JPS5998819A - 樹脂シ−ト成形機及び差圧成形機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は樹脂シート成形機及び差圧成形機に関するもの
である。

在来の樹脂シート成形機は、第１図に示すように上型１
０３と下型１０４とを夫々に取付ける上プラテンｌ旧と
下プラテン＋０２とを上側の油圧シリンダ＋０５と下側
の油圧シリンダ１０６の各ピストンロット′に取ｆ＝Ｊ
け、上ベース１１１と下ベース１１２とにストツバシャ
ツ日０７、＋０８を通して夫々にロンドの伸長量を調整
するストッパナツト１０９と、収縮量を調整するストッ
パナツト１１０とを螺合し、樹脂シートａの供給レベル
を規準レベルにしてストッパナツト１０９、＋０９を上
ベース１１１と下ベース１１２に係合して上型１０３と
下型１０４とを型合せするシリンダ動作を制御していた
。しかして−・方の油圧シリンダ（第２図では下側の油
圧シリンダ１０６）については前記の型合せを生じたと
き尚少し移動させ得るようにストッパナツト１０９と下
ベース■２との間に若干の隙間Ｓを生じさせて前記の型
合せを生じさせたのち、若干の増移動によって型締めを
施しているものである。

しかしながら上型１０３と下型１０４とは、樹脂シート
成形品の形状に応じて交換するものであり、上プラテン
＋０１と下プラテン１０２とは、上型と下型とを前記規
準面で第２図のとおりに接合し、成形ののちに樹脂シー
ト成形品の横移動を妨害しないように上型と下型とを第
１図の型開きによって逃がさなければならないので、ス
トッパナツト１０９．１１０を、型の交換ごとにｍ整す
る必要があり、特にストッパナツト１０９の移動調整位
置は成形品の良否関係するから、樹脂シート成形機の試
運転、成形品の試験成形等を必ず必要とするため、時間
ロスが多く、多種少量成形に適応させ得ない。

また第３図に示すように、樹脂シートａと上型との間の
残留、空気を真空吸引１２１により排出し、樹脂シート
ａの下面と下型のアシストプラグの間に空気函１１３な
どを介して加圧空気１２２を供給する差圧成形を、成形
機によって施すときには、後記に詳述するように加圧空
気１２２により上型１０３が押されるから、上シリンダ
１０５に加えられている圧力油に圧縮を生じて前記上型
が浮動し、しかもアシストプラグは下ベース＋１２に保
合するストッパナツト１０９により下型１０４を追従移
動させ得ないので、上型１０３を規準レベルに停止させ
得ないのみか、加圧空気１２２の洩れ損失を生ずる。勿
論従来もかかる欠点を除くようにしているが、本発明に
よってかかる欠点を簡易な構成により自動的に排除でき
る。

即ち本発明の第１の発明は、上下に配置した油圧シリン
ダにより上型と下型とを夫々取付ける上プラテンと下プ
ラテンに、それらの移動位置を電気信号に変換して出力
するポテンショメーク、差動トランス、パルスエンコー
ダ等の位置検出装置を設け、上、下の油圧シリンダ制御
を、検出指令装置に任意に設定した数値信号と前記位置
検出装置の出力信号の比較によって施し、上、下型の樹
脂シート供給の規準レベルで接合する型合わせ、及び前
記規準レベルから所定量ずつ離間する型開きを制御する
構成とし、従前の如きストッパナツト等のストッパによ
る手動調整の煩わしさを除き、時間ロス等を除去したも
のである。

本発明の第２の発明は、前記第１の発明における油圧シ
リンダの各方向制御弁の圧油供給回路に電磁比例減圧弁
と電磁比例リリーフ弁とを介装し、前記位置検出装置出
力と位置指令装置の設定斂値信号との比較後において、
一方のプラテンのΦ方向への移動を位置検出装置により
検出し、該検出信号をｅ側にされたプラテンの油圧シリ
ンダの＠砒比例減圧弁と電磁比例リリーフ弁とに修正信
号として与え、該信号により送給油圧及び保持油圧を高
めて上下型を基準レベルに修正する自動調整制御を施す
ことを特徴とするものであって、第１の発明の樹脂成形
機を差圧成形機としても提供できるようにしたものであ
る。

