JPS5996284A - 無廃水式金属表面処理方法 - Google Patents

無廃水式金属表面処理方法

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JPS5996284A
JPS5996284A JP20485882A JP20485882A JPS5996284A JP S5996284 A JPS5996284 A JP S5996284A JP 20485882 A JP20485882 A JP 20485882A JP 20485882 A JP20485882 A JP 20485882A JP S5996284 A JPS5996284 A JP S5996284A
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zone
water
washing
chemical
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JP20485882A
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Hideo Enomoto
榎本 秀夫
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AOKI ENTERP KK
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  • Chemical Treatment Of Metals (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属表面処理方法とりわけスプレ一式でかつ無
廃水式の金属表面処理方法に関するものである。
金属製品に塗装やメンキなどの皮膜形成を行うに際して
は、素地面を化学的に脱脂、化成する前処理が不可欠で
あ′る。こうした金属表面の前処理方法のひとつとして
、トノネル状ブース内を複数に分割し、各分割ゾーンに
スプレー機構と液槽を配し、被処理物をコンベアにより
移送しながら脱脂剤や化成剤などの薬液をスプレーし、
次ゾーン以下複数段で洗浄水をスプレーして薬液を洗い
落す手法が汎用さ扛ている。
しかし、従来のスプレ一式金属表面処理万法は、スプレ
・−シた薬液を液槽に収容して循環させ、6■争水の汚
損を防ぐため各洗浄水槽に新j、l’n水を供ボ、1し
ていたので、薬液成分を含む多I11:の有害廃水が発
生し、煩雑かつ高価な1発水処理設備を必要とする欠点
があった。
この対策として、特公昭52−27615号などに誂い
て、最終洗浄ゾーンに新鮮水を供給し、その余剰量を前
段の洗浄ゾーンの液槽にオーバーフローさせ、さらにそ
の液槽から前段の液槽へとオーバーフローさせて初段の
薬/rl槽まで順次前送りし、薬液ゾーンの天井部から
洗浄水の余剰量を排出する方法が提案されている。
しかし、このスプレ一式処理方法は、常時積極的に余剰
洗浄水を発生させ、これを薬液ゾーンまで順送りし、余
剰水量と釣合うように薬液ゾーンで蒸発水分を排気する
ため次のような欠点があった。
■ 余剰水の1辻に応じて蒸発量を変える必要があるた
めコントロールが難しいうえに、成る液槽からのオーバ
ーフローが止まるなどしてバランスが崩れた場合に致命
的な大トラブルが生ずる。
■ 余:!4:l ’iFF、に見合う排気が必要なた
め容量の大会なファンを必要とするうえに、余剰量によ
っては排Ji能力を越え、オーバーフロー水の一部が外
部に排出されるため、実質的に無廃水となし得ない。
■ 薬液ゾーンの位置で15接蒸気排出を行うため、パ
;ン液ゾーンより先の各洗浄ゾーンに)夕いてスプレー
さ2tたミストの後段ゾーンへの持ち込みを防止できず
、洗浄水の汚損度が高くなる。
本発明は上記したような従来のスプレ一式金属表面処理
方法の欠点を潟子消し、余剰水を生じさせず少ない補給
水量で効率よく無廃水処理を行うことがでへ、また、後
段ゾーンへの濃度の高い液持ち出しを有効確実に防止で
きると共にファン等の設備を簡易小型化でへるスプレ一
