JPS599143B2 - 発酵飼料 - Google Patents
発酵飼料Info
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- JPS599143B2 JPS599143B2 JP53139401A JP13940178A JPS599143B2 JP S599143 B2 JPS599143 B2 JP S599143B2 JP 53139401 A JP53139401 A JP 53139401A JP 13940178 A JP13940178 A JP 13940178A JP S599143 B2 JPS599143 B2 JP S599143B2
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- JP
- Japan
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- fermentation
- water
- feed
- mixture
- ammonia
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P60/00—Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
- Y02P60/80—Food processing, e.g. use of renewable energies or variable speed drives in handling, conveying or stacking
- Y02P60/87—Re-use of by-products of food processing for fodder production
Landscapes
- Fodder In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は食用動物性資源から高温発酵法によって製造さ
れた飼料に関する。
れた飼料に関する。
特に本発明はきわめて腐敗し易い食用動物性資源をアン
モニア処理によりアルカリ性に保持することによって腐
敗を防止した状態で独自の高温発酵処理に供することに
より得られる乾燥発酵生成物の飼料としての使用に関す
るものである。
モニア処理によりアルカリ性に保持することによって腐
敗を防止した状態で独自の高温発酵処理に供することに
より得られる乾燥発酵生成物の飼料としての使用に関す
るものである。
食用動物性資源、すなわち水産および畜産物を包含する
すべての動物性食糧またはその食糧化排棄物は腐敗しや
すいものであり、その貯蔵には広く冷凍保存法が採用さ
れている。
すべての動物性食糧またはその食糧化排棄物は腐敗しや
すいものであり、その貯蔵には広く冷凍保存法が採用さ
れている。
しかしながら冷凍保存法はコストがか又るため、屡々主
として肉の部分だけを分離して冷凍保存し、内臓類、頭
部等は飼料または肥料用として収集しあるいは廃棄処分
することが行なわれている。
として肉の部分だけを分離して冷凍保存し、内臓類、頭
部等は飼料または肥料用として収集しあるいは廃棄処分
することが行なわれている。
特に腐敗しやすい魚類、とりわけ肉の部分を分離するた
め解体によって切除された臓器、頭、血液等の部分は腐
敗防止のため可及的速やかに集荷し、処理することが必
要であるが実際問題として容易なことではない。
め解体によって切除された臓器、頭、血液等の部分は腐
敗防止のため可及的速やかに集荷し、処理することが必
要であるが実際問題として容易なことではない。
したがって従来力ちる食糧化排棄物の全量を飼料用に向
けることは不可能で、これらのうちの多くの部分は肥料
用に向けられてきた。
けることは不可能で、これらのうちの多くの部分は肥料
用に向けられてきた。
さらにこれら食糧化排棄物から飼料を製造する工場では
その製造工程中に悪臭を放散して問題を起すところが非
常に多い。
その製造工程中に悪臭を放散して問題を起すところが非
常に多い。
か〜る動物性資源をアンモニアによってアルカリ性、好
まし《はpH 10〜11程度の強アルカリ性に保持す
る場合には冷凍保存に頼らすともアンモニアの逸散防止
のための密封手段を講ずるのみで腐敗を起すことなく長
期間貯蔵し得る。
まし《はpH 10〜11程度の強アルカリ性に保持す
る場合には冷凍保存に頼らすともアンモニアの逸散防止
のための密封手段を講ずるのみで腐敗を起すことなく長
期間貯蔵し得る。
しかしながら、アンモニアを含む肉類は有害で、食用と
しては痕跡量のアンモニアの存在も許容されないことは
勿論、飼料用としても不適当である。
しては痕跡量のアンモニアの存在も許容されないことは
勿論、飼料用としても不適当である。
今般、本発明者等は、驚くべきことに、アンモニアによ
ってアルカリ性に保持された食用動物性資源またはその
食糧化排棄物を以下に詳述する特定の媒体の共存下で特
定の種菌を用いて高温発酵させる場合には、アンモニア
は直ちに無害化されかつその特有の臭気も消失し、得ら
れる発酵生成物はアンモニア処理しない場合の発酵生成
物と同様全く無害であり、しかも飼料としてより優れた
性質を有することを認めた。
ってアルカリ性に保持された食用動物性資源またはその
食糧化排棄物を以下に詳述する特定の媒体の共存下で特
定の種菌を用いて高温発酵させる場合には、アンモニア
は直ちに無害化されかつその特有の臭気も消失し、得ら
れる発酵生成物はアンモニア処理しない場合の発酵生成
