JPS60104458A - 箱形車体 - Google Patents
箱形車体Info
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- JPS60104458A JPS60104458A JP20837683A JP20837683A JPS60104458A JP S60104458 A JPS60104458 A JP S60104458A JP 20837683 A JP20837683 A JP 20837683A JP 20837683 A JP20837683 A JP 20837683A JP S60104458 A JPS60104458 A JP S60104458A
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- JP
- Japan
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- vehicle body
- shaped
- removable roof
- box
- roof
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、鉄道車両などにおける取外し屋根を備えた箱
形車体の構造に係′す、特に、このような車体における
取外し屋根のシール構造に関する。
形車体の構造に係′す、特に、このような車体における
取外し屋根のシール構造に関する。
箱形の車体内に重量物を備えた車両においては、必要に
応じて屋根を取外し可能に構成したものがある。
応じて屋根を取外し可能に構成したものがある。
例えば、第1図に示すような鉄道用の機関車や電源車な
どには、その内部に変圧器、制御機器、発電機、それに
工/ジンなと各種の重量物が備え付けられており、これ
らの据付け、取外しなどに際してはクレーンなどの重量
物の吊上げ移動手段の使用が不可欠であり、従って、こ
のような車両では第2図のように、車体の上方からの重
量物の吊り入れや吊り出しが行なえるようにしなげれば
ならず、このため、屋根の取付け、取外しを要すること
になるのである。
どには、その内部に変圧器、制御機器、発電機、それに
工/ジンなと各種の重量物が備え付けられており、これ
らの据付け、取外しなどに際してはクレーンなどの重量
物の吊上げ移動手段の使用が不可欠であり、従って、こ
のような車両では第2図のように、車体の上方からの重
量物の吊り入れや吊り出しが行なえるようにしなげれば
ならず、このため、屋根の取付け、取外しを要すること
になるのである。
これら第1図及び第2図において、1は車体、2は取外
し屋根、7,8は各種車内塔載機器(重量物)、9はク
レーンのフックを表わす。
し屋根、7,8は各種車内塔載機器(重量物)、9はク
レーンのフックを表わす。
ところで、このような取外し屋根2を設けた場合には、
当然のこととして、取外し屋根2と車体1との取付部に
シール機構を設け、雨水などの侵入が防止できるように
しなければならない。
当然のこととして、取外し屋根2と車体1との取付部に
シール機構を設け、雨水などの侵入が防止できるように
しなければならない。
このような場合のシール機構としては、従来から第3図
ないし第5図に示す構造のものが使用されていた。
ないし第5図に示す構造のものが使用されていた。
第3図は第2図のA−A断面で、取外し屋根20両側部
に対するシール位置が車体1の屋根部分Bに設けられて
いる状態を示し、この屋根部分I3を拡大して詳細に示
したのが第4図である。
に対するシール位置が車体1の屋根部分Bに設けられて
いる状態を示し、この屋根部分I3を拡大して詳細に示
したのが第4図である。
この第4図において、3は車体1の屋根部分上面に取付
けられ、雌ネジ穴を有するダボ、4はシール用のバッキ
ング部材、5は車体1の屋根部分に取付けられているバ
ッキング受、6は取付ボルト、11は車体1の外板、1
5は取外し屋根2のフレーム、16は取外し屋根2の外
板、17は補強板、18は車体の縦桁である。
けられ、雌ネジ穴を有するダボ、4はシール用のバッキ
ング部材、5は車体1の屋根部分に取付けられているバ
