JPS599981B2 - テ−プレコ−ダのオ−トリバ−ス装置 - Google Patents

テ−プレコ−ダのオ−トリバ−ス装置

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JPS599981B2
JPS599981B2 JP53017252A JP1725278A JPS599981B2 JP S599981 B2 JPS599981 B2 JP S599981B2 JP 53017252 A JP53017252 A JP 53017252A JP 1725278 A JP1725278 A JP 1725278A JP S599981 B2 JPS599981 B2 JP S599981B2
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清二 富田
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Toshiba Corp
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明はカセット式等のポータブル用テープレコーダ
に好適するフル・メカニカルタイプのオートリバース装
置に係り、特にその定速駆動機構に関する。
周知のようにテープレコーダにおいて、往復録音または
再生を可能とするものはオートリバース装置と称されて
いる。
すなわち、このオートリバース装置は往動作におけるテ
ープ終端でテープ装填状態および操作部設定状態を何ん
ら変えることなく、復動作においても録音または再生を
自動的一 になし得るものであるから、長時間の録音ま
たは再生を必要とする場合において特に便利なものであ
る。しかしながら、このようなオートリバース装置とし
て従来より知られているものはソレノイドフッ ランジ
ヤ等の電磁切換機構を用いたものであるために、大形化
し且つ大重量化して高価であると共に大消費電力を要す
るという欠点を有していた。
従つて、小形軽量化ならびに低価格化が要請されると共
に、電池電源を前提とする故に低消費電5力化を図らな
ければならないカセット式等のポータブル用テープレコ
ーダには、ソレノイドプランジャ等の電磁切換構を用い
るようにしたオートリバース装置を適用することができ
なかつた。そこで、この発明は以上のような点に鑑みて
なつ されたもので、従来のようにソレノイドプランジ
ャ等の電磁切換機構を用いることなく純機械的にオート
リバースをなし得るようにすることによつてカセット式
等のポータブル用テープレコードに好適するいわゆるフ
ル・メカニカルタイプのオー15トリバース装置を提供
することを目的としており、特にその定速駆動を簡易に
且つ良好になし得るようにした定速駆動機構に特徴を備
えているものでハ1、、ある。
以下図面を参照して一実施例につき詳細に説明する。
すなわち、第1図は力セツト式のテーブレコーダに適用
した場合の上面斜視図を示すもので、正面略コ字状のメ
インシヤーシ11の前後部、上下部および左右側部に後
述する種々の機構が装置されてなる。
そして、図示前方に突出して装置されるのが操作部12
であつて、図示左端からストツプ兼イジエクト用のST
OP操作子121、巻戻し用のREW操作子122、逆
方向(復動作)再生用のRLAYOO操作子123、録
音用のREC操作子124、正方向(往動作)再生用の
PLAY(F1操作子125、早送り用のFF操作子1
26、一時停止(ポーズ)用のRAUSE操作子12r
0)順でそれぞれが矢印イ方向に押圧操作自在に且つ矢
印口方向に復帰自在に配置され、これらの各操作子12
1〜127はそれぞれの操作レバー121a〜127a
を介して後述する各駆動系を駆動状態とし得るようにな
されている。この場合各操作レバー121a〜127a
はシヤーシ11の下部で矢印イ,口方向に往復摺動自在
となるように配置され、図示しない公知のロツク機構と
係合して押圧操作による押込み状態にロツクされるよう
になされる。但し、STOP操作子121のレバー12
1aはロツクされることなく、ロツク状態にある他の操
作子のレバーを解除する如くロツク機構と係合する。ま
た、PAUSE操作子127のレバー127aはロツク
機構と何んら係合することなく独立して動作するもので
あり、シヤーシ11の下部に配置される図示しない公知
のプツシユープツシユ機構と係合して、一度目の押圧操
作で押込状態にロツクされて例えば再生状態を一時的に
停止せしめると共に2度目の押圧操作でロツク状態が解
除されて例えば再生状態に復帰せしめる如く機能させる
。そして、REWおよびFF操作子122,126の各
レバー122a,126aは後述する高速送り系の正逆
切換機構を選択的に駆動して、テープを正または逆方向
に高速走行せしめる如く機能する。
またPLAYQOおよびPLAY(F)操作子123,
125の各レバー123a,125aは後述する定速送
り系の正逆切換機構を選択的に駆動してテープを正また
は逆方向に定速走行せしめると共に、フ矢印イ,口方向
に往復摺動自在のヘツドスライダ一14を駆動して該ヘ
ツドスライダ一14上に塔載される録再ヘツド15等を
テープの所定面に当接せしめ且つ同一対のピンチローラ
16,17を選択的に後述の一対のキヤプスタン18,
19に当接せしめることにより、正または逆方向で再生
状態とする如く機能する。
ここで、録再ヘツド15はテープ走行の正逆すなわち往
動作および復動作で再生(録音)を可能とするために当
然アジマス角を正確にして上下に移動されるものであり
、このヘツド移動機構100の構成およびその動作の詳
細については後述する。ところで、通常のテープレコー
ダであれば正方向の再生(録音)がなせればよいので当
然1つのPLAY操作子でよいが、この発明のようにオ
ートリバースを可能とするテーブレコーダでは正および
逆の両方向で再生(録音)をなす必要があるので、正お
よび逆方向用の互いに独立した2つのPLAY操作子を
備えているものである。
ここで、2つのPLAY操作子のうち一方のみを操作し
た場合にはその方向のみの再生(録音)が可能となり、
両方を同時に操作した場合にいわゆるオートリバースが
なせるものであり、通常の再生(録音)の場合には正方
向のPLAY操作子のみを操作してやればよいものであ
る。また、図示中央のREC操作子124は前述のPL
AY操作子と組合せて操作した場合に正または逆方向の
一方向のみであるいはオートリバースによる往復録音が
可能となる如く、そのレバー124aで録音系を駆動せ
しめるものである。
なお、この場合誤消去防止については通常のものと異な
る機構を用いることにより、いずれの録音状態でも矛盾
することがないようにしており、これについては後述す
る。さらに、第1図中シヤーシ11の中央部に突出して
いるのは左リール台20と右リール台21であつて、そ
れぞれ後述する自動停止機構や往復動作切換機構等に連
結されている。
なお、図中後方には左リール台20に連結されるテープ
カウンタ22や各駆動系の動力源となるモータ23およ
び後述するオートリバース回数制限機構やマニユアルリ
バース機構の操作レバー24,25が装置されている。
第2図は以上のような第1図から説明の便宜上メインシ
ヤーシ11を取り除いて示すテープ駆動機構の全体的な
平面図であり、特に定速駆動機構部においてリール(定
速)駆動系300がキヤプスタン駆動系400と独立し
ている点に特徴を有しており、これによつて負荷変動が
直接キヤプスタンに影響しないからワウ等の特性を高性