物と同様全く無害であり、しかも飼料としてより優れた
性質を有することを認めた。
したがって本発明は、
(a) アンモニア処理によりアルカリ性に保持した
食用動物性資源細分体; (b) 褐炭および穀類食糧化排棄物の微細分状混合
物;および (C) 食品製造工場排水処理バツキ槽から得られる
活性汚泥な穀類食糧化排棄物と褐炭との微細分状緊密混
合物および水と混合して得られる湿潤混合物を固相培養
条件下で水分の蒸発を許しながら少なくとも50℃の内
部発酵温度の高温発酵を行なわせて得られる培養物であ
る種菌(以下種菌という); を混合して得られる湿潤混合物を水分の蒸発を許しなが
ら40〜70℃の内部発酵温度で固相発酵させて得られ
る発酵生成物からなるかあるいはそれを配合してなる飼
料を提供する。
食用動物性資源細分体; (b) 褐炭および穀類食糧化排棄物の微細分状混合
物;および (C) 食品製造工場排水処理バツキ槽から得られる
活性汚泥な穀類食糧化排棄物と褐炭との微細分状緊密混
合物および水と混合して得られる湿潤混合物を固相培養
条件下で水分の蒸発を許しながら少なくとも50℃の内
部発酵温度の高温発酵を行なわせて得られる培養物であ
る種菌(以下種菌という); を混合して得られる湿潤混合物を水分の蒸発を許しなが
ら40〜70℃の内部発酵温度で固相発酵させて得られ
る発酵生成物からなるかあるいはそれを配合してなる飼
料を提供する。
本発明において使用される種菌はそれ自体、本発明者等
が独自の方法で製造した強い消臭作用をもつ好温菌で、
主として糸状菌群から構成される混合菌であり、その詳
細は本発明者らの特公昭57−35663号明細書に記
載されている。
が独自の方法で製造した強い消臭作用をもつ好温菌で、
主として糸状菌群から構成される混合菌であり、その詳
細は本発明者らの特公昭57−35663号明細書に記
載されている。
したがってこの種菌の製造についての詳細は重複な避け
るため前記特公昭57−35663号明細書の記載を参
照されたい。
るため前記特公昭57−35663号明細書の記載を参
照されたい。
本発明者等は、前記特公昭57−35663号明細書に
おいて、前記種菌を製造し、かつ得られる種菌を用いて
消臭作用をもつまたは消臭された発酵生成物を製造する
方法を記載したが、そこで提案した第二の方法、すなわ
ち第一工程において(a)食品製造工場排水処理ばつき
槽から得られる活性汚泥を穀類食糧化排棄物と褐炭との
微細分状緊密混合物および水と混合して得られる湿潤混
合物を固体培養条件下で水分の蒸発を許しながら内部発
酵温度少なくとも50℃の高温発酵を行なわせて得られ
る培養物または(b)この培養物をさらに穀類食糧化排
棄物と褐炭との微細分状緊密混合物および水および場合
によってはさらに水産および畜産物を包含する動物性食
糧またはその食糧化排棄物と混合して得られる湿潤混合
物を当初少なくとも50℃の内部温度まで加熱した後、
発酵熱によって内部発酵温度を少なくとも50℃に保持
しつつ、かつ水分の蒸発を許しながら固体培養条件下で
高温発酵させることによって得られる発酵生成物を種菌
として採取し、第二工程においてこの種菌を微細分状穀
類食糧化排棄物、水および水産および畜産物を包含する
動物性食糧またはその食糧化排棄物と混合して得られる
湿潤混合物を当初少なくとも50℃の内部温度まで加熱
し、ついで発酵熱によって内部発酵温度を少なくとも5
0℃に保持しかつ水分の蒸発を許しながら固体培養条件
下で高温発酵を行なわせて乾燥発酵生成物を得ることを
特徴とする方法によって製造された消臭された乾燥発酵
生成物は飼料として特に有用なものである。
おいて、前記種菌を製造し、かつ得られる種菌を用いて
消臭作用をもつまたは消臭された発酵生成物を製造する
方法を記載したが、そこで提案した第二の方法、すなわ
ち第一工程において(a)食品製造工場排水処理ばつき
槽から得られる活性汚泥を穀類食糧化排棄物と褐炭との
微細分状緊密混合物および水と混合して得られる湿潤混
合物を固体培養条件下で水分の蒸発を許しながら内部発
酵温度少なくとも50℃の高温発酵を行なわせて得られ
る培養物または(b)この培養物をさらに穀類食糧化排
棄物と褐炭との微細分状緊密混合物および水および場合
によってはさらに水産および畜産物を包含する動物性食
糧またはその食糧化排棄物と混合して得られる湿潤混合
物を当初少なくとも50℃の内部温度まで加熱した後、
発酵熱によって内部発酵温度を少なくとも50℃に保持
しつつ、かつ水分の蒸発を許しながら固体培養条件下で
高温発酵させることによって得られる発酵生成物を種菌
として採取し、第二工程においてこの種菌を微細分状穀
類食糧化排棄物、水および水産および畜産物を包含する
動物性食糧またはその食糧化排棄物と混合して得られる
湿潤混合物を当初少なくとも50℃の内部温度まで加熱
し、ついで発酵熱によって内部発酵温度を少なくとも5
0℃に保持しかつ水分の蒸発を許しながら固体培養条件
下で高温発酵を行なわせて乾燥発酵生成物を得ることを
特徴とする方法によって製造された消臭された乾燥発酵
生成物は飼料として特に有用なものである。
本発明で利用する発酵法は前記既提案の方法を改良した
ものであり、特に腐敗しやすい食用動物性資源を主原料
とする場合に腐敗のおそれなしに適用することができ、
しかも前記方法よりも温和な条件でかつ迅速に所望の固
相発酵を進行させ得る点で実用上特に有利である。
ものであり、特に腐敗しやすい食用動物性資源を主原料
とする場合に腐敗のおそれなしに適用することができ、
しかも前記方法よりも温和な条件でかつ迅速に所望の固