ッキング受、6は取付ボルト、11は車体1の外板、1
5は取外し屋根2のフレーム、16は取外し屋根2の外
板、17は補強板、18は車体の縦桁である。
第5図は第1図の取外し屋根2のそれぞれの前端部と後
端部との突合わせ部分りを拡大して詳細に示したもので
、14は車体1に設けである横桁部材であり、その1m
は第4図の場合と−同じであるが、ダボ3は横桁14の
上に設ゆられている車体外板11の上に取付けられてい
る。
端部との突合わせ部分りを拡大して詳細に示したもので
、14は車体1に設けである横桁部材であり、その1m
は第4図の場合と−同じであるが、ダボ3は横桁14の
上に設ゆられている車体外板11の上に取付けられてい
る。
このような構造において、取外し屋根2は、そのフレー
ム15と外板16を通して設けであるボルト孔に締付ボ
ルト6を挿入し、ダボ3の雌ネジ穴に所定のトルクで締
付けることにより車体1に数句けられ、このとき、フレ
ーム15の内面にバッキング部材40頭部が当り、これ
が所定の状態にまでつぶされることにより車体lと取外
し屋根20間でのシール状態が得られるようになってい
る。
ム15と外板16を通して設けであるボルト孔に締付ボ
ルト6を挿入し、ダボ3の雌ネジ穴に所定のトルクで締
付けることにより車体1に数句けられ、このとき、フレ
ーム15の内面にバッキング部材40頭部が当り、これ
が所定の状態にまでつぶされることにより車体lと取外
し屋根20間でのシール状態が得られるようになってい
る。
しかしながら、このような従来のシール構造においては
、そのシール機能がほとんど全面的にバッキング部材4
のシール性能に負っているため、このシール性能が常に
充分に発揮されるような状態に保つ必要があり、さもな
いときには必要なシール機能が得られず、雨水などの侵
入を生じ易いという問題点がある。
、そのシール機能がほとんど全面的にバッキング部材4
のシール性能に負っているため、このシール性能が常に
充分に発揮されるような状態に保つ必要があり、さもな
いときには必要なシール機能が得られず、雨水などの侵
入を生じ易いという問題点がある。
例えば、バッキング部材4とバッキング受5との間、或
いはバッキング部材4の底面と外板11との間の接着が
不充分であれば、この部分からの山水の侵入の可能性を
生じ、取外し屋根2によるバッキング部材4の押しつぶ
し量が不足すると、バンキング部材40頭部とフレーム
15との間に隙間を生じ、やはり雨水侵入の可能性を生
じる。
いはバッキング部材4の底面と外板11との間の接着が
不充分であれば、この部分からの山水の侵入の可能性を
生じ、取外し屋根2によるバッキング部材4の押しつぶ
し量が不足すると、バンキング部材40頭部とフレーム
15との間に隙間を生じ、やはり雨水侵入の可能性を生
じる。
従って、この従来例では、バッキング部材4の取付けや
保守に充分な注意を要し、かつ、必要な押しつぶし量が
一様に得られるようにするため、締付ボルト6の設置間
隔を広くすることができず、その本数が増加して取外し
取付けに多大の労力を要するという欠点があった。
保守に充分な注意を要し、かつ、必要な押しつぶし量が
一様に得られるようにするため、締付ボルト6の設置間
隔を広くすることができず、その本数が増加して取外し
取付けに多大の労力を要するという欠点があった。
また、この従来例では、締付ボルト6が外部に露出して
おり、このため、取外し屋根2の外板16とフレーム1
5にこのボルト6を通す孔から雨水が侵入し易く、外板
16とフレーム16の隙間に雨水が入りこんで雨漏りを
生じたり、これらの間に錆を発生させたりする虞れを生
じ、かつ、ダボ3の雌ネジ部分にも錆の虞れを生じると
いう欠点があった。
おり、このため、取外し屋根2の外板16とフレーム1
5にこのボルト6を通す孔から雨水が侵入し易く、外板
16とフレーム16の隙間に雨水が入りこんで雨漏りを
生じたり、これらの間に錆を発生させたりする虞れを生
じ、かつ、ダボ3の雌ネジ部分にも錆の虞れを生じると
いう欠点があった。
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点を除き、バッ
キング部材のシール性能が低下しても直ちに雨水などの
侵入の虞れがな(、締付ボルト孔による雨水の侵入の虞
