JPS6010061Y2 - 多心ケ−ブル検査装置用端子板 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は多心ケーブル検査装置用端子板の改良に関する
ものである。

通信ケーブル等の多心ケーブルの諸特性を測定するため
には、自動測定器と当該ケーブルの接続を必要とするが
、本考案はその接続部分の端子板の改良に関するもので
ある。

従来の端子板は、第３図に示すように１枚の端子板１の
外周部分に、１対のコネクタ２ａ、２ｂを放射状に必要
数例えば２０〜３噛配置し、このターミナル２ａ、２ｂ
に、ケーブル３の心線の各対４ａ、４ｂを接続していた
。

そして、ターミナル２ａ、２ｂの裏面からケーブル５で
自動測定器６に連結し、ターミナル２ａ、２ｂに接続さ
れた各心線４ａ、４ｂの諸特性を自動測定していた。

このような従来の測定方法では、ケーブルの心線対数が
例えば数十〜数百対等になると、コネクタ２ａｙ２ｂの
数が限定されているため、測定を何回にも分ける必要が
あり、多くの手数と時間を要した。

本考案は上記の欠点を改良するためになされたもので、
端子板を複数枚組合せ、被測定ケーブル心線の対数に応
じて端子板の枚数多くし、心線を適当に分割して各端子
板に全て接続し、測定を何回にも分ける必要がないよう
にしたことを特徴とするものである。

以下本考案を第１図および第２図の実施例について説明
する。

第３図と同一符号は同一部分を示し、１は端子板で、こ
の端子板は１−１．１−２・・・・・・１−ｎを１本の
軸７例えば蝶番で一端を連結しである。

そして各端子板１には必要対例えば１０〜２吋のターミ
ナル２ａ、２ｂが配置してあり被測定ケーブル心線各対
はｎ枚の端子板に分割して配置し、各ターミナル２ａ、
２ｂに接続する。

各端子板１はＡの位置で測定対をターミナル２ａｔ２ｂ
に接続する作業を行ない、接続が完了すると矢印のよう
に軸７を中心にして回転させＢの位置にもって来る。

このようにすると、接続作業をする際に、既に接続が完
了した端子板がじゃまにならず、また、接続が完了した
ことを一見して判別できるからである。

端子板の枚数は、被測定ケーブルの対数に応じて増加す
る。

また、各端子板１を色別或いは符号を付けて識別してお
くと接続作業に都合がよい。

端子板の形状は第１図のように扇形に限らず半円状、三
角状等適当なものでよい。

そして、心線が接触して外傷を受けないよう切欠部８を
設けてもよい。

各端子板１のターミナル裏面にはケーブル５で自動測定
器６に連結しであるので、被測定ケーブル３の接続作業
が全て完了すると、後は自動的に緒特性の測定が行なわ
れるのである。

第２図は本考案の他の実施例を示し、各端子板１の両側
縁に軸９を設け、この軸９を左右の軸受ｌｅａ、１０ｂ
に取付けである。

そして接続作業をＡの位置で行ない、作業が完了すると
Ｂの位置にもって来る。

他の部分は第１図の場合と同じ構造である。

以上のように本考案に係る多心ケーブル検査装置用端子
板は、必要数のターミナルを配置した端子板を複数枚一
群として被測定ケーブルの測定しようとする対数に応じ
て組合せて使用するので、従来のように測定作業を何回
にも分ける必要がなく非常に能率よく測定ができる利点
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の正面図、第２図は本考案の他の実施例
の斜視図、第３図は従来例の正面図である。 １・・・・・・端子板、２ａ、 ２ｂ・・・・・・タ
ーミナル、３・・・・・・被測定ケーブル、４ａ、４ｂ
・・・・・・被測定心線、５・・・・・・測定器用ケー
ブル、６・・・・・・自動測定器、７，９・・・・・・
端子板取付は軸、１０・・・・・・軸受け。

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）複数個のターミナルが配置された板状端子板の複
   数枚を１つの軸によって連結し、該軸を中心に上記板状
   端子板を回転させることによりケーブル心線接続のため
   の所望位置に該板状端子板を順次回転移動させ接続完了
   した該板状端子板は１枚の板状端子板を単位として心線
   接続のための所望位置から遠ざける方向に移動できるよ
   うにしたことを特徴とする多心ケーブル検査装置用端子
   板。
2. （２）複数枚の板状端子板が色別されていることを特徴
   とする実用新案登録請求の範囲第１項記載の多心ケーブ
   ル検査装置用端子板。
3. （３） 複数枚の板状端子板が符号で識別されている
   ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項記載の
   多心ケーブル検査装置用端子板。