相発酵を進行させ得る点で実用上特に有利である。
本発明において発酵原料として使用される食用動物性資
源は水産および畜産物を包含するすべての動物性食糧ま
たはその食糧化排棄物(以下動物性資源と略称する)で
あることができるが、特に魚類およびその食糧化排棄物
、たとえば頭、内臓、骨、血液等腐敗しやすいものが好
ましく使用される。
源は水産および畜産物を包含するすべての動物性食糧ま
たはその食糧化排棄物(以下動物性資源と略称する)で
あることができるが、特に魚類およびその食糧化排棄物
、たとえば頭、内臓、骨、血液等腐敗しやすいものが好
ましく使用される。
本発明の実施に際し、動物性資源は任意適当な方法で細
分化することが好ましい。
分化することが好ましい。
得られる細分体のアンモニア処理はアンモニア水を添加
、混和して所望のpH値、好ましくは10〜11程度の
強アルカリ性に保持すればよ《、この状態でアンモニア
の逸散を防止し得る程度に密封して室温で貯蔵すれば、
長期間腐敗その他変質を起すことな《貯蔵し得る。
、混和して所望のpH値、好ましくは10〜11程度の
強アルカリ性に保持すればよ《、この状態でアンモニア
の逸散を防止し得る程度に密封して室温で貯蔵すれば、
長期間腐敗その他変質を起すことな《貯蔵し得る。
貯蔵に際し冷凍法を併用する場合にはアンモニアの使用
量を低減できる。
量を低減できる。
アンモニア処理による動物性資源細分体の外見上の変化
は粘度が若干低下する程度であり、ポリエチレン製容器
に密封貯蔵中に内部の空気が細分体混合物中に吸収され
、減圧となる結果容器が凹む現象が認められた。
は粘度が若干低下する程度であり、ポリエチレン製容器
に密封貯蔵中に内部の空気が細分体混合物中に吸収され
、減圧となる結果容器が凹む現象が認められた。
かくアンモニアによりアルカリ性に保持された動物性資
源細分体に前述のごと《本発明に従って褐炭および穀類
食糧化排棄物の微細分状混合物および種菌を混合し、得
られる湿潤混合物を40〜70℃の内部発酵温度で水分
の蒸発を許しなから固相発酵させると、驚《べきことに
強烈なアンモニア臭は速やかに消失し、アンモニアを添
加しない場合よりも種菌の生育が活溌に行なわれ、より
高い発酵温度を自生し、その結果所望の高温固相発酵が
より迅速に進行してきわめて効率よく乾燥発酵生成物を
得ることができる。
源細分体に前述のごと《本発明に従って褐炭および穀類
食糧化排棄物の微細分状混合物および種菌を混合し、得
られる湿潤混合物を40〜70℃の内部発酵温度で水分
の蒸発を許しなから固相発酵させると、驚《べきことに
強烈なアンモニア臭は速やかに消失し、アンモニアを添
加しない場合よりも種菌の生育が活溌に行なわれ、より
高い発酵温度を自生し、その結果所望の高温固相発酵が
より迅速に進行してきわめて効率よく乾燥発酵生成物を
得ることができる。
本発明の特徴とする発酵系において原料として使用され
るアンモニア添加動物性資源細分体のアンモニアが速や
かに消臭され、無害化されるのは、培地として配合され
る褐炭および穀類食糧化排棄物の微細分状混合物によっ
て稀釈され、かつ褐炭中のフミン酸成分によって中和さ
れるためと思われる。
るアンモニア添加動物性資源細分体のアンモニアが速や
かに消臭され、無害化されるのは、培地として配合され
る褐炭および穀類食糧化排棄物の微細分状混合物によっ
て稀釈され、かつ褐炭中のフミン酸成分によって中和さ
れるためと思われる。
いずれにせよ、本発明の発酵系における種菌の生育がア
ンモニアを添加しない同じ発酵系におけるそれと比較し
てより活溌に進行するのは事実であり、このことから種
菌がアンモニアまたは、そノ変性物を栄養源としてとり
込んでいることは確かであろう。
ンモニアを添加しない同じ発酵系におけるそれと比較し
てより活溌に進行するのは事実であり、このことから種
菌がアンモニアまたは、そノ変性物を栄養源としてとり
込んでいることは確かであろう。
本発明の特徴とする発酵系において使用される褐炭は泥
炭、草炭のごとき石炭化度の低いものも含め、もつとも
広義の褐炭、すなわち歴青炭までに至らないものを総称
するものとし、特にフミン酸含有量の高いものが好まし
い。
炭、草炭のごとき石炭化度の低いものも含め、もつとも
広義の褐炭、すなわち歴青炭までに至らないものを総称
するものとし、特にフミン酸含有量の高いものが好まし
い。
また、穀類食糧化排棄物とは前記特公昭57−3566
3号明細書で定義したごと《、穀類を食糧として供する
ために処理する際に副生ずる排棄物、たとえば米ぬか、
麦ぬか等のごとき精米、精麦の際に生じるぬか類、小麦
麩等のごとき麩類、汚染米や破砕屑米等のごとき汚染穀
類や破砕穀類および、これらの同類物を包含するが、特
に米ぬかの使用が好ましい。
3号明細書で定義したごと《、穀類を食糧として供する
ために処理する際に副生ずる排棄物、たとえば米ぬか、
麦ぬか等のごとき精米、精麦の際に生じるぬか類、小麦
麩等のごとき麩類、汚染米や破砕屑米等のごとき汚染穀
類や破砕穀類および、これらの同類物を包含するが、特
に米ぬかの使用が好ましい。
よって、以下の説明では穀類食糧化排棄物を代表させて
米ぬかについて述べることとする。
米ぬかについて述べることとする。
本発明の発酵系において褐炭と米めかとは粉砕された緊
密混合物の形で共存させることが好ましい。
密混合物の形で共存させることが好ましい。
両者の配合割合は格別臨界的ではないが、発酵生成物の
用途が飼料であるところから、褐炭の量はなるべ《低く
抑えることが、また栄養面からも米ぬかの量をなるべく
