JPS60101859A - 乾電池の封口装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、金属製の外装缶に素電池を褌大した未完成
乾電池の開放部内に絶縁リングを挿入したのち、外装缶
の開放端縁を絶縁リング上にカールして封口する乾電池
の封口装置に関する。

従来のこの種装置は、一定ピンチで順送りされる未完成
乾電池の開放部に絶縁リングを１枚づつ供給装填する工
程と、外装缶の開放端縁をカールする工程とが分離した
独立の処理工程となっていた。そのため、絶縁リング装
填箇所からカール処理箇所への乾電池移送中に、装填し
た絶縁リングが落下したり位置ズレしたりする欠点があ
り、電（２） 地検送速度が毎分７００個程度の高速になるとトラブル
が多発しがちであった。また、封口金型中に絶縁リング
を自重落下またはエアー吹付けにより供給してリング供
給とカール処理とを同一箇所で行なうことも考えられる
が、これではリング供給の確実性に劣り、高速化に難が
ある。

この発明は、かかる実情に着目し、絶縁リングの乾電池
内への位置決め供給にパイロットピンを利用することで
、電池移送中でのリングの脱落および位置ズレの発生を
無＜シ、以て高速運転による封口処理が確実に行なえる
ようにした装置を提供しようとするものである。

以下、その詳細を図面に基づき説明すると、第１図は完
成した乾電池を示し、符号１は亜鉛缶であって電解液を
含浸させたセパレータ２．炭素棒３、二酸化マンガンと
アセチレレプラソクを主体とする陽極合剤４およびつば
紙５が内装されている。６は炭素棒３の上部に外嵌され
るポリエチレンなどからなる合成樹脂製の封口体であっ
て、これによって亜鉛缶１の開口部が閉塞されている。

（３） ７は熱収縮製塩化ビニール等からなる樹脂チューブであ
って、亜鉛缶１の外側を絶縁被覆するとともに、上部が
封口体６の上面に折り曲げ重複されている。８は炭素棒
３の上端に嵌着されるとともに封口体６の上面に沿って
被着された鉄板製の陽極端子板であり、また９は亜鉛缶
１の底面に接合される鉄板製の陰極端子板である。

以上の部材によって素電池が構成され、これが薄い鉄板
製の外装缶１０に挿入され、この素電池の上部に装填さ
れた合成樹脂製の絶縁リングｌｌ上に外装缶１０の上部
開放端縁１０ａが内向きに折り曲げカールされて電池上
端が封口される。

本発明は上記構成の乾電池の製造機において。

前記外装缶１０に素電池を挿入するまでの工程を経でき
た未完成電池に、絶縁リング１１を装填して外装缶１０
の上部開放端縁１０ａをカール加工して封口する装置を
次のようにしたものである。

第２図は封口装置全体の平面図であり、外装缶１０に素
電池を挿入するまでの構成を経た未完成乾電池２０は右
上のコンベア２１によって整列機（４） 構２２に送り込まれる。この整列機構２２は、乾電池２
０を載置する搬送ベルト２３と整列用スクリ：Ｌ−２４
とからなり、隣接して縦列搬送されてきた乾電池２０は
漸次間隔を広げられ一定ピ・ノチ間隔に整列される。整
列された乾電池２０は中継用の回転ホイル２５に受け継
がれたのち、封口処理用の主回転ホイル２６の外周上部
に取付けたリング状のホルダ２７に一定ピッチで受け渡
され。

ホルダ外周に沿って必要に応じて配備されたガイドレー
ル２８で案内されつつ一定方向に連続移送されて行く。

絶縁リング１１は図外パーツフィーダから供給管２９を
介して間欠供給機構３０に送り込まれる。

この間欠供給機構３０はクランク装置３１によって往復
駆動されるプッシャー３２で絶縁リング１１を一枚づつ
送り出すものでありで、順送りされた絶縁リング１１は
主回転ホイル２６と同期して回転駆動されているリング
供給用回転ホイル３３に一定ピッチで受け渡され、ホイ
ル外周に沿って配置固定されたガイドレール３４に案内
されて−（５） 定方向に連続移送されて行く。

