JPS5992136A - コイルばね製造機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はコイルばね製造機に係り、送り出されたばね用
線材な捲回ツールの成形面に当接させて捲回する際に、
複数の角度の異なる傾斜面にてなる前記成形面を移動さ
せることで前記線材の当接させる角度を変化させ、成形
される前記線材の、例えばコイルばねの増付はフック部
とばね本体との捲回の如き曲率の異なる捲回を１個の捲
回ツールによって行ない得るようにするものにおける捲
回ツールの設置構造を改良したコイルばね製造機に関す
るものである。

コイルばね製造機において、従来から、一本の捲回ツー
ルによって曲率の異なる線材の捲回を行なうべく各種提
案、及びその実施がなされてきた。

その中で、捲回ツールに複数の角度の異なる傾斜面を設
けて成形面とし、該成形面を移動させて角度の異なる成
形面の位置の違いにより曲率の異なる線材の捲回を行な
う形式が一般に用いられていた。

そして、これら捲回ツールの作動を行なわしめる設置構
造は、従来から各種提案されていて、その中で、特に一
般的に知られているのは特公昭３７−６７１４号（Ｕ、
Ｓ、Ｐ、扁３０２５８９０　）にて提案され、いわゆる
Ｕ、Ｓ。ペアード社形式と呼ばれているものである。す
なわち、この構造は、線材ガイドを介して送り出される
ばね用線材の送り出し方向線上に成形工具が交叉すべ（
進出するように揺動１東動させる構造であり、この場合
、成形工具を支持しているレバーは、略中央部が軸支さ
れ、レバーの成形工具支持部の反対端をカム等によって
作動副−１１されていて、従って、捲回ツールや切断ツ
ール等の各種ツールを線材ガイドの周囲に放射状に取付
けて装備されているコイルばね製造機にＵ、Ｓ、ペアー
ド社形式で成形工具を設置した場合、揺動させる空間を
含めて非常に大きな設置場所を必要とし、コイルばねの
柚類によっては成形工具不足で全工程を成形できない場
合があり不都合な点が多かった。

そこで、これらの点を改良した設置構造を有するコイル
ばね製造機が特開昭５５−１６５２４６号公報にて提案
されたが、該設置構造は四節リンクを利用してばね成形
工具を円弧移動させるものなので、各滑節におけるガタ
等かばね成形に際して微妙に影響し寸法に狂いが生じる
等の強度上においての問題があった。

本発明は、上述した点に鑑み改良され、従来の工具揺動
円弧に近似する直線運動を行なうべく設置した構造を有
するコイルばね製造機であり、その要旨とする処は、線
材ガイドを介して線材送りローラーにより強制的に送り
出されたばね用線拐を、捲回ツールにおける角度の異な
る複数の１頃斜面にてなる成形面に当接させることによ
って捲回するコイルばね製欲機において、捲回ツールを
、そのＩＪｋ形而が面ね用線材の送り出し出口前方で該
線材の送り出し方向に対し所定の角度にて直線移動すべ
（摺動可能で、且つ摺動方向を前記送り出し出口を中心
として放射方向となるように設置したことに存するもの
である。

以下１９１而を参照して本発明の詳細な説明すると次の
通りである。

図中１はコイルばね製造機本体であり、線材ガイド２を
介して線材送りローラー３によりばね用線材４を強制的
に送り出していて、前記線材ガイド２０周囲には、該ガ
イド２を中心に放射状に各４１Ｒ捲回ツールや切断ツー
ル等の各種成形ツール５が配され、単独或いは同時に線
材ガイド２０線材の送り出し出口６前方に進出しばね用
線材４を適宜成形し、てコイルばねな成形する機械であ
る。

すなわち、第１図、第２図にて示すように、該本体１に
は、前記各種成形ツール５と同様に、本発明に係る設置
構造を有する捲回ツール７が線材ガイド２０線材の送り
出ｌ−出口６を中心として成形ツール配列盤８に放射方
向に配されている。

そこで、該設置構造を説明すると、第３図に示すように
、角棒状の捲回ツール７は、複数の角度の異なる傾斜面
として大径捲回面９と小径捲回面１０とからなる二面の
成形面を有するものである。