多くすることが好ましい。
用途が飼料であるところから、褐炭の量はなるべ《低く
抑えることが、また栄養面からも米ぬかの量をなるべく
多くすることが好ましい。
通常、両者の配合割合は米ぬか100部に対して褐炭約
1〜5部の程度である。
1〜5部の程度である。
種菌は通常、褐炭一米ぬか微細分状混合物と混和して使
用するのが便利である。
用するのが便利である。
種菌の配合割合も格別臨界的ではないが、通常の目安と
しては褐炭一米ぬか配合剤100部に対して種菌約2〜
20部、好ましくは約2〜10部の程度であり、所望の
発酵を達成し得る限り少ない方が好ましいことは勿論で
ある。
しては褐炭一米ぬか配合剤100部に対して種菌約2〜
20部、好ましくは約2〜10部の程度であり、所望の
発酵を達成し得る限り少ない方が好ましいことは勿論で
ある。
かく種菌を混和した褐炭一米ぬか配合剤(以下種菌入り
米ぬか配合剤という)に対するアンモニア処理された食
用動物性資源の混合割合は前者中の種菌および褐炭の量
、種菌の種類等の変動因子および後者の種類等により一
概に云えないが、魚資源については通常その細分体(以
下魚ペーストという)を種菌入り米ぬか配合剤10部当
り約2〜15部、好ましくは約5〜10部の割合で用い
ることができる。
米ぬか配合剤という)に対するアンモニア処理された食
用動物性資源の混合割合は前者中の種菌および褐炭の量
、種菌の種類等の変動因子および後者の種類等により一
概に云えないが、魚資源については通常その細分体(以
下魚ペーストという)を種菌入り米ぬか配合剤10部当
り約2〜15部、好ましくは約5〜10部の割合で用い
ることができる。
アンモニア処理された食用動物性資源(たとえばアンモ
ニア性魚ペースト)を種菌入り米ぬか配合剤と混合して
得られる発酵原料は湿潤混合物、すなわち混合物に少な
《とも湿り気を与えるがなお湿潤固体状態を保持し得る
程度の水含量の混合物の形であることが本発明における
好気性固相発酵を行なわせるために必要である。
ニア性魚ペースト)を種菌入り米ぬか配合剤と混合して
得られる発酵原料は湿潤混合物、すなわち混合物に少な
《とも湿り気を与えるがなお湿潤固体状態を保持し得る
程度の水含量の混合物の形であることが本発明における
好気性固相発酵を行なわせるために必要である。
発酵は通常、前述のごとく形成された発酵原料混合物を
当初外熱の供給により50℃程度に加熱した後、自生の
発酵熱によって40〜7 0 ”C、通常は40〜60
℃の発酵温度で水分の蒸発を許しながら高温固相発酵を
進行させるという方法で好ましく遂行され、乾燥発酵生
成物が得られる。
当初外熱の供給により50℃程度に加熱した後、自生の
発酵熱によって40〜7 0 ”C、通常は40〜60
℃の発酵温度で水分の蒸発を許しながら高温固相発酵を
進行させるという方法で好ましく遂行され、乾燥発酵生
成物が得られる。
この発酵生成物はそのま又あるいは他の飼料に配合して
本発明の目的物たる飼料を構成する。
本発明の目的物たる飼料を構成する。
本発明の飼料は後述するごとく単独では特に水棲動物用
の水中投与飼料としての使用に適するものであり、また
陸棲動物用には通常配合飼料として有効に使用される。
の水中投与飼料としての使用に適するものであり、また
陸棲動物用には通常配合飼料として有効に使用される。
本発明の飼料は原料となるべき食用動物性資源をその腐
敗防止のためにアンモニア処理したものであるにも拘ら
ず、後述の実施例6にも示すごとく動物に対し全く無害
、安全であることが認められた。
敗防止のためにアンモニア処理したものであるにも拘ら
ず、後述の実施例6にも示すごとく動物に対し全く無害
、安全であることが認められた。
さらに本発明の飼料は水棲動物用の水中投与飼料として
従来の水中投与飼料の具備しないきわめて卓越した性能
を具備することが認められた。
従来の水中投与飼料の具備しないきわめて卓越した性能
を具備することが認められた。
すなわち本発明の飼料は水中における崩壊速度が従来の
水中投与飼料と比較しては勿論、アンモニア処理しない
同様の発酵法によって製造した飼料と比較しても遅く、
さらに水中に沈降したものも少なくとも数日間は全く腐
敗しないので水底付近に生育する小動物、たとえばどじ
よう、糸みみず等の食糧となりあるいは沈降した発酵飼
料の表面に水草が生育、繁殖する等、水面から水底に至
るすべての場所に棲息する動物および植物の栄養源とな
り得るので、各種の動物および植物が水中において立体
的に補完し合う新しい有効な生態系が成立する事実が見
出された。
水中投与飼料と比較しては勿論、アンモニア処理しない
同様の発酵法によって製造した飼料と比較しても遅く、
さらに水中に沈降したものも少なくとも数日間は全く腐
敗しないので水底付近に生育する小動物、たとえばどじ
よう、糸みみず等の食糧となりあるいは沈降した発酵飼
料の表面に水草が生育、繁殖する等、水面から水底に至
るすべての場所に棲息する動物および植物の栄養源とな
り得るので、各種の動物および植物が水中において立体
的に補完し合う新しい有効な生態系が成立する事実が見
出された。
したがって本発明の飼料は淡水および海水における各種
動物飼育や養魚場における飼料として特に有効なもので
ある。
動物飼育や養魚場における飼料として特に有効なもので
ある。
本発明は前述のごと《、コストの高い冷凍保存法に頼ら
ずに、安価なアンモニア処理により腐敗しやすい食用動
物性資源を長期間貯蔵し得、これを全量安全無害な飼料
に有効利用し得るので、特に遠海域の魚場で捕獲された
