダケ等の培地として調整する際に、殺菌処理に
よる高熱分解を受けており、さらにエノキダケ菌糸等に
よる分解作用も受けていることから、廃オガクズ中のリ
グニンはすでに適度に分解されており、後の醗酵工程で
短期間でさらに有効に分解できることを見出した。
すなわち本発明の目的とするところは、従来廃棄するし
かなかった廃オガクズを有効に再利用しうるきのこ栽培
用培地を提供するにあり、その特徴は、一旦きのこを栽
培した後の廃オガクズに必要に応じて窒素源又は炭素源
を加えて好気性醗酵して成るところにある。
以下本発明の好適な実施例を詳細に説明する。
本発明においては、エノキダケ、ナメコ、本シメジ、ヒ
ラタケ、マイタケ、シイタケ等の、オガクズを主原材料
とし、これにコヌカ等と水を加えて蒸気釜で熱処理した
培地を使用するきのこ人工栽培において用いられ、そし
て廃棄される廃オガクズを主原材料とする。これらきの
こ栽培後の廃オガクズは従来不要物として廃棄され、そ
の処理が困難で大量に発生するところから、産業廃棄物
として取扱われていたものである。この廃オガクズ1.
5Mを、エノキダケ栽培用として広く普及しているミキ
サー10に投入する。このミキサー10はオガクズ中に
コヌカ、水等を均一に分散するためのミキサーとして容
易かつ廉価に入手できるものである。このミキサー10
の略U字型の容器12内に水平駆動軸14と、この水平
駆動軸14を中心とする螺旋羽根16が設けられており
、容器12底部の側面にニアコンプレッサとの連通孔1
8を設けて常時150〜20On /分程度の空気を吹
き込む。これによって、緻密な廃オガクズについても好
気性醗酵を可能とすることができる。ミキサー10の周
囲および上下面を覆って密閉状態とし、醗酵熱を逃がさ
ないようにすることによって、醗酵初期においては70
℃前後の高温に、そして醗酵後期においては50℃前後
となるように温度保持する。この場合室温40〜50℃
の密閉室内にミキサー10を収納して保温してもよく、
あるいはミキサー10を断熱構造に形成して、内部に適
宜なヒータ(図示せず)を組み込んで保温してもよい。
螺旋羽根16は1〜2時間に10分間程度、約3回転し
て廃オガクズを攪拌するぐらいの攪拌量によって、でき
る限り温度条件等を均一化して醗酵させるのがよい。こ
の攪拌は1日に合計30分くらいであっても良い。廃オ
ガクズは粒径が小さいから、粒子中の酸素が好気性醗酵
歯によって消費され易い。したがって、通常の稲ワラを
用いた堆肥の醗酵には夏場で3〜4日に1回、冬場で4
〜5日に1回の切り返し作業で良いが、廃オガクズを用
いて良好な醗酵を行うには、上記のようにほぼ毎日の攪
拌作業が必要となる。
ミキサー10に廃オガクズ20を投入した際に、廃オガ
クズ1.5rrlに対して、必要に応じて窒素源として
尿素1 kgとコーンミル20kgを加え、さらにこれ
から2日程後に養分・窒素量調節のため硫安3 kgと
コヌカ5 kgを加える。添加口を遅らせるのは硫安と
尿素が反応するのを避けるためである。
炭素源か、窒素源のいずれかを加えることによって培地
として必要な成分を補給して炭素率を30〜35、好適
には32程度とするが、このための窒素源としては、有
機窒素、無機窒素のいずれをも使用することができる。
高温と、充分な攪拌によって古いきのこの菌糸も完全に
分解されて窒素源となりこれらによって窒素が最初1.
