JPS5997801A - 成形デイスクのバリを除去する方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の背景〕 この発明は成形された記録ディスクからパリを除去する
方法および装置に関し、特に、滑かな周縁部と管理され
た直径を有するディスクを提供するパリの除去法および
除去装置に関する。

記録ディスクはその片面または両面の渦線路に沿って形
成された表面の起伏バタン型の情報を有するプラスチッ
ク材料の平坦な円板である。このディスクは一般に少な
くとも一方が他方に対して前後に移動することができ、
互いに噛み合ったとき間にディスクの寸法形状を持つ成
形室を形成する１対の成形板を有する成形プレスで形成
される。

成形板の対向面には、ディスクの表面に形成すべき起伏
パタンの陰刻を表面に有する押し型がある。

ディスクをこの成形プレスで成形するとき、過剰のプラ
スチック材料が成形室の周縁部から放射状に外側へ流出
し、成形されたディスクはその周縁に１パリ」として公
知の除去を要する余分の材料を持つことになる。一般に
、このパリの除去はまだ暖かいディスクを成形プレスか
ら円Ｗ持板上に直接置き、パリがその支持板の周縁から
突出するようにして支持板を回転させ、切刃を回転する
ディスクに押し付けてパリをディスクの周縁まで切落す
ことによって行い、このだめの装置は米国特許第３，４
１２，４２７号に開示されている。

最近、多量の導電性炭素を充填したプラスチック材料か
ら作られた高密度記録ディスクが開発されてきた。この
型のディスクは導電性炭素を含有しないディスクよシも
こわれ易く、切刃によりパリを除去すると、ディスクの
周縁部が滑らかにならないことが判っている。さらに、
ディスクを切刃で切削することが難しいため、パリ除去
後ディスクの直径を正確に管理することが難しい。この
型のディスクはディスクの表面を塵埃その他の汚染物質
から保護するために容器に収納されるので、容器からの
出し入れのためにその直径寸法を正確に管理する必要が
ある。従って、ディスクの周縁を滑らかにし、その直径
を正確に制御することのできるディスクのパリ除去手段
が望ましい。

この結果をもたらすために開発された方法および装置は
ｒバークｊと呼ばれるパリ主要部を除去する切刃と、デ
ィスクを所定の寸法に仕上げ切削するルータのような回
転カッタとを用いるもので、米国特許第４，３２６．３
’２５号明細書に記載されている。

この方法および装置は満足なことが判っているが、いく
つかの問題がある。それは回転カッタで切除される砕片
が微細な粒子の形になることである。

装置は砕片を除去する吸引手段を有しているが、マイク
ロ寸法の粒子を除くことは難しく、ディスクに付着し易
い。ディスク上の粒子はディスク面を損傷させたシ、そ
の微細な溝を埋めたシする。

また、回転カッタはその付属装置を要するため、ディス
ク製造装置が高価になる。さらに、回転カッタおよびそ
の駆動モータはディスク面を汚染する油や潤滑剤のよう
な材料を含んでいる。それでもなお回転カッタはディス
クの周縁部を所望の滑かさにすることができない。

、、〔発明の概要〕 記録ディスクからパリを除去する装置はディスクの周縁
部に対して前後方向に移動できるように取付けられた切
刃を有する。この切刃はまず回転しているディスクの周
縁部に向って移動し、パリの主要部分を除去した後、デ
ィスクの周縁部に向ってディスクの所望直径まで低速で
移動してパリの残部を除去する。　　　　・ 〔詳細な説明） 第１図はこの発明を実施したパリ取シ装置ｌＯを示す。

このパリ取シ装置１０はパリ取シすべき成形ディスク１
４を支持するターンテーブル１２、ハサミ型切刃１６お
よび切刃支持器１８を有し、切刃支持器１８は切刃をタ
ーンテーブル１２に対して前後に移□動できるようにな
って諭る。□ ターンテーブル１２は、頂面が平坦で中心を回転軸（図
示せず）に取付けられた円形の支持板２０を有する。こ
の支持板２０はその頂面の中心に記録ディスク１４０開
孔に嵌入するように突出したハブ２４を有する。記録デ
ィスク上には円形の頂板゛２６が置かれ、その中心孔２
８はハブ２４に嵌っている。頂板２６はこれを支持板２
０に対して前・後に移動させる機構（図示せず）により
支持され、これによって切削前のディスク１４をその間
に置き、切削後これを取外し得るようになっている。

