JPS599857Y2 - 熱回復性物体 - Google Patents

熱回復性物体

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Publication number
JPS599857Y2
JPS599857Y2 JP874878U JP874878U JPS599857Y2 JP S599857 Y2 JPS599857 Y2 JP S599857Y2 JP 874878 U JP874878 U JP 874878U JP 874878 U JP874878 U JP 874878U JP S599857 Y2 JPS599857 Y2 JP S599857Y2
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JP
Japan
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shape
heat
sleeve
recovery
original
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Expired
Application number
JP874878U
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English (en)
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JPS54112870U (ja
Inventor
寛 西村
Original Assignee
古河電気工業株式会社
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Publication date
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  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は加熱により元の形状に回復することができる、
いわゆる熱回復性物体の改良に関し、とくに回復後の形
状が複雑、もしくは異形な形状となるものの使用性を向
上した熱回復性物体を提供するものである。
いわゆる熱回復性物体の例としては、古くから熱収縮チ
ューブと称されるものがあり、このものは管材などの被
覆用として用いられている。
熱収縮チューブは、たとえば次のようにして作られる。
すなわち、架橋ポリエチレンのごとき結晶性架橋プラス
チックからできたチューブを、その結晶融点温度以上に
加熱した状態で内圧をかけて膨脹せしめ、加圧状態のま
まで結晶融点温度以下に冷却する。
この操作によってチューブに与えられた歪は凍結状態と
なり内圧を除去しても元の形状には戻らず、加圧膨脹時
の形状を保つている。
これに管材等を挿通した後加熱して、チューブをその結
晶融点以上に加熱するとチューブは内部に凍結された歪
を解消するように変形し管材等に密着して被覆を施すこ
とができる。
とくに内部に挿通した物がなければほぼ完全にはじめの
形状に復するのである。
はじめの形状が円筒形のように単純な形状でない場合、
たとえば角パイプ状、テーパ付管などの場合は、たとえ
加熱時に変形を与えて円筒状にしておいても、その材料
は加熱すると元の形状をあたかも記憶しているようには
じめの角パイプ状等の形状に復するのである。
しかるに、近時、上記熱回復性物体の用途が拡大される
につれて、その種類、形状が単純な形状の物体を被覆す
るための物にとどまらず複雑な形状、たとえば通常レジ
ューサ一等と呼ばれる異径管接手などを含む対象物を被
覆するための物、フランジを含む接手部を被覆するもの
など種々の用途の物が出現している。
このような物体を熱収縮チューブで被覆しようとする場
合には、加熱収縮率の(たとえば1:4のごとく)極め
て大きい収縮チューブを用いれば一応可能ではある。
しかし、この場合には被覆完了後も部分的には大きな歪
を内蔵したまま使用されることとなり、長期の使用中に
おける耐候性の低下、クラツクの発生などの好ましくな
い影響を残すこととなる。
そこで、かかる異形物体を被覆するための収縮チューブ
は完全回復後の形状が対象物体とほぼ相似形になるよう
に製作することが行なわれるようになった。
しかし収縮前の形状は所定位置に挿通を可能ならしめる
ため、ならびに、取扱い、格納を容易ならしめるために
円筒状などの単純な形状とする必要がある。
このため、回復前の形状は回復後の形状とサイズのみな
らず全体の形状が全く異なる物となってしまい、回復前
の形状より回復後の形状を容易に想像し得なくなる場合
が多く、使用時、格納時等に品種を間違えたり、使用時
に挿入位置を誤って設定したり、甚しきは逆向きに挿入
してしまうなどの事故を生じることが多くなった。
本考案は上述した従来の熱回復性物体における使用上の
問題点に着目して考案されたもので、その目的とすると
ころは、熱回復した結果形或される戊形体の形状が容易
にわかり、被復作業時に適正に取扱うことができる熱回
復性物体を提供するものである。
すなわち、本考案は所望形状に或形した結晶性ゴム、ま
たはプラスチック製の戒形体をその結晶融点以上で変形
を与え、この状態での形状を保ったままで冷却して歪を
凍結させて作った熱回復性物の外周面に、回復後の物体
の形状を表示したことを特徴とする熱回復性物体である
本考案の実施の態様の説明は管状熱収縮チューブを例と
して行なうが、本考案の適用範囲に属する熱回復性物体
としては次のような物が含まれる。
たとえば(1)両端部に膨大部を有する棒状物体、すな
わち通常亜鈴状物体と呼ばれる或形体を均一な断面の棒
状に変形せしめた上で歪を凍結させた構造のもの、(2
)米国特許第3847721号の明細書に記載された結
束材のごとく、回復前の形状は平板状であり、回復後は
断面S字状の物体となるもの、(3)回復前の形状は均