式金属表面処理方法を提供しまうとするものである。
この目的を達成するために本発明者は研究を重ね、最終
洗浄ゾーンで余剰水を作り、これをオーバーフロ一式に
順次薬液槽まで供給し薬液ゾーンで余剰水量を排気する
ことが不可欠であるとしていた従来の発想を転換したも
ので、すなわち、薬液シー/とその近傍で噴霧、気化さ
れファンにより排気として取出される蒸発水分に見合う
だけの量の洗浄水を次段の洗浄ゾーンからスプレ一方式
で補給し、この洗浄ゾーンの減少量に見合う木骨を次段
の洗浄ゾーンからスプレ一方式で補給し、最終の洗浄シ
ー/に余剰水を生じさせない必要)jtだけの新鮮水を
補給するようにしたことを基本的特徴とする。
これにより余剰水供給方式による問題を一掃して、真に
実効ある無廃水前処理が可能となり、しかも、次段から
補給水をスプレ一方式で前送りしてミスト水洗を行うこ
とにより、各ゾーンで常に洗浄希釈が行われてから次段
に装入されることになる。そのため水洗効率が向上し、
余剰水を生じさせない少ない補給水量で効果的な前処理
を行うことがでへる。
さらに本発明の特徴とするところは、薬液ゾーンで噴霧
され高温により蒸発した水分の排出を?::ト液ゾーン
で直接βわす、薬液ゾーンに続く洗浄ゾーンの中間位置
で行うことにある。従来法では余剰水量を強制的に蒸発
させろため薬液ゾーンで直接排気を行っていたが、この
方式では、薬液シー/の発生蒸気だけが集中的に排出さ
れ、後段の洗浄ゾーン内におけるスプレーミストが次段
に持ち込まれるため、洗浄水の汚染間低下を防止できな
い。本発明では薬液ゾーンの次の洗浄ゾーンで排気を行
うことにより薬液ゾーンをスプレーミスト/として利用
して洗浄ゾーン側を負圧化で去る。そのため各洗浄ゾー
ンの空気およびミストの流れが薬液ゾーン方向となり、
オーバースプレーおよびミストの持込みを確実に防止す
ることができる。
以下本発明の実施例を添付図面に基ついて6兄明する。
・窮1図は本発明にスプレ一式脱脂化成処理に通用した
実施装置例を示すもので、1(徒ト/ネル状のブース、
2は被処理物Aをブース内で1般送するコンベアである
。前12ブース内は複数のスプレーゾーンに分割され、
本実施例では被処理物Aの装入側から予備脱脂ゾーン3
A、脱脂ゾーン3B、第1水洗シー/3C1・麻2水洗
ゾーン3D、第3水洗ゾーン3E。
化成ゾーン3F、第4水洗ゾーン3G、第5水洗ゾーン
3)I、$6水洗ゾーン3■、最終水洗ゾーン3Jが形
成されている。
前記各ゾーン3A〜3Jにはそれぞれスプレーノズル4
A〜4Jが配設されると共に、下部にはポンプ5A〜5
Jと送り管9A〜9Jヲ介してスプレーノズル4A〜4
Jと接続された液槽6A〜6Jが設けられている。
前記予備脱脂ゾーン3A、脱脂ゾーン3Bおよび化成シ
ー73Fの各液槽6A、6B 。
6Fには、それぞれ浸゛びバーナなどの薬液加温手段(
図示せず)が設けられている。そして予1jif脱脂シ
ー73Aと脱脂ゾーン3Bは通97により連結されると
共に、フィルタ23゜23′、ポンプ24および浮上槽
25を備えた循環系26の各端が接続されている。また
、化成シー73Fの送り管9Fと液槽6Fの間はスラン
ジフィルタ27を備えた循環系28により結ばれている
前記脱脂シー73B、第1水洗ゾーン3C。
第2水洗ゾーン3D、化成ゾーン3F、第4水洗ソーン
3G、第5水洗ゾーン3Hおよび第6水洗ゾーン3Iに
は、それらの各ゾーンにおけるスプレーノズルの後方す
なわち出口位置に、補給スプレーノズル8 B 、 8
 C、808F、8G、8H,8Iが挿設されており、
脱脂ゾーン3Bにおける補給スプレーノズル8Bは、バ
イパス管9Cにより第1水洗シー73C中を後進して第
1水洗ゾーン3Cの液槽6Cとスプレーノズル4Cを結
ぶ送り管9Cに接続でれ、同様に第1水洗シー73Cの
補給スプレーノズル8Cは、バイパス管9石により第2
水洗ゾーン3Dの送り管9Dと、第2水洗シー73Dの
補給スプレーノズル8Dは、バイパス管9eにより第3
水洗ゾーン3Eの送り管9Eと接続されている。
壕だ、化成シー73Fの出口位置の補給スプレーノズル
8Fは、バイパスW9gにヨリ第4水洗ゾーン3Gの液