れもなくすことができる取外し屋根を備えた箱形車体を
容易に提供するにある。
キング部材のシール性能が低下しても直ちに雨水などの
侵入の虞れがな(、締付ボルト孔による雨水の侵入の虞
れもなくすことができる取外し屋根を備えた箱形車体を
容易に提供するにある。
この目的を達成するため、本発明は、取外し屋根の面上
に溜った雨水が直接、バンキング部材によるシール位置
に達しないようにし、かつ、取外し屋根を車体に取付け
る部材が外部に露出しないようにした点を%徴とする。
に溜った雨水が直接、バンキング部材によるシール位置
に達しないようにし、かつ、取外し屋根を車体に取付け
る部材が外部に露出しないようにした点を%徴とする。
以下、本発明による箱形車体について、図示の実施例を
参照して詳細に説明する。
参照して詳細に説明する。
第6図ないし第8図は本発明の一実施例で、まず、第6
図は車体の横断面を示したもので、第2図のA−A線に
おける断面図であり、この図から明らかなように、この
実施例では取外し屋根2の側端部に対するシール位置が
車体1の側面上部に移され゛〔いる。ぞしC1この位置
Cに41覧けるシール構造の一実施例が拡大図として第
7図に示されている。
図は車体の横断面を示したもので、第2図のA−A線に
おける断面図であり、この図から明らかなように、この
実施例では取外し屋根2の側端部に対するシール位置が
車体1の側面上部に移され゛〔いる。ぞしC1この位置
Cに41覧けるシール構造の一実施例が拡大図として第
7図に示されている。
この第7図において、10はバッキング部材、19は取
付片であり、その他は第4図の従来例と同じである。な
お、20は車体外板11と補強板17の上端部を表わす
。
付片であり、その他は第4図の従来例と同じである。な
お、20は車体外板11と補強板17の上端部を表わす
。
取外し屋根2は、第6図から明らかなように、その両側
部が車体1の側面にまで延長され、従って、この両側部
では外板16はほぼ垂直になり、その内側に山形部材か
らなるフレーム15が、その折り曲がり内側を下方に向
けた状態で取付けられるようKなる。
部が車体1の側面にまで延長され、従って、この両側部
では外板16はほぼ垂直になり、その内側に山形部材か
らなるフレーム15が、その折り曲がり内側を下方に向
けた状態で取付けられるようKなる。
一方、車体1を構成する外板11も、この位置Cではほ
ぼ垂直になっており、その内側に補強板17と縦桁18
が設けられるようになる。そして、これら外板11と補
強板17の上端部20にバンキング部材10が取付けら
れている。
ぼ垂直になっており、その内側に補強板17と縦桁18
が設けられるようになる。そして、これら外板11と補
強板17の上端部20にバンキング部材10が取付けら
れている。
バッキング部材10はゴム、プラスチックなどの弾性に
富んだ適当な材料で作られ、第7図に示されているよう
に、その断面形状は長惰円形成いは卵形の外形と、上方
内部にほぼ円形の空所を有し、かつ、下方には深い溝状
の切込部を有するものとなっている。そして、この切込
部を車体1の外板11と補強板17の上端部20に嵌合
させることにより車体1に保持されるようになっている
。
富んだ適当な材料で作られ、第7図に示されているよう
に、その断面形状は長惰円形成いは卵形の外形と、上方
内部にほぼ円形の空所を有し、かつ、下方には深い溝状
の切込部を有するものとなっている。そして、この切込
部を車体1の外板11と補強板17の上端部20に嵌合
させることにより車体1に保持されるようになっている
。
車体1の縦桁18には、その上面に取付片19が溶接な
どにより取付けられているが、この取付片19は図では
明らかではないが、上部に折曲部を有する逆り字形に作
られ、その折曲部に締付ボルト6を挿通するだめの孔が
設けられている。そして、取外し屋根2のフレーム15
には、この取付片19の折曲部に設けられている孔に合
わせて同じく締付ボルト6を挿通するための孔が設けで
ある。また、このとき、取付片19の高さは、取外し屋
根2を車体IKかぶせ、取付は位置に置いてフレーム1
5の下面が取付片19の折曲部上面に当接したときに、
バッキング部材10の頭部に対する押しつぶし量が所定