主回転ホイル２６における電池支持中心の回転軌跡と、
リンク供給用固定ホイル３３におけるリング支持中心の
回転軌跡とは一点Ｐで接する。この接点Ｐの位置におい
て、絶縁リング１１が乾電池２０の直上位置に供給され
る。なお、リング供給ホイル３３のリング支持部とガイ
ドレール３４にはリング１１の上方への浮上がりを阻止
するためのカバー３５・３６がそれぞれ設けられている
。

第３図は前記接点Ｐの位置での主回転ホイル２６の断面
図であり、主回転ホイル２６は下部フレーム板３７に軸
受は支承された回転軸３Ｂに固着されており、その外周
部上面にホルダ２７をボルト止めし、該ホルダ２７の外
周面に形成した電池係入用の半円形四部３９の各下方に
電池下端受止め用治具４０が埋設固定されている。この
治具４０の上面は乾電池２０の下端を安定的に受止め支
持すべく該当個所が適宜凹設されていてもよい。

前記回転軸３８の上部には、別の回転ホイル４８を固着
してあり、このホイル外周部に各半円形（６） 凹部３９と同心の封口機構４９を備えている。この封口
機構４９は、ホイル４８にブツシュ５０を介して上下ス
ライド自在に支承した筒状のプランジャ５１と、その下
端にねじ込み固定した封口金型５２と、プランジャ５１
に上下動自在に内装したパイロットピン５３とからなる
。プランジャ５１は上端にローラ５４を有し、該ローラ
５４が上部フレーム板５５の下面に取付けたカム板５６
のカム溝５７に係入している。カム板５６は回転軸３８
の軸心回りに環状に設けられていて、カム溝５７はホイ
ル４８の回転に伴ってプランジャ５１が所定回転位相で
上下駆動されるように形成されている。

パイロットピン５３の上部にはプランジャ５１に形成し
た長孔５８を介して外部に露出するローラ５９を有し、
このローラ５９も上部フレーム板５５にステー６０を介
して環状に取付けた上下一対のカム６１ａ・６１ｂ間に
係入され、ホイル４８の回転に伴って上下駆動される。

パイロットピン５３の下端外周には、バネ６５（７） で下降付勢されるとともに封口金型５２の内径段部で受
止められた絶縁リング押圧用スリーブ６６が外嵌支持さ
れている。このパイロットピン５３の下端近くでの外径
は絶縁リング１１の中心孔径より僅かに小さい。

次に封口処理手順を第４図ないし第６図に基づいて説明
する。

ｔａ＋　前記接点Ｐの位置においては、第４図に示すご
とく該当位置に来た未完成乾電池２ｏの直上部位に絶縁
リング１１が供給されて来ており、ここでパイロットピ
ン５３のみが絶縁リング１１の中心孔を貫通して下降駆
動され、乾電池２ｏ内の陽極端子板８の中央突部に心合
わせ嵌合するよう突き合わさる。なお、パイロットピン
５３の下端内部にはバネで下方付勢するとともに、下降
限界が規制された別体のプッシャーを上下スライド自在
に内嵌支持し、このプッシャーが陽極端子板８に先当り
したのち更に下降し、該プッシャーがバネに抗してパイ
ロットピン５３内に退入し、陽極端子板８の段部と略同
−径となるようにしてもよい。

（８） （ｂ）　パイロットピン５３の陽極端子板８への接当が
維持されたままで回転軸３８が回転することにより、パ
イロットピン５３に貫通支持された絶縁リング１１は回
転ホイル３３およびガイドレール３４の終端から抜は出
て、第５図に示すごとくパイロットピン５３に沿って滑
り落ち電池内に納まる。若しくは図中仮想線で示すよう
にパイロットピン５３の途中に絶縁リング１１が貫通係
止された状態で次の処理に移行する。