第２図に示すように、切刃１６は横に並んだ下刃る３６
と上刃３２を有し、この２つの刃３０　（！：３２け上
刃の両端間で上刃３２を貫通し、下刃３０の後端を貫通
するボルト３４により枢支されている。第４図に示すよ
うに、ボルト３４の端部にはナツト３６が螺合され、・
ナツト３６と下刃３０の間にはばね座金３８がボルト３
４に′嵌着されている。上刃３２は下刃３０の後端よシ
突出してその突端に作動環４０が枢着されている。

作動環４０は空気シリンダのピストン桿（図示せず）の
ようにそれを垂直上下に選択駆動する手段に結合されて
いる。これにより、上刃３２を下刃３０に対して選択的
に回転させ、ハサミ型切刃１６を□開閉することができ
る。

下刃３０の刃先はその上面３１表その前端で上刃３２と
接する面３３との間の稜である。上刃３２はその前端３
７と下刃３０に接する面３５の下端とに沿って鋭い切刃
を有する。さらに、第５図に示す・ように、上刃３２の
前端３７でその下刃３０に接する面３５の凹部に炭化物
等の硬質材料のインサート４２が取付けられている。イ
ンサート４２は逆傾斜角を持つ、すなわち上刃３２の面
３５との間の角が９０°より大きい前部切削面４４を有
する。この切削面４４と面３５のなす角が約９８°にな
るように約８°の傾斜角が望ましい。

切刃支持部１８は頂面５２に角溝５０を有する矩形の基
板４８′ｆ：具えている。溝５０け基板４８の一端から
他端までその頂面５２に沿って延び、これと同じ断面積
の矩形の摺動ブロック５４が嵌合している。基板４８の
頂面５２の後端には溝５０の両側に１対の保持条片５６
が取付けられ、摺動ブロック５４上に一部突出してこれ
を溝５０内に保持すると共にその長手方向に移動し得る
ようになっている。摺動ブロック５４には取付ブロック
５８が固定されて保持条片５６の間から上方に突出して
いる。第２図に示すようにこの取付ブロック５８の片面
にノ１サミ型切刃１６の下刃３０がねじ６０で固定され
ている。下刃３０は取付ブロック５８上にその頂面およ
び後端から突出するように位置決められている。第４図
に示すように、取付ブロック５８の片面には腕６２が取
付けられ、そこから突出している。この腕６２には溝５
０内の摺動ブロック５４の移動方向に平行な止めピン６
４が螺合され、これが取付ブロック５８の前端から突出
しているＯ 基板４８の頂面５２にはその前端に支持ブロック６６が
取付けられ、この上に取付ブロック５８に合せて溝５０
に平行に空気シリンダ６８が取付けられている。

この空気シリンダ６８の軸７０は取付ブロック５８の前
端まで延びてそれに固定されている。従って空気シリン
ダ６８の付勢によシ、取付ブロックがそれに対して前後
に移動するようになっている。支持ブロック６６には止
めピン６４０反対側にこれに合せてストッパ７２が取付
けられ、これに止めピンが衝合して取付ブロック５８の
空気シリンダ６８側への移動を制限するようになってい
る。空気シリンダ６８の下ノ溝５０には油圧ダッシュボ
ット７４が取付けられ、そのピストン桿７６が第２図に
示すように摺動ブロック５４の前端の方へ延びてこれに
衝合している。

従ってダッシュポット７４は空気シリンダ６８が取付ブ
ロック５８を引寄せる速度を制御スル。

切刃支持器１８はターンテーブル１２に隣接する適当な
支持体（図示せず）に取付けられ、円形支持板２０の下
に刃３０．３２の前端がその支持板２０の周縁に対向す
るように配置されている。下刃３０の切刃は支持板２０
の頂面のわずか上に位置決めされ、刃３０、３２は支持
板２０の接線に対して約２０°の角度を成している。上
刃３２の前端３７は、第５図の矢印７８で示す円形支持
板２０の回転方向により逆傾斜角を有する上刃３２のイ
ンサート４２の前部切削面４４に向ってディスク１４が
移動させるように配置され、空気シリンダ６８が動作し
て取付ブロック５８すなわち切刃１６を最も遠い位置ま
で押し動かせたとき、切削面４４がディスク１４の所定
の直径から例えば約２順の短かい距離に来るような間隔
を支持板２０に対してとっている。