槽6Gとスプレーノズル4Gを結ぶ送り管9Gに接続さ
れ、同様に、第4水洗ゾーン3Gにおける補給スプレー
ノズル8Gは、バイパス管9hにより第5水洗ゾーン3
Hの送り管9Hと、第5水洗シー73Hにおける補給ス
プレーノズル9Hは、バイパスW9iにより第6水洗ゾ
ーン3工の送り管9Iと、第6水洗ゾーン3Iにおける
補給スプレー8工は、バイパス管9jにより最終水洗ゾ
ーン3Jの送り管9Jと夫々接続されている。
上記のように本発明においては、補給スプレー水を送り
管と分岐したバイパス管を使って前送りするもので、単
純に送り管を延出して当該シー/のスプレーノズルと前
段シー/への補−給スプレーノズルを直列状に配したと
へには、補給水量が少ないため良好なミスト形成を行え
ない。本発明のように構成すれば、ポンプ圧を効率よく
使用して当該ゾーンのスプレーと前段ゾーンへの補給水
スプレーを等圧条件で実施させ、これにより所期の洗浄
希釈効果を得ることかでをる。
そして、前記各バイパス管9c 、9d 、9e 。
9g、9h、9i、9jには電磁弁などからなるコント
ロールパルプ10C,10D、10E。
10G、10H,10I 、10Jがそれぞれ設ケラレ
、バイパス管9Cのコントロールパルプ1’ OCは予
備脱脂ゾーン3Aの液槽6Aに設けたレベルスイッチ1
1Aからの1g号で作動し、余剰水を生じないような補
給水量を補給スプレーノズル8Bに供給するようになっ
ている。また、バイパス管9dのコントロールバルブ1
0Dは第1水洗ゾーン3Cの7夜槽6Cに設け7゛ζレ
ベルスイツチ11Cと接続さノt、以丁同様にバイパス
管9eのコントロールバルブ10Eは前段の液槽6Dに
設けたレベルスイッチ11Dと、バイパス’t&9gの
コントロールバルブIOGは化成ゾ・−ノ3Fの液槽6
Fに設けたレベルスイッチ11Fと、ノ(イパス管9h
は前段の液槽6Gのレベルスイッチ11Gと、バイパス
管91は液槽6HのVベルスイッチ11Hと、バイパス
管ejld液槽65のレベルスイッチ11Jと夫々接続
され、余剰水を生じさせないように補給水スプレー量を
自動制御するようにしている。。
−万、第3水洗ゾーン3Eの出口位置と最終水洗シー7
3Jの出口位1堕は、−それぞれ新鮮水の補給スプレー
ノズル8E、8Jが設けられ、各補給スプレーノズルB
g、8Jには外部配管12.13が接続され、水道水や
純水などが供給されるようになっている。そしテ、補給
スプレーノズル8E、8Jからの補給で、W、3水洗シ
ー73Eと最終水洗シーツ3Jに余剰水が生じないよう
にするため、外部配管12.13にはそれぞれ異常高水
位作動バルブ14Aと、異常低水位作動バルブ14Bが
設けられ、第3水洗ゾーン3Eの液槽6Eと最終水洗シ
ーツ3Jの液槽6Jに夫々設けた高水位用レベルスイッ
チ15Aと低水位用レベルスイッチ15Bと電気的に接
続されている。
異常高水位作動バルブ14Aは通常時開となっており、
高水位用レベルスイッチ15Aからの信号で閉となって
用液の供給を停止させ、同時に降服を発するようになっ
ている。
異常低水位作動バルブ14Bは通常時閉となっており、
低水位用レベルスイッチ15Bからの信号で開となって
補給水を供給し、同時に六報を発するようになっている
づらに、前記脱脂ゾーン3Bと第1水洗ゾ−ン3Cとの
中間位置および化成シー73Fと第4水洗ゾーン3Gの
中間位置には複数組の吸気部16A、16B、17A、
17B がそれぞれ設けられ、脱脂ゾーン3B又は化成
ゾーン3Fに近い側の吸気部16A、17Aはそれぞれ
エリミネータ18とロードファン19を備えた排気ダク
ト20に接続され、第1水洗ゾーン又は第4水洗ゾーン
側の吸気部16B。
11Bはそれぞれバイパス排気ダクト21によりエリミ
ネータ18とロードファン19の中間位置に接続されて
いる。そしてエリミネータ18には脱脂ゾーン3B、化
成シー73Fに到る戻し管22が設けられている。なお
本発明で「中間位置」とは、ゾーン間の液切り空所と水
洗ゾーンの入口域を含めた範囲、すなわち排気比率で桑
液ゾーン側と洗浄ゾーン側が5:5ないし6:4となる
部位を言う。