そして、該成形面の二面を、例えば、捲回ツール７にお
ける設置基準面１１に対し小径捲回面１０を２０°、大
径捲回面９を５°の傾斜を有する面として形成し、小径
捲回面１０を捲回ツール７の先端近傍に、そして大径捲
回面９を小径捲回面１０に連接して捲回ツールＴの略中
間部に設け、前記設置基準面１１は大径捲回面９に連接
して捲［Ｏ１ツール７の後方に設けられ、これらの三面
は共に角俸状の一方向に面しているものである。

一方、前記成形ツール配列盤８には、線材ガイド２を中
心に放射方向へ配されている各種成形ツール５と同様の
放射方向の一つに、捲回ツール摺動載置台１２を配設し
である。そして、捲回ツール摺動載置台１２の形状は、
底面を配設面１３とし、上面を配役面１３に対して２０
°の傾斜を持たせた摺動部１４とした形状で、該摺動部
１４には２０°の傾斜方向に向って蟻溝１５が刻設され
ていて、核捲回ツール樒動Ｓ置台１２は摺動面１４の上
向いている側を線材ガイド２方向に向けているものであ
る。

又、捲回ツール７を固定する捲回ツール取付台１６は、
上部に捲回ツール７の把持部１７を設げ、該把持部１７
には捲回ツールＩの設置基準面１１を当接させろ基準面
１８を設けて、下面を基準面１８に対１．て２０°の角
度にして傾斜させた摺動部１９を形成し、該摺動部１９
には前記捲回ツール摺動載置台１２の摺動部１４におけ
る＠溝１５に係合する蟻２０を傾斜方向に向って突条と
すべく形成し、捲回ツール取付台１６をその摺動部１９
の傾斜が前記摺動載置８１２の摺動部１３の傾斜と逆に
なる様に係合させる。すなわち、側面から見れば、前記
摺動載置台１２の配設面１３と捲回ツール取付台１６の
基準面１８とが平行で、且つ前記摺動部１９と摺動部１
４とが平行となる様にするものである。

そして、−ヒ述の如（係合させた捲回ツール取付台１６
において、把持部１７０基準而１８に捲回ツール７の設
置基部面１１を当接させて固定する。

次に前記摺動載置台１２上で捲回ツール取付台１６が摺
動する範囲内で、捲回ツール７における小径捲回面１０
と大径捲回面９とが共に線材ガイド２前方でばね用線材
４と当接する様に前記摺動載置台１２を成形ツール配列
盤８に固定して捲回ツール７の設＋１を完了するもので
ある。尚、前記摺動部１９と慴町り面１４とを係合する
際に、その蟻溝１５の斜面摺動部分の片方には１祈面形
状が平行四辺形の′綱板にてなるスペーサー、いわゆる
カミソリ２１を挿入し、該カミソリ２１を挿入した側の
外側から複数個の調節ネジ２２を適間隔で螺合貫通させ
て配し、調節ネジ２２によってカミソリ２０を適宜押圧
し摺動部１９と摺動面１４とのガタを無くすものである
。

このように、捲回ツール７を、その成形面がばね用線材
４の送り出し出口６前方で該線材４の送り出し方向に対
して所定の角度にて直線移動すぺ（摺動可能に設置した
ので、第５図に示すように、成形ツール配列盤８がばね
用線材４の送り出し方向軸に対して直角な面として配さ
れていれば、捲回ツール７は、その設置基準面１１がば
ね用線材４の送り出し方向に対して直角となるように配
されると共に、大径捲回面９、小径捲回面１０がばね用
線材４の送り出し出口６の方向に向いた状態で、且つそ
のままの状態で前記送り出し方向斜め前方２０°の角度
にて摺動することができるように設置されるのである。

従って、捲回ツール７の先端近傍に設けられた小径捲回
面１０においては、その位置が前記送り出し出口６の前
方にある場合には該出口６と小径捲回面１０どの距離を
小さくすれば、曲率半径の小さい捲回を行なうことがで
き、そして、次に、捲回ツール７の略中間部に設けた大
径捲回面１０を前記送り出し出口６前方に位置するよう
に捲回ツール７を摺動させると、捲回ツール７は前記送
り出し方向斜め前方２０°の角度にて摺動するから、大
径捲回面１０と送り出し出口６との間の距離は太き（な
り、曲率半径の大きい捲回を行なうことができる。又、
これらの作動を第１図及び第２図に示すコンピューター
の如き制御装置２３により適宜側＃Ｊを行ない連続的に
コイルばねを製造すれば、非常に能率が良くなるもので
ある。