量となるような寸法に予じめ正確に定められている。
どにより取付けられているが、この取付片19は図では
明らかではないが、上部に折曲部を有する逆り字形に作
られ、その折曲部に締付ボルト6を挿通するだめの孔が
設けられている。そして、取外し屋根2のフレーム15
には、この取付片19の折曲部に設けられている孔に合
わせて同じく締付ボルト6を挿通するための孔が設けで
ある。また、このとき、取付片19の高さは、取外し屋
根2を車体IKかぶせ、取付は位置に置いてフレーム1
5の下面が取付片19の折曲部上面に当接したときに、
バッキング部材10の頭部に対する押しつぶし量が所定
量となるような寸法に予じめ正確に定められている。
従って、取外し屋根2を車体lの所定の@ t’hにか
ぶせ、フレーム15と取付片19の孔に締付ボルト6を
通して締付ければ、車体1の側面における取外し屋根2
の取付けを行なうことができ、このとき、バッキング部
材10によりこの部分でのシール機能が得られることに
なる。なお、取外し屋根2の取外しに際しては、締付ボ
ルト6を緩めて抜取るだけで車体1との結合を解くこと
ができるのはいうまでもない。
ぶせ、フレーム15と取付片19の孔に締付ボルト6を
通して締付ければ、車体1の側面における取外し屋根2
の取付けを行なうことができ、このとき、バッキング部
材10によりこの部分でのシール機能が得られることに
なる。なお、取外し屋根2の取外しに際しては、締付ボ
ルト6を緩めて抜取るだけで車体1との結合を解くこと
ができるのはいうまでもない。
次に、第1図の位置りにおける本発明の一実施例を示し
たのが第8図の拡大断面図で、この図において、12
、13は水切板、21 、22は取付片であり、その他
は第5図の従来例及び第7図の実施例と同じである。な
お、14’は車体1の横桁14の折曲端部を表わし、1
6′は取外し屋根2の外板16の前端部及び後端部に設
けられている折曲部を表わす。
たのが第8図の拡大断面図で、この図において、12
、13は水切板、21 、22は取付片であり、その他
は第5図の従来例及び第7図の実施例と同じである。な
お、14’は車体1の横桁14の折曲端部を表わし、1
6′は取外し屋根2の外板16の前端部及び後端部に設
けられている折曲部を表わす。
溝形部材からなり、その溝形断面形状の開口部を上に向
けて配設しである、車体1の横桁14には、その折曲部
外側の所定の81i分に舌片状の取上片21が溶接など
により取付けられ、これに対応して取外し屋根2のフレ
ーム15にも取付片22が取付けられている。そして、
この上向き溝形部材からなる横桁14の折曲端部14′
にバクキング部材10が嵌合保持されている。
けて配設しである、車体1の横桁14には、その折曲部
外側の所定の81i分に舌片状の取上片21が溶接など
により取付けられ、これに対応して取外し屋根2のフレ
ーム15にも取付片22が取付けられている。そして、
この上向き溝形部材からなる横桁14の折曲端部14′
にバクキング部材10が嵌合保持されている。
このとき、横桁14に対する取付片21の上下方向の取
付位置などを適当に定め、取外し屋根2を車体1にかぶ
せて載置し、取付片21の上にフレーム15の取付片2
2を当接させたときに、バッキング部材10に対する押
しつぶし量がシール効果の発揮に最適な量となるように
しておく。なお、これら取付片21 、22の相互に重
ね合わされる部分には、これらを貫通する孔がそれぞれ
に設けられており、締付ボルト6の挿通が可能になって
いることは第8図から明らかな通りである。
付位置などを適当に定め、取外し屋根2を車体1にかぶ
せて載置し、取付片21の上にフレーム15の取付片2
2を当接させたときに、バッキング部材10に対する押
しつぶし量がシール効果の発揮に最適な量となるように
しておく。なお、これら取付片21 、22の相互に重
ね合わされる部分には、これらを貫通する孔がそれぞれ
に設けられており、締付ボルト6の挿通が可能になって
いることは第8図から明らかな通りである。
一方、取外し屋根2の外板16は、その前端部と後端部
に折曲部16’がそれぞれ形成されているが、この実施
例においては、この折曲部の上下方向の寸法を第5図の