なお、上記した実施例はあくまでも本発明の一例であり
、脱脂工程単独、化成工程単独および脱脂兼化成工程な
どにも適用され、また、水洗段数の増減、予備脱脂の省
略、脱脂前の湯洗工程追加なども当然含まねるものであ
る。
次に上記した装置を用いて本発明法を実施した状況を説
明する。
金属製品の塗装、メンキなどのスプレ一式前処理におい
ては、一般に、被処理物Aはコンベア2により吊持され
ブース1の人口から出口へと所定速度で倣送され、予備
脱脂ゾーン3Aと脱脂ゾーン3Bを通過する間にスプレ
ーノズル4A、4Bにより所定の脱脂液が噴霧され、次
いで第1水洗ゾーン3C7Thいし第3水洗シー73E
を通る間にスプレーノズル4Cないし4Eにより洗浄水
が噴霧され、被処理物に付着した余液が洗い流され、次
いで化成シー73Fのスプレーノズル4Fで化成液が噴
霧されることにより化成皮膜が形成され、第4水洗ゾー
ン3Gないし最終水洗ゾーン3Jのスプレーノズル4G
ないし4Jによる洗浄水の噴霧で水洗される。
このような工程で重要なことは洗浄効果を上げることで
ある。その対策として従来法は、図面における脱脂ゾー
ン3Bから第3水洗ゾ−ン3Etでの各液槽6Bないし
6E、化成シー73Fから最終水洗ゾーン3Jまでの各
液6F庇いし6Jを順次オーバーフロー配管で結び、第
3水洗ゾーン3Eと最終水洗ゾーン3Jの液槽6E、6
Jで新鮮水を積極的にオーバーフローさせて余剰水を作
り、これを順次前段の液槽に送り、脱脂ゾーン3B、化
成シー73Fで余剰水量を高温雰囲気で蒸発させこれを
強制排気していた。しかし、これでは前述のように種々
の不具合が生ずる。
これを解消するため本発明は、余剰水が生じないように
しかも同時に水洗効率が向上するように洗浄水を前送り
するものである。すなわち、脱脂ゾーン3Bと化成シー
73Fは周知のように高温条件で薬液の噴霧が行われる
ため、噴霧ミストが気化されて体積が約1500倍に膨
張した蒸気となるが、この蒸気発生量は主として当該ゾ
ーンでの使用薬液温度で決まるので、これに見合う以上
の排風量ヲロードファン19.19に設定し、脱脂シー
73Bと第1水洗ゾーン3Cの中間位l在、化成ゾーン
3Fと第4水洗ゾーン3Gの中間位置で夫々吸引排出す
る。
この排気方式により、脱脂ゾーン3Bと化成シー73F
での蒸発分に相当する水量と接続する水洗ゾーンのスプ
レーミスト蒸発分に相当する水量が排出される。それら
の水量の排出割合は吸引位置て予め設定されているため
、まず脱脂ゾーン3Bの蒸発分(a排出蒸気量から水洗
ゾーン側の排出蒸気量をマイナスした景)に相当する水
量を次段の第1水洗ゾーン3Cから補給し、この第1水
洗シー/3Cの水量減少分に見合う水洗水を次段の第2
水洗ゾーン3Dから補給し、第2水洗ゾーン3Dの減少
水量に見合う水量を脱脂工程の最終ゾーンである第3水
洗シー73Eから補給し、第3水洗ゾーン3Eにはこの
ゾーンで余剰水が生じない限度の必要量だけすなわちさ
きの脱脂ゾーン3Bでの排出水量に見合う量だけの新鮮
水を補給するものである。なお説明の前略化のため、被
処理物に付着して次ゾーンに持ち込まれる水量を省いた
が、当然のことながら持ち出し水量を補給水量に加える
ものである。
しかして、前記各後段ゾーンからの水洗水の前送り補給
および最終ゾーンへの新鮮水補給を、水管により直接液
槽に送り込む方式としたのでは洗浄効率の向上は期待で
缶ない。
そこで本発明は、脱脂シー73Bおよび化成シー73F
を除く各シー73C,3D、3G。
3H、3Iの各出口部に補給スプレーノズル8B、8C
,8D、8G、8H,8Iを配し、それら各補給スプレ
ーノズルを夫々の後段側のスプレーノズル用送りW2O
,9D、9E。
9G、9H,9I、9Jとバイパス管9c。
9d、9e、9g、9h、91,9jで結び、夫々のゾ
ーンにおけるスプレーノズルと等圧の条件でスプレ一式
に補給水を噴霧する。また、最終ゾーン3E、3Jの出
口部にも補給スプレーノズル8E、8Jを配し、新鮮水
をミストのかたちで補給する。
これにより、脱脂ゾーン3Bでは、液槽6Bから送り菅
9Bfc経てスプレーノズル4Bにより薬液が噴霧され
