JPS599609Y2 - 胃内異物吸着磁石 - Google Patents
胃内異物吸着磁石Info
- Publication number
- JPS599609Y2 JPS599609Y2 JP5116679U JP5116679U JPS599609Y2 JP S599609 Y2 JPS599609 Y2 JP S599609Y2 JP 5116679 U JP5116679 U JP 5116679U JP 5116679 U JP5116679 U JP 5116679U JP S599609 Y2 JPS599609 Y2 JP S599609Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet
- stomach
- foreign body
- protective case
- longitudinal direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、胃内異物吸着磁石に係り、反趨動物、特に牛
が飼料と一緒に禰下し、その結果第二胃に集積した釘、
針等の尖鋭な磁性物質を除去するために用いられる胃内
異物吸着磁石に関するものである。
が飼料と一緒に禰下し、その結果第二胃に集積した釘、
針等の尖鋭な磁性物質を除去するために用いられる胃内
異物吸着磁石に関するものである。
牛は反趨動物であるから、その習性として採食時に、飼
料を咀噌せずに噺下するものである。
料を咀噌せずに噺下するものである。
したがって、飼料中に混在する釘、針、針金等の細長い
尖鋭な金属片も一緒に噺下され、第二胃に集まり、胃の
運動によって胃壁を穿刺して胃炎および消化障害を含む
各種の重い疾病を発生し、損害を蒙むることか多かった
。
尖鋭な金属片も一緒に噺下され、第二胃に集まり、胃の
運動によって胃壁を穿刺して胃炎および消化障害を含む
各種の重い疾病を発生し、損害を蒙むることか多かった
。
このため、従来、棒状磁石あるいは保護筒つき磁石等を
第二胃内に停留させて、誤食磁性物質を吸着し、胃壁が
尖鋭な金属片により穿刺されるのを防ぐようにする処置
がとられている。
第二胃内に停留させて、誤食磁性物質を吸着し、胃壁が
尖鋭な金属片により穿刺されるのを防ぐようにする処置
がとられている。
しかし、上記処理に使用される従来の棒状あるいは保護
筒つき永久磁石は、その長さが約１０ｃｍ前後の小さい
ものであるため、これらが胃内に停留する時間が短く、
シかも、吸着力の弱い鋳造磁石あるいはフエライト磁石
を採用しているため、胃内の金属片を充分吸着除去しな
いうちに、排泄物と一緒に外部に排出されてしまうとい
う欠点があった。
筒つき永久磁石は、その長さが約１０ｃｍ前後の小さい
ものであるため、これらが胃内に停留する時間が短く、
シかも、吸着力の弱い鋳造磁石あるいはフエライト磁石
を採用しているため、胃内の金属片を充分吸着除去しな
いうちに、排泄物と一緒に外部に排出されてしまうとい
う欠点があった。
それに加え、上記磁石に吸着された釘、針等の金属片が
、確実に磁石の長手方向に吸着されず、たわし状の針金
束となり、かえってこれが胃を穿刺刺激し損傷を与える
欠点があったものである。
、確実に磁石の長手方向に吸着されず、たわし状の針金
束となり、かえってこれが胃を穿刺刺激し損傷を与える
欠点があったものである。
本考案は、上記の欠点を解消し、胃内での滞留時間が短
くても磁性物質を充分に吸着除去するとともに、吸着し
た磁性物質を確実に磁石の長手方向に向くように吸着し
て、保護ケース内に収容するようにした胃．内異物吸着
磁石の提供を、その目的とするものである。
くても磁性物質を充分に吸着除去するとともに、吸着し
た磁性物質を確実に磁石の長手方向に向くように吸着し
て、保護ケース内に収容するようにした胃．内異物吸着
磁石の提供を、その目的とするものである。
本考案の特徴は、長手方向に数本の窓を有する円筒状保
護ケースに、永久磁石を装入した胃内異物吸着磁石にお
いて、長手方向の端面に磁極を有する複数個の永久磁石
を、その磁極Ｎ，Ｓが対向する如く連結して保護ケース
