JPS5997498A - 熱交換器フインの表面処理方法 - Google Patents
熱交換器フインの表面処理方法Info
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- JPS5997498A JPS5997498A JP20906182A JP20906182A JPS5997498A JP S5997498 A JPS5997498 A JP S5997498A JP 20906182 A JP20906182 A JP 20906182A JP 20906182 A JP20906182 A JP 20906182A JP S5997498 A JPS5997498 A JP S5997498A
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- Japan
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- heat exchanger
- treatment
- fins
- nitrate
- hydrophilic
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F13/00—Arrangements for modifying heat-transfer, e.g. increasing, decreasing
- F28F13/18—Arrangements for modifying heat-transfer, e.g. increasing, decreasing by applying coatings, e.g. radiation-absorbing, radiation-reflecting; by surface treatment, e.g. polishing
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F2245/00—Coatings; Surface treatments
- F28F2245/02—Coatings; Surface treatments hydrophilic
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
この発明はたとえば空気調和機のフィンドチューブ形熱
交換器における熱交換器フィンの表面処理方法に関する
。
交換器における熱交換器フィンの表面処理方法に関する
。
熱交換器の性能は大きく分けて・母イブ内面の熱伝達、
フィンと74イグとの接触熱抵抗、フィン表面の熱伝達
で決まる。フィン表面の熱伝達を改善する手段としてフ
ィン表面を親水化することが行なわれている。すなわち
、フィン表面を親水化することにより、それまでフィン
表面に液滴状あるいはフィン間にブリッジ状に存在して
いた凝縮水が薄い膜として流下するために通風抵抗が減
少し、風量が増加して熱伝達率が向上する。
フィンと74イグとの接触熱抵抗、フィン表面の熱伝達
で決まる。フィン表面の熱伝達を改善する手段としてフ
ィン表面を親水化することが行なわれている。すなわち
、フィン表面を親水化することにより、それまでフィン
表面に液滴状あるいはフィン間にブリッジ状に存在して
いた凝縮水が薄い膜として流下するために通風抵抗が減
少し、風量が増加して熱伝達率が向上する。
そこで、従来から熱交換器フィンの親水化処理が行なわ
れており、有機樹脂被膜処理(特開昭55−16426
4号公報)、ベーマイト処理(特開昭53−14450
号公報)アルカリ珪酸塩処理(%公昭53−48177
号公報)、アルカリ土類金属化合物による処理(特開昭
54−57264号公報)等が知られている。
れており、有機樹脂被膜処理(特開昭55−16426
4号公報)、ベーマイト処理(特開昭53−14450
号公報)アルカリ珪酸塩処理(%公昭53−48177
号公報)、アルカリ土類金属化合物による処理(特開昭
54−57264号公報)等が知られている。
しかしながら、上記有機樹脂被膜処理は耐久性に問題が
あり、また、これまでの化成処理は製造上の問題があっ
た。たとえば、被−マイト処理は90℃以上で10分以
上処理する必要があり、また、アルカリ珪酸塩処理は、
処理後高温で焼付ける必要がある。さらに、アルカリ土
類金属化合物処理にしても前処理として珪酸塩処理を行
ったのち本処理を行ない最後に焼付けを行なわなければ
ならない。このように、従来の化成処理は高温で長時間
装したり何段階もの工程を経る必要がある。
あり、また、これまでの化成処理は製造上の問題があっ
た。たとえば、被−マイト処理は90℃以上で10分以
上処理する必要があり、また、アルカリ珪酸塩処理は、
処理後高温で焼付ける必要がある。さらに、アルカリ土
類金属化合物処理にしても前処理として珪酸塩処理を行
ったのち本処理を行ない最後に焼付けを行なわなければ
ならない。このように、従来の化成処理は高温で長時間
装したり何段階もの工程を経る必要がある。
この発明は上記事情(二着目してなされたもので、その
目的とするところは、熱交換器フィンを処理液中に浸漬
するだけでの一工程で、しかも低温・短時間で親水性化
処理ができる熱交換器フィンの表面処理方法を提供しよ
うとするものである。
目的とするところは、熱交換器フィンを処理液中に浸漬
するだけでの一工程で、しかも低温・短時間で親水性化
処理ができる熱交換器フィンの表面処理方法を提供しよ
うとするものである。
この発明は硝酸塩たとえば硝酸カリウム、硝酸ナトリウ
