JPS6010111B2 - 船舶用プロペラ軸スリ−ブの電食防止方法 - Google Patents
船舶用プロペラ軸スリ−ブの電食防止方法Info
- Publication number
- JPS6010111B2 JPS6010111B2 JP57040883A JP4088382A JPS6010111B2 JP S6010111 B2 JPS6010111 B2 JP S6010111B2 JP 57040883 A JP57040883 A JP 57040883A JP 4088382 A JP4088382 A JP 4088382A JP S6010111 B2 JPS6010111 B2 JP S6010111B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- propeller shaft
- sleeve
- hull
- corrosion
- power supply
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【発明の詳細な説明】
本発明の船舶のプロペラ軸スリーブの露食防止方法に関
するものである。
するものである。
従来、船舶におけるプロペラ軸スリーブの軍食は各々の
船舶において、指定された中間検査及び定期検査の時期
以外にも再々に渡りプロペラ軸を抜出して点検修理を必
要とし、この露食によってプロペラ軸スリーブの寿命を
著しく短縮せしめているのが現状である。
船舶において、指定された中間検査及び定期検査の時期
以外にも再々に渡りプロペラ軸を抜出して点検修理を必
要とし、この露食によってプロペラ軸スリーブの寿命を
著しく短縮せしめているのが現状である。
プロペラ軸スリーブの雷食は船尾管内において、電解液
である海水に漬かった鋼板製の船体と銅合金製のプロペ
ラ軸スリーブの間に約５００〜６０仇ｈＶの電位差を生
じ、船尾管内においてはプロペラ軸スリーブ表面から船
体へ向かつて迷走電流が流出することにより生じるもの
である。この対策として、簡易型電気防食方式または外
部電源方式等があり、前者はプロペラ軸に発生する電流
を、プロペラ軸にカーボンブラシを接触させて取出し、
船体にアースする方法であるが、前記構成から形成され
る回路の起電力は５０肌Ｖ程度しかない上にカーボンブ
ラシの接触抵抗が使用中に大きくなるため十分な防食電
流が流れず従って露食防止の効果が殆んどない状況であ
った。また後者は直流電源を装置し、該直流電源と船体
外板に取付けた耐久性の陽極を接続し、一定の防食電を
プロペラに向けて流すことによってプロペラの電位を下
げるものであるが、プロペラと船体間の電位差が変化し
、その都度防食電流の調整をしなければならず一定の効
果を保持するのが非常に困難であった。
である海水に漬かった鋼板製の船体と銅合金製のプロペ
ラ軸スリーブの間に約５００〜６０仇ｈＶの電位差を生
じ、船尾管内においてはプロペラ軸スリーブ表面から船
体へ向かつて迷走電流が流出することにより生じるもの
である。この対策として、簡易型電気防食方式または外
部電源方式等があり、前者はプロペラ軸に発生する電流
を、プロペラ軸にカーボンブラシを接触させて取出し、
船体にアースする方法であるが、前記構成から形成され
る回路の起電力は５０肌Ｖ程度しかない上にカーボンブ
ラシの接触抵抗が使用中に大きくなるため十分な防食電
流が流れず従って露食防止の効果が殆んどない状況であ
った。また後者は直流電源を装置し、該直流電源と船体
外板に取付けた耐久性の陽極を接続し、一定の防食電を
プロペラに向けて流すことによってプロペラの電位を下
げるものであるが、プロペラと船体間の電位差が変化し
、その都度防食電流の調整をしなければならず一定の効
果を保持するのが非常に困難であった。
しかも陽極を船体外板に取付けるために不経済であった
。本発明は前記のような欠点を解消するもので、従来か
ら、船舶用プロペラ軸スリーブの寿命を著しく短縮せし
めた原因となった露食を完全に防止する方法を提供する
ものである。
。本発明は前記のような欠点を解消するもので、従来か
ら、船舶用プロペラ軸スリーブの寿命を著しく短縮せし
めた原因となった露食を完全に防止する方法を提供する
ものである。
本発明は直流電源装置と所定の連続可変手段を有するバ
イアス回路を付加した増幅器を装置するとともにプロペ
ラ軸の２ケ所にカーボンブラシを接触させ、一方のカー
ボンブラシで検出したスリーブと船体間に生じる電位差
を増幅し、その増幅さた電圧に比例した直流電流を他方
のカーボンブラシで前記スリーブと船体間へ通電すると
ともに「一定の制御電圧を前記バイアス回路から前記直
流電源装置を介して通電することにより「前記スリーブ
から流出する露食電流を防止することを特徴としたもの
である。
イアス回路を付加した増幅器を装置するとともにプロペ
ラ軸の２ケ所にカーボンブラシを接触させ、一方のカー
ボンブラシで検出したスリーブと船体間に生じる電位差
を増幅し、その増幅さた電圧に比例した直流電流を他方
のカーボンブラシで前記スリーブと船体間へ通電すると
ともに「一定の制御電圧を前記バイアス回路から前記直
流電源装置を介して通電することにより「前記スリーブ
から流出する露食電流を防止することを特徴としたもの
である。