本発明の実施例を第４〜６図について説明する。

本実施例において、上型３と下型４を各別に取付ける上
プラテン１と下プラテン２とを上側の油圧シリンダ５と
下側の油圧シリンダ６の各ピストンロンドに装着するこ
とは従前と同じであるが、それらの上プラテン１と下プ
ラテン２とに移動位置を検出するポテンションメーク、
差動トランス、パルスエンコーダ等の位置検出装置１１
．１２を第４．５図の如くに設ける。それらの位置検出
装置１１、Ｉ２は、制御盤１３の上プラテン１の上昇位
置１５と下降位Ｍ１６、下プラテン２の上昇位置１７と
下降位置１８の表示欄に任意の数値を設定して表示する
位置指令装置１４の設定値と、該検出装置１１．１２の
出力信号を比較して、両油圧シリンダ５．６の夫々の圧
油供給電磁弁８．９の二方向移動を制御し、樹脂シート
ａが供給される基準レベルにおいて上、下型３．４を接
合する成形位置Ｉと、上、下型をシート成形品すの送り
移動に障害にならない退避位置■への移動を交互に制御
するもので、本実施例は従来の如きストッパナツトの使
用を廃止するものであるから、位置指令装置１４の各１
１１１５〜１８に、記憶テープ等に記憶した型及び製品
に対応する位置信号を、コンビュークにより与えて自動
制御を施す。

差圧成形は、前記に例示した樹脂シート成形機により施
すものであるが、第３図に例示するように樹脂シートａ
と下型４のアシストプラグとの間に加圧空気を送って、
シート上面との間に差圧を生じさせるものであり、成形
面′１ｆｔ（差圧成形用圧力空気を作用させる面積寸法
）が例えば１００　ｃｍＸ１００ｃ飄、圧力空気の圧力
が４１ｃ９　／　ｃｍ　２であれば（１００Ｘ］０ＯＸ
４）　＝４００００１ｃｙ　（４０ｔ　ｏ　ｎ　）以上
の型閉じ圧力がなければ、上、下型の基準レベルにおけ
る接合を保持できない。以下に説明する本発明の実施例
は、かかる差圧成形、即ち基準レベルに上、下型の接合
面を保持して行う自動制御を可能にするものである。

第６図はその実施例装置を示す。上油圧シリンダ５と、
下油圧シリング６の同系統の油圧回路２−１．３１に介
装される方向制御電磁弁７．８の圧油供給回路２１ａ、
３１ａに電磁比例減圧弁２２と電磁比例リリーフ弁２３
及び電磁比例減圧弁３２と電磁比例リリーフ弁３３を各
並列に介装する。図面は油圧シリンダ５．６の圧力バラ
ンスにより上、下型３．４を基準レベルで接合したとき
の態様を示す。

本実施例において電磁比例減圧弁２２．３２、電磁リリ
ーフ弁２３．３３は、油圧シリンダ５．６を作動さ・ピ
る通常の減圧弁及びリリーフ弁として作用するものであ
って、差圧成形を行なう樹脂シート成形も、前記の各減
圧弁及びリリーフ弁２３．２３・３３．３３により制御
する。

差圧成形は成形型の形状の都合により、必ずしも基準レ
ベルで上型３と下型４とを合着させることができず、一
方のプラテンと型とが、基準レベルを越えるΦ作動を生
じ、他方はｅ作動となる。