5重量%程度であっても1.8重量%程度にまで上昇す
る。廃オガクズによっては、例えばエノキダグ5本シメ
ジ栽培後の廃オガクズは窒素源よりも炭素源が不足とな
る。この場合には上記の窒素源に代えて稲ワラ等のチッ
プを必要量添加する。稲ワラは分解しにくいリグニン含
有量が小さいので醗酵分解に支障がない。あるいは、新
しいオガクズを全体の10%乃至20%程度炭素源とし
て加えてもよい。この場合にも醗酵熱は充分70℃前後
まで上がり、しかも醗酵によりアルカリ性のアンモニア
ガスが生じるから、新しいオガクズも量的に少ないこと
とも相俟って充分に分解され、醗酵が進むものである。
培地のpHは栽培試験によるとPH6,8〜PH7,5
の範囲が好適であるため炭酸カルシウム等によってアル
カリ側に、過リン酸石灰等によって酸性側に微調整する
。このような好気性醗酵を20日前後行うのみできのこ
栽培用培地が完成し、粉粒的性状をも有するため、その
後の取出し、棚弐床作り等も容易に行うことができる。
上記のごとく調整した培地を、マツシュルーム。
フクロタケ、ヒメマツタケの培地として用いたところ、
収量よく栽培が行えた。マツシュルームを例にとると、
培地3.:M当たり平均40kg、良好区域では50〜
60kgの収量があった。
以上のように本発明によるときは、廃棄物として大量か
つ容易に入手することができる、様々な種類のきのこを
栽培した後の廃オガクズを再利用することができるとい
う著効を奏する。またオガクズ中に存在して分解し難い
リグニン等の多糖類の長鎖が、最初のきのこ栽培時の蒸
気釜等による熱処理およびきのこ菌糸の生育によって相
当程度分解されており、必要な窒素源または炭素源を補
うのみで短期に好気性醗酵処理によって得られると共に
、後のマツシュルーム等のきのこ栽培に必要な栄養源を
すべて含有し、好適に用いうるという著効を奏する。
以上本発明につき好適な実施例を挙げて種々説明したが
、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、発明
の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのは
もちろんのことである。
【図面の簡単な説明】
第1図はミキサーの部分縦断面斜視図である。 10・・・ミキサー、12・・・容器。 14・・・水平駆動軸、16・・・螺旋羽根。 18・・・連通孔、20・・・廃オガクズ。 特許出願人 島田改修 第1図 川 メ ロ18 手続補正書 昭和59年12月19日 特許庁長官志賀 学殿 2、発明の名称 きのこ栽培用培地 3、補正をする者 4、イ未−口L^、 6、補正により増加する発明の数 7、補正の対象 8、補正の内容 ■)特許請求の範囲を次のように補正する。 [1,一旦きのこを栽培した後の廃オガクズに必要に応
じて窒素源、おJシF/遣1ζ桂炭素源を加えて好気性
醗酵して成るきのこ栽培用培地。 2、廃オガクズがエノキダケ栽培後の廃オガクズである
特許請求の範囲第1項記載のきのこ栽培用培地。 3、窒素源が尿素、硫安である特許請求の範囲第1項ま
たは第2項記載のきのこ栽培用培地。 4、炭素源が細切ワラ、コーンミル、コヌカ、または新
しいオガクズである特許請求の範囲第1項、第2項また
は第3項記載のきのこ栽培用培地。 5、きのこ栽培用培地がマツシュルームの培地である特
許請求の範囲第1項、第2項、第3項または第4項記載
のきのこ栽培用培地。 6、きのこ栽培用培地がフクロタケの培地である特許請
求の範囲第1項、第2項、第3項または第4項記載のき
のこ栽培用培地。 7、きのこ栽培用培地がヒメマツタケの培地である特許
請求の範囲第1項、第2項、第3項または第4項記載の
きのこ栽培用培地。 8、きのこ栽培用培地の全窒素が約1.8重量%であり
、Pl+を6.8〜.7.Lに調節して成る特許請求の
範囲第1項、第2項、第3項、第4項。 第5項、第6項または第7項記載のきのこ栽培用培地。 9、きのこ栽培用培地の炭素率が30〜35である特許
請求の範囲第1項、第2項、第3項、第4項、第5項、
第6項、第7項または第8項記載のきのこ栽培用培地。 」 2)明細書第6頁第15行目に「窒素源」とあるのを「
窒素源・養分」と補正する。 3)明細書第6頁第17行目に「養分・窒素量調節」と
あるのを「窒素量・養分量調節」と補正する。 4)明HJ書第7頁第18行目〜第19行目の「培地の
PHは・・・Pl+ 7.5の範囲」とあるのを次のよ
うに補正する。 [なおコーンミルやコヌカも炭素源となる。培地のPl
+は栽培試験によると6.8〜7.8、最適には7.2
〜7.5の範囲」

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一旦きのこを栽培した後の廃オガクズに必要に応じ
    て窒素源又は炭素源を加えて好気性醗酵して成るきのこ
    栽培用培地。 2、廃オガクズがエノキダケ栽培後の廃オガクズである
    特許請求の範囲第1項記載のきのこ栽培用培地。 3、窒素源が尿素、コーンミル、硫安、コヌカである特
    許請求の範囲第1項または第2項記載のきのこ栽培用培
    地。 4、炭素源が細切ワラ、または新しいオガクズである特
    許請求の範囲第1項、第2項または第3項記載のきのこ
    栽培用培地。 5、きのこ栽培用培地がマンシュルームの培地である特
    許請求の範囲第1項、第2項、第3項または第4項記載
    のきのこ栽培用培地。 6、きのこ栽培用培地がフクロタケの培地である特許請
    求の範囲第1項、第2項、第3項または第4項記載のき
    のこ栽培用培地。 7、きのこ栽培用培地がヒメマツタケの培地である特許
    請求の範囲第1項、第2項、第3項または第4項記載の
    きのこ栽培用培地。 8、きのこ栽培用培地の全窒素が約1.8重量%であり
    、P■を6.8〜7.5に調節して成る特許請求の範囲
    第1項、第2項、第3項、第4項。 第5項、第6項または第7項記載のきのこ栽培用培地。 9、きのこ栽培用培地の炭素率が30〜35である特許
    請求の範囲第1項、第2項、第3項、第4項、第5項、
    第6項、第7項または第8項記載のきのこ栽培用培地。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02295415A (ja) * 1989-05-01 1990-12-06 Yoshio Miyaji マッシュルーム容器栽培用培養基及び同培養基を用いたマッシュルーム容器栽培方法
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JP2011130702A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Shinyodo:Kk きのこ栽培用培地

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