JPS599018B2 - 有害ガスの被害防止装置 - Google Patents

有害ガスの被害防止装置

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JPS599018B2
JPS599018B2 JP53134205A JP13420578A JPS599018B2 JP S599018 B2 JPS599018 B2 JP S599018B2 JP 53134205 A JP53134205 A JP 53134205A JP 13420578 A JP13420578 A JP 13420578A JP S599018 B2 JPS599018 B2 JP S599018B2
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JP
Japan
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gas
alarm
shutter
relay
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JP53134205A
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JPS5560144A (en
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耕治 宮城
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Description

【発明の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本願の発明は、有害ガスによる被害防止装置に関し、と
くに室内において有害ガスの不測の漏れあるいはガス燃
焼器の継続使用に伴う一酸化炭素の増加によって室内空
気中の酸素濃度の低下を来たし人体の安全上悪影響を及
ぼす環境を改善することのできる有害ガス被害防止装置
に関する。
b.従来技術 近来、都市ガス、プ0/々ンガス、灯油等は家庭用燃料
として広く利用されている。
そしてこれらの燃料を使用する厨房用燃焼器具(コンロ
の類)、湯沸器、その他暖房器具等の諸器具は、多くは
ゴム製管よりなる連結部の劣化等により、しばしばガス
漏れ事故を起こし、又近来における住宅建築工法は、ア
ルミサッシ等の普及により、居室が密閉状態の場合が多
く、そのような居室内でガスコンロ、湯沸器、暖房器具
等が同時に継続的に使用されることとなり、室の換気に
充分の注意を払わない限り、所謂酸欠状態となり人体に
悪影響を及ぼし、しばしば人身事故の発生を見ることと
なる。
さらに近時、高層の建築物(マンション等)に多人数の
者が居住する住環境下では、隣室或いは下層階での火災
に際し、上層階の居住区に火災による煙が侵入し、その
ために自室が酸欠状態となり、その結果意識を失い避難
する機会を失し、徒らに人命を損う悲惨な事故も多発し
ている。
国民生活センターの試験結果によれば、室内の酸素濃度
が20.90%(きれいな空気)の室内で湯沸器を連続
して燃焼させたところ、1時間後に酸素濃度がis.o
o%(酸欠状態)、2時間後には1 7. 3 0%と
なり又一酸化炭素濃度も1時間45分後に、厚生省の「
建築物管理規定」に定める0.001%の10倍に当る
0.Ol%となり、さらに、ガスコンロ1台に点火、そ
の斜め上に位置させた湯沸器に同時に点火し連続燃焼さ
せると、酸素濃度は30分で18%(酸欠状態)、50
分で17%、1時間で16.6%となり、又一酸化炭素
は40分で0.01%、50分で0.02%と急速に増
加することが判った。
酸素濃度は、通常16%で頭痛、吐き気、耳鳴りなどの
酸欠症状が現われ、一酸化炭素も0.02楚で前頭部に
軽い頭痛、0.04%で吐き気や頭痛を起こし、0.0
8%でけいれんや失神を起し、さらに0.16%に達す
ると死亡する結果を招来する。
したがって、上記のように、コンロと湯沸器とを密閉室
内で同時に点火し、燃焼を継続すると15分間でメーン
バーナーの火が酸欠のため飛び火し、30分でコンロの
火が消え、生ガスが噴き出しきわめて危険な状態となる
ことが判った。
そこで、上記のような危険な状態を引き起こさないため
には、燃焼器具の使用上の注意を怠らず、室の換気を充
分にすることにあるが、しかし暖房器具を就寝中も燃焼
させたり、近隣に火災が発生した際就寝中であった際な
ど、不測の危険に遭遇する場合をなしとしない。
しかし、これら不測の危険状態を解決するため、煙又は
ガス漏れ検知器による警報装置が提案されているが、単
なる警報に止まり、危険状態の発生を未然に防止したり
、危険状態発生の前に有害ガスを排除することによって
、避難の機会を得るなどの装置の提案は見られない。
さらに、煙又はガス検知器が作動して警報が発せられて
も、ガス濃度が危険状態に達してない場合があり、就寝
中又は近隣に警報による騒音のため迷惑を及ぼすので、
警報装置に信頼がおけず、ことさらその機能を停止して
おくこともあり、被害防止上充分とは言えないものであ
った。
C.発明の目的 本発明の目的は、室内に生じるガス濃度が低A〈中Bく
高Cの場合に、有害ガス濃度が一定限度Aを越えると、
戸又はシャッターが開き自然換気し、有害ガス濃度がA
よりも高い設定濃度Bを越えると、戸又はシャッターが
開いたまま、扇風機により強制換気し、さらに有害ガス
濃度がBよりも高い設定濃度Cを越えると、戸又はシャ
ッターが開いたまま扇風機が作動を続けると共に、警報
信号を発することのできる有害ガス被害防止装置を供す
ることである。
d.発明の構成 本発明の構成を、図面について説明すると、建物内部2
の適所に吸、排気用の戸又はシャッター1,1aを設け
、その前面には、扇風機3,3aを取付け、室内の適宜
の位置に、感応度の異なる3種のガス検知器41,42
,43および警報器5を設け、戸又はシャッター1,1
aには、開閉用のアーム6,6aを連結した減速機付の
レバーシブルコンデンサーモーター1,7aを取付ケ、