能にし得ると共に自動停止機構500の検出部をリール
定速駆動系300と同系統として該自動停止機構500
の検出部を簡略化し得るものである。
すなわち、モータ23の軸に支持されたモータプーリ2
31にはベルト301を介してセンタプーリ302の大
径部が連結されており、このセンタプ一り302の小径
部に離接自在に右巻取アイドラ303が枢支される。こ
こで、右巻取アイドラ303は後述するように右送り時
に前記PLAY(F)操作子125のレバー125aに
連結された右再生スライダー125bによつて駆動され
るリンク機構26を介して右リール台21に対してもセ
ンタプ一り302と同時に離接自在となされるものであ
るが、この右巻取アイドラ303を省略して前記リンク
機構26によりセンタプ一り302自体が右リール台2
1に離接するようにしてもよく、さらにはこれらを左右
で入れ換えるように構成してもよい。また、センタプ一
り302の小径部には当該部を一つの底角部にして略三
角形状のループを描くベルト304を介して、センタプ
一り302と対応する他の底角部に左巻取プーリ305
および頂角部にカムホイール306が設けられる。ここ
で、左巻取プーリ305は後述するように左送り時に前
記PLAY(B)操作子123のレバー123aに連結
された左再生スライダー123bによつて駆動される操
作部材27を介して左リール台20に離接自在となされ
るものである。また、カムホィール306は自動停止機
構500の検出部を構成するもので、この場合左右リー
ル台20,21が停止状態となることをいずれも検出し
得るものであるが、これについての詳細は後述する。さ
らに、第2図においてキヤプスタン駆動系400はモー
タプ一り231を介してベルト405によりいわゆるア
ンチローリング式となされる左右一対のフライホイール
401,402とそれのガイドプ一り403を有してな
る。
ここで左右のフライホイール401,402の中央部に
はそれぞれ左右一対の前述したキヤプスタン18,19
j0が設げられる。
なお、第2図に示されている定速送り系の正逆切換機構
600および高速送り系の正逆切換機構700の詳細に
ついては後述する。そして、以上のような定速駆動機構
によれば、前述したワウ特性の改善に加えて、左右送り
ともリール台の,駆動をくい込み側で行なえるから安定
な回転伝達をなし得ると共にモータを逆転しないで済む
ので価格および寿命の点で有利にし得る効果がある。而
して以上の構成からも分るように左右送りを可能として
オートリバースをなし得るようにするものであるが、通
常のテープレコーダ動作をなし得るのは勿論である。
このうち後者については特に必要な事項のみの説明に留
めるが、それは前者の説明からも容易に窺い知れるとこ
ろである。従つて、オートリバース関係の説明を主に進
めることになるが、その前に自動停止機構500部の説
明から始めるものとする。すなわち、オートリバース動
作は周知のように正または逆方向の再生(録音)状態に
あるとき、テープ終端を検出して逆または正方の再生(
録音)状態に自動的に切換えるものであるから、自動停
止機構500の検出部によつてもたらされるテープ終端
検出を先きに説明した方が便利であるからである。今、
仮にテープが右送り走行または左送り走行状態(これは
後述するオートリバース動作としての設定を除く他の動
作状態に設定されている場合を想定している)にあると
すれば、自動停止機構500部の状態は第3図A,bに
示すようになつている。
すなわち、左右のリール台20,21には第3図eに示
すようにいずれも下部に摩擦機構201,211が備え
られており、その摩擦板202,212に対して略T字
状で底辺の各一端が遊びを有して連結された左右の検出
レバー501,502の各一端が係合して回動自在とな
されている。このうち、右検出レバー502には前記カ
ムホイール306の内側偏心カム烏06bに案内される
ドレスピン503が植設されている。これによつて、テ
ープ右送り走行状態であれば(第3図a)右リール台2
1が図示矢印の如く反時計方向に回転するのに伴なつて
、それの摩擦板212と係合する右検出レバー502に
は常時時計方向に回動しようとする偏倚力が付与される
ようになる。この結果、右検出レバー502はテ一プが
右送り走行状態にある間中カムホイール306の内側偏
心カム部306aに案内されるドレスピン503により
時計方向および反時計方向をとつて僅かな範囲で揺動し
ている。そして、このような状態においてテープ終端が
到来して右リール台21が停止したとすると、右検出レ
バー502に対する時計方向の偏倚力がなくなるので、
第3図Cに示すように検出レバー502は反時計方向に
押しやられた位置で停止する。すると、テープ走行とは
無関係に回転するカムホイール306の次の回転でそれ
の外側突起部306bにと係合される。ところで、この
種の自動停止機構においては、従来この時点で検出レバ
ー自体がカムの突起により移動されるのを利用してテー
プ終端が検出されたものとしていた。
しかるに、前述のカムホイール306はカムレバー50
4の一端に枢支されていることによつて、カムホイール
306自体が自らの回転力で図示時計方向にいわゆる遊
星運動する如く回動するようになる。
これによつて、カムレバー504の他端にトーシヨンば
ね505aを介して係合されているギヤ機構505が前
記センタプ一り302の小径部に設けられているギヤ3
02aと噛合いされる。ここで、ギヤ302aはモータ
23に直結さ :れていていわゆるオートシヤツトオフ
(ASO)動作の駆動源となるものであり、ギヤ機構5
05との噛合い関係およびその動作状態は第3図f〜j
に示すようである。すなわち、前記カムレバー504に
係合されたギヤ機構505は互いに噛合い関係になされ
ているギヤA,B,Cからなり、このうちギヤAがセン
タプーリギヤ302aと噛合わされて回転力が伝達され
る。
すると、ギヤAと同軸一体の小ギヤを介してギヤBが回
転されるので、該ギヤBと同c軸一体の小ギヤを介して
扇状のギヤCが回転される。これによつて、扇状のギヤ
Cに設けられたピン506が最終的に時計方向に回動さ
れる力でもつて解除スライダー507を第3図dに示す
ように図示下方向に移動させ、ロツク機構にロツクさ4
れている操作子を解除してテープレコーダを停止状態と
する。このようにして自動停止動作をなし得るが、以上
の過程においてカムレバー504は時計方向に回動され
てからその他端部にあるピン506が解除スライダー5
07に当接した位置で停止されるので、カムホイール3
06はその位置(第3図c)でベルト304のスリツプ
により待機した状態となつている。
そして、この状態において解除スライダー507が前述
したようにして移動し始めると(これはギヤCが扇状で
切欠歯車となつているので動作タイミングにずれがある
ことによる)、カムレバー504はさらに時計方向に回
動されるので、カムホイール306同方に移動するよう
になる。この結果、カムホイール306の外側突起部3
06bはドレスピン503に対する係合に傾斜が生じる
ようになるので、ドレスピン503が該突起部から自動
的に離脱するようになり、これによつてカムホイール3
06が自からの回転力で今度は反時計方向に回動して元
の位置に復帰するようになる(第3図d)。なお、テー
プが左送り走行状態にあれば(第3図b)左リール台2
0が図示矢印の如く時計方向に回転するのに伴なつて、
その摩擦板202と係合する左検出レバー501には常