ムを0.O1m O1〜20m01含んだ水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム等の塩基でアル
カリ性にした処理液中(=、熱交換器アルミニウムフィ
ンを浸漬し、塩基のアルミニウム溶解作用と硝酸塩の酸
化剤としての作用によりフィル表面に親水性の被膜を生
成するものである。
ムを0.O1m O1〜20m01含んだ水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム等の塩基でアル
カリ性にした処理液中(=、熱交換器アルミニウムフィ
ンを浸漬し、塩基のアルミニウム溶解作用と硝酸塩の酸
化剤としての作用によりフィル表面に親水性の被膜を生
成するものである。
以下、この発明の詳細な説明する。熱交換器フィンはア
ルミニウム材料をたとえば圧延加工によって所定の肉厚
に形成したものである。
ルミニウム材料をたとえば圧延加工によって所定の肉厚
に形成したものである。
したがって、フィンは圧延したままでは表面に20〜1
00Xの不動態被膜が存在し、この被膜が保護作用をし
て単なる硝酸溶液のみではほとんど反応しない。一方、
単なる塩基溶液ではアルミニウムを溶解するのみで表面
に被膜を生じない。そこで、硝酸塩と塩基とを同時(二
作用してフィン表面に化学酸化波[V生成するものであ
る。なお、塩基は単にフィンの不動既被膜を溶解するだ
けでなく硝酸塩の酸化剤としての反応の触媒作用も持つ
と考えられる。
00Xの不動態被膜が存在し、この被膜が保護作用をし
て単なる硝酸溶液のみではほとんど反応しない。一方、
単なる塩基溶液ではアルミニウムを溶解するのみで表面
に被膜を生じない。そこで、硝酸塩と塩基とを同時(二
作用してフィン表面に化学酸化波[V生成するものであ
る。なお、塩基は単にフィンの不動既被膜を溶解するだ
けでなく硝酸塩の酸化剤としての反応の触媒作用も持つ
と考えられる。
実施例1
アルミニウム板(AIloo )からなるフィンを脱脂
処理したのち、硝酸カリウム1 moil/11 。
処理したのち、硝酸カリウム1 moil/11 。
水酸化ナトリウム0.5mOl/lの30℃溶液(処理
液−)中に上記フィンを1分間浸漬したところ。
液−)中に上記フィンを1分間浸漬したところ。
接触角θ°の高親水性被膜が生成した。
実施例2
アルミニウム板(AIloo)からなるフィンを脱脂処
理したのち、硝酸カリウム1 mol/l水酸化リチウ
ム1 mol/A!の30℃溶液(処理液)中に1分間
浸漬したところ、接触角0°の高親水性被膜が生成した
。
理したのち、硝酸カリウム1 mol/l水酸化リチウ
ム1 mol/A!の30℃溶液(処理液)中に1分間
浸漬したところ、接触角0°の高親水性被膜が生成した
。
このように、フィン表面を親水性化することにより、そ
れまでフィン表面に液滴状あるいはフィン間にブリッジ
状(=存在していた凝縮水が薄い膜として流下する。こ
のため、通風抵抗が減少し、風量が増加して熱伝達率が
向上する。
れまでフィン表面に液滴状あるいはフィン間にブリッジ
状(=存在していた凝縮水が薄い膜として流下する。こ
のため、通風抵抗が減少し、風量が増加して熱伝達率が
向上する。
第1図はフィンピッチ2、Omuのときの通風抵抗を示
す。この図面から明らかなよう(二、本処理を施した熱
交換器は実線で示すように、無処理の熱交換器(破線)
に比べて通風抵抗が著しく減少する。この減少割合は第
2図に示すように、フィンピッチが狭い程大きい。
す。この図面から明らかなよう(二、本処理を施した熱
交換器は実線で示すように、無処理の熱交換器(破線)
に比べて通風抵抗が著しく減少する。この減少割合は第
2図に示すように、フィンピッチが狭い程大きい。
また、このフィンの表面処理の耐久性を見るために処理
を施したフィンの乾湿繰返し試験を行った。すなわち、
フィンを蒸留水に2分間浸漬後、引き上げファンの送風
により6分間乾燥させる。この行程を繰返し接触角の変
化を測定した結果、第3図(=示すように、有機系樹脂
被膜処理B、Cの場合においては乾湿繰返し100回程
度で接触角が大きくなり無処理Aの接触角と変りなくな
る。しかし、本処理りの場合にはフィンの乾湿を100
0回後も高い親水性を示し、優れた耐久性を持つことを
示している。
を施したフィンの乾湿繰返し試験を行った。すなわち、
フィンを蒸留水に2分間浸漬後、引き上げファンの送風
により6分間乾燥させる。この行程を繰返し接触角の変
化を測定した結果、第3図(=示すように、有機系樹脂
被膜処理B、Cの場合においては乾湿繰返し100回程
度で接触角が大きくなり無処理Aの接触角と変りなくな
る。しかし、本処理りの場合にはフィンの乾湿を100
0回後も高い親水性を示し、優れた耐久性を持つことを
示している。
また、本処理において硝酸カリウム、水酸化リチウムの
濃度および処理温度が親水性能に及ぼす影響を見るため
に実験を行なった。この実験は1表1に示すように硝酸
カリウムと水酸化リチウムの濃度’&0.01MからI
Mまで100倍変化させ、処理温度も30℃〜70℃の
広範囲に変化させて行なった。
濃度および処理温度が親水性能に及ぼす影響を見るため
に実験を行なった。この実験は1表1に示すように硝酸
カリウムと水酸化リチウムの濃度’&0.01MからI
Mまで100倍変化させ、処理温度も30℃〜70℃の
広範囲に変化させて行なった。
〔表1〕割りっけ(三元配置法) 繰返し数2処理時間
30SPc 表1(二示すように、処理条件を大幅に変化させたにも
拘らず、はとんどの処理において接触角が非常に小さく
なり良好な結果2示した。
