JPS598705Y2 - 洗濯機のタオル掛け - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は洗濯機に具備したタオル掛けの改良に関するも
のである。

従来の洗濯機のタオル掛けは、棒状且つ略Ｕ字状に折曲
したタオル掛けの両端部にネジ部を螺刻すると共に、そ
の手前に突部を設け、このタオル掛けのネジ部を洗濯機
本体の外胴に形或した挿入孔に挿入し、しかる後、本体
内部よりナット等にて締結固定していた。

このため、組立作業に手間を要するばかりか、保守・点
検に際してー々本体の内胴を取外してタオル掛けを交換
しなければならず、同作業が面倒であった。

更に、梱包時このタオル掛けの収納スペースを必要とし
、包装箱が大きくなるものであった。

また、ホース掛けは本体内胴の上部フランジ側面に、一
体形威していたため、破損時内胴自体を交換しなければ
ならず面倒であった。

本考案は上記欠点を除去するもので、以下図に示す一実
施例を説明すると、１は外胴２内に洗濯槽と脱水槽（い
ずれも図示せず）を一体形威した内胴３を内装した洗濯
機本体、４はこの本体１の外胴２のコーナ部に取着する
タオル掛けである。

而して、前記タオル掛け４は略Ｌ字状の取付基部５と、
その表面に形威した前方に突出する略Ｕ字状のハンガ一
部６と、同取付基部５側面に形威したホース掛け７及び
コードの保持部８と、裏面に複数個形威した後方に突設
し更にその先端を基部５の端部方向に折曲した略Ｌ字状
の係止片９及び他端側に形或した後述する固定具を挿通
するための挿通孔１０とから構或している。

一方、前記本体１の外胴２にはその前面上方にタオル掛
け４の係止片９に対応する挿入孔１１を形戒すると共に
、側面上方に挿通孔１０に対応する係合孔１２を形或し
ている。

１３は前記タオル掛け４を本体１に固定するための固定
具で、その前端部を小物等の引掛部１４とすると共に、
後端部を前記タオル掛け４の挿通孔１０と略同形状とな
し、更にその先端に同挿通孔１０を通して本体１の係合
孔１２に係合する中央に溝１６を有する引掛フツク１５
を形或している。

以上の様な構戊において、タオル掛け４を本体１に取着
する場合には、先ず、タオル掛け４の係止片９を外胴２
の挿入孔１１に挿入し、しかる後、タオル掛け４をスラ
イドして同係止片９を挿入孔１１周縁に係合させ仮固定
する。

この際、タオル掛け４の取付基部５は外胴２のコーナ部
に当接し、該タオル掛け４の挿通孔１０と外胴２の係合
孔１２とが合致する。

そして、固定具Ｂの引掛フツク１５を挿通孔を通して係
合孔１２に係合するだけでよい。

また、タオル掛け４を本体１から離脱する場合には上記
と逆の操作を行えばよい。

以上の如く本考案では、本体と同本体のコーナ部に取着
するタオル掛けからなり、前記タオル掛けにホース掛け
及びコードの保持部を形威したものであるから、従来ホ
ース掛け又はコードの保持部破損時本体の内胴自体を交
換していたのに比し、タオル掛けを交換するだけでよく
、また、同タオル掛けを本体外部から着脱できるので、
組立作業及び保守・点検を簡易化でき、且つ梱包時タオ
ル掛けの収納空間を必要としないので、包装箱を小さく
できる。

更に、固定具を小物等の引掛部として利用できるので、
使い勝手のよい洗濯機を提供できるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示すもので、第１図はタオル
掛けを具備した洗濯機の斜視図、第２図は第１図の要部
拡大図、第３図は第２図の要部横断面図である。 同図中、１は本体、４はタオル掛け、７はホース掛け、
８はコードの保持部、９は係止片、１０は挿通孔、１１
は挿入孔、１２は係合孔、１３は固定具、１４は引掛部
である。

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）本体と同本体のコーナ部に取着するタオル掛け及
   び固定具から或り、上記本体には前面上方に挿入孔を複
   数個形威し、側面上方に保合孔を形或する一方、タオル
   掛けには前端部裏面に上記挿入孔に対応して略Ｌ字状の
   係止片を形威し、側端部に保合孔に対応する挿通孔を形
   威し、この係止片を挿入孔周縁に係合した後、固定具を
   挿通孔を通して保合孔に係合することによって該タオル
   掛けを本体に装着するようにした事を特徴とする洗濯機
   のタオル掛け。
2. （２）上記タオル掛けにコードの保持部を形或した事を
   特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項に記載の洗濯
   機のタオル掛け。
3. （３）上記固定具を小物等の引掛部と兼用するようにし
   た事を特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項又は第
   ２項に記載の洗濯機のタオル掛け。