時反時計方向に回動しようとする偏倚力が付与されるの
で、前述の右送り走行時には遊び連結となつていた右検
出レバー502の底辺一端を連結状態とし、該右検出レ
バー502をして結局は前述と同様に常時時計方向に回
動せしめるような偏倚を与える。
従つて、これ以降は前述した右送り走行時に準じた動作
をしてオートシヤツトオフ動作をなすことができる。そ
して、このような自動停止機構500によれば、右検出
レバー502とカムホイール306との係合解除がカム
ホイール306の回転力で自動的になされるので、従来
この種の自動停止機構に必要となつていた上記係合解除
用の部材を不要とし得ることはもとより、オートシヤツ
トオフ動作の駆動源や検出レバー等の配置に自由度をも
たらし、さらには検出レバーを軸固定とし得るので精度
的に好ましく且つ動作をより安定にし得るものである。
また、検出部を構成するカムホイール306がリール定
速駆動系300と一本のベルトで共回しとなされること
により、左右いずれのリール台20,21の停止を共通
に検出し得るので構成の簡略化ならびにスペースフγク
タの点で好都合である。
なお、以上の説明はテープ終端時のみにオートシヤツト
オフ動作がなされるとしたが、これはテープがからまつ
た場合にもオートシヤツトオフ動作をしてテープや各機
構部を保護することができる。
次にオートリバース関係について説明すると、第4図a
は前記第1図、第2図からオートリバース駆動系部を取
り出して示したものであり、前述した逆方向および正方
向再生用のレバー123a,125aにはそれぞれ毎に
ピンチローラ16,17、右巻取アイドラ303および
ヘツドスライダ一14を制御する左および右再生スライ
ダー123b,125bがスプリング123c,125
cをもつて係合される。ここで、レバー123a,12
5aは第1図で示したメインシヤーシ11の前端のガイ
ド部および第4図aで示した自からの長孔123d,1
25dに係合されるガイドピン123e,125eによ
り矢印イ,口方向に往復摺動自在(図示しない他のレバ
ーも同様)となされている。また、ヘツドスラィダ一1
4および左右の再生スライダー123b,125bもそ
れぞれの長孔14a,b,123f,125fにガイド
ピン14c,d,123g,125gが係合されること
によつて、矢印イ,口方向に往復摺動自在となされてい
る。そして、前述したスプリング123c,125cに
よる係合によつて、正逆方向いずれの再生レバー125
a,123aが操作された場合にもヘツドスライダ一1
4を駆動し得ると共に、対応する側の左または右再生ス
ライダー125b,123bを駆動状態とし得るもので
ある。
また、この種のテープレコーダに用いられる操作部12
のロツク機構は、この場合一方の操作レバー123aま
たは125aをロツクした状態と同時かあるいは多少時
間的にずれがあつてもト時期に他方の操作レバー125
aまたは123aを前者のロツクを解除することなく共
にロツク状態とし得るものであり、さらにはこれらのロ
ツクと併せて録音用の操作レバー124も一緒にロツク
することが可能であるものとする。
従つて、今オートリバース(再生)をなさんとして正お
よび逆方向の操作レバー123a,125aが両PLA
Y(R),CF′)操作子123,125の押圧操作に
よつてロツクされたとすると、第4!5匍 図A,b&こ示すように左および右の両再生スライダー
123b,125bが共に進入して駆動状態となろうと
するが、それらの略中間部に回動自在に設けられている
略T字状のリバース駆動レバー601によつてそのうち
の一方が中途で阻止されて待期状態となると共にそのう
ちの一方が進入を許されてその方向の再生状態となされ
る。
ここで、第4図bに示すように右送り方向すなわち正方
向の再生状態がなされる場合を想定(なお、これはいず
れの操作子123または125が先きに操作されたかに
よつて決定されるものであると共に、同時に操作された
とき4こは後述する理由により正方向が優先されるよう
に定速送り系の正逆切換機構600が設定されている。
)すると、この状態ではスプリング602(第4図a参
照)によつて常時時計方向へ回動するように偏倚力が与
えられているギヤロツクレバ一603が、この場合右再
生スライダー125bの進入によつて第4図aの停止状
態からその偏倚力方向に回動されてその一端603aを
後述するリバースギヤ機構604のカム部604aに係
合し、該ギヤ機構604と後述するように共働する前記
リバース駆動レバー601をして図示右上りの位置(こ
れを第1の位置と称する)に保持し、該リバース駆動レ
バー601の左端でもつて左再生スライダー123bの
進入を阻止している。また、このとき進入を許された右
再生スライダー125bの凹部125b−1に前述した
リンク機構26の一端が落ち込むことによつて、右巻取
アイドラ303がセンタプ一り302の小径部と右リー
ル台21の両者間にそれまでの離状態から接状態とされ
て前述したような右送り走行すなわち正方向での再生を
なすものである。(これは後述する1往復オートリバー
ス動作において第5図aに示す正方向操作レバー125
aが操作された場合も同様である。)そして、このよう
な正方向の再生状態においてテープ終端が到来すると前
述したようにして自動停止機構500の検出部が作動す
るものであるが、この状態ではギヤロツクレバ一603
が第4図aの停止位置から時計方向に回動していること
によりその一端603bが前記解除スライダー507の
先端に枢支されると共にスプリング508(第4図a参
照)でもつて通常反時計方向に回動する偏倚力が与えら
れている略L字状の自動停止セレクトレバー509をし
て時計方向に回動せしめるので、該セレクトレバー50
9は通常におけるロツク仮解除部130と対向した位置
から略L字状で回動自在に枢支されているリバースレバ
ー605の一端と対向した位置に置かれているため、前
述したようなオートシヤツトオフ動作を行なう代りに今
度はリバースレバー605を時計方向に回動させる。
これによつて、リバースレバー605の他端がギヤロツ
クレバ一603の一端603cと係合してこれを反時計
方向に回動せしめるので、該ギヤロツクレバ一603の
一端603aによるリバースギヤ機構604のカム部6
04aとの係合を解除し、該ギヤ機構604と後述する
ように共働する前記リバース駆動レバー601をして第
4図Cに示す如く左上りの位置(これを第2の位置と称
する)に移行せしめる。ここで、リバース駆動レバー6
01とリバースギヤ機構604との共働関係について説
明すると、リバースギヤ機構604にリバース駆動レバ
ー601の右端に形成された長孔601aと係合するピ
ン604bと前記したカム部604aを有するリバース
ギヤA6O4cと、このギヤA6O4cに噛合う小ギヤ
と同軸一体にして一部に切欠き部604dを有したリバ
ースギヤB6O4eでなり、通常(リバース駆動レバー
601が前記した第1または第2の位置にあつて所定方
向の再生状態にあるときを含む)は該リバースギヤB6
O4eの切欠き部604dが前記センタプーリギヤ30
2aと対向した位置にあつて、この両ギヤ604e,3
02aが噛合わない状態にある。
そして、このような状態において前述したようにテープ
終端が到来してギヤロツクレバ一603によるギヤ機構
604への係合が解除されると、その反動でリバースギ
ヤA6O4cが若干反時計方向に回動され 5る結果、
最終的にギヤB6O4eも若干同方向に回動するので、
ギヤB6O4eとギヤ302aとが噛合うようになる。
