JPS599520A - 油圧作動型積載重量自動計測装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、バケットローダ等による荷役作業時にパケ
ット内の積荷重量が自動計測できるようにした装置に関
する。

バケットローダによって、土砂、鉄鉱石、パルブチツブ
等の荷役をダンプトラック等に積込む際、その積込重置
を正確に把握することは作業能率のアップ、作業管理等
の点で極めて重要なファクタである。

然るに従来、例えば、パケットローダによるダンプトラ
ックへの積込重置を計測する場合、トラックごとの重置
を一般的な荷重針で計測したのち、該計測値からトラッ
ク重着を減算して実際の積込重置を算出している。

このため、該積込重置の正確な即時的把握極めて困難で
あり、例えばトラックの積込荷役が過積か否かを正確に
判定するにしても該判定までに相当な手間を要して時間
的ロスが多くなり、かつ前述の如き積込重置の算出は誤
る慣れがあるなど、種々の不都合がある。

そこで、ローダパケット内の正味積荷重置の自動計測と
、その計測重瀘値の荷役をトラック等に積込んだ際に過
積となるか否かの自動判定とをマイクロコンピュータで
遂行させるよう和したシステムは既に開発されている。

しかし、かかるシステムの場合、コストが大きく嵩み、
かつローダ等への設置個所もキャビン内等に限られるた
め、大型機種のローダ等にしか適用できないなど、汎用
性に欠ける傾向がある。

この発明は上記事情に鑑みてなされ、その主目的は、パ
ケット内の積荷重Ｉを精度よく自動計測できて、低コス
トで如何なる機種のパケットローダ等にも適用でき、か
つ取扱いも簡便な油圧作動型積荷重置自動計測装置を提
供するＫある。

この発明のまたの目的は、パケット内の正確な積荷重置
が即時的に把握できることにより、例えばダンプトラッ
ク等への蒲役梼込時におけろ過積を防１１：、するうえ
で頗ぶる効果な油圧作動型積荷重鼠自動計測装置１　を
提供するにある。

この発明はｌ：１目的を達成すべく、パケット駆動系の
リフトおよびチルト両シリンダのそれぞれの油圧力から
パケット内の正味積荷重置を確実に自動計測できるよう
にしたことを特徴とする。

以下、この発明の好適実施例を図面に基づいて説明する
。

第１図において、１はパケットローダのリフト７−Ａ、
２はパケット、５はリフトシリンダ、４はチルトシリン
ダであり、す７トアーム１の基端枢支部付近にはパケッ
ト２の昇降位置を検出するためのポジションセンサ５が
設けである。

このセンサ５は、図示例の場合、パケットローダの本体
側に装備される上下一対のリミットスイッチ５ａ、５ｂ
からなっている。

これらのりｉシトスイッチ５ａ、５ｂは、リフトアーム
１に設けられたカム片５ｏによって押動される。この場
合、パケット６の一定上昇位置で上側のリミットスイッ
チ５ａが、かつ該パケットの一定下降位置で下側のリミ
ットスイッチ５ｂがそれぞれ助記カム片５０でＯＮされ
るようになっている。

一方、第２図で詳細な如く、リフトシリンダ５とチルト
シリンダ４の各ボトム側チャンバ５ａ。

４ａは、それぞれの系統の切換弁Ｖ１．Ｖ２を介して圧
力バランス容積型のメータリングシリンダ６と接続され
るようになっている。

このメータリングシリンダ６は、同軸線上で対向する一
対のピストン７．８と、これらのピストン間に弾撥部材
として介在させたスプリング９とを備える構成にして、
図示例の場合、チルト側ピストン８がリフト側ピストン
７に比して大径に形成されている。

かかるメータリングシリンダ６は、リフト側ピストン７
で仕切られたリフト側チャンバ６＆内にリフトシリンダ
６からの圧油が、かつチルト側ピストン８で仕切られた
チルト側チャンバ６ｂ内にチルトシリンダ４からの圧油
が切換弁Ｖ１．Ｖ２を介して導入されることにより後述
の如く作動する。