魚類について船上で食用となる魚肉本体部分を分離冷凍
保存した残部、すなわち内臓、頭部、屑肉、血液、骨等
の従来大部分廃棄されていた栄養価の高い部分の貯蔵お
よび有効利用法としてきわめて価値あるものと考えられ
る。
ずに、安価なアンモニア処理により腐敗しやすい食用動
物性資源を長期間貯蔵し得、これを全量安全無害な飼料
に有効利用し得るので、特に遠海域の魚場で捕獲された
魚類について船上で食用となる魚肉本体部分を分離冷凍
保存した残部、すなわち内臓、頭部、屑肉、血液、骨等
の従来大部分廃棄されていた栄養価の高い部分の貯蔵お
よび有効利用法としてきわめて価値あるものと考えられ
る。
以下本発明な実施例によって説明するが、勿論本発明は
実施例によって何等限定されるものではない。
実施例によって何等限定されるものではない。
実施例1は種菌の製造例、実施例2〜5は飼料の製造法
、そして実施例6〜10は得られた飼料の使用例を説明
するものである。
、そして実施例6〜10は得られた飼料の使用例を説明
するものである。
実施例 1
(1)栃木県田村町在の北関酒造K.Kの日本酒製造工
場選米排水のばっき槽の槽壁に付着している活性汚泥を
採取し、その2002を米ぬか1ゆおよび褐炭末1 k
gの緊密混合物とよく混合し、さらにこれに水を十分に
混ぜ合わせて手で握りしめたときペースト状にならず手
を離すとパサパサと落ちる程度、すなわち発酵に際して
空気の流通が良好に行なわれる程度の水分量(5001
〜lkg)の湿潤混合物を得、これを小型発酵槽中で2
5〜30℃の室温で発酵させた。
場選米排水のばっき槽の槽壁に付着している活性汚泥を
採取し、その2002を米ぬか1ゆおよび褐炭末1 k
gの緊密混合物とよく混合し、さらにこれに水を十分に
混ぜ合わせて手で握りしめたときペースト状にならず手
を離すとパサパサと落ちる程度、すなわち発酵に際して
空気の流通が良好に行なわれる程度の水分量(5001
〜lkg)の湿潤混合物を得、これを小型発酵槽中で2
5〜30℃の室温で発酵させた。
2週間放置後、得られる発酵生成物をとり出し、その1
kgを米ぬか6kgおよび褐炭末6kgの緊密混合物を
収容した発酵槽に添加し、さらに水4kgを添加して十
分混和した後再び25〜30℃の室温で発酵させた。
kgを米ぬか6kgおよび褐炭末6kgの緊密混合物を
収容した発酵槽に添加し、さらに水4kgを添加して十
分混和した後再び25〜30℃の室温で発酵させた。
この発酵生成物の1kφを採取し、再び同じような発酵
を行なわせ、この操作を合計10回反復すると内部発酵
温度は測定場所により違いはあるが約55°〜67℃の
高温に達していることが認められた。
を行なわせ、この操作を合計10回反復すると内部発酵
温度は測定場所により違いはあるが約55°〜67℃の
高温に達していることが認められた。
かくして得た高温発酵生成物を種菌として採取した。
(2)横須賀市本久里浜在の日魯漁業K, K.久里浜
工場の水産物加工排水処理プラントのばつき槽から流水
する部分をさらに空気に接触して回転する多層板を経由
させて後沢別して得た余剰汚泥を採取し、その2kgを
米ぬか:褐炭(1:1)同時粉砕微粉混合物4kgおよ
び適量の水と混和して小型発酵槽に収容し、内部にたと
えば電気アンカのごとき小型電気発熱体を挿填して48
時間通電加熱して内部温度を50℃以上に昇温させた後
、自生発酵熱により約5日間持続する約52〜56℃で
の発酵を行なわせて得られる高温発酵生成物を種菌とし
て採取した。
工場の水産物加工排水処理プラントのばつき槽から流水
する部分をさらに空気に接触して回転する多層板を経由
させて後沢別して得た余剰汚泥を採取し、その2kgを
米ぬか:褐炭(1:1)同時粉砕微粉混合物4kgおよ
び適量の水と混和して小型発酵槽に収容し、内部にたと
えば電気アンカのごとき小型電気発熱体を挿填して48
時間通電加熱して内部温度を50℃以上に昇温させた後
、自生発酵熱により約5日間持続する約52〜56℃で
の発酵を行なわせて得られる高温発酵生成物を種菌とし
て採取した。
実施例 2
捕獲され、氷塊を混入、冷却されているイワシ3−Ok
p(31尾)を採取し、1尾を5片程度に切断したもの
を全量小型粉砕機(家庭台所用ディスポーザー)に投入
してペースト状粉砕物を得、最後に水3 0 0771
7l!を少量ずつディスポーザーに送大して内部を洗浄
して結局イワシ粉砕ペースト3、0ゆを得る。
p(31尾)を採取し、1尾を5片程度に切断したもの
を全量小型粉砕機(家庭台所用ディスポーザー)に投入
してペースト状粉砕物を得、最後に水3 0 0771
7l!を少量ずつディスポーザーに送大して内部を洗浄
して結局イワシ粉砕ペースト3、0ゆを得る。
以下これを中性イワシペーストと呼ぶ。一方褐炭微粉末
20グを均質に混入した米ぬか1k!9からなる緊密混
合物に実施例1(1)で得られた種菌50f?を配合し
、簡易粉砕機で十分粉砕混合して種菌入り米ぬか配合剤
を調製する。
20グを均質に混入した米ぬか1k!9からなる緊密混
合物に実施例1(1)で得られた種菌50f?を配合し
、簡易粉砕機で十分粉砕混合して種菌入り米ぬか配合剤
を調製する。
前記中性イワシペース}25OS’と種菌入り米ぬか配
合剤2501とをよ《混合して試料1 −R(標準比較
例)を得る。
合剤2501とをよ《混合して試料1 −R(標準比較
例)を得る。
つぎに中性イワシペーストの残部2.75kgに30%
濃度のアンモニア水9 0mlを混合してpH約10.
5とした混合物を3,eびんに密栓保存する。
濃度のアンモニア水9 0mlを混合してpH約10.