この現象は油圧シリンダ５．６の作動クイミングの不整
合とか、自重が加算されて作動する上プラテン、上型３
などと下型４との重量アンバランスとによるものである
が、かかる一方の■方向への作動は、位置指令装置１４
の基準レベルの設定値と、位置検出装置１１、Ｉ２の一
方の位置検出出力信号との比較動作によって敏速に検出
され、■作動検出の一方の位置検出装！！１１．１２の
何れかにΦ移動量に対応して電位を高めた修正信号が出
力され、ｅ作動側の油圧シリンダの電磁比例減圧弁２２
の減圧圧力を高め同時に電磁比例リリーフ弁２３による
保持圧力を上昇する。このためｅ＠の油圧シリンダは、
位置検出装置の検出信号と、位置指令装Ｍ１４に設定し
た数値とがバランスする比較がなされるまで、■側の油
圧シリンダの圧力に対向する方向に移動し、基準レベル
で停止する。差圧成形のための加圧空気の圧力により、
反対側（第３図においては上型３）の型が押されて変動
し、基準レベルを基準にしてｅ側に押される傾向を生じ
たときも、■側（第３図においては下型４）の基準レベ
ルを越える移動を当該側の位置検出装置により検出し、
前記と全く同梯に修正信号が出力され、ｅ作動側の油圧
シリンダ（第３図では上側の油圧シリンダ５）に電磁比
例減圧弁２２により高められた圧油供給回路２１ａの圧
力が圧油供給電磁弁７を介して供給され、電磁比例リリ
ーフ弁２３は高められた油圧圧力を保持して過剰の圧力
油を排除する。以上の動作は基準レベルを回恢するまで
自動的に行われる。

本発明は前記の説明により明らかにしたとおりてあって
、第１の発明は、上型及び下型の交換に対応させて位置
指令装置に記憶ずみの、又は新たな数値信号を与えるだ
けの極く容易な操作により、在来のストッパによる人力
調整などの必要を全く廃止して、樹脂シート成形を自動
的に施す樹脂シート成形機を提供できる。

また第２の発明は差圧成形操作のために送給する加圧空
気により、上下型が基準レベルから浮動する傾向をもつ
のを自動的に修正する差圧成形機を第１の発明の樹脂シ
ート成形機との成形作用の関連をもたせて提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１．２図は従来装置の用要側面図、第３図は差圧成形
装置の縦断正面を示した説明図、第４〜６図は本発明の
実施例を示し、第４．５図は一部切欠側面図、第６図は
配管図である。 １１．１２−位置検出装置 １４−位置指令装置 ２１ａ、３１ａ−圧油供給回路 ２２．３２→電磁比例減圧弁 ２３．３３→電磁比例リリーフ弁 第２図 第３図 第４図 第５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ｌ）　上下に配置した油圧シリングにより上型と下型と
   を夫々取付ける上プラテンと下プラテンに、それらの移
   動位置を電気信号に変換して出力するポテンショメーク
   、差動トランス、パルスエンコーダ等の位置検出装置を
   設け、上、下の油圧シリング制御を、検出指令装置に任
   意に設定した数値信号と前記位置抄出装置の出力信号と
   を比較して施し、上、下型の樹脂シート供給の規準レベ
   ルで設合する型合わせと、及び前記規準レベルから所定
   量ずつ離間する型開きとを制御する構成にしたことを特
   徴とする樹脂シート成形装置。 ２）上下に配置した油圧シリングにより上型と下型とを
   夫々取付ける上プラテンと下プラテンに、それらの移動
   位置を電気信号に変換して出力するポテンショメーク、
   差動トランス、パルスエンコーダ等の位置検出装置を設
   け、上、下の油圧シリング制御を、検出指令装置に任意
   に設定した数値信号と前記位置検出装置の出力信号とを
   比較して施し、上、下型の樹脂シート供給の規準レベル
   で設合する型合わせ、及び前記規準レベルから所定量ず
   つ離間する型開きを制御する構成とし、さらに上下の油
   圧シリングの各方向制御弁の圧油供給回路に電磁比例減
   圧弁と電磁比例ＩＪ　ＩＪ−フ弁とを介装し、前記位置
   検出装置出力と位置指令装置の設定数値信号との比較後
   において一方のプラテンのΦ方向への移動を位置検出装
   置により検出し、該検出信号をｅ側にされたプラテンの
   油圧シリンダの電（ｄ比例減圧弁と電磁比例ｊ／リーフ
   弁とに修正信号として与え、１亥信号により送給油圧及
   び保持油圧を高めて上、下型を基準レベルに修正する自
   動調整制御を施すことを特徴とする樹脂シート差圧成形
   機。