JPS5997680A - 林野火災空中消火用消火液 - Google Patents

林野火災空中消火用消火液

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JPS5997680A
JPS5997680A JP20716882A JP20716882A JPS5997680A JP S5997680 A JPS5997680 A JP S5997680A JP 20716882 A JP20716882 A JP 20716882A JP 20716882 A JP20716882 A JP 20716882A JP S5997680 A JPS5997680 A JP S5997680A
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小俣 勝
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、山火事および森林火災などの林野火災におけ
る空中消火液に関し、詳しくは増粘剤としてアルデヒド
で処理したヒドロキシエチルセルロースと固形水溶性ア
ルカリからなる混合物を用いた、林野火災などに対して
消火効果の優れた空中消火用の消火液に関するものであ
る。
近年、森林、やぶ、草原などの林野地域の火災が増加し
、毎年莫大な損害をひきおこしており、貴重な木材資源
が失なわれるばかりでなく、しばしば家屋、事業建築物
および貴い人命までも失なわれている。
このような林野火災は都市火災と異なり、火点が遠隔地
で充分な消火設備がない場合が多く、一般に林野火災の
消火方法としては、ヘリコプタ−や飛行側などにより空
中から消火液を散布する空中消火方法が有効であること
が知られている。
かかる空中消火の際に用いる消火液は火災発生時に迅速
に溶解、調合ができて、適度の粘性を持ち、空中散布時
に飛散を防止して目的の場所に落下すること、および散
布された樹木に十分に付着し展着して、しかも消火液中
の水分の蒸発を抑制するものであることが、林野火災の
消火を効果的に行なうために必要である。それ故かかる
消火液は主剤であるリン酸アンモニウムなどの消火剤を
溶解した水射液に粘度を付与するための増粘剤を添加す
ることが不可欠である。
このような目的の増粘剤として従来からカルボ・ キシ
メチルセルロースナトリウム頃(以下CMCと略す)、
ポリアクリル酸ソーダ、アルギン酸ソーダなどの水溶性
高分子が用いられている。
しかし、増粘剤として最も広く一般に使用されているC
MCは水に溶解する際に均一分散しにくく、粒子同志の
集合粘着現象(以下ままこ現象と称す)が発生し、溶解
に長い時間がかかり、消火活動に著しい支障を来たす。
このため特殊な溶解装置を用意したり、消火剤であるリ
ン酸アンモニウム塩の一部と予備混合して使用したり、
アルコールなどの親水性溶剤で湿潤して使用するなど、
種々の対策が試みられているが、林野火災の如き火点が
遠隔地で十分な消火設備もなく、緊急を要するときには
、いずれの対策も満足すべきものではな(、速溶性の優
れた増粘剤が望まれていた。
また、消火液用の増粘剤としてCMCを使用する場合、
消火剤であるリン酸アンモニウムなどの塩類との相溶性
が悪(、塩の共存によって消火液の粘度が著しく低下す
るという大きな欠陥を有している。そのため所定の粘度
を得るにはCMCの必要量が多くなり、コストが高いも
のとなることが避けられなかった。また、林野火災では
海水により消火せねばならぬこともしばしば起るが、C
MCを増粘剤として用いる場合、海水による粘度低下が
犬きく1.十分な増粘効果が得られない欠点があった。
本発明者は、これらの欠点を改良すべく鋭意研究を重ね
た結果、空中消火用に適した速溶性で、増粘性が高く、
消火剤との相溶性が良好で、リン酸アンモニウム塩や海
水との混合によっても粘度低下を起さない増粘剤を完成
するに至った。
すなわち、本発明は、(A)水100重量部、(B)消
火剤1〜30重量部および(C)アルデヒドで処理を施
シタヒドロキシエチルセルロース999〜90重量係と
水溶性固形アルカリ01〜10重量係とからなる増粘剤
o、 i〜10重量部よりなる林野火災空中消火用消火
液を提供するものである。
本発明において消火剤としてはリン酸−水素アンモニウ
ム(DAP)、!Jン酸二水素アンモニウム(MAP)
などのリン酸アンモニウム塩や硫酸アンモニウムなど、
従来から一般に用いられている消火剤を単独あるいは混
合して使用することができる。消火剤の配合量は水10
0重量部に対して1〜30重量部、好ましくは5〜25
重量部とする。1重量部未満では消火液の消火能力が十
分でなく、また30重量部を越えると増粘剤の粘度低下
を起すので好ましくない。
また、林野火災の空中消火用消火液に適した粘度は通常
100〜1000センチポイズである。そのため本発明
においては、増粘剤の配合量は水100重量部に対して
01〜10重量部の割合で配合する。ここで0.1重量
部未満では消火液に十分な粘性が付与できない。また、
10重量部を越えると消火液の粘度が高くなりすぎて流
動性が低く、作業性が悪(取扱いが困離となる。
また、本発明に用いるアルデヒド処理を施したヒドロキ
シエチルセルロースは、ヒドロキシエチルセルロースを
従来公知の方法(例えば、オーストリア特許第1996
16号)に従って酸の存在下にグリオキザールその他の
アルデヒドで処理して得られるものである。その1チ水
溶液の粘度が10〜6,000CP5 (25°C)の
範囲のもので、セルロース分子の無水グルコース単位当
りのエチレンオキ−サイドの置換モル数(M S)カi
’、 s〜35の範囲のものが適当である。このような
アルデヒドで処理したヒドロキシエチルセルローストシ