内に装入した胃内異物吸着磁石にある。
護ケースに、永久磁石を装入した胃内異物吸着磁石にお
いて、長手方向の端面に磁極を有する複数個の永久磁石
を、その磁極Ｎ，Ｓが対向する如く連結して保護ケース
内に装入した胃内異物吸着磁石にある。
本考案に係る胃内異物吸着磁石を、図に示す実施例に基
づいて説明する。
づいて説明する。
ここで、第１図は、一実施例に係る胃内異物吸着磁石の
縦断面図、第２図は、第１図のＡ−Ａ断面図、第３図は
、その連結した磁石の正面図、第４図は、第３図のＢ−
Ｂ断面図である。
縦断面図、第２図は、第１図のＡ−Ａ断面図、第３図は
、その連結した磁石の正面図、第４図は、第３図のＢ−
Ｂ断面図である。
。図で、１は保護ケースで、ゴムあるいは合成樹脂等か
らなり、長手方向に数本の窓２を有し、一端に端壁３を
有する筒状形状をなしたものである。
らなり、長手方向に数本の窓２を有し、一端に端壁３を
有する筒状形状をなしたものである。
この保護ケース１の端壁３には筒状の突出部４が突設さ
れ、該突出部４の内側に保持部５が突設されている。
れ、該突出部４の内側に保持部５が突設されている。
６Ａ，６Ｂ，６Ｃは、長手方向の端面に磁極Ｎ，Ｓが生
じるように着磁した棒状の鋳造又はフエライト永久磁石
で、第３図に示すように、その磁極Ｎ，Ｓが対向する如
く、たとえば接着剤等により一体に連結される。
じるように着磁した棒状の鋳造又はフエライト永久磁石
で、第３図に示すように、その磁極Ｎ，Ｓが対向する如
く、たとえば接着剤等により一体に連結される。
そして、前記突出部４に磁石６Ａが嵌着され、保持部５
により安定して支持される。
により安定して支持される。
また、前記筒状の保護ケース１の他端には、ねじ部７が
設けられており、このねじ部７には、ゴムあるいは合戊
樹脂製の蓋８が螺着されるようになっている。
設けられており、このねじ部７には、ゴムあるいは合戊
樹脂製の蓋８が螺着されるようになっている。
しかして、蓋８にも筒状の突出部９および保持部１０が
突設されており、この筒状の突出部９に磁石６Ｃが嵌着
されるものである。
突設されており、この筒状の突出部９に磁石６Ｃが嵌着
されるものである。
このように構或された胃内異物吸着磁石を、牛の胃に投
与すると、胃内の釘、針等の磁性物質は、磁石６Ａ，６
Ｂ，６Ｃによる吸着力により、保護ケース１の窓２を通
って吸着される。
与すると、胃内の釘、針等の磁性物質は、磁石６Ａ，６
Ｂ，６Ｃによる吸着力により、保護ケース１の窓２を通
って吸着される。
このとき、磁石６Ａ，６Ｂ，６Ｃは、それぞれ長手方向
の端面に磁極を設けたので、吸着面積が大となり吸着力
が増大し、上記の如き磁性物質は確実に吸着される。
の端面に磁極を設けたので、吸着面積が大となり吸着力
が増大し、上記の如き磁性物質は確実に吸着される。
また、磁石６Ａ，６Ｂ，６Ｃは、その磁極Ｎ，Ｓが対向
する如く接着剤等により一体に連結されているので、そ
の接続端面１１，１２において吸着力が大になるから、
吸着された釘、針等の磁性物質は、確実に接続磁石の長
手方向に向き、保護ケース１内に収容され、保護ケース
１からはみ出すことがない。
する如く接着剤等により一体に連結されているので、そ
の接続端面１１，１２において吸着力が大になるから、
吸着された釘、針等の磁性物質は、確実に接続磁石の長
手方向に向き、保護ケース１内に収容され、保護ケース
１からはみ出すことがない。
牛の胃に投与されたこの吸着磁石を取り出すには、排泄
物と一緒にこれを外部に排出させるか、あるいは取り出
し器具により口からこれを外部に取り出すようにするも
のである。
物と一緒にこれを外部に排出させるか、あるいは取り出
し器具により口からこれを外部に取り出すようにするも
のである。
そして外部に取り出した後、蓋８を開き保護ケース１内
に収容された磁性物質を取り除くのである。
に収容された磁性物質を取り除くのである。
以上の説明から明らかなように、本考案に係る胃内吸着
磁石においては、長手方向に数本の窓を有する円筒保護
ケースの内部に、長手方向の端面に磁極を設けた複数個