以下本発明に使用する装置の一実施例を図面に従って説
明する。
明する。
図において、１はプロペラ鯛スリーブ、２は船尾管、３
はプロペラ軸、４はスリップリング、５は軸受、６およ
び６′はスリップリングに接触して設けられたカーボン
ブラシ「 ７および７′は船体への接地、８は増幅器、
９は直流電源、１川まバイアス回路である。このような
構成において、プロペラ軸スリーブに近接してへ２ケ所
にカーボンブラシ６，６′を接触せしめ、一方のカーボ
ンブラシ６は増幅器８の正端子に、他方のカーボンブラ
シ６′は、直流電源９の負端子へ接続している。また、
増幅器８の負端子および直流電源９の正端子は船体に接
地している。増幅器８はカーボンブラシ６と船体接地７
間で生じた電位差を増幅し、その増幅された電圧を直流
電源９に通電するように接続している。さらに所定の連
続可変手段を有するバイアス回路１Ｍま増幅器８の一部
に付加され、０〜１０印ｈＶ程度の連続に可変できる手
段を有するものである。また、直流電源９は電圧に比例
した直流出力手段を有するものである。
はプロペラ軸、４はスリップリング、５は軸受、６およ
び６′はスリップリングに接触して設けられたカーボン
ブラシ「 ７および７′は船体への接地、８は増幅器、
９は直流電源、１川まバイアス回路である。このような
構成において、プロペラ軸スリーブに近接してへ２ケ所
にカーボンブラシ６，６′を接触せしめ、一方のカーボ
ンブラシ６は増幅器８の正端子に、他方のカーボンブラ
シ６′は、直流電源９の負端子へ接続している。また、
増幅器８の負端子および直流電源９の正端子は船体に接
地している。増幅器８はカーボンブラシ６と船体接地７
間で生じた電位差を増幅し、その増幅された電圧を直流
電源９に通電するように接続している。さらに所定の連
続可変手段を有するバイアス回路１Ｍま増幅器８の一部
に付加され、０〜１０印ｈＶ程度の連続に可変できる手
段を有するものである。また、直流電源９は電圧に比例
した直流出力手段を有するものである。
本発明によれば、前記のよう装置を使用してプロペラ軸
スリーブと船体間で生じた電位差に応じた直流出力をも
つ直流電源９でプロペラ軸スリ−ブと船体間に通電する
とともに、直流電源９の出力はプロペラ鞠スリーブと船
体間の電圧によって自動的に調整されるのでカーボンブ
ラシの接触抵抗の如何に拘らずプロペラ軸スリーブと船
体間の電圧を零に保つことができる。
スリーブと船体間で生じた電位差に応じた直流出力をも
つ直流電源９でプロペラ軸スリ−ブと船体間に通電する
とともに、直流電源９の出力はプロペラ鞠スリーブと船
体間の電圧によって自動的に調整されるのでカーボンブ
ラシの接触抵抗の如何に拘らずプロペラ軸スリーブと船
体間の電圧を零に保つことができる。
さらに増幅器８にバイアス回路を付加したことによりプ
ロペラ藤スリーブの電位を船体より若干、例えばマイナ
ス１０仇ｈＶ負電位に保つような性能を持たせ、プロペ
ラ軸スリーブの電食だけでなく自然腐食をも防止できる
。しかも〜船体外板に陽極を必要とせず経済的にも有利
である。
ロペラ藤スリーブの電位を船体より若干、例えばマイナ
ス１０仇ｈＶ負電位に保つような性能を持たせ、プロペ
ラ軸スリーブの電食だけでなく自然腐食をも防止できる
。しかも〜船体外板に陽極を必要とせず経済的にも有利
である。
図面は本発明に使用される露食防止装置の一実施例を示
す回路図である。 １・…・・プ。
す回路図である。 １・…・・プ。
Claims (1)
- １ 直流電源装置と所定の連続可変手段を有するバイア
ス回路を付加した増幅器を装置するとともにプロペラ軸
の２ケ所にカーボンブラシを接触させ、一方のカーボン
ブラシで検出したスリーブと船体間に生じる電位差を増
幅し、その増幅された電圧に比例した直流電流を他方の
カーボンブラシで前記スリーブと船体間へ通電するとと
もに、一定の制御電圧を前記バイアス回路から前記直流
電源装置を介して通電することにより、前記スリーブか
ら流出する電食電流を防止することを特徴とする船舶用
プロペラ軸スリーブの電食防止方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57040883A JPS6010111B2 (ja) | 1982-03-17 | 1982-03-17 | 船舶用プロペラ軸スリ−ブの電食防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57040883A JPS6010111B2 (ja) | 1982-03-17 | 1982-03-17 | 船舶用プロペラ軸スリ−ブの電食防止方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58161781A JPS58161781A (ja) | 1983-09-26 |
| JPS6010111B2 true JPS6010111B2 (ja) | 1985-03-15 |
Family
ID=12592906