尚、コイルばねの捲回におゆる径の大小は、ばね用線材
４の撓みの関係で捲回ツール１の成形面とばね用線材４
の送り出し出口６との距離、そして、該成形面へのばね
用線材４０当接角度によって決められるので、例えば、
前述した実施例に示すように犬径捲回面９、小径捲回面
１０等の成形面と設置基準面１１との角度を５”、２０
°と設定したが、それに限られるものではな（捲回ツー
ル７の成形面と前記送り出し出口６との距離、或いは摺
動する角度、等によって適宜成形面の角度を設定してコ
イルばねの捲回径の設定を行なうものである。

よって、従来提案されてきたＵ、　Ｓ、ベアード社形式
や特開昭５５−１６５２４６号公報にて提案された設置
構造を有するコイルばね製造機における一点を中心とし
て成形工具を揺動させる方法を取らなくても、例えば、
ばね用線材４の送り出し方向の直角な面に対して２０°
の如き頽廃［角で直線的に成形工具を摺動させれば、前
記揺動する軌跡に近似する直線であるから極瑞に近づい
たり離れたりすることもなく、従って捲回に際してばね
用線材４が捲回方向からはずれて移ｉｈｌ＋　Ｌないの
で良好なコイルばねの成形を行なうことができる。

尚、図中２４は捲回ツール摺勅載１ｕ台１２を摺動させ
る際の動力源である油圧シリンダー、２５はその際に動
力を伝ｉ全する作動杆である。

以上説明したように、本発明は、従来から行なわれてい
たところの、曲率の異なる捲回を１個の捲回ツールにて
行なう場合の該捲回ツールの軌跡を円弧から該円弧に近
似する直線とし、それに伴ない摺動部分を堅固にするこ
とができると共に、捲回ツールの移動方向もばね用線材
を送り出す線材ガイドの送り出し出口に対して放射方向
であるから、移ｒ！ｒｌ＋スペースも他の成形工具の取
付けに影響を与えないので多数の成形工具を放射状に取
付けることができ、更には、前記した堅固であることと
相俟って１声造が羊純であるから安価で、しかも故障が
少なく、目、つ製造されたコイルばねの寸法精度も良好
である等の優れた効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので、第１図は市面図、
第２図は側面図、第３図は捲回クールの設置状態を示す
吸部側面図、第４図は第３図における■−■矢睨矢面断
面図５図はばね用線材の捲回状態を示す要部側面図であ
る。 １・・・・・・コイルばね製造機本体、２・・・・・・
線材ガイド、３・・・・・・線材送りローラー、４・・
川・ばね用線材、５・・・・・・成形ツール、６・旧・
・送り出し出口、１・・川・捲回ツール、８・・・・・
・成形ツール配列盤、９・・・・・・大径捲回面、１０
・・・・・・小径捲回面、１１・・・・・・設置基Ｉφ
面、１２・・・・・・捲回ツール摺動載置台、１３・・
・・・・配設面、１４・・・・・・摺動面、１５・川・
・ＩＵｌｒｔ、　１６・・・・・・捲回ツール取付台、
１７・・・・・・把持部、１８・・・・・・基準面、１
９・・・・・・摺Ｔ！６ｈ部、２０・川・・犠、２１・
・山・カミソリ、２２・・・・・・調節ネジ、２３・・
・・・・制御装置。 特　許　出　頗　人　株式会社板屋製作所第１図 第２図 第４１旬 ０

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、線材ガイドを介して線材送りローラーにより強制的
   に送り出されたばね用線材を、捲回ツールにおける角度
   の異なる複数の傾斜面にてなる成形面に当接させること
   によって捲回するコイルばね製造機において、捲回ツー
   ルを、その成形面がばね用線材の送り出し出口前方で該
   線材の送り出し方向に対し所定の角度にて直線移動すべ
   く摺動可能で、且つ摺動方向を前記送り出し出口を中心
   として放射方向となるように設置したことを特徴トスる
   コイルばね製造機。