JPS5991881A - 銅・亜鉛ス−パ−オキシドデイスムタ−ゼの精製法 - Google Patents

銅・亜鉛ス−パ−オキシドデイスムタ−ゼの精製法

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JPS5991881A
JPS5991881A JP20205282A JP20205282A JPS5991881A JP S5991881 A JPS5991881 A JP S5991881A JP 20205282 A JP20205282 A JP 20205282A JP 20205282 A JP20205282 A JP 20205282A JP S5991881 A JPS5991881 A JP S5991881A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、銅・亜鉛スーパーオキシドディスムターゼ(
以下Cu−Zn−80Dと略称する)の新規な精製方法
に関するものである。
SODは、細菌から哺乳動物ならびにヒトなどの生体組
織や血液中に存在し、生体内で酸素毒性を示す活性酸素
分子種の1つであるスーパーオキシドイオン(0:)を
分1する酵素で、キレートしている金属の相違によりF
e −S OD、 Mn −8OD、 Cu −Zn−
8ODの3種に分類されている。
そして、SODは生体内で酸素分子から発生したスーパ
ーオキシドイオンによる組織障害から起こると考えられ
そいる炎症、たとえば、変形性関節症、および慢性関節
リウマチ、または放射線照射による障害は対する有効な
治療剤として注目されてい名。
SODを生体組織や血液から精製単離する方法として硫
安塩析法、加熱処理法(特開昭57−12993)、有
機塩素化合物処理法(Journalof Biolo
tial Chemistry (J、B−C9) 2
44 6051(1969))、イオン交換樹脂処理法
(特公昭53−22137)など、種々の方゛法が知ら
れている。しかし、これらの方法は、精製効率が悪くて
高比活性の製品な高収率で得ることが困難であったり、
脱塩処理や、夾雑タンパク質除去などの繁雑な前処理を
要するなど工業的精製法としそ必ずしも優れた方法では
ない。
そこで、本発明者らはSODの簡便な精製法について種
々検討した結果、生体組織及び血液からCu−Zn−8
ODを抽出した粗抽出液を非極性ハイポーラスポリマー
系樹脂に接触させるとSODは選択的かつ効率よく非極
性ハイポーラスポリマー系樹脂に吸着すること及び該樹
脂からはCu−Zn−8ODのみが選択的に溶出され、
Fe−8ODやMn −S ODは溶出されないことを
見い出した。
本発明は上記知見に基づき完成されたものである。即ち
、本発明は非極性ノ・イボ−ラスポリマー系樹脂に不純
なCu−Zn−8ODを含有する溶液を接触させた後、
該樹脂を洗浄し、次いで該樹脂に吸着したCu−Zn−
8ODを溶出することを特徴とするCu−Zn −S 
ODの精製法に関する。
本発明で使用する非極性ハイポーラスポリマー系樹脂と
してはCu−Zn−8OD吸着能を有するものなら特に
制限はないが、樹脂基材′として、例工ば、スチレンと
ジビニルベンゼンを、又、それらを主成分とし、他に少
量の成分、例えば2−ビニルピリジンを添加して共重合
したポリスチレン系の樹脂が望ましく、例えば、アンバ
ーライトXAD−2,XAD−4,XAD−9(商標、
ローム・アンド0ハース社製)、タイヤイオンT−IP
 −10,I−IP−20,I−IP −21、I(P
 −30、UP−40,I−IP−50(商標、三菱化
成工業株式会社製)、ジュオライ)S−861,S−8
62、ES−863,ES−865,ES−866(商
標、ダイヤモンド拳ジャムロック社m>、レバチッ)Q
C−1031(商標、バイエル社製)などが有る。より
好ましくは、150Xより高<1500X以下の最多頻
度細孔径と0.4〜1.1ml!/9−の細孔容積をも
つポリスチレン系の非極性ハイポーラスポリマーであり
、アンバーライ)XAD−2,ダイヤイオンHP−10
,I−IP −20、I−IP−21,r−IP−30
,T−IP−4,0,シュオライドS−861,Es−
863,ES−865゜レバチッ)QC−1031が収