ては市販品でよく、例えばHEC−ユニセルQp−52
000H(ダイセル化学工業■)などが挙げられる。
また、本発明に用いる水溶悦畳d形アルカリは、水に溶
解してアルカリ性を示す化合物であればよく、例えば水
酸化すl−’Jウム、水酸化カリウム、炭酸リチウム、
炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなど
があげられる。アルカリの添加量は系をアルカリ性に保
つに十分な量でよく、通常ヒドロキシエチルセルロース
に対して01〜101〜10重量部好ましい。
上記の水、消火剤および増粘剤よりなる本発明の消火液
の調製法は次の三方法があげられる。
第一の方法は、初めに増粘剤の水溶液を作り、これにあ
とめ・ら消火剤を加えて溶解させる。第二の方法は初め
に消火剤の水溶液を作り、これにあとから増粘剤を添加
し溶解させる。第三の方法は消火剤と増粘剤をあらかじ
め混合しておいたものを水に溶解させる。いずれの方法
でも調製できるが好ましくは第一の方法で、まず本発明
の増粘剤を攪拌している水の中に投入し、速やかに完溶
した水溶液を°作り、これに消火剤を配合して消火液を
調製するのが良い。
なお、ここで用いる水は通常の真水のみならず海水であ
ってもよい。
次に、本発明を実施例により更に詳しく説明する。なお
、部はすべて重量部、パーセントはすべて重量パーセン
トを示す。
実施例1 アルデヒドで処理を施したヒドロキシエチルセルロース
(HEC−ユニセルQP52000H。
ダイセル化学工業■)995%と炭酸ナトリウムo、s
%の混合物を本発明の増粘剤とした。
比較のために、市販のA社およびB社のカルボキシメチ
ルセルロースナトリウム塩を増粘剤として選んだ。
これらの増粘剤を真水に溶解して、濃度o7チ、1%、
2係の水溶液を調製し、粘度を測定した。
次に、これらの水溶液それぞれ100部に対し、消火剤
であるリン酸二水素アンモニウム12部を添加し、攪拌
溶解した後に再び粘度を測定し、その粘度変化率を比軸
した。結果は表1に示す通りで、本発明の増粘剤かCM
Cに較べ、消火剤のリン酸二水素アンモニウムを添加し
た場合の粘度低下が殆んどなく、優れた増粘効果のある
ことが明らかで・ある。
実施例2 実施例1と同じ増粘剤を3%貧塩水に溶7Qlし増粘剤
の濃度が07係、1%、2%の溶液を調製し、粘度を測
定して真水の場合の粘度と比較した。
次に、これらの溶液それぞれ100部に対し消火剤で゛
あるリン酸二水素アンモニウム12部を添加し、攪拌溶
解した後に再び粘度を測定しリン酸二水素アンモニウム
添加による粘度変化率を比較した。
結果は表2に示す通りで、本発明の増粘剤では従来品に
較べ、海水に溶解した場合の粘度イ氏下がなく、さらに
消火剤のリン酸二水素アンモニウムを配合した場合の粘
度変化も殆んどなく俊れたものであることがわかる。
実施例3゜ アルデヒドで処理を施したヒドロキシエチルセル0.1
スとして市販のHEC−ユニセルQP−4400H(ダ
イセル化学工業■)99.7係と炭酸ナトリウム03%
の割合で混合し、本発明の増粘剤とした。
水100部に対して増粘剤1部を攪拌しながら添加し、
完溶までの時間を測、定した結果、3分後に完溶し、水
溶液の粘度は820 cps (25℃)であった。
次に水溶液を攪拌しなからリン酸二水素アンモニウム1
2部を添加し、5分間攪拌したところ、完全に均一な消
火液が得られた。この消火液の粘度は815 cps 
(25°C)で、増粘剤のみの水溶液の粘度からの変化
率は一06%で、粘度低下は殆んどなかった。
実施例4 アルデヒドで処理を施したヒドロキシエチルセルロース
として、市販のHEC−ユニセルQP−む2000H(
ダイセル化学工業■)995係と炭酸ナトリウム0.5
%との割合で混合し、本発明の増粘剤とした。水100
部に対して増粘剤1部を攪拌しながら添加し、完溶まで
の時間を測定した結果、5分後に完溶し、水溶液の粘度
は2904 cps (25℃)であった。
次に水溶欣を攪拌しながら、リン酸二水素アンモニウム
12部を添加し、5分間i影拌したところ、完全に均一
な消火液が得られた。この消火液の粘度は2850 c
ps (25°C)で、増粘剤のみの水溶液の粘度との
変化率は−1,9%で粘度低下は殆んどなかった。
比較例5 水100部に対して、市販A社のCMC1部を攪゛拌し
ながら添加し、完溶までの時間を測定した結果、ままこ
現象を起し、完溶するまでに3時間かかった。この水溶
液の粘度は3280 cps(25℃)であった。
次に水溶液を攪拌しながらリン酸二水素アンモニウム1
2部を添加し、10分間攪拌して均一な消火液が得られ
た。この消火液の粘度は2050cpsで、CMCのみ
の水溶液の粘度との変化率は−37,s %で、著しい
粘度低下を示した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (A)水100重量部、(B)消火剤1〜30重量部お
    よび(C)アルデヒドで処理を施したヒドロキシエチル
    セルロース999〜90重量類と固形水溶性アルカ17
    0.1〜10重量部とからなる増粘剤01〜10重量部
    よりなる林野火災空中消火用消火液。
JP20716882A 1982-11-26 1982-11-26 林野火災空中消火用消火液 Granted JPS5997680A (ja)

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JPH0317508B2 JPH0317508B2 (ja) 1991-03-08

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