すると、センタプーリギヤ302aはテープ走行に無関
係に回転していていうならばこのオートリバース作用に
ついても自動 4停止作用の場合と同様の駆動源となる
ものであるから、ギヤ機構604に回転が伝達されてリ
バース駆動レバー601をして第6図bに示す状態から
同図aに示す状態に移行せしめるものである。すなわち
リバース駆動レバー601は右上りの第1の位置から左
上りの第2の位置に移されるが、ここでギヤ機構604
のギヤ比を適当に設定しておくことによつてリバース駆
動レバー601が第72の位置に移つた時点で再びリバ
ースギヤB6O4eの切欠き部604dがセンタプーリ
ギヤ302aと対向するようになつて両ギヤ604e,
302aが噛合わない元の状態となる。
このようにしてリバース駆動レバー601が左上りの第
2の位置になると、それまで該リバース駆動レバー60
1の左端で阻止されていた左再生スライダー123bが
進入を許されて第4図Cに示すような左送り走行のつま
り逆方向の再生状態となされる。
なお、この場合リバース駆動レバー601が第1の位置
から第2の位置に移されるのに伴なつて、それまで進入
状態にあつた右再生スライダー125bはその係止部1
25b−2がリバース駆動レバー601の左端に押圧さ
れて図示j下方向に戻されて待機状態となつている。ま
た、このとき進入を許された左再生スライダー123b
の先端鍵状部123b−1に落ち込んでいた前記操作部
材27が開放されてスプリング27aによる時計方向の
偏倚力方向に回動されるので、それまで離状態にあつた
左巻取プーリ305が左りール台20と接状態とされて
前述したような左送り走行すなわち逆方向での再生をな
すものである。そして、このような逆方向の再生状態に
おいてテープ終端が到来すると、再ぴ自動停止機構50
0の検出部が作動するので前述した正方向から逆方向の
再生状態に切換えられたのに準じて今度は逆方向から正
方向の再生状態(第4図b)に切換えられるようになり
、以降STOP操作子121を操作してテープレコーダ
を停止状態にしない限り何回でも正0逆再生状態が繰り
返えされるようになる。而して以上のようないわゆるフ
ル・メカニカルタイプでオートリバースをなし得るのは
直接的に正0逆再生状態に切換えるリバース駆動レバー
601と共働するリバースギヤ機構604とを含む定速
送り系の正逆切換機構600によるものであり、それの
切換駆動源としてテープレコーダにとつて必須の駆動源
であるモータ23からの回転力をセンタプーリギヤ30
2aを介して選択的に伝達してリバース駆動レバー60
1をして一方の再生スライダー123bまたは125b
を駆動状態とすると共に他方の再生スライダー125b
または123bを待機状態とする第1および第2の位置
をとらせることによつて達成され、かかるフル・メカニ
カルタイプのオートリバース装置は従来のソレノイドプ
ランジヤ等の電磁切換機構を用いるものの欠点を是正し
て力セツト式等のポータブル用テープレコーダに好適し
得るものであることがわかる。
また、このようなオートリバース装置はいうならば2P
LYボタン方式なので、任意の方向で通常の片送り再生
をなし得る利点もある。次に以上において両PLAY(
R),(ト)操作子を同時に操作した場合に右送り走行
を優先させる右送り優先機構について説明すると、これ
は前述したように停止時におけるリバース駆動レバー6
01の位置を常に同じ位置Cこするように設定しておく
ことによつて達成される。すなわち、これは第4図a−
c1第5図A,b中に示したリバース1駆動レバー60
1と共働するギヤ機構604を含む定速送りの正逆切換
機構600と、電源リーフスイツチ701およびスイツ
チスライダー702との係脱関係によつてなされる。こ
こで、スイツチスライダー702はSTOP操作子12
1およびPAUSE操作子127を除く他のすべての操
作子に連動されて駆動され電源リーフスイツチ701を
閉成状態にしてモータ23に対する電源の供給をつかさ
どるものである。そして、前述したようにオートリバー
スは左右の再生スライダー123b,125bのうちの
一方の進入を許し且つ他方の進入を阻止することにより
なされるが、両PLAY(11),(F′)操作子12
3,125を同時に操作したときには、左右の再生スラ
イダー123b,125bがリバース駆動レバー601
と係合するタイミングより、ギヤロツクレバ一603の
一端603aがリバースギヤ機構604のカム部604
aと係合するタイミングが早くしてあるので、リバース
駆動レバー601が第6図bに示す右上りの第1の位置
にあれば電源リーフスイツチ701との係合はなくその
ままで前述したような右送り走行状態となる。
一方、停止時にリバース駆動レバー601が第6図aに
示す左上りの第2の位置つまり(左送り走行状態で停止
した状態)にあれば、リバース駆動レバー601の左端
が電ノ源リーフスイツチ701と係合可能な状態にある
ので、スイツチスライダー702が戻つて電源リーフス
イツチ701から離れると、電源リーフスイツチ701
自体の弾力によつてリバース駆動レバー601がたたか
れ、同図bに示す右上りの第1の位置に反転するまで電
源がオン状態に保たれる。
従つて、両PLAY(R),(F)操作子123,12
5を同時に操作した場合には、いかなるときでも右送り
走行が優先されるようになる。そして、このような右送
り優先機構は通常テープ装填が右送りつまり正方向とな
るような状態でなされたものであると共に、オートリバ
ース操作をなさんとするときにはやはり両PLAY(R
),I′)操作子123,125が同時に操作されるの
が通常であるから、かかる前提に何んらさかられず合理
的な操作を可能とするものである。
しかも、かかる右送り優先機構は何んら特別な部品を一
点も増加することがないと共にフライホイール等の慣性
力を利用するものでないからフライホイールを大形化す
る必要もなく簡易に且つ確実に優先動作をなせるという
特徴を有している。なお、以上のオートリバース関係の
説明に際しては再生についてのみ説明したが、REC操
作子124を両PLAMR),(F′)操作子123,
125と一緒に操作してやればオートリバースによる往
復録音がなせることは勿論である。
ところで、このようなオートリバース録音をなす場合に
は前述したオートリバース再生の場合と違つて何度も繰
り返えしたので却つて不都合である。
つまり、オートリバース録音をなす場合には正逆方向で
各1回ずつの録音すなわち1往復録音のみに限つた方が
都合がょぃ。また、オートリバースをなさんとするとき
にそのリバース回数を制限する必要があるのは録音のと
きのみに限らず、再生状態においても必要となる場合が
ある。
すなわち、初めから1往復再生のみとする場合や、何度
がオートリバース再生して後1回だけオートリバース再
生をしてから停止したいような場合である。ここに、外
部の操作で必要なときにオートリバースの回数を制限す
るためのリバース回数制限機構が必要となる。そこで、
次にこのような目的で設けられるリバース回数制限機構
について説明すると、第4図aに示した操作レバー24
を図示時計方向に回動させることにより、針金状のロツ
ド801を介して略L字状にして回動自在のリミツトレ
バ一124cを同方向に回動させてやる。すると、第5
図aに示すようにリミツトスライダ一124bは前記リ
ミツトレバ一124cによるそれまでの位置規制が解除
されると共にスプリング124dによつて図示左方向の
偏倚力が与えられるが、この状態においてその切欠き部