従来例に比して充分に太きくし、取外し屋根2を車体1
に取付けたとき、その下端部(折曲部16′の)が横桁
14の溝形部分内に充分に深く入り込むようにしておく
。ただし、このとき、折曲部16′の下端部が横桁14
の溝形部分の底部に当接しないように、これらの間に充
分なりリアランスが与えられるようにしておかなければ
ならない。
に折曲部16’がそれぞれ形成されているが、この実施
例においては、この折曲部の上下方向の寸法を第5図の
従来例に比して充分に太きくし、取外し屋根2を車体1
に取付けたとき、その下端部(折曲部16′の)が横桁
14の溝形部分内に充分に深く入り込むようにしておく
。ただし、このとき、折曲部16′の下端部が横桁14
の溝形部分の底部に当接しないように、これらの間に充
分なりリアランスが与えられるようにしておかなければ
ならない。
また、この取外し屋根2の外板11の前端部及び後端部
の上面には水切板12 、13が取付けである。
の上面には水切板12 、13が取付けである。
このように構成した結果、この実施例では、締付ボルト
6の締付けにより、取外し屋根2の前後端部における車
体1に対する取付けを行なうことができ、このときのシ
ール機能はバンキング部材10によって充分に得られる
ことになる。
6の締付けにより、取外し屋根2の前後端部における車
体1に対する取付けを行なうことができ、このときのシ
ール機能はバンキング部材10によって充分に得られる
ことになる。
次に、この実施例の効果について説明する。
まず、第6図及び第7図から明らかなように、この実施
例では、取外し屋根20両側部が車体1の側面にまで延
長、立ち下げられており、外板16の端部はフレーム1
5の側面も含めて車体1の外板11の立ち上り端部と上
下方向に大きくオーバーランプしている。
例では、取外し屋根20両側部が車体1の側面にまで延
長、立ち下げられており、外板16の端部はフレーム1
5の側面も含めて車体1の外板11の立ち上り端部と上
下方向に大きくオーバーランプしている。
従って、バンキング部材lOによるシール部分に対1−
では、雨水の直接的な侵入は勿論、取外し屋根2からの
雨水のまわり込みによる侵入もほとんどなく、従って、
たとえバンキング部材10によるシール機能が低下した
としても、この部分から車体1の内部に雨水などが侵入
する處れはほとんど生じない。
では、雨水の直接的な侵入は勿論、取外し屋根2からの
雨水のまわり込みによる侵入もほとんどなく、従って、
たとえバンキング部材10によるシール機能が低下した
としても、この部分から車体1の内部に雨水などが侵入
する處れはほとんど生じない。
そして、このようにバッキング部材10のシール性能に
対する依存度を減らすことができる結果、取外し屋根2
を車体1に取付けたときにバッキング部材10に対して
与えられるべき押しつぶし量の管理を緩やかにでき、締
付ボルト6の設置間隔をかなり広げても実用上充分な機
能が保たれ、バッキング部材10に対する厳しい保守も
不要にできる。
対する依存度を減らすことができる結果、取外し屋根2
を車体1に取付けたときにバッキング部材10に対して
与えられるべき押しつぶし量の管理を緩やかにでき、締
付ボルト6の設置間隔をかなり広げても実用上充分な機
能が保たれ、バッキング部材10に対する厳しい保守も
不要にできる。
また、この実施例では、第7図から明らかなように、車
体1の外板11とその補強板17の上端部20力パツキ
ング部材10の中に挿入されているため、この部分に対
する雨水侵入の虞れは全くなく、このため、外板11と
補強板17との結合にスポット溶接などを用いても、こ
れら、の重ね合わせ部分における錆などの発生の虞れを
部分に防止することができる。
体1の外板11とその補強板17の上端部20力パツキ
ング部材10の中に挿入されているため、この部分に対
する雨水侵入の虞れは全くなく、このため、外板11と
補強板17との結合にスポット溶接などを用いても、こ
れら、の重ね合わせ部分における錆などの発生の虞れを
部分に防止することができる。
、さらに、この実施例でをj、ノ父夕1(1イ4111
’l 4.’車(t:。
’l 4.’車(t:。
1に取付は保持するための部利である締付ボルト6が車