率及び精製効率の面ですぐれている。
本発明において原料として使用する不純なCu−Zn−
8ODを含有する溶液はCu−Zn −S OD含有溶
液なら特に制限なく、例えば生体組織からCu−Zn 
−SODを抽出した粗抽出液精製途中のCu−Zn−8
OD含有溶液などがあげられるが、粗抽出液が好ましい
本発明で使用し得る、CuZn−8ODを抽出した液又
は含有する溶液を得るための材料としては、Cu−Zn
−8ODを含有するものであれば良くその範囲には、酵
母、植物、動物及びバクテリア由来のものが含まれる。
これらのうちでも特に重要なものは、酵母および哺乳動
物性のものである。哺乳動物の場合には、血液および組
織のいづれであっても良く、人、牛、馬、豚、羊等その
種は問わない。また組織としては肝臓、腎臓、胎盤等C
u−Zn−8ODを含有するものであれば、いづれにつ
いても使用し得る。
血液の場合は、血液をそのまま使用しても良いが、より
好ましくは、血しよう部分を洗浄除去した赤血球部分を
用いるのが良い。赤血球を溶血するためには、たとえば
、赤血球容積に対5− して1〜4倍容の水を添加する等の方法がとられる。
組織の場合は、何倍でも良いが、1〜10倍容、好まし
くは、2.5〜5倍容の水又は01〜0.3Mの無機中
性の塩水溶液を添加し、通常の細胞破砕機を用いて組繊
細胞を破砕し、Cu−Zn−8ODを含む水可溶性タン
パク質を抽出することにより粗抽出液を得ることができ
る。
樹脂に吸着したCu−Zn−8OD以外の夾雑物を除去
する洗浄剤としては、水でもよいが、好ましくは酸性で
緩衝作用を有するものであればいづれの塩でも良く、イ
オン強度をもたせる塩の種類は重要ではない。たとえば
、酢酸、クエン酸、コハク酸、フタル酸、カコジル酸、
マレイン酸等の塩類が使用される。
洗浄剤のイオン強度およびpT(は、1M以下でpH4
〜6が良く、さらに好ましくは、0.2M以下のイオン
強度でpH4,5〜5.5の酸性バッファーが良い。
CLI・7.n−8ODを選択的に溶出する溶出剤とし
6一 ては水可溶性有機溶媒及び塩溶液が挙げられる。
水可溶性有機溶媒としては、低級アルコール系のメタノ
ール、エタノール、プロピルアルコール、ブタノール等
が、またケトン系の水可溶性有機溶媒としてはアセトン
等が利用できるが、これらのうち、特に好ましくは、メ
タノールとアセトンである。
塩溶液としては、中性塩そのものでも、又pH6〜11
に緩衝能を保持するバッファーであっても良く、イオン
強度を持たせる塩の種類は、かならずしも重要ではない
。たとえば、食塩、塩化カリウムなどの中性塩やカコジ
ル酸、マレイン酸、リン酸、イミダゾール2.4.6−
)リメチルピリジン、トリエタノールアミン、ベロナー
ル、N−エチルモルホリン、トリス、クリシン、2−ア
ミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、ジェタ
ノールアミン、ホウ酸、グリシルグリシン、炭酸等の塩
類が使用される。
塩溶液のイオン強度およびpHは、イオン強度2M以下
でpHは6〜11が良く、さらに好ましくは、溶出後の
処理等を考え、イオン強度0.5M以下、pT−T 9
〜10.5が使用される。
溶出剤の水可溶性有機溶媒とバッファーの組成比は、水
可溶性有機溶媒の種類により異なるが、水可溶性有機溶
媒の割合は5〜80%の範囲であればいづれでもよいが
、メタノールの場合40〜60%、アセトンの場合20
〜40%が好捷しい結果を与える。
本発明の方法により採取、精製されたCu−Zn−8O
D含有溶出液は、塩酸、硫酸、酢酸等の無機及び有機酸
を用いてpHを中性付近に調整後、通常の方法により、
常温下に減圧脱溶媒され、脱イオン水又は緩衝液に対し
て透析を行い、残存する塩類を除去し、DEAE−担体
クロマト、ゲル済過等の精製操作をへて、高度に純化さ
れたCu−Zn−8ODを得ることができる。
次に本発明方法がすぐれた効果を発揮することを実験例
により説明する。
実験例  SOD活性の回収率及び比活性(1)  試
料の調整 ヒト赤血球150mA!に脱イオン水300 m1(q
の場合(50mJ)を添加して溶血し次いでこの溶血液
に次の(A)、(ハ)又は(qの処理を施す。
