JPS59946Y2 - ガツト - Google Patents
ガツトInfo
- Publication number
- JPS59946Y2 JPS59946Y2 JP7429879U JP7429879U JPS59946Y2 JP S59946 Y2 JPS59946 Y2 JP S59946Y2 JP 7429879 U JP7429879 U JP 7429879U JP 7429879 U JP7429879 U JP 7429879U JP S59946 Y2 JPS59946 Y2 JP S59946Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flocked
- layer
- fibers
- ball
- short fibers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、テニス、バドミントン、スカッシュ等のラケ
ットに張設するガツトの改良に関するものである。
ットに張設するガツトの改良に関するものである。
従来から合成繊維よりなる芯糸の外周にそれよりも細い
巻糸を複数本巻層して一層又は複数層の被覆層を形成し
てなるガツトが知られているが、このようなガツトによ
れば、テニス等の競技における打球時にボールがうく（
打球がフワーと浮き上がって飛び、打球の威力が急激に
衰える現象）が生じる欠点を有する。
巻糸を複数本巻層して一層又は複数層の被覆層を形成し
てなるガツトが知られているが、このようなガツトによ
れば、テニス等の競技における打球時にボールがうく（
打球がフワーと浮き上がって飛び、打球の威力が急激に
衰える現象）が生じる欠点を有する。
本考案はこのような点に鑑みて案出したもので、芯糸と
被覆層間又は上下被覆層間に植毛層を設けたガツトを提
供するものである。
被覆層間又は上下被覆層間に植毛層を設けたガツトを提
供するものである。
実施例を示す図面について説明すると、第１図は合成繊
維のモノフィラメントなる芯糸１の外周に短繊維よりな
る植毛層４を全長に互って設け、この植毛層４を芯糸１
よりも細径の複数本の合成繊維巻糸２ａを巻層してなる
被覆層２で被覆して形成されたガツトである。
維のモノフィラメントなる芯糸１の外周に短繊維よりな
る植毛層４を全長に互って設け、この植毛層４を芯糸１
よりも細径の複数本の合成繊維巻糸２ａを巻層してなる
被覆層２で被覆して形成されたガツトである。
第２図は、合成繊維のモノフィラメントよりなる芯糸１
の外周に複数本の上下巻糸２ａ、２ｂにより形成された
上下被覆層２，３間に短繊維よりなる植毛層４を全長に
互って設けたガツトである。
の外周に複数本の上下巻糸２ａ、２ｂにより形成された
上下被覆層２，３間に短繊維よりなる植毛層４を全長に
互って設けたガツトである。
芯糸１の外周面又は下部被覆層２の外周面に静電植毛す
る素材としては、レーヨン糸等の化学繊維又は合成繊維
が使用されるが、レーヨンの短繊維が最も好ましい。
る素材としては、レーヨン糸等の化学繊維又は合成繊維
が使用されるが、レーヨンの短繊維が最も好ましい。
又 静電植毛を行う短繊維の長さは０．１〜３ｍｍ、好
ましく０．３〜Ｑ、ｇｍｍであり、その太さは１〜２０
デニール、好ましくは１．５〜４デニールである。
ましく０．３〜Ｑ、ｇｍｍであり、その太さは１〜２０
デニール、好ましくは１．５〜４デニールである。
静電植毛を行うには、芯糸１又は芯糸１に下部被覆層２
を巻着したものを接着剤中を通過させ、ゴム等で接着剤
の着岸を調整して電極板の間を通過させ、静電気によっ
て浮遊している植毛用短繊維を植毛し、次に乾燥機中を
通過させて乾燥し、更にその上に巻糸による被覆層を接
着剤と共に巻回する。
を巻着したものを接着剤中を通過させ、ゴム等で接着剤
の着岸を調整して電極板の間を通過させ、静電気によっ
て浮遊している植毛用短繊維を植毛し、次に乾燥機中を
通過させて乾燥し、更にその上に巻糸による被覆層を接
着剤と共に巻回する。
この場合、植毛する短繊維の長さが短かい程（０゜１−
０．３ｍｍ）密植され易く、長い程（１，５〜３ｍｍ）
粗植になるが、密植度が飽和状態に達する直前の状態が
最も望ましい。
０．３ｍｍ）密植され易く、長い程（１，５〜３ｍｍ）
粗植になるが、密植度が飽和状態に達する直前の状態が
最も望ましい。
又ガツトの性能を向上する目的で、レーヨン糸又は合成
繊維以外の素材例えば炭素繊維の短繊維又は炭素粉末等
を接着剤に混合する場合もあるがこの場合巻糸と巻糸と