5とした混合物を3,eびんに密栓保存する。
これをアンモ.ニア性イワシペーストと呼ぶ。
このアンモニア性イワシペース}25OS’を採取し、
前記種菌入り米ぬか配合剤2501とよ《混合して試料
1を得る。
前記種菌入り米ぬか配合剤2501とよ《混合して試料
1を得る。
別に、上記イワシペーストの場合と同様の方法でワカサ
ギ2.171y(61匹)から中性ワカサギペースト2
.10ゆを調製する。
ギ2.171y(61匹)から中性ワカサギペースト2
.10ゆを調製する。
この中性ワカサギペース}25OS’と前記種菌入り米
ぬか配合剤250グとをよ《混合して試料2−R(標準
比較例)を得る。
ぬか配合剤250グとをよ《混合して試料2−R(標準
比較例)を得る。
つぎに中性ワカサギペーストの残部1.85kgに30
%アンモニア水60mlを添加してpH約10.5とし
た混合物をびんに密栓保存する。
%アンモニア水60mlを添加してpH約10.5とし
た混合物をびんに密栓保存する。
これをアンモニア型ワカサギペーストと呼ぶ。
このアンモニア性ワカサギペースト250グと前記種菌
入り米ぬか配合剤25ozとをよ《混合して試料2を得
る。
入り米ぬか配合剤25ozとをよ《混合して試料2を得
る。
かく調製した4種の試料をそれぞれ発泡スチレン製小型
容器に装入し、内温を50℃にセットした恒温槽に入れ
、24時間保持した後、恒温槽内温を35℃にセットし
て高温発酵を行なわせる。
容器に装入し、内温を50℃にセットした恒温槽に入れ
、24時間保持した後、恒温槽内温を35℃にセットし
て高温発酵を行なわせる。
発酵第2日〜第5日目の発酵体内部温度は下記のとおり
である。
である。
試料番号 1 −R 1 2 −R 2発
酵第2日 43℃ 52℃ 42℃ 62℃〃第3日
43℃ 50℃ 45℃ 60℃〃第5日 35℃ 4
5℃ 35℃ 52℃この段階で得られる発酵生成物を
とり出して風乾する。
酵第2日 43℃ 52℃ 42℃ 62℃〃第3日
43℃ 50℃ 45℃ 60℃〃第5日 35℃ 4
5℃ 35℃ 52℃この段階で得られる発酵生成物を
とり出して風乾する。
実施例 3
アンモニア性イワシペーストおよびアンモニア性ワカサ
ギペーストについて、それぞれ室温で7※日間保存後の
ものを用いて本発明の飼料を製造する。
ギペーストについて、それぞれ室温で7※日間保存後の
ものを用いて本発明の飼料を製造する。
各ペーストの7日間貯蔵後の状態は、
イワシペース} pH9.0、褐灰色のペースト;ワ
カサギペース} pH9.3、灰色のペースト;であ
る。
カサギペース} pH9.3、灰色のペースト;であ
る。
前者については30%アンモニア水60ml k 添加
、後者については30%アンモニア水30rfLlを添
加していずれもpHを11に調整する。
、後者については30%アンモニア水30rfLlを添
加していずれもpHを11に調整する。
これらのペーストそれぞれ300yを採取し、各々に前
記種菌入り米ぬか配合剤300fをよく混合してそれぞ
れ試料3(イワシ)および試料4(ワカサギ)を調製し
、これらを実施例2と全く同様の方法および条件で高温
発酵させて発酵5日後に発酵生成物をとり出し、風乾す
る。
記種菌入り米ぬか配合剤300fをよく混合してそれぞ
れ試料3(イワシ)および試料4(ワカサギ)を調製し
、これらを実施例2と全く同様の方法および条件で高温
発酵させて発酵5日後に発酵生成物をとり出し、風乾す
る。
試料番号 34
発酵2日目 52℃ 58℃
〃 3日目 53℃ 60℃
〃 5日目 50℃ 59℃
実施例 4
10日間室温貯蔵後のアンモニア性ペーストを用い、配
合する前記種菌入り米ぬか配合剤の割合および添加水の
量を下記のごと《変えた以外は実施例2と全く同様の方
法および条件で高温発酵を行なわせて乾燥発酵生成物を
得る。
合する前記種菌入り米ぬか配合剤の割合および添加水の
量を下記のごと《変えた以外は実施例2と全く同様の方
法および条件で高温発酵を行なわせて乾燥発酵生成物を
得る。
実施例 5
1ケ月間室温貯蔵後のアンモニア性イワシペーストを用
い、前記種菌入り米ぬか配合剤の割合および添加水の量
を下記のごとく変えた以外は実施例2と全く同様の方法
および条件で高温発酵を行なわせて乾燥発酵生成物を得
る。
い、前記種菌入り米ぬか配合剤の割合および添加水の量
を下記のごとく変えた以外は実施例2と全く同様の方法
および条件で高温発酵を行なわせて乾燥発酵生成物を得
る。
上記実施例で得られた発酵飼料のうち、発酵飼料3及び
7及び比較発酵飼料IRについて8 0 ’Cの熱水を
4倍量添加、攪拌し、r紙を通じて沢過した沢液を採取
し、これらについて国立がんセンターにミュータントテ
ストを依頼し発がん性について調べた貼果陰性であり、
飼料として安全に使用できることが判った。
7及び比較発酵飼料IRについて8 0 ’Cの熱水を
4倍量添加、攪拌し、r紙を通じて沢過した沢液を採取
し、これらについて国立がんセンターにミュータントテ
ストを依頼し発がん性について調べた貼果陰性であり、
飼料として安全に使用できることが判った。
実施例 6
巾20cfn1長さ30crIL、深さ8CrfLのプ
ラスチック製水槽5個に各水3lを張込み、コーナー2
個所に空気を細かい気泡状態でバッキさせておく。
ラスチック製水槽5個に各水3lを張込み、コーナー2
個所に空気を細かい気泡状態でバッキさせておく。
各水槽に糸ミミズをサヵズキ一杯分投入し、ついで生イ
ワシすり身3.IP(水分8%の乾体換算1.1’)及
び上記実施例で得られた発酵飼料1−R(比較例)、■
、3及び7各12をそれぞれの槽に投入する。
ワシすり身3.IP(水分8%の乾体換算1.1’)及
び上記実施例で得られた発酵飼料1−R(比較例)、■
、3及び7各12をそれぞれの槽に投入する。
イワシすり身の場合には24時間で水が白濁し、48時
間で魚の腐敗臭を発散し、まもなく水中の酸欠状態がお
こり、糸ミミズは全部死滅した。