たのち、被処理物Aが次の第1水洗ゾーン3cに進入す
る前に、第1水洗ゾーン3cの液槽6cがらバイパス管
9cを経て送られて来た脱脂ゾーンでの蒸発量に見会う
水量の水洗水が補給スプレーノズル8Bにより噴霧され
る。この噴霧は第1水洗ゾーンのスプレーノズルと等圧
の高いものであるため補給水量が少ないにも拘らず良好
なミストが形成され、これで第1水洗シー/3Cに入る
前に薬液が効果的に希釈され、その状態で第1水洗ゾー
ン3cのスプレーノズル4Cによりミスト洗浄される。
そして、この瀉1水洗ゾーン3cの出口部で同様に第2
水洗ゾーン3Dからの補給水が補給スプレーノズル8C
により噴霧される。以下各ゾーンにてこの過程が縁返さ
れ、最終水洗ゾーン3Eの出口部で新鮮水を補給スプレ
ー8Eにより噴霧される。従って本発明において新鮮水
の供給は同時に最終ゾーンでの洗浄稀釈も厭ねる。この
時の新f婬水の補1拾隈は脱脂ゾーン3Bでの蒸発水分
に相当するもので、しかも高水位・低水位作動バルブ1
4A、14B  とレベルスインチ15A、1513に
より液槽6Eの水j丁)が制御される。
従って、余剰水の発生やこれらの外部への排出は起らな
い。なお、化成工程についても同様であり、重複を避け
るため説明を省略するが、この工程においては、前段か
らの付着持ち込み水°喰が次段への持ち込み量で相殺さ
れる点が異、なっている。
上記したところが本発明のひとつの特徴であるが、単純
に各ゾーンの出口部に補給スプレーノズルを配して、主
スプレーノズルによる洗浄と併用するだけでは、出口部
の補給スプレーによるミストが次ゾーンに持ち出され、
真の水洗効率向上は望めない。しかるに本発明では、前
述のように、蒸気の排気を脱脂シー73Bと第1水洗ゾ
ーン3cの中間位置、化成ゾーン3Fと第4水洗ゾーン
3Gの中間位置で行うようにしているため、脱脂ゾーン
3B、化成シー73Fで発生した蒸気は、それらゾーン
で形成されているスプレーカーテンにより適度の抵抗を
受けつつ吸引排気されることになり、この結果として第
1水洗ゾーン3C以降、第4水洗ゾーン3G以降の内気
が負圧化し、第1水洗ゾーン以降、第4水洗ゾーン以降
における空気の流れがそれぞれ脱脂ゾーン方向、化成ゾ
ーン方向に向くことになる。そのため各ゾーンの出口部
で補給水をスプレーしても、そのミストが次ゾーンへ持
ち込まれることがカ′<、被処理物に付着した濃度の高
い持ち出し液を確実に次段ゾーンからのミストで洗い落
すことがで■る。各ゾーンの天井部からファンにより空
気を導入することは、液深によるコンベアの汚染を軽減
するだけの効果しかなく、ミスト持ち込し防止には実効
がない。
次に本発明の具体的な実施例を説明する。
実施例 ■1本発明方法により第1図に示す装置を用い脱脂・化
成処理を行った。被処理物(は表面4B 0.15f個
の自動車用部品で、これを1時間当り2’000i固の
割合で処理した。
脱脂剤はアルカリ系脱脂剤を用い、化成剤はりん酸亜鉛
系化成剤を用い、それぞれを液槽に収容し、浸管バーナ
により夫々液Y品50℃となるように制御した。
TI  吸気部を脱脂11111(化成側):水洗側=
6:4の比率となるよう脱脂ゾーンと第1水洗ゾーンの
中間部および第1水洗シー/の前半部、化成シーツと第
4水洗ゾーンの中間部および第4水洗ゾーンの前半部に
設け、リミットロードファン公称能力 115 M” /min X 140 MAq(脱脂工
程)、132 M3/min X 160 am Aq
 (化成工程)で排気を行った。
m  吸気部による排出蒸気は前記液温および排気位1
庁の関係により約220 tlH(脱脂シー/180 
/、、、/H1水洗ゾーン40 lJ/H)であり、被
処理物付着による持ち出し量は30、ら/Hであった。
そこで、210 tlHの水洗水を第1水洗シー/の液
槽からバイパス管および補給スプレーを介して脱脂ゾー
ン出口部に噴霧した。同じく第1水洗ゾーンの出口部に
;!T 2水洗ゾーンの液槽からバイパス管と補給スプ
レーノズルにより250 tlHを補給し、第3水洗シ
ー/の出口部に外部配管を介して補給スプレーにより2
50t/Hの水道水をスプレーした。