体1の内部にあり、この結果、締付ボルト6に対する雨
水の影響などは全くなく、錆などの発生の虞れもなく、
かつ、取外し屋根2の取付、取外しに際しての締付ボル
ト6に対する取付作業や取外作業は全て車体1の中で行
なうことができ、従来例における如き屋根上での作業が
不要になるので、作業の安全性を高め作業効率を改善す
ることができる。
体1の内部にあり、この結果、締付ボルト6に対する雨
水の影響などは全くなく、錆などの発生の虞れもなく、
かつ、取外し屋根2の取付、取外しに際しての締付ボル
ト6に対する取付作業や取外作業は全て車体1の中で行
なうことができ、従来例における如き屋根上での作業が
不要になるので、作業の安全性を高め作業効率を改善す
ることができる。
また、この実施例によれば、取外し屋根2からその両側
部に流れた雨水などは、外板16の下端部から車体1の
外板110表面を伝うことなく空中な流下(滴下)し去
るから、従来側のように車体1の側面の上部に樋などを
設ける必要がなく、車体構造を簡単にすることができる
。
部に流れた雨水などは、外板16の下端部から車体1の
外板110表面を伝うことなく空中な流下(滴下)し去
るから、従来側のように車体1の側面の上部に樋などを
設ける必要がなく、車体構造を簡単にすることができる
。
なお、このように車体内に締付ボルト6による着脱部を
設置した場合には、車体内に設置しである機器(第1図
の7,8など)との関係で締付ボルト6を設けることが
不可能な場所を生じる場合がある。しかしながら、本発
明の実施例においては、上記したようにバンキング部材
10のシール機能に依存する度合いが少なく、締付ボル
ト6の設置間隔についても厳密さが要求されないから、
このような場合には、その場所に対する締付ボルト6の
設置を省略すればよく、何ら問題を生じることはない。
設置した場合には、車体内に設置しである機器(第1図
の7,8など)との関係で締付ボルト6を設けることが
不可能な場所を生じる場合がある。しかしながら、本発
明の実施例においては、上記したようにバンキング部材
10のシール機能に依存する度合いが少なく、締付ボル
ト6の設置間隔についても厳密さが要求されないから、
このような場合には、その場所に対する締付ボルト6の
設置を省略すればよく、何ら問題を生じることはない。
次に1第8図から明らかなように、この実施例では、取
外し屋根2の継目部分である位置D(第1図)Kは溝形
材の横桁14が、そのU字形の開口部を上にして設けて
あり、従って、横桁14のU字形部分の幅を取外し屋根
2の継目部分の間隙Gに比して充分に広くなるようにし
ておけば、この間@Gから降り込んだ雨水などによる横
桁14内の水位上昇をバッキング部材100頭部位置よ
りも常に低く保持することができ、バッキング部材10
のシール機能に対する依存度を充分に低く保ちながら車
体内への雨水の侵入を充分に防止することができる。
外し屋根2の継目部分である位置D(第1図)Kは溝形
材の横桁14が、そのU字形の開口部を上にして設けて
あり、従って、横桁14のU字形部分の幅を取外し屋根
2の継目部分の間隙Gに比して充分に広くなるようにし
ておけば、この間@Gから降り込んだ雨水などによる横
桁14内の水位上昇をバッキング部材100頭部位置よ
りも常に低く保持することができ、バッキング部材10
のシール機能に対する依存度を充分に低く保ちながら車
体内への雨水の侵入を充分に防止することができる。
また、この実施例では、取外し屋根2の外板16の前端
部及び後端部に形成しである折曲部1e′を下方に充分
に延長させることにより、間隙Gから侵入した雨水など
がバッキング部材100部分圧まわり込む量を少くする
ことができる。
部及び後端部に形成しである折曲部1e′を下方に充分
に延長させることにより、間隙Gから侵入した雨水など
がバッキング部材100部分圧まわり込む量を少くする
ことができる。
ところで、取外し屋根2には、第6図などから明らかな
ように、通常、その車体中方向に緩やかな勾配がつけら
れている。しかして、このときの勾配の大きさは、車体
構造上一般にあまり大きくすることができない。従って
、この屋根2の車体幅の中央部分には雨水などが滞溜し
易く、その水位は降雨の強さに応じて増加する。そこで