間で魚の腐敗臭を発散し、まもなく水中の酸欠状態がお
こり、糸ミミズは全部死滅した。
一方、発酵飼料においては24時間で水の白濁はなく、
1−Rは48時間で若干水が黄色に着色するが、本発明
に従う発酵飼料1、3、7は48時間以上経過しても水
の着色はな《、日中日光に3日程度当てるとクロレラや
ラン藻類が生育し、プラスチック壁が緑色となって《る
。
1−Rは48時間で若干水が黄色に着色するが、本発明
に従う発酵飼料1、3、7は48時間以上経過しても水
の着色はな《、日中日光に3日程度当てるとクロレラや
ラン藻類が生育し、プラスチック壁が緑色となって《る
。
この緑色化現象は1−Rとは段違いに早く、このため糸
ミミズの生育は盛んで、3日毎に1?の各発酵飼料の投
入を4〜6月の3か月間継続すると糸ミミズの生育量は
投入糸ミミズに対する増倍率で表わして飼料IRは約2
倍であるに対し飼料1、3、7では4〜5倍である。
ミミズの生育は盛んで、3日毎に1?の各発酵飼料の投
入を4〜6月の3か月間継続すると糸ミミズの生育量は
投入糸ミミズに対する増倍率で表わして飼料IRは約2
倍であるに対し飼料1、3、7では4〜5倍である。
さらに生イワシすり身投与では上述のごとく糸ミミズが
死滅したので、この水槽を清掃し、水に糸ミミズを入れ
、飼料は何も添加せずにバツキして同様に増倍率をしら
べたところ約0.9倍に低下していた。
死滅したので、この水槽を清掃し、水に糸ミミズを入れ
、飼料は何も添加せずにバツキして同様に増倍率をしら
べたところ約0.9倍に低下していた。
なお、試験期間を通じ、水分の蒸発があるので2〜3日
に1回の割合で水を補充した。
に1回の割合で水を補充した。
この点は水槽を使用する以下の実施例においても同様で
ある。
ある。
実施例 7
巾28ぼ、長さ40儒、深さ7鍜のプラスチック箱4個
の各々に水4lを張込み、その中に中4儂、長さ12C
7rL、厚み1αの杉板各1枚を浮かせておく。
の各々に水4lを張込み、その中に中4儂、長さ12C
7rL、厚み1αの杉板各1枚を浮かせておく。
コーナー2個所には空気をパッキする。埼玉県大宮郊外
の水田の側溝からタニシを20個採取し、各水槽に5個
投入する。
の水田の側溝からタニシを20個採取し、各水槽に5個
投入する。
各水槽に発酵飼料として1−R,1、7、11を毎日1
回1グ宛添加し、4月〜11月の8か月間生育状態をし
らべた。
回1グ宛添加し、4月〜11月の8か月間生育状態をし
らべた。
この場合も本発明のアンモニア処理した発酵飼料はクロ
レラやラン藻類の生育が盛んで親タニシは産卵し、多数
の子タニシが成長し、■、7、11のいずれも大差なく
1つの水槽で個数で60〜100個、重量増倍率で3〜
5倍となった。
レラやラン藻類の生育が盛んで親タニシは産卵し、多数
の子タニシが成長し、■、7、11のいずれも大差なく
1つの水槽で個数で60〜100個、重量増倍率で3〜
5倍となった。
1−Rは個数50個、重量増倍率2.5倍であった。
この時点ではもはや水槽は過密状態となるため、これ以
上の養殖を続けることはできない。
上の養殖を続けることはできない。
実施例 8
巾20crrL1長さ3 0cm、深さ8CrrLのプ
ラスチック製水槽5個に各々水3lを張込み、コーナー
2個所に空気をバツキする。
ラスチック製水槽5個に各々水3lを張込み、コーナー
2個所に空気をバツキする。
各槽に金メダカ5匹ずつを投入する。
これらの水槽に飼料として生イワシすり身0.3S’(
水分8%の乾体換算0−11)、発酵飼料1−R、3、
7、11各0.11をそれぞれ毎日2回、朝夕投入する
。
水分8%の乾体換算0−11)、発酵飼料1−R、3、
7、11各0.11をそれぞれ毎日2回、朝夕投入する
。
生イワシすり身を投与した水槽は2日以内に白濁、腐敗
臭を発し、まもなく酸欠をおこして5日目で金めだかは
全数死滅したが、他の水槽では順調に生育を続けた。
臭を発し、まもなく酸欠をおこして5日目で金めだかは
全数死滅したが、他の水槽では順調に生育を続けた。
6月の頃の産卵期にシュロの幹の外側に付着している細
い繊維状の外皮を数枚、水槽に投入すると雌が卵を生み
つげたので1〜2日で取り出し、別の同形の水槽に移し
、卵が親に食べられる心配のないようにして鼾化させる
と1週間ぐらいで無数の稚魚が誕生し、盛んに活動する
。
い繊維状の外皮を数枚、水槽に投入すると雌が卵を生み
つげたので1〜2日で取り出し、別の同形の水槽に移し
、卵が親に食べられる心配のないようにして鼾化させる
と1週間ぐらいで無数の稚魚が誕生し、盛んに活動する
。
飼育を約1年間継続すると春と秋の2回の産卵期を経て
おびたyしい数の金メダカが生育するので春の産卵のあ
とは巾28CrrL1長さ35crIL.深さ18cW
Lのトロ箱を多数用意し、各槽に1個のバツキをおこな
い、金メダカの数に応じ発酵飼料の投入量を増量した。
おびたyしい数の金メダカが生育するので春の産卵のあ
とは巾28CrrL1長さ35crIL.深さ18cW
Lのトロ箱を多数用意し、各槽に1個のバツキをおこな
い、金メダカの数に応じ発酵飼料の投入量を増量した。
この実験において増殖率はIR<:3<7#11の関係
を示し、本発明の飼料の方が優れており、これはクロレ
ラやラン藻類の繁殖により、日光の直射を受けて水中に
おいて酸素をより多く発生することと関係があるものと
観察される。
を示し、本発明の飼料の方が優れており、これはクロレ
ラやラン藻類の繁殖により、日光の直射を受けて水中に
おいて酸素をより多く発生することと関係があるものと
観察される。
この増殖率は産卵と卿化、その生育に関係し、卵が親に
喰べられることを防止するのが肝要である。
喰べられることを防止するのが肝要である。
そして増殖の過程において多数の稚魚が親魚に成長する
間に奇形や斃死の現象は全く観察されず、本発明の発酵
飼料は全《無害、安全であることが判明した。
間に奇形や斃死の現象は全く観察されず、本発明の発酵
