JPS6010010B2 - 酸化反応溶剤及び高沸点生成物の回収方法 - Google Patents
酸化反応溶剤及び高沸点生成物の回収方法Info
- Publication number
- JPS6010010B2 JPS6010010B2 JP14659078A JP14659078A JPS6010010B2 JP S6010010 B2 JPS6010010 B2 JP S6010010B2 JP 14659078 A JP14659078 A JP 14659078A JP 14659078 A JP14659078 A JP 14659078A JP S6010010 B2 JPS6010010 B2 JP S6010010B2
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- JP
- Japan
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- oxidation reaction
- recovering
- boiling point
- acetone
- reaction
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、酸化反応溶剤又は高沸点生成物の回収方法に
関するものである。
関するものである。
近年、種々の酸化反応プロセスによる多種多様の物質の
製造について研究開発され、工業化されている。
製造について研究開発され、工業化されている。
とくに、いわゆるクメン法に代表されるように、反応物
質としてァセトンを生成するプロセスも多く知られてい
る。フェノールとアセトンの併産、ヒドロキノンとアセ
トンの併産等がその代表的なものである。そして多くの
場合、これらの工業的プロセスは、何の障害もなく運転
されてきている。しかるに、本発馴者等は、このような
プロセスについて詳細に検討した結果、特に反応溶剤を
回収して再使用する工程あるいは高沸点生成物を回収し
て再利用する工程において、工程安全上、極めて重要な
事実を確認した。すなわち、このような回収溶剤あるい
は高沸点生成物中には、酸化反応の際に生成したァセト
ンが更に酸化されている種の過酸化物、恐らくは、の構
造を有する環状ア セトンパーオキサィドが含まれており、この物質は固体
状態では衝撃により爆発する極めて危険な物質である。
質としてァセトンを生成するプロセスも多く知られてい
る。フェノールとアセトンの併産、ヒドロキノンとアセ
トンの併産等がその代表的なものである。そして多くの
場合、これらの工業的プロセスは、何の障害もなく運転
されてきている。しかるに、本発馴者等は、このような
プロセスについて詳細に検討した結果、特に反応溶剤を
回収して再使用する工程あるいは高沸点生成物を回収し
て再利用する工程において、工程安全上、極めて重要な
事実を確認した。すなわち、このような回収溶剤あるい
は高沸点生成物中には、酸化反応の際に生成したァセト
ンが更に酸化されている種の過酸化物、恐らくは、の構
造を有する環状ア セトンパーオキサィドが含まれており、この物質は固体
状態では衝撃により爆発する極めて危険な物質である。
したがって、溶剤を回収する際、いずれかの工程で濃縮
され、乾燥された状態におけれたときは、極めて憂慮す
べき事態を招く。本発明者等は、回収溶剤を安全に再使
用し、あるいいは高沸点生成物を有効に利用する方法に
ついて鋭意研究した結果、本発明を完成するに至ったも
のである。すなわち、本発明に係る酸化反応溶剤及び生
成した高沸点生成物の回収方法は、酸化剤の存在下で酸
化反応を行なう際にアセトンを生成する反応に用いられ
た有機溶剤及び生成した高沸点生成物を回収するにあた
り、反応系から回収される有機溶剤及び生成した高沸点
成生物を原子価を2種以上もちうる金属イオンを生ずる
物質またはpka値が1.0以下の強酸の存在下で処理
することを特徴とするものである。
され、乾燥された状態におけれたときは、極めて憂慮す
べき事態を招く。本発明者等は、回収溶剤を安全に再使
用し、あるいいは高沸点生成物を有効に利用する方法に
ついて鋭意研究した結果、本発明を完成するに至ったも
のである。すなわち、本発明に係る酸化反応溶剤及び生
成した高沸点生成物の回収方法は、酸化剤の存在下で酸
化反応を行なう際にアセトンを生成する反応に用いられ
た有機溶剤及び生成した高沸点生成物を回収するにあた
り、反応系から回収される有機溶剤及び生成した高沸点
成生物を原子価を2種以上もちうる金属イオンを生ずる
物質またはpka値が1.0以下の強酸の存在下で処理
することを特徴とするものである。
本発明方法を適用しうる酸化剤の存在下で酸化反応を行
なう際にアセトンを生成する反応とは、イソプロベニル
フェノールの酸化によりヒドロキノンとアセトンを併産
する反応、クメンを酸化してクメンヒドロパーオキシド
を製造し、これを関裂してフェノールとアセトンを併産
する反応、シメンを酸化してシメンヒドロパーオキシド
を製造し、これを開裂してクレゾールとアセトンを併産
する反応等である。
なう際にアセトンを生成する反応とは、イソプロベニル
フェノールの酸化によりヒドロキノンとアセトンを併産
する反応、クメンを酸化してクメンヒドロパーオキシド