124d−1に前記リバースレバー605の一端が係合
されていることにより、左方向に偏倚力を有したまま位
置規制される。かくして前述したような正方向の再生に
準じた正方向の再生または録音状態が進行し、テープ終
端で前記自動停止機構500が作動してリバースレバー
605が時計方向に回動されると、前述したようにして
最終的に右再生スライダー125bを待機状態に後退さ
せると共に、左再生スライダー123bを進入させて第
5図bに示す左送り走行のすなわち逆方向の再生または
録音状態に切換えられる。ここで右再生スライダー12
5bの後退過程においてその凹部125b−3に左方向
に偏倚力を付与されて図示左右方向に摺動自在となされ
ているリミツトスライダ一124bの基端ピン部124
b−2が落ち込むことによつて、該右再生スライダー1
25bが再び進入されるのを阻止する。また、これと共
にリバースレバー605の時計方向への回動を保持して
その他端部によりギャロツクレバ一603を図示反時計
方向に回動させ、自動停止セレクトレバー509をして
ロツク解除部130と対向する位置に回動させておくこ
とにより、該逆方向の再生または録音状態におけるテー
プ終端が到来した時点で前記自動停止機構500による
オートシヤツトオフ動作がなされるので、必ず正逆1往
復のみの再生または録音となせるものである。これによ
つて、特に録音の場合には二重ないしはそれ以上の誤録
音(誤消去)を未然に防止することができると共に必要
に応じて再生時にもリバース回数の制限が可能となるも
のであり、しかもかかるリバース回数制限機構は前述し
たようなフル・メカニカルタイプのオートリバース装置
に簡易な機構を追加するだけでよいので、当該オートリ
バース装置の付属装置として好適するものである。
すなわち、リバース回数制限機構の操作レバー24を操
作したときのみ、録音時でも再生時でもリバース回数が
制限されるようになる。換言すれば録音時でもレバー2
4を操作しない限り永久的なオートリバースが可能にな
るので、一番最終的な情報のみを録音したい場合等には
それでもよいから、種々な用途に応じて回数制限または
永久的なオートリバースの使い分けをすることができる
ので便利である。また、かかるリバース回数制限機構は
後述するマニユアルリバース操作レバー25を操作して
ある場合でもすなわちマニユアルリバースの申途であつ
ても回数制限動作をなし得るものである。そして、いず
れの場合であつても最終的には右→左→停止または左→
右→左→停止(逆方向PLAYR)操作子123を優先
して操作した場合)の如く同一形態をとつて停止するの
で機能的にいかなる状態にあるのかの判別が容易である
。しかるに、REC操作子124を両PLAY(10,
(ト)操作子123,125と一緒に操作した場合つま
りオートリバース録音とするときには前述のようなリバ
ース回数制限機構の操作レバー24を外部から操作しな
くとも自動的に一往復録音とする如くリバース回数を制
限することにより、しかるに、REC操作子124を両
PLAYCR),(F)操作子123,125と一緒に
操作した場合つまりオートリバース録音とするときには
前述のようなリバース回数制限機構の操作レバー24を
外部から操作しなくとも自動的に一往復録音とする如く
リバース回数を制限することにより、誤録音すなわち誤
消去をなせないようにした方が都合がよいともいえる。
そこで、次にオートリバース録音のためにREC操作子
124と両PLAY(R),(F)操作子123,12
5を一緒に操作した場合(但し右送りが優先されるよう
な条件とする)には自動的に一往復録音とする機構につ
いて説明する。すなわち、この場合第8図aに示すよう
にテープ終端検出時に作動するリバースレバー605お
よび右送り時に進入し且つ左送り時に後退する右再生ス
ライダー125bならびにREC操作子124の操作レ
バー124aとのそれぞれのストツパ一となる如くリミ
ツトスライダ一124b′を図示左右方向に摺動自在に
設け、且つスプリング124d′によつて図示右方向に
偏倚力を付与する。この場合、前二者に対するストツパ
一機能は前述した第4図のリミツトスライダ一124b
の場合と同様であるが、残るREC操作子124の操作
レバー124aに対しては、該レバー124aに形成さ
れる凹部124Aにリミツトスライダ124b′の先端
ピン124Bが落ち込むことによつてなされる。つまり
、右送り録音時にはリバースレバー605によつて位置
規制されて図示左方向には摺動し得えな !かつたリミ
ツトスライダ一124b/を右送り時のテープ終端険出
時に前述したようにして該位置規制を解除して図示左方
向に摺動させて、REC操作子124の操作レバー12
4aの凹部124cにその先端ピン124dを落ち込ま
せるものであ する。これによつて、前述したようにリ
ミツトレバ一605の時計方向への回動を保持するもの
であり、後は第8図bに示すように左送り時のテープ終
端でオートシヤツトオフ動作をなさしめることにより右
→左送りの往復1回の録音に制限することができる。な
お、この場合、リミツトレバ一605が前述したと同様
に作動して右送りから左送りの切換えをなすと共に左送
りのテープ終端でオートシヤツトオフ動作をなさしめて
いる。そして、このようなオートリバース録音時の自動
回数制限機構によれば簡易にして確実に誤録音を防止し
得るものである。次にマニユアルリバース操作機構につ
いて説明するが、これはオートリバースに設定した状態
である方向にテープが走行されている場合、テープ終端
が到来して自動停止機構500の検出部が作動するのを
待たずに任意の時点でテープ走行を反転させるものであ
り、これがあると現実のオートリバースの使用において
いろいろと便利なものである。
例えばオートリバースによつてテープのあるトラツクで
音楽を再生しているとき、次の曲を聞くことなく他方の
トラツクの曲を再生した場合がある。また、オーロバー
スによつて録音しているときテープの終端部に近くに達
し、そのままでは録音途中でリーダテープにかかつてし
まい次いで他のトラツクに反転されるまでの間実質的に
録音することができないような場合、予め他のトラツク
に切換えておけば余裕をもつて貴重な情報をミス録音な
く録音することができるからでもある。そして、このよ
うなマニユアルリバース操作機構としては前述したよう
に任意の時点で自動停止機構500の検出部が作動した
のと等価に定速系の正逆切換機構600を動作させる如
く外部から手動で操作し得るようになされていればよい
から、第4図aに示すように操作レバー25に連結した
針金状のロツド901をギヤロツクレバ一603の一端
に結合しておいて、該操作レバー25の操作によりギヤ
ロツクレバ一603を図示反時計方向に回動させること
によりリバースギヤー機構604のカム部604aとの
係合を解除してやればよい。これでもつて簡易に且つ確
実に任意の時点でテープ走行方向を反転させることがで
きるものである。次にヘツド移動機構100について説
明すると、第7図A,bに示すように前述した定速送り
系の正逆切換機構600のリバース駆動レバー601の
下端と先端の凹部101aが係合されることにより、該
リバース駆動レ4〈−601のとる前記第1および第2
の位置に対応した右寄りの位置または左寄りの位置をと
る如く左右方向に摺動自在のヘツド切換スライダー10
1が設けられる。
ここで、ヘツド切換スライダー101はサブシヤーン1
1aに設けられたガイドピン11bおよびクリツク用ボ
