JPS6010491Y2

JPS6010491Y2 - ステイツク容器

Info

Publication number: JPS6010491Y2
Application number: JP6584480U
Authority: JP
Inventors: 孝光野沢
Original assignee: 株式会社吉野工業所
Priority date: 1980-05-14
Filing date: 1980-05-14
Publication date: 1985-04-10
Also published as: JPS56168010U

Description

【考案の詳細な説明】本案は、口紅等の棒状化粧品いわゆるスティックを収容
するスティック容器に係る。

本案は、わずかな操作でスティックを迅速に且つ大幅に
出没させることができ、スティックを容易に装着でき、
そして、美麗なものを提供しようとするものである。

以下、図示の実施例について説明する。

図において、１は、基筒で、内面において、筒方向の左
右一対の案内溝ｉｉ、ｉｉを設けると共に、上端部に横
溝１２を周設している。

２は、下端を上記基筒１の上端に回転自在に連係した回
転筒で、上方から下部にまで割込みを入れて筒方向の左
右一対の案内１ｉ２１，２１を形威し、下端部内面に左
右一対の突子２２．２２を突設し、且つ、下端部を小径
にすると共に、その末端に外向きフランジ２３を設けて
おり、該フランジ２３を上記基筒１の横溝１２へ回転自
在に嵌合している。

３は、上記基筒１及び回転筒２に対し可動に内装した螺
旋筒で、下端外面に左右一対の突子３１．３１を突設し
て、これを上記基筒１の案内溝１１．１１へ摺動自在に
係合し、外面及び内面に相反する方向の各左右一対の螺
１３２，３２，３３．３３を形威し、その外面の螺溝３
２，３２を上記回転筒２の突子２２．２２へ係合してい
る。

４は、上記回転筒２及び上記螺旋筒３内に可動に内装し
た昇降筒４で、約１７３の上部４１を回転筒２内面に摺
動する大径に、下部４２を螺旋筒３に挿入し得る小径に
形成すると共に、その小径下部４２外面の上端と下端に
それぞれ左右一対の突子４３，４３，４４，４４を突設
して、その上端の突子４３．４３を上記回転筒２の案内
溝２１゜２１へ、且つ、下端の突子４４．４４を上記螺
旋筒３の内面の螺溝３３，３３へ各係合している。

５は、基筒１の外側へ嵌着し一体化した有底の基筒用外
装筒で、周壁５１を基筒よりも少し高くして上方へ突出
させ、底５２の中央に透孔５３を穿設し、また、周壁５
１の突出部５１ａ内に中途６１がやや大径に膨出した支
持筒６の下端部６２を嵌着固定して、基筒１の抜出を阻
止し、その支持筒６内に上記回転筒２の下部を摺動回転
させるようにしている。

７は、上記回転筒２の外側へ嵌着し一体化した回転筒用
外装筒で、下端を上記支持筒６の上端に摺動自在に突き
当て、上端を内側へわずかに窄って回転筒２の上端に係
合している。

８は、上記支持筒６の上端部６３及び上記回転筒用外装
筒７に着脱自在に嵌着したキャップである。

而して、昇降体４の上部４１ステイツクを固着し起立さ
せるが、その際には、第４図に示すように、キャップ８
を取外し、昇降体４を繰出した状態において、突出した
昇降体上部４１へ内面に離型剤を塗布した型ケースＡを
嵌着して、全体を倒立させ、基筒用外装筒５の底５２の
透孔５３を通して型ケースＡ内へスティック溶融液を充
填し凝固させ、凝固後型ケースＡを取外す。

なお、その後に透孔５３をシール材で閉孔するとよい。

なお、外装部材はアルミニウム等の金属性にするとよい
。

如上の構成であるから、キャップ８を外した状態で、基
筒用外装筒５従って基筒１を固定腰回転筒用外装筒７従
って回転筒２を回転させれば、螺旋筒３が回転すること
なく基筒１に対して昇降し、昇降体４が回転筒２と共回
りしてその螺旋筒３に対して昇降するので、昇降体４は
、基筒１に対し螺旋筒３の２倍の昇降を生じ、従って、
回転筒２の側をわずかに回転しても、昇降体４従ってこ
れに設けられているスティックは、高速度に且つ大幅に
昇降出没する。

また、回転筒２の側を固定し、基筒１の側を回転させれ
ば、昇降体４従ってスティックは、回転することなく昇
降出没する。

本案によれば、わずかな操作でスティックを迅速に且つ
大幅に出没させることができ、また、そのスティックを
回転させないで昇降出没させることができ、操作上類る
好都合である。

しかも、スティックの装置に、昇降体４へ型ケースを取
付けて、これへ底の側からスティック溶融液を充填し凝
固させて、容易に装置できる。

更に、外観美麗である。

【図面の簡単な説明】

図面は本案実施例で、第１図は昇降体下降時の一部截断
側面図、第２図は昇降体上昇時の一部截断側面図、第３
図は分解斜視図、第４図はスティック装着を説明する図
である。１・・・・・・基筒、２・・・・・・回転筒、３・・・
・・・螺旋筒、４・・・・・・昇降筒。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】１内面において筒方向に案内溝１１をを開溝した基筒
１と、１１上記基筒１の上端に回転自在に連係し、内面に
筒方向に案内溝２１を開溝すると共に、下端内面に突子
２２を突設した回転筒２と、１１上記基筒１及び上記回転筒２に対し可動に内装
し、下端外面に突子３１を突出してこれを上記基筒１の
案内溝１１へ摺動自在に係合し、外面及び内面に相反す
る方向の螺溝３２，３３を形威し、その外面の螺溝３２
を上記回転筒２の突子２２へ係合した螺旋筒３と、ｌ１１１上記回転筒２及び上記螺旋筒３内に可動に
内装し、上部４１を回転筒２内面に摺動する大径に、下
部４２を螺旋筒３に挿入し得る小径に形成すると共に、
その小径下部４２外面の上端と下端にそれぞれ突子４３
．４４を突設して、その上端の突子４３を上記回転筒２
の案内溝２１へ、且つ、下端の突子４４を上記螺旋筒３
の内面の螺溝３３へ各係合した昇降筒４と、 ■ 上記基筒１と上記回転筒２に各設けた適宜外装と、から戒るスティック容器。