（ｃ）　更に、主回転ホイル２６の回転が進んで第２図
中の位相範囲Ａに入ると、プランジャ５１の下降駆動が
開始し、このプランジャ５１の下降に伴って１第６図に
示すごとくまずリング押圧スリーブ６６が電池内に収ま
っている絶縁リング１１に接当し、このスリーブ６６を
バネ６５に抗してプランジャ５１内に相対退入させなが
らプランジャ５１はなおも下降する。ここに至って、絶
縁リング１１がパイロットピン５３の途中に係止されて
いてもスリーブ６６によって電池内に完全に挿入される
。プランジャ５１の一層の下降によって封（９） 口金型５２の内径部に形成した湾曲段部６７（第５図参
照）が外装缶１０の開放端縁１０ａに接当し、端縁１０
ａがスリーブ６６で押圧支持されている絶縁リングｌｌ
上にカールされ、陽極端子板８の外周縁全周に亘る封口
が完了する。これが第６図に示す状態である。

＋ｄ）　上記封口処理は前記位相範囲Ａで終了し、その
後に封口機構４９のパイロットピン５３およびプランジ
ャ５１が上昇復帰し、封口処理された完成乾電池２０゛
は治具４０上面と同レベルで下面を支持されて移送され
、取出し用回転ホイル６８に受け継がれて搬出されて行
く。

以上実施例で詳述したように１本発明の封口装置は、特
定位置まで移送されてきた未完成乾電池の上方に絶縁リ
ング１１を供給するとともに、この絶縁リング１１を貫
通して下降するパイロットピン５３を乾電池に接当させ
、この接当状態を保ったまま電池移送を続けて次の封口
処理に至るようにしたので、封口処理までの移送中に絶
縁リング１１が脱落したり、浮き上がって位置ズレする
（１０） ことが皆無となり、高速運転を行なっても確実な絶縁リ
ング供給装填が可能となった。

しかも１次の封口処理時において絶縁リング１１はパイ
ロットピン５３で正しく位置決めされているので、リン
グ組付精度も高く高能率で高品質の封口処理が行なえ、
毎分１０００個以上の高速処理も可能となった。

【図面の簡単な説明】

第１図は完成１した乾電池の一部切欠き正面図。 第２図は封口装置全体の平面図、第３図は第２図におけ
るｍ−ｍ線断面図、第４図ないし第６図は封口処理経過
を示す要部の縦断正面図である。 １０・・・・外装缶。 １０ａ・・・開放端縁。 １１・・・・絶縁リング５ ２０・・・・未完成乾電池。 ５２・・・・封口金型。 ５３・・・・パイロットピン。 （１１） 第１図 −〇〇Ｃ−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１１金属製の外装缶１０に素電池を挿入した未完成乾
   電池２０の開放部内に絶縁リング１１を挿入したのち５
   外装缶１０の開放端縁１０ａを絶縁リング１１上にカー
   ルして封口するための装置であって、未完成電池２０を
   一定ピソチに配列して連続移送する電池移送手段と、そ
   の移送経路の特定位置において未完成電池２０の上方箇
   所に絶縁リング１１を供給する絶縁リング供給手段と、
   電池移送手段における各電池支持箇所の上方位置に配備
   されて上下駆動されるパイロットピン５３と。 このパイロットピン５３の外周部に同心状に配備されて
   上下駆動される封口金型５２とがらなり。 パイロットピン５３を未完成電池２０の上方に供給され
   た絶縁リング１１の中心孔を貫通して下降させて、外装
   缶１０内に装填された素電池の中心上端に心合わせ状に
   接当させるように構成すると（１） ともに、パイロットピン５３と素電池との接当を保った
   まま前記封口金型５２を下降駆動することによって、パ
   イロットピン５３にｌｉＪされた絶縁リング１１を素電
   池に押付けつつ外装缶１０の開放端縁１０ａを内方にカ
   ールするように、前記電池移送手段の作動に連動してパ
   イロットピン５３および封口金型５２をカム駆動するよ
   う構成しであることを特徴とする乾電池の封口装置。