、この結果、降雨時などに車両が加速や減速を行なった
り、勾配線路を走行したりしたときには、取外し屋$2
の上を車体の長手方向に流れる水がかなり存在し、これ
が取外し屋根20間隙Gから内部に流入するようになる
。
ように、通常、その車体中方向に緩やかな勾配がつけら
れている。しかして、このときの勾配の大きさは、車体
構造上一般にあまり大きくすることができない。従って
、この屋根2の車体幅の中央部分には雨水などが滞溜し
易く、その水位は降雨の強さに応じて増加する。そこで
、この結果、降雨時などに車両が加速や減速を行なった
り、勾配線路を走行したりしたときには、取外し屋$2
の上を車体の長手方向に流れる水がかなり存在し、これ
が取外し屋根20間隙Gから内部に流入するようになる
。
そこで、第8図の実施例では水切板12 、13を設け
、これにより間隙Gから流入する水をこの間隙Gの上方
から滴下する雨水などに限られるようにし、横桁14の
中に流れ込む水の量を少く抑え、漏水が効果的に防止で
きるようにしている。
、これにより間隙Gから流入する水をこの間隙Gの上方
から滴下する雨水などに限られるようにし、横桁14の
中に流れ込む水の量を少く抑え、漏水が効果的に防止で
きるようにしている。
なお、この第8図の実施例でも、取外し屋根2を車体I
K、取付けるための締付ボルト6が車体内に位置してお
り、従って、これによる効果も第7図の実施例の場合と
同様に得ることができる。
K、取付けるための締付ボルト6が車体内に位置してお
り、従って、これによる効果も第7図の実施例の場合と
同様に得ることができる。
また、上記いずれの実施例でも、バッキング部材10の
取付けに従来例のようなバッキング受けを必要としない
から、構成が簡単であるという効果が得られる。
取付けに従来例のようなバッキング受けを必要としない
から、構成が簡単であるという効果が得られる。
以上説明したように、本発明によれば、バッキング部材
によるシール機能に依存することなく、雨水などによる
漏水の発生を充分に防止することができるから、従来技
術の欠点を除き、取外し屋根の着脱が容易に、かつ安全
に行なえ、しかもシール機能に対する保守、管理を大幅
に緩めることができ、メンテナンスコストの低下を図る
ことができる箱形車体を容易に提供することができる。
によるシール機能に依存することなく、雨水などによる
漏水の発生を充分に防止することができるから、従来技
術の欠点を除き、取外し屋根の着脱が容易に、かつ安全
に行なえ、しかもシール機能に対する保守、管理を大幅
に緩めることができ、メンテナンスコストの低下を図る
ことができる箱形車体を容易に提供することができる。
第1図は箱形車体を有する車両の一例を示す説明図、第
2図は同じくその取外し屋根の必要性を示す説明図、第
3図は従来の箱形車体におけるシール位置を示す説明図
、第4図及び第5図はそれぞれ従来のシール構造の一例
を示す断面図、第6図は本発明による箱形車体の一実施
例におけるシール位置を示す説明図、第7図及び第8図
はそれぞれ本発明の一実施例におけるシール構造の説明
図である。 1・・・・・・車体、2・・・・・・取外し屋根、6・
・・・・・締付ボルト、10・・・・・・バッキング部
材、11・・・・・・車体の外板、12 、13・・・
・・・水切板、14・・・・・・横桁、15・・・・・
・フレーム、16・・・・・・取外し屋根の外板、17
・・・・・・補強板、18・・・・・・縦桁、19 、
21 、22・・・・・・数句片。
2図は同じくその取外し屋根の必要性を示す説明図、第
3図は従来の箱形車体におけるシール位置を示す説明図
、第4図及び第5図はそれぞれ従来のシール構造の一例
を示す断面図、第6図は本発明による箱形車体の一実施
例におけるシール位置を示す説明図、第7図及び第8図
はそれぞれ本発明の一実施例におけるシール構造の説明
図である。 1・・・・・・車体、2・・・・・・取外し屋根、6・
・・・・・締付ボルト、10・・・・・・バッキング部
材、11・・・・・・車体の外板、12 、13・・・
・・・水切板、14・・・・・・横桁、15・・・・・
・フレーム、16・・・・・・取外し屋根の外板、17
・・・・・・補強板、18・・・・・・縦桁、19 、