パリ取り装置１０の動作時には、空気シリンダ６８が付
勢されて切刃１６をターンテーブル１２から最も遠い位
置まで移動させ、作動桿４０が引き下げられ上刃３２を
下刃３０から離れる向きに回転させてノ・サミ型切刃１
６を開く。ターンテーブル１２の頂板２６が円形支持板
２０から持ち上げられ、新しく成形されたディスク１４
が支持板２０上に置かれる。すると頂板２６がディスク
１４上に降下してディスク１４を支持板２０との間に挾
み、そのパリが支持板２０の外周から突出するように保
持する。新しく成形されたディスク１４を円形支持板２
０上に置くと、パリのパーク部分が下刃３０上に来る。

このパーク部分はパリの主要部で、例えばその中心部で
半径方向約６．３５朋を占め、残部が約２闘ある。次に
、作動桿４０が上方に移動して上刃３２を下方に下刃３
０に向って回転させ、切刃１６を閉じる。これにより、
上刃３２はパリのパーク部１４ａを切除する。このとき
ターンテーブル１２は第５図の矢印７８の方向に回転し
て上刃３２にパリの主要部すなわちパーク部分１４ａを
除去きせる。ディスク１４が少なくとも１回転してディ
スク周縁部から完全にパリのパーク部分１４ａが除去さ
れた後、空気シリンダ６８が付勢されて上刃３２の刃先
をディスク１４の周縁部から内側に除々に移動する。ダ
ッシュポット７４はディスク１４の回転ごとにパリが少
しずつ例えば約０．２５１１１ｆｆずつ除かれるように
、上刃３２の内方移動を制御するように調整されている
。このようにディスク１４の回転ごとに上鵠託がその周
縁部を少量ずつ除去し、最後に停止ピン６４がストッパ
７２に衝合して、第５図の破線１４ｂで示すように、デ
ィスク１４の所＼定の直径のところで刃の内方移動が停
止する。逆傾斜角を有する刃先を上刃３２に設けること
により、工具が加工物を切削面から押し離す傾向になる
ので、滑らかな切削面が得られ、また工具の寿命が長く
なる。

このように、最初にパリの主要部を除去し、次にパリの
残部を除々に除去するこの発明のパリ取シ装置１０け、
逆傾斜角の切削面を設けることにより、ディスク１４の
周縁部を欠損させずにディスクの直径を正確に制御し、
滑らかな周縁部を有する完全にパリのないディスクを提
供することができる。

停止ビン６４がストッパ７２に衝合すると、空気シリン
ダ６日が付勢されてパリ取り後のディスク１４の周縁部
から切刃１６を切き離し、作動桿４０が下方に移動して
切刃１６を開く。ターンテーブル１２の頂板２６が円板
２０から離れ、パリ取り済のディスク１４が取り外され
、新しく成形されたディスクが挿入さく１１） れる。このように、この発明のパリ取り装置１ｏは新し
く成形されたディスク１４のパリを取り、滑らかな外周
縁を有する所定の外径のディスクを提供する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の切刃を備えたパリ取り装置の斜禮図
、第２図はこの発明の切刃の正面図、第３図はこの発明
の切刃の平面図、第４図はこの発明の切刃の側面図、第
５図は切刃の刃先の作用を示すその拡大図である。 １２・・・ディスク支持手段、１４・・・ディスク、１
６・・・切刃、６８・・・切刃移動手段。 ％許ＩＪ［八　　　　アールシーニー　コーポレーショ
ン代理人　清水　哲ほか２名 （１２）

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ディスクをその中心を軸として回転させる段階と
   、ディスクに切刃を接触させてパリの主要部分を切除す
   る段階と、ディスクの半径方向内側に向う成分を有する
   線に沿って、ディスクの所望の半径位置まで上記切刃を
   低速で移動させてパリの残部を除去する段階とを含む成
   形ディスクのパリを除去する方法。
2. （２）ディスクをその中心を軸として回転するように支
   持する手段と、このディスクを支持する手段に隣接して
   取付けられた切刃と、上記ディスクのパリの一部を横切
   ってその部分を切除するように上記切刃を移動する手段
   と、上記ディスクの半径方向内側に向う成分を有する線
   に沿って上記切刃を内側に移動する手段とを含む成形デ
   ィスクのパリを除去する装置。