該モーター7,7aの正逆転作動により、戸又はシャッ
ター1,1aの開閉をなさしめ、その開閉距離は、マイ
クロスイッチ8,8at8bt8cを設け開閉距離の制
御を行う。
上記のマイクロスイッチ8,8a,8b,8cは常時接
点か閉路し、その押釦が押されるときのみ接点が開く構
成とする。
この場合、符号3の扇風機は排気用、同じく符号3aの
扇風機は吸気用とする。
然して、第3図の結線図について説明すると、警報器5
、扇風機3,3aとリレーのコイル9a,9b,9cお
よびレバーシブルコンデンサーモータ1,7a等は並列
に接続され、リレー9aは2極双頭式とし、接点イ,口
,ハとイ′,口′,ハ′のうち、イとイ′はコモン接点
、リレー9bも2極双頭式とし、接点ホ,へ,トとボ,
へ′,ト′のうち、ホどボはコモン接点である。
リレー9cは1極双頭式で、チのコモン接点とり,ヌの
接点を有している。
e.作用 以上のように構成したので、建物内部2の有害ガス濃度
が一定限度Aを越えると、まず検知器41が感応してそ
の接点4aが閉じると、リレーのコイル9aの回転が閉
成するため、リレー9aの接点イ〜口,イ′〜口′が閉
じる。
したがって、戸又はシャッター開閉用モーター7,7a
の左側の線a , a’に電流が流れるため、モーター
7,γaは正転し、戸又はシャッター1,1aを開く。
検知器41の感応が止み、その接点4aが開くと、リレ
ーのコイル9aの回路が切れるため、リレーの接点イ〜
ハ,イ′〜ノz’753閉じる。
したがってシャッター開閉用モーター7,7aの右側の
線b , b’に電流が流れるため、モーター7,γa
は逆転し、戸又はシャッター1,1aを閉じる。
検知器41が一定限度の有害カス濃度を越え、感応しそ
の接点4aを閉成し、上記戸又はシャッター1,1aの
開閉用モーター1,1aか作動し、戸又はシャッターを
開き、自然換気を継続してもなお、有害ガス濃度が一定
限度Aを越え、さらに有害ガス濃度がAよりも高い設定
濃iBを越えると検知器42が感応してその接点4bが
閉じると、戸又はシャッター7,7aが開いたままリレ
ーのコイル9bの回路が閉成するので、リレーの接点ホ
〜へ,ボ〜へ′が閉じ、扇風機3,3aが作動し室内の
空気を強制的に換気する。
上記扇風機3,3aの作動により強制換気を継続しても
さらに、有害ガス濃度が設定濃度Bよりも高い設定濃k
c越えた際は、検知器43が感応し、戸又はシャッター
1,1aが開き、扇風機3,3aが作動したまま、検知
器43の接点4cか閉じると、リレーのコイル9cの回
路が閉成するため、そのリレーの接点チ〜りが閉じ、警
報器5が作動し警報を発する。
設定濃度C以下にガス濃度が低下したときは、検知器4
3か感応しその接点4cを開き、リレーのコイル9cが
作動を止め、その接点チ〜ヌが閉じ警報器5か作動を停
止する。
さらに、ガス濃度が設定のB濃度以下に低下したときは
、検知器42が感応しての接点4bを開き、リレーのコ
イル9bは作動を止め、その接点ホ〜トおよびボ〜ト′
が閉じ扇風機3,3aの作動を停止する。
さらに又、ガス濃度が一定限度のA濃度以下に低下した
ときは、検知器41の感応によりその接点4aが開き、
リレーのコイル9aは作動を止め、その接点イ〜ハおよ
びイ′〜ハ′が閉じ、電流は右側のb,b’側に流れモ
ーター7,7aを逆転し、戸又はシャッター1,1aを
閉じて、原形に復する。
f.発明の効果 本願の発明は、上記の構成と作用によるので、有害ガス
発生のおそれのある室内に設置することによって、ガス
濃度を検知して作動するため、ガスの発生による危険状
態発生前において、その原因を除くことができ、又ガス
濃度の程度によって、作動の態様を異ならしめ、ガス濃
度に応じて、警報を徒らに発することとせず、必要なる
作動を必要な際になさしめることができる。
またガス検知器を複数使用する場合は、例えば酸素濃度
、一酸化炭素濃度、煙濃度等異種の検知器を組合わせて
構成することができるので、特に警戒を妥・する特定の
場所でのガスを検知する必要のある際は適宜の種類、感
応度の異なる検知器を結合することもできるので有害ガ
スによる被害防止上有効である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施態様を示し、第1図は室内の配置を
示す説明的断面図、第2図は第1図A部の拡大図、第3
図は結線図である。 符号の説明、1・・・・・・開閉シャッター、2・・・
・・・建物室内、3・・・・・・扇風機、4・・・・・
・ガス濃度検知器、5・・・・・・警報器、6・・・・
・・シャッターアーム、7・・・・・・モータ、8・・
・・・・マイクロヌイツチ、9・・・・・・リレー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 建物内部の適所に低、中、高の有害ガス濃度に感応
    する検知器を設置し、低濃度検知器をシャツタ駆動用モ
    ータに、中濃度検知器を給排気用ファンに、高濃度検知
    器を警報器にそれぞれ電気的に配線せしめたことを特徴
    とする有害ガスの被害防止装置。
JP53134205A 1978-10-31 1978-10-31 有害ガスの被害防止装置 Expired JPS599018B2 (ja)

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JP53134205A JPS599018B2 (ja) 1978-10-31 1978-10-31 有害ガスの被害防止装置

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JPS5560144A JPS5560144A (en) 1980-05-07
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JPS63158914U (ja) * 1987-04-01 1988-10-18

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