21 、22・・・・・・数句片。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、 取外し屋根を備えた箱形車体において、上記取外
し屋根の両側部に対するシールの取付位置を車体の側面
部に設定したことを特徴とする箱形車体。 2、特許請求の範囲第1項において、上記取外し屋根の
外板部材の側端部が、上記シールの取付位置より下方に
延長されていることを特徴とする箱形車体。 3、特許請求の範囲第1項において、上記シールが、上
記車体側面部の外板部材の上端部に嵌合保持したバンキ
ング部材で構成されていることを特徴とする箱形車体。 4、特許請求の範囲第1項において、上記取外し屋根を
車体に取付けるだめの部材を車体内部に設けたことを特
徴とする箱形車体。 5、特許請求の範囲第1項において、上記取外し屋根の
前端部及び後端部に位置する車体の横桁部材を上向きの
溝形部材で構成し、上記取外し屋根の前端部下面又は後
端部下面に対するシールを上記溝形部材の上向端部に嵌
合保持したバッキング部材で構成したことを特徴とする
箱形車体。 6、特許請求の範囲第5項において、上記溝形部材の幅
を上記取外し屋根相互間に設けられている間隙寸法に比
して充分に広く設定したことを特徴とする箱形車体。 7、 特許請求の範囲第5項において、上記取外し屋根
の前端部近傍の上面及び後端部近傍の上面の少くとも一
方に水切板を設けたことを特徴とする箱形車体。 8、特許請求の範囲第5項において、上記取外し屋根の
前端部及び後端部の下方折曲部分を、その下端部が上記
溝形部材のU字溝内の底部近傍に達する程度にまで延長
させたことを特徴とする箱形車体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20837683A JPS60104458A (ja) | 1983-11-08 | 1983-11-08 | 箱形車体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20837683A JPS60104458A (ja) | 1983-11-08 | 1983-11-08 | 箱形車体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60104458A true JPS60104458A (ja) | 1985-06-08 |
Family
ID=16555254
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20837683A Pending JPS60104458A (ja) | 1983-11-08 | 1983-11-08 | 箱形車体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60104458A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP4124508A1 (fr) * | 2021-07-27 | 2023-02-01 | ALSTOM Holdings | Coffre de toit et véhicule équipé d'un tel coffre |
-
1983
- 1983-11-08 JP JP20837683A patent/JPS60104458A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP4124508A1 (fr) * | 2021-07-27 | 2023-02-01 | ALSTOM Holdings | Coffre de toit et véhicule équipé d'un tel coffre |
FR3125786A1 (fr) * | 2021-07-27 | 2023-02-03 | Alstom Transport Technologies | Coffre de toit et véhicule équipé d’un tel coffre |
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