JPS5986324A - 映像中間周波信号処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、映像中間周波信号処理回路の周波数選択回
路において、３つの圧電変換器によシ構成される３電極
弾性表面波フィルタを応用、するに際して好適なる回路
構成を提供しようとするものであシ、小型で高性能、無
調整かつ低価格の信号処理装置を実現するものである。

従来例の構成とその問題点 第１図は周知の３電極弾性表面波フィルタの一構造例を
示したものであシ、弾性体基板１の表面に配置した弾性
表面波の送信圧電変換器２、受信圧電変換器３および３
′が所定の間隔をおいて設けられている。これら変換器
の送信、受信の関係は場合によっては逆転して使用され
る。この構造の表面波フィルタは中央の圧電変換器に対
して外部回路と電気的整合を取ることにより挿入損失を
軽　　　−減し、電極間の多重反射を除去することがで
きる。

この利点を利用するために従来は第２図のような外部回
路によシ弾性表面波フィルタを挿入していた。まずフィ
ルタ１０の入力段に設けられた可変インダクタンス４は
、入力の前段に接続される信号処理回路のインピーダン
スのバラツキに対して弾性表面波フィルタの中央圧電変
換器２を整合させるものである。第１図の構成を有する
弾性表面波フィルタ１０の出力段には後続の信号処理回
路９の入力インピーダンスに対して所定の条件に設定す
るだめの結合可変の変成器７が設置される。

このような構成では弾性表面波フィルりの挿入損失は改
善されるが、人、出力に整合回路を必要とし調整が必須
となり、弾性表面波フィルタの特徴を生かすことができ
ないという欠点を有している。又、上述の弾性表面波フ
ィルタの圧電変換器がＺｎＯ圧電薄膜のよう々効率のよ
くない材料で構成されている場合には、変換器のインピ
ーダンスが太きくなシ調整も困難なものとなる。又信号
処理回路は通常無線入力信号の強度に対応して利得を可
変する増巾器を含むが、利得が変化した時にこの信号処
理回路９の入力インピーダンスが変化し、弾性表面波フ
ィルタとの出力インピーダンスの関係が変化することに
よジインピーダンス整合の状態が変わシ、フィルタ特性
が変化するといった悪影響が生じる。

第３図は弾性表面波フィルタ１１を２つの圧電変換器に
より構成した場合に用いられる従来の信号処理回路であ
るが、弾性表面波フィルタ１１の損失を補償するために
トランジスタ１２を用いた前置増巾器にインダクタンス
１３を用いてフィルり１１とのインピーダンスを調整し
、さらにフィルタ１１の出力部のインダクタンス１４と
合わせてフィルタ１１の挿入損失を改善している。しか
し映像中間周波処理回路に使用される通常の弾性表面波
フィルタにおいては前述の人、出力圧電変換器間での不
要な反射信号成分を抑圧するだめに挿入損失を１８〜２
０　ｄＢ以上に増加させて使用し々ければならず実質の
挿入損失は２０　ｄＢ程度としている。ここでインダク
タンス１３と１４を用いない場合には挿入損失は２７〜
２８　ｄＢとなシ、画像のＳＮ比を劣化させ受信機の感
度を悪くする。

発明の目的 亘 本発明は、映像中間波処理回路において３電極構造の弾
性表面波フィルタを用いて調整をなくし安価で簡便な構
成を実現しようとするものである。

発明の構成 本発明は、弾性体基板の表面に配置された中火の圧電変
換器と、その両側に所定間隔で配置された電気的に相互
接続された２つの圧電変換器から成る３電極構造の弾性
表面波素イの中央の圧電変換器を固定利得の前置増幅器
の出力端子に接続し、前記２つの圧電変換器を可変利得
増幅回路の入力端子に接続して、インダクタンス素子を
除去し、簡便、無調整で安価な映像中間周波処理装置を
実現したものである。

実施例の説明 第４図は本発明が実施されたテレビジョン受信機の映像
中間周波信号段を示したものである。３電極構造の弾性
表面波フィルタ１５に対する前置増巾器はトランジスタ
１２と抵抗、容量素子を用いて形成され、トランジスタ
１２に対する負荷抵抗１６において得られた入力信号１
７の増幅された中間周波信号が容量素子で直流信号成分
が除去されて３電極構造の弾性表面波フィルタ１５の入
力圧電変換器に導入される。フィルタ１５の出力圧電変
換器により得られた映像中間周波信号は所定の負荷抵抗
によジインピーダンスの調整がなされて可変利得の中間
周波増巾器９に入力される。

このような構成において弾性表面波フィルり１５０入力
電極として、前述の中央圧電変換器Ｒを自装置すること
により、よシ安定で高性能な構成を実現できる。なぜな
らば、３電極構造の中央圧電変換器は両側の圧電変換器
に比べて高インピーダンスであシ、この変換器を中間周
波増１１Ｕ器の高インピーダンス入力段に接続するよシ
も、インピーダンスの一定な前置増巾器の出力に接続し
中間周波増巾器の入力段にインピーダンスの低い両側の
変換器を接続した方が、前述の利得可変の影響を小さく
できるからである。又このようなことは２電極構造弾性
表面波フィルタについても考慮されるが、第４図のよう
な構成では挿入損失が大きくなシ実用上は使用されない
。これに対し３電極構造の弾性表面波フづルタを用いる
と２電極構造のフィルタにおける圧電変換器の入力イン
ピーダンスよりも低い入力インピーダンスを実現でき、
弾性表面波フィルタを常に最適の条件で動作させること
ができるなど実用的に大きな利点がもたらされる。

発明の効果 本発明による映像中間周波処理装置を用いることによシ
、フィルタの特性を常に最適化することができ、インダ
ククンス素子を除去し調整箇所を無くすことが可能とな
る。従来の２電極構造でインダクタンスを除去した場合
の挿入損失の劣化を改善して本発明の回路構成を実現す
ることが可能となシ、小型、無調整、低価格、高性能が
実現されるなど工業的に極めて大きな効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は３電極構造の弾性表面波フィルタを説明するだ
めの概略平面図、第２図、第３図は従来の映像中間周波
信号処理回路を説明するだめの回路図、第４図は本発明
の一実施例の映像中間周波信号処理回路図である。 １・・・弾性体基板、２．３．３’・・圧電変換器、９
・・・信号処理回路、１２・・前置増幅器のトランジス
タ、１５・・・弾性表面波フィルタ、１７・・・映像中
間周波入力信号。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 弾性体基板の表面に配置された第１の圧電変換器と、こ
   の第１の圧電変換器の両側に所定の間隔をおいて配置さ
   れるとともに電気的に相互接続された第２．第３の圧電
   変換器とを有し、前記第１の圧電変換器を直接あるいは
   容量素子を介して固定の利得を有する前置増巾器の出力
   端子に結合するとともに、前記第２．第３の圧電変換器
   を直接あるいは容量素子を介して可変利得増巾回路の入
   力端子に結合したことを特徴とする映像中間周波信号処
   理装置。