飼料は全《無害、安全であることが判明した。
実施例 9
巾17へ長さ36ぼ、深さ27ぼの角型ビニル水槽5個
に水を80%張込み、水中に空気をバ≧〈ツキさせる。
に水を80%張込み、水中に空気をバ≧〈ツキさせる。
各槽にドジョウ6匹(平均2.8P/匹)、約171を
投入し、それぞれ発酵飼料1−R、3、7、11及び魚
粉(乾)を投与し、7月から10月までの3か月飼育し
て成育結果を比較する。
投入し、それぞれ発酵飼料1−R、3、7、11及び魚
粉(乾)を投与し、7月から10月までの3か月飼育し
て成育結果を比較する。
飼料は各槽について3か月間で約20001(毎日平均
22グ)を与える。
22グ)を与える。
3か月給飼後のドジョウの重量をはかり、当初のドジョ
ウの重量に対する倍率、すなわち重量増倍率を算出し、
施飼効果を比較する。
ウの重量に対する倍率、すなわち重量増倍率を算出し、
施飼効果を比較する。
重量増倍率は魚粉(乾)1.5に対し、発酵飼料は1−
Rで2.1、3は2、5、7は2、6、11は2.5と
なり発酵飼料、特に本発明の発酵飼料は明瞭にすぐれて
いる。
Rで2.1、3は2、5、7は2、6、11は2.5と
なり発酵飼料、特に本発明の発酵飼料は明瞭にすぐれて
いる。
いずれの場合にもドジョウは一匹も死亡していない。
この場合にも飼料3、7、11ではクロレラ、ラン藻類
を早く多量に成育し日光の直射を受けて水中酸素の発生
量が多《なりこれがドジョウの成育に有効に作用してい
るものと思われる。
を早く多量に成育し日光の直射を受けて水中酸素の発生
量が多《なりこれがドジョウの成育に有効に作用してい
るものと思われる。
この水槽にホテイアオイや浮草を投入するとこれもよく
生育し、株分けや一部排除を必要とするほどであった。
生育し、株分けや一部排除を必要とするほどであった。
実施例 10
本発明の発酵飼料をハツカネズミ飼育のための配合飼料
として3か月間使用した。
として3か月間使用した。
すなわちハツカネズミの雄5匹を入れた飼育箱4個を用
意し、それぞれに対して下表に示す飼料を給飼して90
日間飼育後の発育状況(体重の増加)を調べ、さらに各
箱のハツカネズミを解剖して内臓の異常の有無を調べた
(日本曹達(株)生物科学研究所に依頼)結果、いずれ
の場合も異常なく全く正常に成長していることが確認さ
れた。
意し、それぞれに対して下表に示す飼料を給飼して90
日間飼育後の発育状況(体重の増加)を調べ、さらに各
箱のハツカネズミを解剖して内臓の異常の有無を調べた
(日本曹達(株)生物科学研究所に依頼)結果、いずれ
の場合も異常なく全く正常に成長していることが確認さ
れた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1(a)アンモニア処理によりアルカリ性に保持した食
用動物性資源細分体; (b) 褐炭および穀類食糧化排棄物の微細分状混合
物;および (e) 食品製造工場排水処理バッキ槽から得られる
活性汚泥を穀類食糧化排棄物と褐炭との微細分状緊密混
合物および水と混合して得られる湿潤混合物を固相培養
条件下で水分の蒸発を許しながら少なくとも50℃の内
部発酵温度の高温発酵を行なわせて得られる培養物であ
る種菌;を混合して得られる湿潤混合物を水分の蒸発を
許しなから40〜70℃の内部発酵温度で固相発酵させ
て得られる発酵生成物からなるかあるいはそれを配合し
てなる飼料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53139401A JPS599143B2 (ja) | 1978-11-14 | 1978-11-14 | 発酵飼料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53139401A JPS599143B2 (ja) | 1978-11-14 | 1978-11-14 | 発酵飼料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5568257A JPS5568257A (en) | 1980-05-22 |
JPS599143B2 true JPS599143B2 (ja) | 1984-02-29 |
Family
ID=15244400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53139401A Expired JPS599143B2 (ja) | 1978-11-14 | 1978-11-14 | 発酵飼料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS599143B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190110110A (ko) | 2017-02-28 | 2019-09-27 | 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 | 겹치기 필렛 아크 용접 이음매 및 그 제조 방법 |
-
1978
- 1978-11-14 JP JP53139401A patent/JPS599143B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190110110A (ko) | 2017-02-28 | 2019-09-27 | 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 | 겹치기 필렛 아크 용접 이음매 및 그 제조 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5568257A (en) | 1980-05-22 |
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