JPS6010246Y2 - 連続加硫装置の線材位置検出装置 - Google Patents

連続加硫装置の線材位置検出装置

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JPS6010246Y2
JPS6010246Y2 JP14057080U JP14057080U JPS6010246Y2 JP S6010246 Y2 JPS6010246 Y2 JP S6010246Y2 JP 14057080 U JP14057080 U JP 14057080U JP 14057080 U JP14057080 U JP 14057080U JP S6010246 Y2 JPS6010246 Y2 JP S6010246Y2
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JP
Japan
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wire
casing
detection device
wire rod
position detection
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Application number
JP14057080U
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English (en)
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JPS5764012U (ja
Inventor
裕一 鈴木
茂雄 野中
剛二 関口
Original Assignee
株式会社日本製鋼所
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Publication date
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  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、銅又はアルミニ・ラムの線材上にゴム、架橋
ポリエチレン等を被覆して加硫するための連続加硫装置
内に、カテナリ状にけん型支持された被覆線材の位置を
検出する線材位置検出装置に関するものである。
連続加硫装置内を被覆線材が円滑に通過して均一な加硫
が行なわれるように制御するために、連続加硫装置内を
移動する被覆線材の位置を検出する必要があるが、その
ための検出装置として、被覆線材に接触するカムレバー
の動きを鉄心コアの上下動として取り出し、差動トラン
ス(その他の変位・電気変換器でもよいが、以下の説明
及び実用新案登録請求の範囲においては、これらを代表
する用語として1差動トランスヨを使用する)によって
電気信号に変換する装置は公知である(例えば、特公昭
46−1501涛)。
しかし従来のこの種の線材位置検出装置においては、差
動トランスは加硫管の外部に配置され、加硫管内部のカ
ムレバーと長い棒材を介して連結される構成としてあっ
たため、加硫管内の加硫用熱媒体の温度に影響されて棒
材が変形し、熱間と冷間とでは、鉄心コアと差動トラン
スとの間の相対位置にずれを生じて位置検出が不正確に
なり、被覆線材の位置変化がないのに異なった電気信号
を発生するという不具合があった。
本考案は、上記のような従来の被覆線材位置検出装置の
問題点に着目してなされたものであり、差動トランスの
位置を被覆線材にできるだけ近接させることによって、
差動トランスの誤差を小さくして被覆線材の位置を正確
に検出することができる被覆線材位置検出装置を得るこ
とを目的とするものである。
また、本考案は、差動トランスを冷却空気によって冷却
して熱影響による性能変化を防止すると共に必要時以外
にはカムレバーと被覆線材との接触を解除可能とするこ
とをも目的としている。
以下、本考案をその実施例を示す添付図面の第1〜3図
に基づいて説明する。
第1図に、本考案による線材位置検出装置を組み込む連
続加硫装置を概略的に示す。
銅又はアルミニウムの線材1は送出キャプスタン2によ
り一定速度で送出され、押出機3により処理されたゴム
、架橋ポリエチレン等がクロスヘッド4により線材1上
に行形される。
次いで、線材1は、加硫用熱媒体(一般に蒸気又は高温
不活性ガス)が封入された高圧容器である加硫管5によ
って加熱され、次いで冷却管6内の冷却水によって冷却
される。
なお、加硫管5を通過する際に線材位置検出装置7によ
って線材1の位置が検出される。
冷却管6を出た被覆線材8は引取機9により引き取られ
るが、この引取機9は線材位置検出装置7からの電気信
号によって回転速度が制御されており、被覆線材8がた
るみ過ぎたり引張られ過ぎたりすることなく加硫管5及
び冷却管6の形状に沿ってその中央部を円滑に移動する
ように被覆線材8の張力を調整する。
第2図に本考案による線材位置検出装置の実施例を示す
まず、その構成について説明する。加硫管5の途中に管
状室10が接続されており、加硫管5及びこの管状室1
0内には前述のように熱媒体が封入されており、この熱
媒体内を被覆線材8が通過する。
管状室10の上部には開口が設けられており、この開口
はフランジ11によって封鎖されている。
フランジ11上のサポート部材12に取り付けられたエ
アシリンダ13のピストンロンド13aには、ケーシン
グ14の首部14aが固着されている。
ケーシング14の本体は管状室10の内部に位置するが
、その首部14aはフランジ11を貫通して外部に位置
している。
首部14aとフランジ11との間はバッキング部材15
によって密封されている。
ケーシング14の下部にはピン16によってカムレバー
17が回動可能に支持され、このカムレバー17の下端
は被覆線材8に接触しており、これによって被覆線材8
の上下方向への動きに追従してカムレバー17が回動す
るようにしである。
カムレバー17の基部には時計方向に次第に中心からの
距離が大きくなるようにしたカム輪郭を有するカム部1
7aが形成してあり、またカムレバー17の基部にはカ