30SPc 表1(二示すように、処理条件を大幅に変化させたにも
拘らず、はとんどの処理において接触角が非常に小さく
なり良好な結果2示した。
(第4図参照)
これは本処理が工業的に行なわれた場合、処理条件が大
幅に変動しても本来の目的である親水性は充分に保たれ
ることを意味している。この実験結果を分散分析したと
ころ、水酸化リチウム8度および水酸化リチウム濃度と
他の因子の交互作用は有意ではないが1表2に示すよう
に、硝酸カリウム濃度、温度およびその交互作用が1%
有意であった。
幅に変動しても本来の目的である親水性は充分に保たれ
ることを意味している。この実験結果を分散分析したと
ころ、水酸化リチウム8度および水酸化リチウム濃度と
他の因子の交互作用は有意ではないが1表2に示すよう
に、硝酸カリウム濃度、温度およびその交互作用が1%
有意であった。
〔表2〕各因子の寄与率
したがって、この処理は条件をどのようにとっても親水
性となるが、特に硝酸カリウムの濃度および処理温度を
少し高くすると高親水性の表面が得られることになる。
性となるが、特に硝酸カリウムの濃度および処理温度を
少し高くすると高親水性の表面が得られることになる。
以上詳述したよう(二、この発明によれば、フィン表面
の親水性が向上し、熱交換器の通風抵抗が減少して冷房
能力の向上を図ることができる。しかも、従来の処理方
法に比べ、低温で短時間に処理でき、製造工程の削減が
図れるととも1−耐久性が向上するという効果を奏する
。
の親水性が向上し、熱交換器の通風抵抗が減少して冷房
能力の向上を図ることができる。しかも、従来の処理方
法に比べ、低温で短時間に処理でき、製造工程の削減が
図れるととも1−耐久性が向上するという効果を奏する
。
第1図は無処理と本処理を施した熱交換器との通風抵抗
を示すグラフ図、第2図は本処理な施した熱交換器のフ
ィンピッチと通風抵抗との関係を示すグラフ図、第3図
はフィンの乾湿繰返し試験による接触角の変化を示すグ
ラフ図、第4図はK N O,濃度、LiOH濃度およ
び処理温度が親水性能におよぼす影響を見るための実験
結果を示すグラフ図である。
を示すグラフ図、第2図は本処理な施した熱交換器のフ
ィンピッチと通風抵抗との関係を示すグラフ図、第3図
はフィンの乾湿繰返し試験による接触角の変化を示すグ
ラフ図、第4図はK N O,濃度、LiOH濃度およ
び処理温度が親水性能におよぼす影響を見るための実験
結果を示すグラフ図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 硝酸カリウム、硝酸ナトリウム等の硝酸塩を0.01m
0l〜20m01/l含み、水酸化ナトリウム。 水酸化カリウム、水酸化リチウム等の塩基でアルカリ性
にした処理液中に、熱交換器フィンを浸漬し、フィン表
面を親水性化することを特徴とする熱交換器フィンの表
面処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20906182A JPS5997498A (ja) | 1982-11-29 | 1982-11-29 | 熱交換器フインの表面処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20906182A JPS5997498A (ja) | 1982-11-29 | 1982-11-29 | 熱交換器フインの表面処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5997498A true JPS5997498A (ja) | 1984-06-05 |
JPH0321836B2 JPH0321836B2 (ja) | 1991-03-25 |
Family
ID=16566603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20906182A Granted JPS5997498A (ja) | 1982-11-29 | 1982-11-29 | 熱交換器フインの表面処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5997498A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007006847A1 (en) * | 2005-07-11 | 2007-01-18 | Luvata Oy | Method for improving the liquid flow properties of a heat transfer surface and its use. |
-
1982
- 1982-11-29 JP JP20906182A patent/JPS5997498A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007006847A1 (en) * | 2005-07-11 | 2007-01-18 | Luvata Oy | Method for improving the liquid flow properties of a heat transfer surface and its use. |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0321836B2 (ja) | 1991-03-25 |
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