を製造し、これを関裂してフェノールとアセトンを併産
する反応、シメンを酸化してシメンヒドロパーオキシド
を製造し、これを開裂してクレゾールとアセトンを併産
する反応等である。
そして本発明方法は、例えば、p−ィソプロベニルフェ
ノールの酸化を有機溶剤中で行なう場合には、当該有機
溶剤の回収に適用される。また、クメンやシメンの酸化
によりそれぞれパーオキシドを製造し、これを分解して
フェノールやクレゾールを製造する場合には、粗フェノ
ールあるいは粗クレゾールを蒸留する際に本発明方法が
適用される。原子価を2種以上もちうる金属イオンを生
ずる物質またはpka値が1.0以下の強酸としては、
原子価を2種以上もちうる金属イオン、例えば、コバル
ト、マンガン、ニッケル、クロム、銅、バナジウムなど
のイオンを生ずる物質、具体的には、これらの金属のハ
ロゲン化物、水酸化物等、またはpka値が約1.0以
下の強酸、例えば硫酸、塩酸等があげられる。使用量は
触媒量で十分である。処理温度は、触媒の種類、触媒量
、有機過酸化物の分解時間等によって適宜決められるが
、好ましくは加熱して分解効率をあげるのがよい。本発
明方法は、蒸留等による精製工程の前に行なってもよい
が、蒸留精製しながら本発明を実施した方が、プロセス
上有利である。本発明方法によれば、回収溶剤あるいは
反応生成物に含まれている危険な爆発物質を完全に分解
除去することができ、回収溶剤は安全に再使用でき、ま
た反応生成物を安全に取り扱うことができるものである
。
ノールの酸化を有機溶剤中で行なう場合には、当該有機
溶剤の回収に適用される。また、クメンやシメンの酸化
によりそれぞれパーオキシドを製造し、これを分解して
フェノールやクレゾールを製造する場合には、粗フェノ
ールあるいは粗クレゾールを蒸留する際に本発明方法が
適用される。原子価を2種以上もちうる金属イオンを生
ずる物質またはpka値が1.0以下の強酸としては、
原子価を2種以上もちうる金属イオン、例えば、コバル
ト、マンガン、ニッケル、クロム、銅、バナジウムなど
のイオンを生ずる物質、具体的には、これらの金属のハ
ロゲン化物、水酸化物等、またはpka値が約1.0以
下の強酸、例えば硫酸、塩酸等があげられる。使用量は
触媒量で十分である。処理温度は、触媒の種類、触媒量
、有機過酸化物の分解時間等によって適宜決められるが
、好ましくは加熱して分解効率をあげるのがよい。本発
明方法は、蒸留等による精製工程の前に行なってもよい
が、蒸留精製しながら本発明を実施した方が、プロセス
上有利である。本発明方法によれば、回収溶剤あるいは
反応生成物に含まれている危険な爆発物質を完全に分解
除去することができ、回収溶剤は安全に再使用でき、ま
た反応生成物を安全に取り扱うことができるものである
。
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例 1
p−イソプロベニルフエノールをオクタノール溶剤中硫
酸の存在下で過酸化水素によって酸化して得られた反応
混合物を分液して得られたオクタノール(環状アセトン
パーオキサィド0.00重量%含有)溶液にナフテン酸
コバルトを15蛇pm添加し120ooで1時間加熱し
た。
酸の存在下で過酸化水素によって酸化して得られた反応
混合物を分液して得られたオクタノール(環状アセトン
パーオキサィド0.00重量%含有)溶液にナフテン酸
コバルトを15蛇pm添加し120ooで1時間加熱し
た。
オクタノール中の環状アセトンパーオキサィドは0.0
02重量%(分解率99.7%)に減少した。
02重量%(分解率99.7%)に減少した。
次いで常法により蒸留して純度99.9%、環状アセト
ンパーオキサイド0.001重量%のオクタノールを回
収し、安全に再使用することができた。実施例 2p−
ィソプロベニルフェノールを酢酸ブチル溶剤中硫酸の存
在下で過酸化水素によって酸化して得られた反応混合物
を分液して得られた酢酸ブチル(環状アセトンパーオキ
サィド0.05重量%含有)溶液に塩化第2銅を20の
pm添化して11yoで3び分間加熱した。
ンパーオキサイド0.001重量%のオクタノールを回
収し、安全に再使用することができた。実施例 2p−
ィソプロベニルフェノールを酢酸ブチル溶剤中硫酸の存
在下で過酸化水素によって酸化して得られた反応混合物
を分液して得られた酢酸ブチル(環状アセトンパーオキ
サィド0.05重量%含有)溶液に塩化第2銅を20の
pm添化して11yoで3び分間加熱した。
酢酸ブチル中の環状アセトンパ−オキサィドは0.00
1重量%(分解率98.0%)に減少した。
1重量%(分解率98.0%)に減少した。
次いで常法により蒸留して純度99.9%、環状アセト
ンパーオキサイド0.0005重量%のオクタノールを
回収し、安全に再使用することができた。実施例 3 クメンヒドロキバーオキサィドをクメン溶剤中(クメン
ヒドロキパーオキサィド濃度25重量%)、硫酸の存在
下で煮沸分解した。
ンパーオキサイド0.0005重量%のオクタノールを
回収し、安全に再使用することができた。実施例 3 クメンヒドロキバーオキサィドをクメン溶剤中(クメン
ヒドロキパーオキサィド濃度25重量%)、硫酸の存在
下で煮沸分解した。
得られた反応混合物(環状アセトンパーオキサィド0.