・tた、化成工程の吸気部に−よる排出水量は180ノ
/■((化成シーツ160t/H1水洗ゾーン20 t
lH)で、付着による持ち込み水量と持ち出し水量が相
殺されるため、180 tlHの水洗水を第4水洗ゾー
ンの液槽からバイパス管と補給スプレーを介して化成ノ
′−ノ出口部に噴霧し、以下等量の水洗水を後段の液槽
からバイパス管と補給スプレーにより順次前段ゾーン出
口部に噴霧し、最終水洗ゾーンに純水を180 t/H
でスプレー補給した。
[V 上記の操作を行った結果、補給水量は430 t
/Hであり、これは各ゾーンで新鮮水を供給した場合の
約1720.τ「解水を最、メ冬ソ°−ンで余4!11
させこれをオーバーフロ一式又はオーバースプレ一式に
前送りする従来法に比べ1/2〜1/3であった。
また脱脂剤使用量が1/3〜1/4、化成剤1吏用量が
20〜30%減少し、被処理物の脱脂状態および化成皮
膜の状態が良好であった。
こ扛は、余剰水を全く生じさせないうえに、次段から補
給水を前設の出口部に導いて被処理物表面の付着液を洗
浄7i′i′ii釈し、かつ吸気特性により補給水のミ
ストが次段に持ち込ま扛ず、薬液の変化がなく安定して
いるなどの4D乗効果によるものである。
以上説明した本発明によるときには、被処理物を薬液ゾ
ーンとこれに続く複数段の洗浄ゾーンに移送しつつ各ゾ
ーンで用液をスプレーして表面処理を行う方法において
、発生蒸気全薬液ゾーンと次段の洗浄ゾーンの中間位置
で排気しつつ、蒸発水量に見合う水量を次段の洗浄ゾー
ンからスプレー補給し、この洗浄ゾーンの水量減少分に
見合う水量をさらに次段の洗浄ゾーンからスプレー補給
し、最終洗浄ゾーンに余剰水を生じさせない必要量だけ
の新呻水をスプレー補給するようにしたので、徴わめて
少ない補給水量でしかも高い水洗効率を維持しつつ完全
な無廃水処理を行うことができ、余剰水を生じさせない
ため操業が容易化でをると共にファン容量も小さなもの
で足りるなどのすぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の無廃水式金属表面処理方法を概略的に
示す縦断側面図である。 3B・・・脱脂ゾーン、3C・・・第1水洗シー/、3
D・・・・窮2水洸ゾーン、3E・・・第3水洗ゾーン
、3F・・化成ゾーン、3G・・・第4水洗ゾーン、3
H・・・第5水洗シー/、 3■・・・第6水ンン℃ン゛−)、 3J・・・最終水洗シー7. 4八〜4J・・・スプレーノズル、 6A〜6 、J・・・液槽、 8B〜8J・・・補給スプレーノズル、9八〜9J・・
送り管、 9c〜9e 、 9g〜9j・・・バイパス管、16A
、16B・・・吸気部。 特許出願人 榎 本 秀 夫 ゝ、゛)L 45

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 被処理物を薬液ゾーンとこれに続く複数段の洗浄
    シー7に移送しつつ各ゾーンで薬液又は洗浄水をスプレ
    ーして表面前処理を行う方法において、薬液ゾーンの発
    生蒸気を薬液ゾーンと次段の洗浄ゾーンの中間位置で排
    気しながら、蒸発水量に見合う水量を次段の洗浄ゾーン
    からスプレー補給し、この洗浄ゾーンの水量減少分に見
    合う水量をさらに次段の洗浄ゾーンからスプレー補給し
    、最終洗浄ゾーンに余剰水を生じさせない必要量だけの
    新鮮水をスプレー補給することを特徴とする無廃水式金
    属表面処理方法。 2、薬液ゾーンが脱脂シー/である特許請求の範囲第1
    項に記r:あの無廃水式金属表面処理方法。 3、薬液ゾーンが化成シー/である特許請求の範囲第1
    項に記載の無廃水式金属表面処理方法。 4、余液シー/が脱脂兼化成ゾーンである特許請求の範
    囲第1項に記載の無廃水式金属表面処理方法。
JP20485882A 1982-11-22 1982-11-22 無廃水式金属表面処理方法 Pending JPS5996284A (ja)

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