その後得られた溶液を0.005MIJン酸バッファー
 (pH7,5’)で十分透析し、試料とした。
(A)  本発明方法 溶血液を、ダイヤイオンHP−20カラム(2,3x2
5 cm、 100ml )に通し、溶血液中に含まれ
るCu−Zn−8ODのほぼ全てを吸着させた。カラム
は0.05M酢酸ナトリウムバッフy−(pH5,o 
) 200mlで洗浄し、さらに水100 mlで洗浄
後、メタノール50%(v/v )を含有する0、 1
 Mグリシン・ナトリウムバッファー(pH10,0)
の溶出液により溶出した。
Cu−Zn−8ODは1つのピークとなって溶出され、
溶出開始から50〜250 mlの溶出液の中にほぼ全
ての活性が見い出された。(この活性画分に回収される
SODの活性は70084単位で、溶血液からの回収率
は92%であった。)さらにこのメタノールを含む溶出
[−9− pT(7,0とし、30℃に加熱した浴中でエバポレー
ターにより40m1まで濃縮する。
(Bl  熱処理法(特開昭57−12993)溶血液
に塩化ナトリウム151、塩化第二銅15〜を加え、7
0℃60分間加熱処理を行った。室温まで冷却後、遠心
分離により生じた沈殿物を除去し、さらに塩化第二銅2
15In9を加え、p)(5,6とし、再度65℃15
分間熱処理を行った。冷却後、生じた洗去 殿を濾過により除却し、微青色の炉液450m1を得た
(Q 有機塩素化合物処理法(J、B、C,24460
51(1969)) 溶血液を攪拌しながらその液に75m1のエタノールと
45m1のクロロホルムを添加してヘモグロビンを沈殿
させた。この沈殿含有溶液を30 mlの水で希釈し、
遠心分離により沈殿物を除去後、得られた上澄液にリン
酸第二カリウム塩70p(:jO%(w/v)に相当)
を加えて2相に相分離させた。Cu−Zn−8OD−1
〇− を含有する上層部(エタノール−水相)を採取し、浮遊
物を遠心分離により除去後、0.75倍容のアセトンを
加えてCu−Zn −S ODを沈殿させ、次いでその
沈殿を脱イオン水10m1に溶解した。
(2)実験方法 試料中のCu−Zn−8ODのSOD活性の測定は、M
c CordとFrrdovrchの方法(JBC24
,46049(1969))に準じて行った。即ち、キ
サンチンオキシダーゼのキサンチンを基質とした酵素反
応により生じたスーパーオキシドイオン(0″2)の酸
化型チトクロームCの還元作用をSOD が阻害するこ
とを利用する方法で波長550nmに於ける時間的変化
によりSOD活性を測定した。
この方法では、SOD活性が強いと吸収変化が弱くなる
また、試料中のタンパク質の定量には、牛の血清アルブ
ミンを標準としてLowryらの方法(JBCよヱ3 
265(1951))に準じて行った。
即ち、リンモリブデン酸とリンタングステン酸よりなる
フェノール試薬によりタンパク質巾のチロシン、トリプ
トファンおよびシスティンを還元呈色させる反応と、ア
ルカリ性でCu  がプロトンを失なったタンパク質鎖
中の窒素原子と結合して錯体を形成して発色するビユレ
ット反応ヲ組み合せてタンパク質の含量を定量する方法
である。定量に当っては、牛の血清アルブミンを標準と
して検量線を作成し、これとの比としてタンパク量を表
示する。
(3)実験結果 結果を第−表に示す。
この表から明らかなように対照法であるB、Cでは回収
率70%前後、比活性400単位/ mqタンパク程度
であるのに対し、本発明方法であるAでは回収率87%
、比活性800単位/ mgタンパクと回収率で2割匁
上、比活性でほぼ2倍もの改善がみられた。
このように本発明方法は高品位のCu −Zn −性ハ
イボーラスポリマー系樹脂は通常の方法により再生され
、しかも再生されたものは新品と同等のCu−Zn−8
OD吸着能を有しているので、半永久的に再生使用でき
、極めて経済的である。
次に本発明方法を実施例によりさらに具体的に説明する
実施例I。
新鮮なヒト胎盤30個を、血液を除去することなしに、
胎盤の重量の2.5倍容の1.15%塩化カリウム溶液
又は09%塩化ナトリウム溶液を加えホモゲナイガーを
使用し十分に組織を破砕した。
この破砕液を遠心して、固形分を除き、Cu−Zn−8
ODを含有する粗抽出液を得た。これを、何ら前処理す
ることなしに直接ダイヤイオン)(P−20カラム(1