ール11cとが、それぞれその長孔101bおよび位置
決め用の角孔101cまたは101dに係合されるもの
で、前述したヘツドスライダ一14とは直接的に何んら
関係していない。しかるに前記ヘツドスライダ一14上
に適数個の支柱14aを介して取着され両端に後述する
消去ヘツド151,152を有したヘツドマウント板1
4bに対して回動自在に支持されるヘツド切換レバー1
4cの一端が、前記ヘツド切換スライダー101の先端
に支持される2本の針金状係合部材101e間に係着さ
れることにより、該ヘツド切換レバー14cと緩合され
る側面略コ字状のヘツド把持部材14dをしてヘツド切
換スライダー101の左右方向の摺動を録再ヘツド15
の上下移動に変換せしめるものであり、ヘツドスライダ
一14による前後方向の摺動系とは独立している。そし
て、前記ヘツド把持部材14dは録再ヘツド15を支持
するヘツド台板15aを共にその一端で把持するもので
あり、この場合第7図C,dに示すようにヘツド台板1
5aに対してヘツドマウント板14bまたはヘツドスラ
イダ一14側からの各2本の上部受けピン102および
下部受けピン103と各1本の上部アジマス調整螺子1
04および下部アジマス調整螺子105が係合する如く
設けられていることにより、上下移動の位置決めがなさ
れると共にその位置における上下の各アジマスが最適状
態に設定される。すなわち、各上下部の受けピン102
,103はそれぞれ先端部がテーパ状になされると共に
段部を有しており、前記ヘツド台板15aをその係合孔
15bまたは15cと係合して正しく上下移動になす如
く案内すると共に上下の位置決めをするものである。ま
た、上下部のアジマス調整螺子104,105は上下の
位置決めをなされたヘツド台板15aをしてすなわち録
再ヘツド15のアジマスが上下においてそれぞれ最適な
状態となる如くスプリング106,107を介して予め
両者で独立的に調整するためのものである。そして、第
7図C,dはそれぞれリバース駆動レバー601が第2
、第1の位置にあることにより、録再ヘツド15を上、
下に移動してテープを左送り、右送り状態とする場合を
示している。さらに、第7図E,fは側方からみた右送
りすなわち録再ヘツド15が下側に移動される際の途中
の状態と停止位置の状態を示しており、同G,hは左送
りすなわちヘツド15が土側に移動される際の途中の状
態と停止位置の状態を示している。なお、前記サブシヤ
ーン11aにはヘツド切換スライダー101上に支持さ
れた切換ばね108により、ヘツド15の上下移動に連
動してヘツドがステレオヘツドである場合にステレオ用
テープのL,Rチヤンネルに対応させてヘツドを切換え
ると共に消去ヘツド151,152切換えるためのヘツ
ド切換スイツチ109が設けられているが、モノラール
用テープだけで用いる場合には前者は・不要である。
而して、以上のようなヘツド移動機構によればテープの
正逆走行により往復の録音または再生をなすようにした
オートリバースにおいて、往復時のテープ走行ずれに対
応させ予め互いに独立的に・アジマスを調整し得るので
、従来の固定ヘツドでは片方にしか対応し得ないものと
比して両方共に最適アジマスとし得るものであつて、録
再ヘツド自体も特に価烙高となるような通常のものでよ
い。
また、従来この種のものでソレノイドプランジヤにより
アジマス調整をなすようにしたものがみうけられるが、
この場合ヘツドの左右両側でのがたつきを解決し得ない
ものであつたのに対し、以上のような構成によればヘツ
ド台板15を2本のテーパピンと1本のアジマス調整螺
子により、上下共に3点支持するものであるから、あお
りもなく安定であると共にテーパピンにヘツド台板の係
合孔を嵌合させて案内し且つ位置規制しているので左右
両側でのがたつきを解消することができる。すなわち、
上記従来のものは3点調整形式であるにもかかわらず、
単に3点共平面に当接させるだけなので左右方向のあお
りやがたが残つているものであつた。ところで、以上の
ようなヘツド移動機構100において、左右一対の消去
ヘツド151,152自体は固定式(この場合各ヘツド
面は上または下位置に対応付けられている)としたが、
実際にはオートリバース(録音)時の消去率を上げるた
めに消去ヘツドのテープ面に対する突込み量を上げる必
要が反面でフウ特性を良くするためには消去ヘツドの突
込み量を減らさなければならないという相反した要請を
満足するようにした方が望ましい。
そこで、次にこのような要請を満足し得る消去ヘツドの
突込み量制御機構について説明すると、第9図A,bに
二点鎖線で示すように前記ヘツドスライダ一14とヘツ
ドマウント板14bとの間にヘツドスライダ一14等と
の中間に設けられるピン14eを支截として回動自在に
略逆T字状の消去ヘツド台板14fを設け、この消去ヘ
ツド台板14fの土辺両端に消去ヘツド151,152
を取着すると共にそのピン14eに係着せしめるばね1
4gを前記リバース駆動レバー601の下端と係合させ
る。これにより、消去ヘツド台板14fはヘツドスライ
ダ一14やヘツドマウント板14bとは関係なくリバー
ス駆動レバー601のとる前記第1および第2の位置に
応じて時計方向(第9図a)または反時計方向(第9図
b)に示すように回動されるので、消去ヘツド151,
152のテープTに対する突込み量が録再ヘツド15を
基準にしてその上流側より下流側を小とする如くなされ
る。つまり、これによつて例えば右送り時は左消去ヘツ
ド151の突込み量を右消去ヘツド152のそれより所
定量だけ大きくして消去率を十分に満足させると共に、
ワウの大きな原因となる下流側の負荷を減らしてワウ特
性を良好にすることができるようになり、これは左送り
時においても全く反対の関係で同様の効果が得られる。
なお、第9図A,bの14hは消去ヘツド台板14fの
回動量を規制するための前記ばね14gに当接されるス
トツパ一であり、141は消去ヘツド台板14fの下辺
端部の凹部14jと係合して前記ヘツド切換スライダー
101を左右方向に摺動させるための係合部材である。
そして、とこの場合不使用側の消去ヘツドを大きく後退
させる如く、消去ヘツド台板14fの回動量を大きくと
つてやれば、交流方式の消去ヘツドより安価にし得るマ
グネツト消去ヘツドを使用することも可能である。次に
誤消去防止機構について説明すると、第10図aは第1
図から該消去防止機構部を取出して示すものであり、R
EC操作子124の操作レバー124aはその後端部に
左右に突出する係止部124n,1240が形成されて
いる。
そして、,これらの係止部124n,1240と各一端
が係合してスプリング124p,124qにより反時計
方向または時計方向に偏倚力が付与された略クランク状
の左爪または右爪検出レバー124f,124gが回動
自在に設けられる。またこれらの Z検出レバー124
f,124gは針金状のロツド124h,1241を介
して互い違いに回動自在に支持された左右の録音防止レ
バー124j,124kに連結されている。さらに、こ
れらの録音防止レバー124j,124kの他端部を挾
装する如く左右に回動自在の係止部材1241,612
4mが設けられる。ここで、係止部材1241,124
mは前記左右の再生スライダー123b,125bの対
応部に形成された係止部123b−5,125b−5と
対応されている。図中Wl,W2は力セツトテープ(C
T)のケース後部に形成される左右一対の検出窓である
。而して録音状態とすべくREC操作子124が操作さ