一な直線状の棒状物体であって、回復後の形状がコイル
スプリング状になるもの、(4)回復前の形状が平板状
であって、回復後の形状がキャップ状のものなどであり
、その他回復前の形状より回復後の形状が極端にがけは
なれていて容易に想像がつかないものが含まれる。
以下本考案の実施態様を図面にもとづいて詳細に説明す
る。
第1図は本考案に係る熱回復性物体を示し、同図イは接
続部用スリーブ1の正面図、同図口は熱回復性を付与し
た後の直管状スリーブ2の正面図である。
この接続部用スリーブ1は熱収縮性の材質、例えば架橋
ポリエチレンなどの架橋プラスチック、エチレンプロピ
レンラバー(EPR)などの合成ゴム等からなり、中央
を大口径とし両端を小口径とした筒状をなしている。
また前記熱回復性を付与した後の直管状スリーブ2は前
記スリーブ1を加熱状態にて半径方向に膨脹させこの状
態で冷却して歪を凍結させて口径の一様な円筒状とした
もので、その口径を原品のスリーブ1の大口径部よりも
さらに大口径としている。
この場合前記スリーブ1から前記直管状スリーブ2を戒
形する方法としては例えば加熱状態の前記スリーブ1内
にマンドレルを挿入しあるいは加圧して該スリーブ1を
その半径方向に膨脹させ、この状態で常温に冷却するこ
とにより歪を凍結させることによりなされる。
さらに前記直管状スリーブ2の外周面上には、前記スリ
ーブ1の形状表示部3が設けられている。
この表示部3としては例えば原品スリーブ1の外形を示
した図柄aが印刷され、さらにこの図柄a内に該原品ス
リーブ1の両端部及び中央部の口径寸法bを数値で記載
し、さらに口径の異なる両端部と中央部との境界線部C
を一点鎖線で記載したりする。
上述した構造の熱回復性物体によれば直管状スリーブ2
に原形の接続用スリーブ1の図柄、口径法境界線部など
を表示した表示部3が設けてあるので、この表示部3か
ら原形の接続用スリーブ1の形状が一目にしてわかり、
この直管状スリーブ2の挿入方向、取付位置を間違える
ようなことがなくなり、作業が容易となる。
また熱回復性を付与した直管状スリーブ2の管理、収納
についても同様に便利となる。
また第2図口に示す直管状スリーブ2は同図イに示す突
起が起伏した波付管1を膨脹させたもので、該直管状ス
リーブ2の表面に原形の波付管1の外形の図柄a及び位
置決め用標定点dなどを印刷して、該直管状スリーブ2
の被被覆体上での位置決め等の取扱いを容易にしている
なお熱回復性を付与した直管状スリーブ2の外周面上に
表示する表示部3は上述した実施例に限らず要は表示し
たものが容易に損なわれるものでなく、また使用時、取
扱時に、原形の被覆物体1の形状がわかるものであれば
よい。
また上記表示部3はそこに表示したものが熱回復性を付
与した物体2を熱収縮せしめて原形の被覆物体1を形或
する際にその熱によって消失するようにしなくても、こ
のようにすることによって施工後の被覆物体1の外観を
高めることができる。
以上説明したように本考案によれば例えば被覆用筒状体
に、これが加熱されることにより原形に回復して得られ
る被覆物体の形状を表示したので、熱回復性を付与した
物体と原形の被覆物体との形状が全く相違していても、
原形被覆物体の形状が一目してわかり、このため、熱回
復性を付与した物体の被覆時、管理、収納時など該物体
を取扱う際にその作業を確実かつ容易におこなうことが
できるなど顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示し、同図イは原形接続用
スリーブの正面図、同図口は熱回復性を付与した直管状
スリーブの正面図、第2図は本考案の他の実施例を示し
、同図イは波付管の断面図、同図口は熱回復性を付与し
た直管状スリーブの正面図である。 1・・・・・・原形の接続用スリーブ、2・・・・・・
熱回復性を付与した直管状スリーブ、3・・・・・・表
示部、a・・・・・・図柄、b・・・・・・寸法、C・
・・・・・境界線部、d・・・・・・標定点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所望形状に或形したゴムまたはプラスチック製或形体を
    加熱状態において変形せしめ、その変形状態を保ったま
    ま冷却して歪を凍結させて或る熱回復性物体の外周面に
    、前記物体の熱回復後の形状を表示したことを特徴とす
    る熱回復性物体。
JP874878U 1978-01-27 1978-01-27 熱回復性物体 Expired JPS599857Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP874878U JPS599857Y2 (ja) 1978-01-27 1978-01-27 熱回復性物体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP874878U JPS599857Y2 (ja) 1978-01-27 1978-01-27 熱回復性物体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54112870U JPS54112870U (ja) 1979-08-08
JPS599857Y2 true JPS599857Y2 (ja) 1984-03-28

Family

ID=28818304

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JP874878U Expired JPS599857Y2 (ja) 1978-01-27 1978-01-27 熱回復性物体

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JPS54112870U (ja) 1979-08-08

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