ムレバー17とは反対向きに伸長するピン17bが固着
されている。
カムレバー17のカム部17aに接触するチップ18の
上部には鉄心コア19が固着され、こらはばね20によ
って下方に押圧されている。
鉄心コア19はケーシング14の中央部に形成された管
状中空部14b内に位置しており、熱媒体のふん囲気中
にある。
管状中空部14bを包囲するように、差動トランス21
がケーシング14内部に収容固定されている。
ケーシング14の内部は首部14aを介して外気と連通
しており、差動トランス21の出力はリード線22によ
って外部に取り出される。
ケーシング14の内部には温度検出器23が設けられて
おり、これにはリード線24が接続されている。
管状室10の側壁には固定ピンleaがカムレバー17
のピン17bと対応するように固着されている。
この線材位置検出装置7は次のように作用する。
管状室10内を移動する被覆線材8の上下方向位置変動
が発生すると、カムレバー17がピン16を中心として
回動し、これによってカムレバー17のカム部17aに
接触しているチップ18は上下動し、これに固着された
鉄心コア19も上下動して差動トランス21との相対位
置が変化し、その変化量に応じた電気信号がリード線2
2から得られる。
前述のように、この電気信号によって第1図に示す引取
機9の回転速度が制御され、被覆線材8が常に加硫管5
の中央部を通過するように維持されることになる。
なお、差動トランス21が高温になるのを防ぎたいとき
には、ケーシング14内に空気を送り込んで冷却するこ
ともできる。
また、温度検出器23によってケーシング14内の温度
を検出することができるので、リード線24の信号を利
用して差動トランスの出力を温度補正することもできる
被覆線材8の位置を検出する必要がないときには、エア
シリンダ13を作動させて、第3図に示スヨウに、ピス
トンロッド13aを引き上げればよい。
これによってケーシング14が上昇し、カムレバー17
のピン17bが管状室10の固定ピン10aに当り、カ
ムレバー17は時計方向に回動して、はぼ水平になった
位置で静止保持される。
こうすることによって、カムレバー17は被覆線材8か
ら隔置される。
本考案による線材検出装置においては、差動トランス2
1がカムレバー17のカム部17aに近接して配置され
ているのでチップ18は非常に短かくなっており、熱変
形に起因する差動トランス21と鉄心コア19との間の
位置ずれを非常に小さくすることができる。
従って、熱媒体が存在する熱間時と存在しない冷間時と
の間の発生電気信号の誤差を無くすることができる。
また、差動トランス21はケーシング14内に入れた状
態で管状室10内に保持されているので差動トランス2
1に熱媒体が直接接触することがないので腐食等の問題
が発生しない。
これに加えて、ケーシング14内に冷却空気を送り込む
ことによって差動トランス21の温度を下げることがで
き、差動トランスの熱影響による性能変化を防止するこ
ともできる。
また、ケーシング14内には温度検出器23が設けであ
るので差動トランス21の実際温度を検出することがで
き、差動トランス21の電気信号を温度補正することも
できる。
更に被覆線材8の位置検出を行なう必要がないときは、
エアシリンダ13を作動させることによりカムレバー1
7を上昇させることができ、被覆線材8の線通し時に発
生し易いカムレバー17の損傷を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による線材位置検出装置を組み込む連続
加硫装置を示す図、第2図は本考案による線材位置検出
装置を示す断面図、第3図は第2図に示す線材位置検出
装置のエアシリンダを作動させた状態の断面図である。 1・・・・・・線材、2・・・・・・送出キャプスタン
、3・・・・・・押出機、4・・・・・・クロスヘッド
、5・・・・・・加硫管、6・・・・・・冷却管、7・
・・・・・線材位置検出装置、8・・・・・・被覆線材
、9・・・・・・引取機、10・・・・・・管状室、1
1・・・・・・フランジ、12・・・・・・サポート部
材、13・・・・・・エアシリンダ、14・・・・・・
ケーシング、15・・・・・・バッキング部材、16・
・・・・・ピン、17・・・・・・カムレバー、18・
・・・・・チップ、19・・・・・・鉄心コア、20・
・・・・・ばね、21・・・・・・差動トランス、22
・・・・・・リード線、23・・・・・・温度検出器、
24・・・・・・リード線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 連続加硫装置内の被覆線材の上下方向の動きをカムレバ
    ーを介して鉄心コアの上下動として取り出し差動トラン
    スにより電気信号に変換して線材位置を検出する線材位
    置検出装置において、連続加硫装置の加硫管5に接続さ
    れた管状室10内部に加硫用熱媒体から密封されると共
    に管状中空部14bを有するケーシング14をシリンダ
    13によって上下動可能に装着し、ケーシング14内部
    に管状中空部14bを取り囲むように差動トランス21
    を設けると共にケーシング14内部に首部14aを通し
    て外部から冷却用空気を送給可能とし、ケーシング14
    の管状中空部14bには、ケーシング14に回動可能に
    取り付けられたカムレバー17の回動によって上下動す
    るチップ18に固着された鉄心コア19を配置し、また
    カムレバー17はケーシング14がシリンダ13によっ
    て上昇させられたとき被覆線材との接触状態が解除され
    ることを特徴とする連続加硫装置の線材位置検出装置。
JP14057080U 1980-10-03 1980-10-03 連続加硫装置の線材位置検出装置 Expired JPS6010246Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5764012U JPS5764012U (ja) 1982-04-16
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