れてそのレバー124aが図示二点鎖線の位置に押し込
まれたとすると、該レバー124aの係止部124n,
1240と係合して位置規制されていた左右の爪検出レ
バー124f,124gがそれぞれの偏倚力方向に回動
自由となる。そして、これらの各検出レバー124f,
124gの各一端は力セツトテープ(CT)の検出窓W
l,W2に進入しようとするが、該検出窓W,,W2が
いわゆる誤消去防止爪で閉塞されている場合は進入が阻
止され、反対に該爪が切落されている場合は進入が許さ
れるので、その回動量が大きくなる。すると、その大き
い回動量がロツド124hまたは1241を介して伝え
られる左または右の防止レバー124j,124kが回
動されるために、その他端部で挟装する如く係合してい
る係止部123b−5または125b−5を図示実線の
位置から図示破線の位置に移動される。これによつて、
左右の再生スライダー123b,125bは、そのうち
の一方または両方が進入を阻止(爪無しに相当)された
り、進人を許容(爪有りに相当)されたりし、いずれの
場合においても誤消去防止爪が無い側についての録音す
なわち誤消去がなされないようにすることができる。す
なわち、このようにして誤消去防止をなすものであるが
、通常のものと異なつてREC操作子は誤消去防止爪の
有無に関係なくいつでも操作可能であり、該爪の無い側
のPLAY操作子が操作不可となるものである。
これによつて、爪の片折れ力セツトテープであつても、
力セツトテープの装填を何んら反転することなくそれの
逆送りにして録音することができる。また、この場合R
EC操作子124を中央に挟んでその両側に左右のPL
AY(R),(F′)操作子123,125が配置され
る構成なので、力セツトテープとの対応関係も分り易く
操作が行ない易くなると共に、かかる誤消去防止機構全
体が左右対称になつて設計および製作(特に金型等)の
点で有利になる。そして、以上のような誤消去防止機構
は、テープレコーダの停止状態において検出レバーが退
去しているので力セツトテープの着脱を容易になし得て
好ましく、オートリバース装置を持たない通常のテープ
レコーダに上述の機構の片側半分を適用して通常の誤消
去防止をなす場合にも同じことがいえる。
また、この場合にも設計の自由度が確保されており、特
に正立形のテープレコーダには好適するものである。次
に高速送り系の正逆切換機構700について説明すると
、第11図aは第1図および第2図から高速送り系の正
逆切換機構部を取り出して示したものであり、前記RE
W操作子122およびFF操作子126の各操作レバー
122a,126aの内側に突設された係合部122b
,126bと対応する両端部を備えてそれらの略中央で
回動自在に支持される略逆T字状の切換レバーFllは
その上端でばね機構Fl2を介してアイドラ支持レバー
Fl3の一端と係合される。
このアイドラ支持レバーFl3の他端には前記左右各一
対のフライホイール401,402およびリール台20
,21の略中間に位置して、これらと選択的に離接自在
の高速アイドラFl4が設けられる。而して、第11図
bに示す如く例えばいまFF操作子126のレバー12
6aが矢印の如く押し込まれたとすると、その係合部1
26bが切換レバーFFllの対応する一端と係合して
該切換レバーFllを反時計方向に回動せしめる。する
と、ばね機構Fl2を介してアイドラ支持レバーFl3
が時計方向に回動されるために、高速アイドラFl4が
右フライホイール402および右リール台21の両者に
接状態となつて右方向の高速送りすなわち早送り状態が
実現される。そして、この場合、予め右方向のPLAY
(F)操作子125が操作されることにより、その方向
の再生がなされていた状態でFF操作子126を操作す
ると、切換レバーFllの他端が高速スライダーFl5
と係合してこれを図示矢印方向に押し戻すために、該高
速スライダーFl5の先端係合部Fl6が図示破線の位
置(停止時)から図示実線の位置に押し込まれているヘ
ツドスライダ一14の係合部14kをして手前方向に若
干押し戻す如くするのでいわゆるキユ一操作が可能とな
る。また、REW操作子122の操作レバー122aが
単独でまたは左方向のPLAY(10操作子123と組
合わされて操作された場合には、前述と反対の動作をし
て巻戻し状態あるいはレビユ一状態とし得るものである
。そして、このような高速送り系の正逆切換機構によれ
ば操作子を含む各機構部を左右対称として早送り時およ
び巻戻し時とも同一の高速アイドラを用いることができ
、トルク規制が1ケ所で済む利点を有している。
また、従来この種の装置でキユ一操作やレビユ一操作を
する場合にはそれぞれに専用の切換レバーを2つ用いて
いるのに対し、上記したように単一の切換レバーで済ま
せることができる。さらに、単一の切換レバーを用いて
いる故にFF,REWの操作子を同時に操作するような
誤操作が未然に防止されているから、テープや各機構部
を保護し得ることにもなる。次に以上のようなオートリ
バース機能を可能とする操作機構部についての特徴を説
明すると、第1図等で説明したようにREC操作子12
4を中央にしてそのすぐ両側に左右のPLAYOO,(
F′)操作子123,125を配置し且つさらにその両
側にREW,FF操作子122,126を配置したこと
である。
これによつて、前述したように高速送り系の正逆切換機
構および誤消去防止機構を左右対称にして設計および製
作の点で有利になると共に、機能的にも分り易く操作が
行ない易くなる如く有機的にして且つ合理的な操作子の
配置となつているものである。なお、REC操作子と左
右のPLAY(自),(自)操作子の配置については、
第10図b−eに示したようにREC操作子の幅を狭く
したり、その形状T山形にしたり、左右のPLAY(R
),(F′)操作子に跨がるようしたりしてやれば、こ
れらの3操作子または隣り合う2操作子に対し図示破線
の内部を目的別に押圧する如くしていわゆるワンタツチ
式で操作し得るので、オートリバースによる録音または
再生あるいは所望の―方向の録音または再生をより簡便
になすことができる。
次に以上のようなオートリバース装置を備えたテープレ
コーダに特に好適するテープ走行表示機構について説明
すると、第12図aに示すように左または右リール台2
0,21にベルトDllを介してプーリDl2を連結す
る。
このプーリDl2は上部に縞部Dl3aを有する表示盤
Dl3が一体的に形成されており、その中心部で軸Dl
4に支持されるが表示盤Dl3から突出した軸Dl4の
先端部で摩擦板Dl5と係合される。ここで、摩擦板D
l5は略だるま状であり、その大内部の周縁部近傍に互
いに頂部を対向させた二つの三角状の透孔Dl5a,D
l5bを有し、且つその小内部の周縁部近傍に長孔Dl
5cが形成されていて、大内部の中心部で前記軸Dl4
に支持されるがその際上部からトルク調整用圧縮ばねD
l6により制動力が与えられる如く止め具Dl7、止め
輪Dl8がかけられると共に、この状態で小内部の長孔
Dl5cにはストツバ一Dl9が係合される。そして、
かかる摩擦板Dl5の三角形Dl5a,Dl5bの略中
間部と対応する上部のテープレコーダ筐体D2Oには表
示窓D2lが形成されている。而して、以上の構成にお
いて左または右り−ル台20,21がいずれかの方向に
回転していればその回転力が伝えられることにより、表
示盤Dl3が回転する。これに伴なつて摩擦板Dl5も
回転しようとするが、その小内部における長孔Dl5c
にストツパ一Dl9が係合されているので、長孔の端に