の永久磁石を用いるので吸着力が増大し、胃内での滞留
時間が短くても磁性物質を充分に吸着できると同時に、
複数個の磁石はその磁極Ｎ，Ｓがそれぞれ対向する如く
一体に連結されているので、その接続端面において吸着
力が大になり、吸着された釘、針等の磁性物質は長手方
向に向き、確実に保護ケース内に収容することができる
という優れた効果を奏する。
磁石においては、長手方向に数本の窓を有する円筒保護
ケースの内部に、長手方向の端面に磁極を設けた複数個
の永久磁石を用いるので吸着力が増大し、胃内での滞留
時間が短くても磁性物質を充分に吸着できると同時に、
複数個の磁石はその磁極Ｎ，Ｓがそれぞれ対向する如く
一体に連結されているので、その接続端面において吸着
力が大になり、吸着された釘、針等の磁性物質は長手方
向に向き、確実に保護ケース内に収容することができる
という優れた効果を奏する。
以上に述べたところを総合して、本考案によるときは、
胃内での滞留時間が短くても、晰下した磁性物質を確実
に磁石の長手方向に向くように吸着して、保護ケース内
に収容することのできる胃内異物吸着磁石を得ることが
でき、実用的効果の大きいものである。
胃内での滞留時間が短くても、晰下した磁性物質を確実
に磁石の長手方向に向くように吸着して、保護ケース内
に収容することのできる胃内異物吸着磁石を得ることが
でき、実用的効果の大きいものである。
面は本考案の一実施例を示すもので、第１図は、胃内異
物吸着磁石の縦断面図、第２図は、第１図のＡ−Ａ断面
図、第３図は、その連結した磁石の正面図、第４図は、
第３図のＢ−Ｂ断面図である。 １：円筒状保護ケース、２：窓、６Ａ，６Ｂ，６Ｃ：永
久磁石。
物吸着磁石の縦断面図、第２図は、第１図のＡ−Ａ断面
図、第３図は、その連結した磁石の正面図、第４図は、
第３図のＢ−Ｂ断面図である。 １：円筒状保護ケース、２：窓、６Ａ，６Ｂ，６Ｃ：永
久磁石。
Claims (1)
- 長手方向に伸びる複数本の窓を有する円筒状保護ケース
の内部に円柱状永久磁石を装着した胃内異物吸着磁石に
おいて、長手方向の端面にＮ，Ｓ磁極を有する一複数個
の永久磁石を、その磁極Ｎ，Ｓが対向する如く連結して
前記円柱状永久磁石を形威したことを特徴とする胃内異
物吸着磁石。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5116679U JPS599609Y2 (ja) | 1979-04-17 | 1979-04-17 | 胃内異物吸着磁石 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5116679U JPS599609Y2 (ja) | 1979-04-17 | 1979-04-17 | 胃内異物吸着磁石 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55151312U JPS55151312U (ja) | 1980-10-31 |
| JPS599609Y2 true JPS599609Y2 (ja) | 1984-03-27 |
Family
ID=28940020
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5116679U Expired JPS599609Y2 (ja) | 1979-04-17 | 1979-04-17 | 胃内異物吸着磁石 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS599609Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-04-17 JP JP5116679U patent/JPS599609Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55151312U (ja) | 1980-10-31 |
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