図示例の各切換弁Ｖ１．Ｖ２は、第１図中のリミットス
イッチ５ａ　、５ｂからの信号入力時に作動する８ボ一
ト６位置クローズドセンタ形式の電磁弁からなっている
。そして、上側りンットスイッチ５ａからの信号入力時
には、リフトおよびチルトシリンダ６．４の各ボトム側
チャンバ５！Ｌ。

４ＩＬからの一次側曲略Ｔ、ｉ、Ｌ４と、メータリング
シリンダ６のチャンバ６ａ１６ｂ内に通じる二次側油路
Ｌ２　、Ｌ５とを接続する位置に切換わる。

また、下側リミットスイッチ５ｂからの信号入力時には
、前記二次側油路Ｌ２．Ｌ５のそれぞれと戻り油路Ｌ５
．Ｌ６のそれぞれとを接続する位置に切換わる。

従って、土砂、鉄鉱石、パルプチップ等の荷役を積込ん
だパケット２が所定上昇位置までリフトアップされると
、該位置の上側リミットスイッチ５ａがＯＮされ、該ス
イッチからの信号で各切換弁Ｖ１．Ｖ２が切換わってリ
フトおよびチルトシリンダ３，４とメータリングシリン
ダ６とにおける相互のチャンバ５ａと６ａ、および４ａ
と６ｂとが連通ずることにより、リフトおよびチルトシ
リンダ３．４のそれぞれの圧油がメータリングシリンダ
６の各チャンバ６ａ　、６ｂに導入される。

この場合、す７トシリンダ３の油圧力は、パケット２内
の積荷重置に比例して高くなり、かつ該積荷重心点がパ
ケット先端側へ移動するほど高くなる。

このため、チルトシリンダ４の油圧力も、積荷重心点が
パケット先端側へ移動するのに比例して高くなる。

斯くの如き、リフトおよびチルトシリンダ５゜４のそれ
ぞれの油圧をメータリングシリンダ６のピストン７．８
が個々に受けることによって、それらのピストンが移動
する。

この場合、リフト側ピストン７の移動蓋は、リフトシリ
ンダ５からの油圧と、スプリング９を介してのチルトシ
リンダ４からの油圧との差圧によって決定される。この
ため、メータリングシリンダ６は、リフト側チャンバ６
ａの容積がパケット２内の正味積荷重置に比例するよう
各構成部品が設計・副整される。

もって、前記各ピストン７．８がリフトおよびチルトシ
リンダ３，４のそれぞれからの油圧をスプリング９の圧
縮方向へ受けることにより、リフトシリンダ６からの油
圧に含まれる積荷重心点の移動に起因ｔ、た増加圧が、
チルトシリンダ４からの油圧力とスプリング９の力とに
よって打ち消される。これによって、積荷重心点の移動
が自動的に補正される。

斯くして、前記リフト側ピストン７がパケット２内の正
味積荷重置に比例したリフトシリンダ５の油圧力のみで
移動することとなるため、そのピストン移動量がパケッ
ト内の正味積荷重置として積荷重置表示手段１０に表示
される。

図示例の表示手段１０は、第８図で一層詳細な如く、リ
フト側ピストン７に一体連結されたラック１０１Ｌと、
これに噛合させたピニオン１０ｂと、該ピニオンの細部
に一体の指針１０ｏと、重量表示用の目盛板１０ａとか
らなっている。

従って、リフト側ピストン７に追従移動するラック１０
ａがピニオン１０ｂを回動させて指針１０ｃが目盛板１
０（１の目盛を指示することにより、前記ピストン７の
移動量に基づいたパケット内の正味積荷重置が表示され
る。

かかる重量表示は、パケット２が積荷を排出して所定位
置に下降した時点で解消される。

すなわち、パケット２が所定下降位置までリフトダウン
すると、上側りンットスイッチ５ｂがＯＮされることに
より各切換弁Ｖｌ、Ｖ２がそれぞれの系統の二次側油路
Ｌ２．Ｌ５と戻り油路Ｌ３、Ｌ６のそれぞれとを接続す
る位置に切換わるため、メータリングシリンダ６の各チ
ャンバ６ａ。