2x70crn、 8−6)を通過させCu−Zn−1
3− 8ODを吸着させた。0.05M酢酸ナトリウムバッフ
ァ −(p!−15,0) 1.6沼でカラムを洗浄後
、さらに水8でで洗浄し、樹脂に吸着している赤色夾雑
物を除去した。溶出は、0.1Mグリシン・ナトリウム
バッファーに50%(v/v)のメタノールを含むpT
lo、0の溶出剤により行った。C[l−Zn−8OD
の活性を示す両分は溶出開始後、溶出液の4〜201の
間に現われ、溶出液中に回収されるSODの活性は、こ
の段階で91%であった。
さらにこの溶出液をpH7,0に中和し、30℃に加熱
した浴中で、エバポレーターによりメタノールを除き、
さらに21まで濃縮した。濃縮液は0.005Mリン酸
バッファー(pl−17,5)で十分に透析し平衡化し
た。透析液中に含まれるCu−Zn−8ODは2796
600単位有り、抽出液からの回収率は88%、この工
程による比活性の上昇は約500倍の608単位/ m
y (タンパク質)であった。
透析された濃縮液は、通常用いられる精製手段によりさ
らに精製され、高度に純化される。即ち、14− 0.005Mリン酸バッファー(pH7,5)で平衡化
されたDE−52(商標、ワットマン社製DEAE−セ
A/CI−x)カラム(2,6X 45crn、 24
0m1)に吸着し、0.005Mリン酸バッファー(p
H7,5)で洗浄後、0.04Mの食塩を含有する0、
005Mリン酸バッファー(pH7,5)により溶出し
た。Cu −Zn −8ODは大小2つのピークとなっ
て溶出された。
この活性ピーク部分を集め、限外瀘過膜により濃アルマ
シア社製)カラム(2,9x 150cm、 lz )
でゲル沖過精製された。このようにして得られるCu−
Zn−8ODは極めて純度が高く、その比活性は350
0単位/rv(タンパク質)であった。また以上の全工
程を通して回収されたCu−Zn −8ODは1620
800単位有り、回収率は51%であった。
実施例2゜ 実施例2の操作に従い、カラム洗浄液、溶出溶液、非極
性ハイポーラスポリマー樹脂等を変えた実験を行った。
即ち、新鮮なヒト胎盤24個を、血液の除去をすること
なしに、胎盤の重量の2.5倍容の1.15%塩化カリ
ウム溶液を加え、ホモゲナイザーを使用して十分に組織
を破砕した。この破砕液を遠心して固形分を除き、33
.6−eのCu・Zn−80Dを含有する粗抽出液を得
た。この粗抽出液2.84(胎盤2個分に相当)を用い
、種々の非極性ハイポーラスポリマー樹脂500 ml
をつめたカラム(4,Ocm x 40 cm )に吸
着し、実施例2の手法に従ってCu−Zn−8ODの精
製を行った。カラム洗浄液および溶出溶液等の条件、得
られたCu・7、n−8ODの活性、粗抽出液からの回
収率、比活性は、第2表のとおりである。
17− 実施例3゜ 新鮮なヒト胎盤2個を1.15%塩化カリウム溶液で十
分に血液を洗浄除去後、胎盤の重量の2.5倍容の同上
溶液を加えてホモゲナイザーにより十分に組織を破砕し
、固形分を遠心除去した。上清液を何ら処理することな
しにその一11ダイヤイオ7)(P−20カラム(2,
7X 351:rn、 200mAりに通導することに
よりCu−Zn−8ODを吸着した。カラムは、0.0
5M酢酸ナトリウムバッファー(pH5,0)400 
mlで洗浄し、さらに水200 mlで洗浄後、0.1
Mグリシン−ナトリウムバッファーに50%(V/V 
)のメタノールを含むpH10,0の溶出剤により溶出
した。Cu−Zn−8ODは単1ピークとなって溶出さ
れ、溶出開始から100mI!〜500 mlの中にほ
ぼ全てのSOD活性が含まれていた。回収されるCu−
Zn−8ODの活性は、97550単位でありCu−Z
n−8OD粗抽出液からの収率は88%であった。溶出
液の本工程以降の精製法は、DE−52樹脂の代わり、
D E A E−Toyopearl (東洋ソーダ社
製)を使用する以外全〈実施例2と同様の操作であり、
18− 全工程を通して回収される(57−Zn−8ODは52
1.00単位、47%、比活性は3450単位/m9(
タンパク質)であった。なお本実施例で、胎盤を脱血せ
ずCu・Zn−8ODを抽出した実施例1より収量及び
収率が低下している原因は、脱血することにより胎盤に