015重量%含有)に塩化第2銅を20倣pm添加し1
20qoで1時間加熱した。クメソ中の環状アセトンパ
ーオキサィドは0.001重量%(分解率94%)に減
少した。
015重量%含有)に塩化第2銅を20倣pm添加し1
20qoで1時間加熱した。クメソ中の環状アセトンパ
ーオキサィドは0.001重量%(分解率94%)に減
少した。
次いで、常法によりアセトンを回収した後、減圧下で蒸
留しクメンを回収した。実施例 4 シメンヒドロキパーオキサイドをシメン溶剤中(シメン
ヒドロキバーオキサィド濃度23重量%)、硫酸の存在
下で煮沸分解した。
留しクメンを回収した。実施例 4 シメンヒドロキパーオキサイドをシメン溶剤中(シメン
ヒドロキバーオキサィド濃度23重量%)、硫酸の存在
下で煮沸分解した。
得られた反応混合物(環状アセトンパーオキサィド0.
025重量%含有)に硫酸を0.5重量%添加し、12
000で1.虫篭間加熱、した。シメン中の環状アセト
ンパーオキサィドは0.002重量%(分解率92%)
に減少した。
025重量%含有)に硫酸を0.5重量%添加し、12
000で1.虫篭間加熱、した。シメン中の環状アセト
ンパーオキサィドは0.002重量%(分解率92%)
に減少した。
Claims (1)
- 1 酸化剤の存在下で酸化反応を行なう際にアセトンを
生成する反応に用いられた有機溶剤又は生成した高沸点
生成物を回収するにあたり、反応系から回収される有機
溶剤又は生成した高沸点生成物を原子価を2種以上もち
うる金属イオンを生ずる物質またはpka値が1.0以
下の強酸の存在下で処理することを特徴とする酸化反応
溶剤及び生成した高沸点生成物の回収方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14659078A JPS6010010B2 (ja) | 1978-11-29 | 1978-11-29 | 酸化反応溶剤及び高沸点生成物の回収方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14659078A JPS6010010B2 (ja) | 1978-11-29 | 1978-11-29 | 酸化反応溶剤及び高沸点生成物の回収方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5573796A JPS5573796A (en) | 1980-06-03 |
| JPS6010010B2 true JPS6010010B2 (ja) | 1985-03-14 |
Family
ID=15411146
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14659078A Expired JPS6010010B2 (ja) | 1978-11-29 | 1978-11-29 | 酸化反応溶剤及び高沸点生成物の回収方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6010010B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2637891B1 (fr) * | 1988-10-14 | 1991-05-10 | Rhone Poulenc Chimie | Procede de destruction des peroxydes d'acetone |
| CA2003925C (en) * | 1988-11-28 | 1999-11-23 | Shintaro Araki | Preparation of cumene through alkylation of an aromatic compound and preparation of phenol through cumene |
| FR2780966B1 (fr) * | 1998-07-10 | 2000-09-08 | Rhodia Chimie Sa | Procede de recuperation de composes dans les produits lourds issus de leur fabrication |
| JP4955440B2 (ja) * | 2007-03-29 | 2012-06-20 | Jx日鉱日石エネルギー株式会社 | ジヒドロキシ芳香族化合物の製造方法 |
-
1978
- 1978-11-29 JP JP14659078A patent/JPS6010010B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5573796A (en) | 1980-06-03 |
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