JPS6010402Y2 - 時計バンドのエンドピ−ス - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は時計バンドのエンドピースに関し、その目的
とするところは、時計バンドと時計ケースの間の取付位
置に上下ずれが生じても、エンドピースのばね棒保持部
を上下調整することによって容易に取付は得るようにす
ることにある。

従来ハンドに取付けるエンドピースはばね棒保持部を固
定的に設けていたので、時計ケースとバンドの間の取付
位置が上下方向に互いにずれているとその取付けに難儀
腰接続するときは時計ケースとバンド間に段差が生じて
みにくくなるといった欠点があった。

本考案はか）る欠点を解消したもので、その特徴はバン
ド１の長手側端部に取付けるエンドピース部材１０の中
間に段差形成用の斜面１１を設けて、前半部３下に斜面
長の中空部２を設けて、後半部３′下の調整板４の先部
に設けるばね棒５の保持筒部６を上下に折曲移動調整可
能にしたことにある。

なお、バンド１の長手側端部は上記した斜面に対応する
斜面１１′を設けて、エンドピース部材の斜面１１をあ
てがい、また調整板４はエンドピース部材１０の後半部
３′の後端より下側に折返して形成し、或は第３図に示
すように後半部の下面に当て付けするのである。

エンドピース部材１０の後半部３′は斜面１１と共にバ
ンド１に当て）溶接等の手段により取付けられる。

また９は前半部３の前端部両側より折曲げ垂設した折曲
げ可能な時計ケース７の側面当て部材である。

以上のように構成したので、調整板４の前端に設けた保
持筒部６は、エンドピース部材１０の中間の斜面１１長
において上方の中空部２に向けて折曲げ調整することが
でき、また下方にも折曲げ調整することができる結果、
広範な上下方向の調整幅を持つものとなって、時計ケー
ス７の軸受孔８の位置との間で上下方向にずれが生じて
も、容易に調整し一致させてばね棒５止め取付けするこ
とができるに至って、常に時計ケース７とパッド１間を
同一平面上にてきれいに揃えて接続することができるも
のとなる。

かようにして本考案は実用上有益な効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はバンドに取付けたエンドピース部材を時計ケー
スと分離して見せる縦断面図、第２図は時計ケースに接
続した状態で示す縦断面図、第３図は調整板を裏当て付
けした例の縦断面図、第４図は従来例を示す側面図、１
はバンド、２は中空部、３はエンドピース前半部、４は
調整板、５はばね棒、６は保持筒部、７は時計ケース、
８は取付孔、９はエンドピース部材の前端両側により折
曲げ垂設した時計ケース側面光て部材、１０はエンドピ
ース部材、１１．１１’は斜面である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. バンド１の長手側端部に取付けるエンドピース部材１０
   の中間に段差形成用の斜面１１を設けて、前半部３下に
   斜面１１長の中空部２を設けて、後半部３′下の調整板
   ４の先部を設けるはね棒５の保持筒部６を上下に折曲げ
   移動調整可能にしたことを特徴とする時計バンドのエン
   ドピース。