の間に炭素繊維の短繊維や炭素の粉末が侵入して接着剤
の性能が阻害されるおそれがあるので注意を要する。
繊維以外の素材例えば炭素繊維の短繊維又は炭素粉末等
を接着剤に混合する場合もあるがこの場合巻糸と巻糸と
の間に炭素繊維の短繊維や炭素の粉末が侵入して接着剤
の性能が阻害されるおそれがあるので注意を要する。
又巻糸を二層以上にした場合は当然巻糸一層の場合に比
しガツトの直径が太くなり、あまり好ましくない。
しガツトの直径が太くなり、あまり好ましくない。
又、ガツトの最表面に植毛したものはガツトの性能向上
は認められず、又打球により植毛された短繊維が脱落す
るので不適である。
は認められず、又打球により植毛された短繊維が脱落す
るので不適である。
以上のように本考案は、合成繊維モノフィラメントより
なる芯糸１と該芯糸１に巻層した複数本の巻糸２ａより
なる被覆層２間、又は芯糸１に巻層した複数本の上下巻
糸２ａ、２ｂよりなる上下被覆層２，３間に短繊維より
なる植毛層４を設けてなるガツトに係るものであるから
、植毛層４の緩衝作用によって芯糸と巻糸又は巻糸相互
間の摺接摩擦が緩和されて打球に無理な力がか・らずガ
ツトの耐久力が増大するは勿論、打球にひねりをかけた
場合ボールが浮き上って打球の威力が急激に衰える所謂
失速の現象がなくなり又打球にドライブがか・り易くな
る等の効果を有するものである。
なる芯糸１と該芯糸１に巻層した複数本の巻糸２ａより
なる被覆層２間、又は芯糸１に巻層した複数本の上下巻
糸２ａ、２ｂよりなる上下被覆層２，３間に短繊維より
なる植毛層４を設けてなるガツトに係るものであるから
、植毛層４の緩衝作用によって芯糸と巻糸又は巻糸相互
間の摺接摩擦が緩和されて打球に無理な力がか・らずガ
ツトの耐久力が増大するは勿論、打球にひねりをかけた
場合ボールが浮き上って打球の威力が急激に衰える所謂
失速の現象がなくなり又打球にドライブがか・り易くな
る等の効果を有するものである。
図面は本考案の２種の実施例を示すもので、第１図は例
１のガツトの拡大断面図、第２図は例２のガツトの拡大
断面図である。 １・・・・・・芯糸、２ ａ 、２ ｂ・・・・・・巻
糸、２，３・・・・・・被覆層、４・・・・・・植毛層
。
１のガツトの拡大断面図、第２図は例２のガツトの拡大
断面図である。 １・・・・・・芯糸、２ ａ 、２ ｂ・・・・・・巻
糸、２，３・・・・・・被覆層、４・・・・・・植毛層
。
Claims (1)
- 合成繊維モノフィラメントよりなる芯糸１と該芯糸１に
巻層した複数本の巻糸２ａによりなる被覆層２との間、
又は芯糸１に巻層した複数本の上下巻糸２ ａ 、２
ｂよりなる上下被覆層２，３間に短繊維よりなる植毛層
４を設けてなるガツト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7429879U JPS59946Y2 (ja) | 1979-05-31 | 1979-05-31 | ガツト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7429879U JPS59946Y2 (ja) | 1979-05-31 | 1979-05-31 | ガツト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55173359U JPS55173359U (ja) | 1980-12-12 |
| JPS59946Y2 true JPS59946Y2 (ja) | 1984-01-11 |
Family
ID=29307881
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7429879U Expired JPS59946Y2 (ja) | 1979-05-31 | 1979-05-31 | ガツト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59946Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-05-31 JP JP7429879U patent/JPS59946Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55173359U (ja) | 1980-12-12 |
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