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57040883A Expired JPS6010111B2 (ja) | 1982-03-17 | 1982-03-17 | 船舶用プロペラ軸スリ−ブの電食防止方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6010111B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4528413A (en) * | 1984-03-05 | 1985-07-09 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Process for the synthesis and purification of diisopropenylbenzene |
-
1982
- 1982-03-17 JP JP57040883A patent/JPS6010111B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58161781A (ja) | 1983-09-26 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US2863819A (en) | Insoluble trailing anode for cathodic protection of ships | |
| CA1329918C (en) | Process of preventing oxidation of metal by capacitive coupling | |
| US3303118A (en) | Cathodic protection and anti-marine fouling electrode system | |
| CA2272519A1 (en) | Apparatus and method for inhibiting fouling of an underwater surface | |
| US5052962A (en) | Naval electrochemical corrosion reducer | |
| US4381981A (en) | Sacrificial cathodic protection system | |
| US3133873A (en) | Electrolytic anode and connection | |
| US4559017A (en) | Constant voltage anode system | |
| JPS6010111B2 (ja) | 船舶用プロペラ軸スリ−ブの電食防止方法 | |
| US3488274A (en) | Electrolytic composite anode and connector | |
| JP3110940B2 (ja) | 船舶推進翼軸系の電気防食回路用外部ノイズの制御方法 | |
| SE8804356D0 (sv) | Vorrichtung zum kathodischen korrosionsschutz eines bauteils an einem stevenrohr eines schiffes | |
| JPH07207474A (ja) | 流電陽極方式定電位自動制御式電気防食法 | |
| JPS61177384A (ja) | 電気防食装置 | |
| Reducer | 13. SUPPLEMENTARY NOTES 14. ABSTRACT A corrosion reducer for use with ships having a hull, a propeller mounted on a propeller shaft and extending through the hull, bearings supporting the shaft, at least one thrust bearing and one seal. The improvement includes a current collector and a current reduction assembly for reducing the voltage between the hull and shaft in order to | |
| RU191508U1 (ru) | Плавучий морской объект | |
| JPS62260080A (ja) | 船舶推進系防食装置 | |
| JPH1161460A (ja) | チタン被覆された海洋構造物の電気防食方法 | |
| JPH0669098U (ja) | 小型船舶の軸接地装置 | |
| JPS5528731A (en) | Anticorrosive and antifouling treatment method for seawater intake part | |
| Mallon et al. | Cathodic protection for boats in saltwater | |
| JPS6313246Y2 (ja) | ||
| JPH07305630A (ja) | 海洋エンジンにおける電蝕防止装置 | |
| JPH06344978A (ja) | 船舶における電気防食方法 | |
| KR20240004352A (ko) | 보트의 금속 성분의 전기 방식용 장치 |