JPS599137B2 - 圧力駆動の切断機構により屠畜を縦割りする装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は懸帛した屠畜を縦割リする装置に関するもの
であって同装置は可動で圧力駆動の切断機構と、同機構
を案内するため屠畜の中央脊柱開口部内へ入れる案内ボ
ルトをそれぞれ備えており、かつ上記切断機構とこの駆
動部をば各種方向へ移動可能な支持装置上に座着させる
とともに、手動の操作手段へ結合させるように構成して
ある。

従来、この種の装置では案内ボルトを拡開プレートへ固
定結合させた。

この場合、屠殺体の首（または頭）部分での脊柱の湾曲
部内へ案内ボルトがスムーズに入って行けないことが度
々あった。

そこで、この発明で達成しようとする目的は案内ボルト
を構成・配置するに当り屠殺体の脊柱の湾曲部内へ同案
内ボルトが〒段と申分な《入って行けるようにすること
である。

上記目的を達成するこの発明の特徴は、支持装置と固定
結合した二つの拡開プレートへ案内ボルトを旋回可能に
固定するようにしたことである。

このように構成すると、とくに屠殺体の首（または頭）
部分で案内ボルトをつかえさせな《てすみ、かつ同屠殺
体の頭部（または同屠殺体を完全に切断する）に到るま
で切断刃による切断を続けることができる。

さらに案内ボルトを可動に取付けることにより、冷凍の
屠殺体の切断も容易になる。

図面に示す一実施例によって、この発明の対象を以下詳
細に説明する。

第１図の切断装置は屠畜（たとえば豚または牛）を脊柱
の中央に沿って縦割リする。

この場合、同屠畜は頭を下にした状態で後足をノッガ部
材（図示せず）に懸吊してあって、開口した腹部分を切
断装置側に向けている。

相互に所定間隔をおいた２つの垂直ロッド８を切断装置
に設けているが、同ロンドは基部へ固定してお《。

この垂直ロンド８上ではスライダ２が高さ方向へ移動可
能に案内される。

同スライダ２は２つの水平ロツド４を備えていて、同ロ
ンドは支持体５が水平方向に移動できるようにする。

同支持体５は水平軸９を支持する案内プッシュ６を有し
ているので、同水平軸は軸線方向へスライドできると同
時に回転もできる。

水平軸９の操作側端部には操作手段（図示せず）が座着
し、同手段を用いて軸９を手動で回動させタリ、または
軸線方向へスライドさせるようにする。

前記スライダ２はこの上に座着する諸要素とトモニ、ス
ライダ駆動部１４により屠殺体３６の全長にわたって上
下方向に移動できる。

軸９の他端部には切断刃１６の支持装置１５が位置する
。

同支持装置１５はシリンダ１８と結合していて同シリン
ダ内でピストン４０が圧縮空気により上下へ可動に案内
される。

ピストン・ロンド１９＆！切断刃１６の回動軸２５に枢
着している。

同切断刃１６の方は軸２０の周りを旋回可能に軸着して
いる。

したがって、シリンダ内へ圧縮空気を供給すルコとによ
り切断刃１６は切断運動を行なって屠殺体の脊柱中央部
を切断することができる。

この場合、同切断刃１６は二つの拡開プレート２１間を
通るが、同拡開プレートは切断個所に隣接する（屠殺体
の）肉部分相互を拡開して脊柱中央部に沿った切断を容
易にする。

下方へ突出する案内ボルト２３を上記拡開プレート２１
へ固定する。

同案内ボルトの働きは屠殺体の中空脊柱内へ入り込んで
、切断刃１６を正確に脊柱に沿って案内して同脊柱の中
央部が全長にわたって切断できるようにすることである
。

上記案内ボルト２３には細長スリット２４を設けてある
が、切断刃１６は降下位置にある時、この刃は上記のス
リット内へ収まる。

第２図および第３図からわかるごとく、案内ボル１・２
３は旋回可能に保持されているので角度αだげ旋回でき
る。

同角度は１５°以下（と《に約１０°）である。

案内ボルト２３の旋回角度は拡開プレート２１内の溝１
０によって制限される。

同案内ボルトの固定はネジ１２によって行なうが、同ネ
ジは両側から各拡開プレートを貫通し、かつ同ネジの肩
部が案内ボルト２３に当接する。

上方のネジ１２は旋回軸として働く一方、下方のネジは
溝１０内での案内ボルトの回動運動を共にする。

案内ボルト２３の旋回軸は切断刃１６の回動軸２５と平
行である。

第２図の破線で示す端部位置において案内ボルト２３は
切断装置の高さ方向のスライド運動に対してほＫ垂直（
または平行）である。

切断刃１６に代ってモータ駆動の丸鋸を使用してもよい
。

【図面の簡単な説明】

第１図は切断装置を一部破断した概略側面図、第２図は
第３図の■−■線から見た、案内ボノレトと拡開プレー
トの断面図、第３図は案内ボルトと拡開プレートの横断
面図である。 ２・・・・・・スライダ、４・・・・・・水平ロッド、
５・・・・・・支持体、６・・・・・・案内プッシュ、
８・・・・・垂直ロッド、９・・・・・・水平軸、１０
・・・・・・溝、１２・開・ネジ、１４・・゜゜゜゜ス
ライダ駆動装置、１５・・・・・・支持装置、１６・・
・・・・切断刃、１８・・・・・・シリンダ、１９・・
曲ピストン・ロツド、２０・・・・・・軸、２１・・・
・・・拡開プレート、２３・・・・・・案内ボルト、２
４・・曲細長スリット、２５・・・・・・回動軸、３６
・・・・・・屠殺体、４０・・・・・・ピストン。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 懸吊した屠畜を縦割リする装置へ可動で圧力駆動の
   切断機構と、同機構を案内するため屠畜の中央脊柱開口
   部内へ入れる案内ボルトとをそれぞれ設けて同切断機構
   とこの駆動部を各種の方向へ移動可能な支持装置上に座
   着させるとともに、手動の操作手段へ結合させるように
   構成した上記縦割リする装置において、支持装置１５と
   固定結合した二つの拡開プレート２１へ案内ボルト２３
   を旋回可能に固定したことを特徴とする装置。 ２ １６０以下（と《に約１０°）の角度だけ案内ボル
   ト２３を旋回可能とし、かつ同案内ボルト２３の旋回軸
   を切断刃１６の回動軸２５と平行にしたことを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載の装置。 ３ 一方の端部位置にある案内ボルト２３を支持装置１
   ５のスライドする高さ方向と少なくともほぼ平行にした
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項または第２項記
   載の装置。 ４ 両拡開プレート２１の各溝１０内に案内ボルト２３
   を収納させて各二つの押えネジ１２により同案内ボルト
   の両側を保持させるとともに、同ネジの一方を回動軸と
   しかつ他方のネジを案内ボルト２３０回動運動と共にす
   るようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第１項、
   第２項または第３項記載の装置。