含寸れる赤血球部分のCu−Zn−8ODが失なわれる
ことによる。
実施例4゜ 牛の肝臓l kyを1.15%塩化カリウム溶液で洗浄
し、肝臓重量の5倍容の同上溶液を加え、ホモゲナイザ
ーを用いて十分に組織の細胞を破砕した。
遠心により、破砕液中の不溶性の固形分は除去し、Cu
Zn−8ODを含む粗抽出液を得た。この液は、さらに
°処理することなしに、ダイヤイオンI−I P −2
0カラム(6,5x60Crn、 2J13 )に通導
され、0.05M酢酸す) IJウムバッファ−4,、
e3で洗浄後さらに水1.8で洗浄した。この吸着・洗
浄工程を通じて、SOD活性の13係の洩れが見られた
。溶出は0.1 Mグリシン−ナトリウムバッファーの
50%(v/v )メタノール溶液(pH10,0)に
より行った。SODの活性は溶出開始後045〜41の
溶出液中に集まり、回収されるSODの活性は1680
000単位で、抽出液からの収率は80%であった。C
u−Zn−8ODを含有する溶出液は、実施例2のごと
くさらに精製操作を経て、純粋なCu・Zn−8ODと
なる。
実施例5 パン酵母1 kgを2倍容の0.02MIJン酸バッフ
ァー(pr−17,O)に懸濁し、冷却下フレンチプレ
スにより、菌体を破砕した。破砕液中の固形分は遠心し
て除去し、Cu−Zn−8ODを含有する粗抽出を得た
。この抽出液をさらに処理することなくダイヤイ、t7
1−TP−20カラム(2,8x4’Ocm、 250
m13 )に通導し、Cu−Zn−8ODを吸着した。
カラムは0.05M酢酸ナトリウムバッファー(pr−
+ 5.0 )500mAで洗浄し、さらに水100m
1で洗浄後、0.1Mグリシン−ナトリウムバッファー
に50%(v/v ’)のメタノールを含有するpT(
10,0の溶出剤により溶出した。Cu−Zn−8OD
は単一のピークとなって溶出され、溶出開始から100
m1〜500 mlの中にほぼ全てのSOD活−硅゛が
含まれていた。回収されたCu # Zn  S OD
の活性は266900単位で、抽出液からの収率は51
%であった。また、この段階で得られたCu−Zn−8
ODの比活性は980単位/■(タンパク質)であった
特許出願人 日本化薬株式会社 21−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)非極性ハイポーラスポリマー系樹脂に不純な銅・
    亜鉛スーパーオキシドディスムターゼを含有する溶液を
    ・接触させた後、該樹脂を洗浄し、次いで該樹脂に吸着
    した銅・亜鉛スーパーオキシドディスムターゼを溶出す
    ることを特徴とする銅・亜鉛スーパーオキシドディスム
    ターゼの精製法。
JP20205282A 1982-11-19 1982-11-19 銅・亜鉛ス−パ−オキシドデイスムタ−ゼの精製法 Granted JPS5991881A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6087300A (en) * 1998-02-06 2000-07-11 Renal Tech International Llc Method of producing material for purification of physiological liquids of organism

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6087300A (en) * 1998-02-06 2000-07-11 Renal Tech International Llc Method of producing material for purification of physiological liquids of organism
US6114466A (en) * 1998-02-06 2000-09-05 Renal Tech International Llc Material for purification of physiological liquids of organism

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