６ｂ内の圧油がスプリング９の弾撥力でドレーンされ、
これによって前記重量表示が次の重置に備えて解消され
る。

しかし、この場合、メータリングシリンダ６のチルト側
チャンバ６ｂ内の圧油はダイレクトにドレーンされるが
、リフト側チャンバ６ｍのドレーン系統である戻り油路
Ｌ３には途中に流量針形式の積算重量計１１が設けられ
ているため、パケット２が荷役の積込み、排出を繰返え
すごとに、前記リフト側チャンバ６！Ｌからのドレーン
油装置に基づいてパケット内の正味積荷重置が前記積算
重量計１１によって積算表示される。

このため、例えば、パケットローダによるダンプトラッ
クへの荷役積込時に、その積込輪重Ｉｍを前記積算重量
計１１によって即座に確認でき、かつパケットローダの
一日の作装置をも容易に管理できる。

また、ダンプトラック等への荷役積込過程で、メータリ
ングシリンダ６の積荷重量表示手段１０と積算重量計１
１のそれぞれに表示された重量値の比較によって、前記
トラック等に積込もうとするパケット内荷役が過積載置
であるか否かを容易に判定できる。

このため、トラック等への過積を未然に防止し得る。

なお、積荷重置表示手段１０および積算重量計１１はデ
ジタル表示としてもよく、また、該デジタル表示やラン
プの点灯などによって、ダンプトラック等に対する積込
祉の適・不適を表示させることも可能である。

以上、この発明では、パケット駆動系のリフトおよびチ
ルトの両シリンダからの導入油圧で作動するメータリン
グシリンダによって、パケット内積荷の重心点移動が自
動補正された該パケット内の正味積荷重置を自動計測す
ることができる。

このため、装置全体の構成が頗ぶる簡素化ｌ、て如何な
る機種のローダ等にも低コストで適用させることができ
、かつ取扱いも簡便である。

また、パケット内の正確な積荷重置を即時的に把握でき
るため、ダンプトラック等への荷役積込時における該積
込重置の適正管理等にも大きくを与する。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の好適実施例を示すもので、第１図はパ
ケットローダのリフトアーム側面図、第２図は梼載曹置
自動唱測装Ｗの構成図、第８図は同装置におけるメータ
リングシリンダの拡大断面図である。 ２はパケット、５はリフトシリンダ、４はチルトシリン
ダ、６はメータリングシリンダ、７．８はピストン、９
は弾撥部材として例示したスプリング、Ｖｌ、Ｖ２は切
換弁である。 出　願　人　　　キャタピラ−三菱株式会社代理人　西
　　良　久

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）、パケットローダ等において、パケット内の積荷
   重置を該パケット駆動系のリフトシリンダとチルトシリ
   ンダとの油圧力から自動計測できるようにした装置であ
   り、弾撥部材を介して対向する一対のピストンを内蔵し
   、パケット内の積荷重置に比例するリフトシリンダの油
   圧力を一方のピストンに、かつパケット内における積荷
   重置の重心移動に比例するチルトシリンダの油圧力を他
   方のピストンに対しそれぞれの系統の切換弁を介して弾
   撥部材圧縮方向へ作用させる構成とした圧力バランス容
   積型のメータリングシリンダと、このメータリングシリ
   ンダにおいてリフトシリンダの油圧力が作用する側のピ
   ストンの移動−をパケット内の正味積荷重置として取出
   表示するための積荷重量表示手段とを備え、パケット内
   の積荷重心移動を自動補正して該パケット内の正味積荷
   重置を表示させるようにしたことを特徴とする油圧作動
   型積載重量自動＃１側装置。 （２、特許請求の範囲第１ｒｊ４記載の装置において、
   リフトシリンダからメータリングシリンダに導入された
   圧油の戻り流−を順次自動計測してパケット内の正味積
   荷重置を演算表示する手段を備えていることを特徴とし
   た油圧作動型積載Ｍ置自動計測装置。 （３）、特許請求の範囲第１項記載の装置において、切
   換弁は、パケットの所定上昇位置でリフトおよびチルト
   シリンダとメータリングシリンダとを接続し、かつパケ
   ットの所定下降位置でメータリングシリンダをドレーン
   系戻り油路に接続するようになっていることを特徴とし
   た油圧作動型積載重量自動計測装置。