ストツパ一Dl9が当接した位置で規制されてスリツプ
する。このスリツプ位置は !摩擦板Dl5の大内部に
おける二つの三角孔Dl5aまたはDl5bのいずれか
がテープレコーダ筐体D2Oの表示窓D2lと対向した
位置関係となるように設定されているものとする。する
と、表示窓D2lからは摩擦板Dl5のいずれか1の三
角孔Dl5a,Dl5bを通して表示盤の縞部Dl3a
の回転状態がリール台20または21の回転方向(テー
プ送り方向)およびその回転速度(定速または高速)に
応じて第12図b−eに示すように観察される。すなわ
ち、B,cは右送り再生、左送り再生状態であつて比較
的縞部Dl3aの間隔が広くつまり縞部Dl3aの動き
が遅くあられれ、D,eは早送り(FF)、巻戻し(R
EW)状態であつて縞部Dl3aの間隔が狭くつまり縞
部Dl3aの動きが早くあられれる。こ二の場合、表示
窓D2lから見える摩擦板Dl5の三角孔Dl5aまた
はDl5bの頂部の向きがテープ送り方向を表わしてい
るので、前述の縞部Dl3aの状態と併せてその送り方
向および定速か高速かを容易に識別し得、以つていかな
る状態であるのかも窺い知れる。さらには、リール台2
0または21の回転速度がテープ巻量に応じて変化すす
が、これに縞部Dl3aの動きが追従するのでテープ(
残虚を知る目安ともなる。勿論、ストツプやポーズ操作
時には表示窓D2lからいずれの三角孔Dl5a,Dl
5bも見えないので、その状態にあることも知ることが
できる。なお、以上において第12図fに示すように表
示盤Dl3′の下部からランプD22等による光を照射
してやれば、さらに効果な表示とすることができる。
また、リール台20,21はテープカウンタに連結させ
る側と反対側のものを用いてやれば、両リール台20,
21にかかるバツクテンシヨンが略均等になつて正逆両
方向のテープ走行をより安定し得るので都合がよい。そ
して、以上のようなテープ走行表示機構によれば簡易な
機構で種々のテープ走行状態を一目で識別し得る如く効
果的なテープ走行表示をなすことができる。
j 従つて、以上詳述したようにこの発明によれば、オート
リバースにおける定速駆動を簡易に且つ良好になし得る
ようにした定速駆動機構を備えてなり、従来のようにソ
レノイドプランジヤ等を用いることなく純機械的にオー
トリバースをなし得るので、特にポータブル用のテープ
レコーダに好適するフル・メカニカルタイプのオートリ
バース装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は力セツト式のテープレコーダに適用したオート
リバース装置の一実施例を示す要部の斜視図、第2図は
第1図のメインシヤーシを取り除いて示す全体的な平面
図、第3図a−jは第1図、第2図の自由停止機構部の
詳細図、第4図a−cおよび第5図A,bは第1図、第
2図のオートリバース駆動部の詳細図、第6図A,bは
第1図、第2図の定速送り系正逆切換機構部の動作説明
図、第7図a−hは第1図、第2図のヘツド移動機構の
詳細図、第8図A,bは第1図、第2図のオートリバー
ス回数制限機構部の詳細図、第9図A,bは第1図、第
2図のヘツド移動機構を示す詳細図、第10図a−eは
第1図、第2図の誤消去防止機構部の詳細図と2PLA
Y操作子とREC操作子の他の配置図、第11図A,b
は第1図、第2図の高速送り系正逆切換機構部の詳細図
、第12図は第1図、第2図に適用するテープ走行表示
機構部の詳細図である。 11・・・・・・メインシヤーシ、12・・・・・・操
作部、14・・・・・・ヘツドスライダ一、15・・・
・・・録再ヘツド、151,152・・・・・・消去ヘ
ツド、16,17・・・・・・ピンチローラ、18,1
9・・・・・・キヤプスタン、20,21・・・・・・
リール台、23・・・・・・モータ、24,25・・・
・・・操作レバー、300・・・・・・リール定速駆動
系、400・・・・・・キヤプスタン駆動系、500・
・・・・・自動停止機構、401,402・・・・・・
フライホイール、302・・・・・・センタプ一り、3
03・・・・・・右巻取アイドラ、305・・・・・・
左巻取プーリ、306・・・・・・カムホイール、23
1・・・・・・モータプ一り、123b,125b・・
・・・・左右再生スライダー、600・・・・・・定速
系正逆切換機構、601・・・・・・リバース駆動レバ
ー、604・・・・・・リバースギヤ機構、603・・
・・・・ギヤロツクレバ、700・・・・・・高速系正
逆切換機構、501,502・・・・・・左右検出レバ
ー、504・・・・・・カムレバー、505・・・・・
伯動停止ギヤ機構、507・・・・・・解除スライダー
、509・・・・・・セレクトレバー、605・・・・
・・リバースレバー、123c・・・・・・リミツトレ
バ一、124b・・・・・・リミツトスライダ一、70
1・・・・・・電源ワーフスイツチ、702・・・・・
・スイツチスライダ一、130・・・・・・ロツク解除
部、100・・・・・・ヘツド移動機構、101・・・
・・・ヘツド切換スライダー、11a・・・・・・サブ
シヤーシ、15a・・・・・・ヘツド台板、14d・・
・・・・ヘツド把持部材、102,103・・・・・・
受けピン、104,105・・・・・・アジマス調整螺
子、14f・・・・・・消去ヘツド台板、122・・・
・・・REW操作子、123・・・・・・PLAY(R
)操作子、124・・・・・・REC操作子、125・
・・・・・PLAY(11操作子、126・・・・・・
FF操作子、Fll・・・・・・切換レバー、Fl4・
・・・・・高速アイドラ、Dl3・・・・・・表示盤、
Dl5・・・・・・摩擦板、Dl5a,Dl5b・・・
・・・三角孔、D2l・・・・・・表示窓。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 テープを正および逆走行状態で定速駆動し得るよう
    にしたテープレコーダのオートリバース装置において、
    大径部および小径部を有するもので大径部が第1のベル
    トを介してモータプーリに連結されたセンタプーリと、
    このセンタプーリを直接的にまたは巻取アイドラを介し
    て右または左リール台に対し、正または逆走行再生用の
    操作子に応動して離接自在とするリンク機構と、前記セ
    ンタプーリの小径部に該小径部を一つの底角部として略
    三角形状のループを描く第2のベルトを介して連結され
    るもので、他の底角部に位置する巻取プーリおよび頂角
    部に位置する自動停止検出用のカムホィールと、前記巻
    取プーリを左または右リール台に対し、逆または正走行
    再生用の操作子に応動して離接自在とする操作部材と、
    前記モータプーリに対し第3のベルトを介してアンチロ
    ーリング式に連結されるもので、各中心軸が左右一対の
    キヤプスタンとなされる左右一対のフライホィールとを
    具備し、前記左右一対のリール台に対する定速駆動系を
    自動停止検出部とは同系統にすると共に、前記左右一対
    のキヤプスタン駆動系とは互いに独立させた別系統とし
    たことを特徴とするテープレコーダのオートリバース装
    置。
JP53017252A 1978-02-17 1978-02-17 テ−プレコ−ダのオ−トリバ−ス装置 Expired JPS599981B2 (ja)

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