JPS598581Y2 - 自動開き洋傘の開閉装置 - Google Patents

自動開き洋傘の開閉装置

Info

Publication number
JPS598581Y2
JPS598581Y2 JP6698181U JP6698181U JPS598581Y2 JP S598581 Y2 JPS598581 Y2 JP S598581Y2 JP 6698181 U JP6698181 U JP 6698181U JP 6698181 U JP6698181 U JP 6698181U JP S598581 Y2 JPS598581 Y2 JP S598581Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
button
holder
repellent
hole
fitted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6698181U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57178518U (ja
Inventor
権三郎 早野
Original Assignee
アラスカ洋傘工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アラスカ洋傘工業株式会社 filed Critical アラスカ洋傘工業株式会社
Priority to JP6698181U priority Critical patent/JPS598581Y2/ja
Publication of JPS57178518U publication Critical patent/JPS57178518U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS598581Y2 publication Critical patent/JPS598581Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動開き洋傘の開閉装置に関する。
周知のように、この種開閉装置として、中棒の軸心方向
に摺動自在なスライド釦の摺動操作で、中棒に内蔵され
たハジキの突出端部を押動することにより、ハジキに突
設されたハジキ爪を中棒内に没入させるものがある。
この様なスライド式開閉装置として、実開昭51−46
557号公報記載のものが公知である。
かかる従来のものは、スライド釦をホルダに単に内蔵す
るのみで゛あったから、釦がホルダ内で゛ガタつき、好
ましいものでなかった。
更に、ホルダには釦の操作部が突出するための矩形窓が
開設されているのみであるから、釦をホルダに組込むに
はホルダの内孔側より挿入しなければならず、かつ中棒
組込み前にその作業を行なわねばならず、作業が困難で
あった。
そこで本考案は、スライド釦のガタつきをなくし、かつ
組立容易な自動開き洋傘の開閉装置を提供することを目
的とする。
従って、その特徴とする処は、中棒に套嵌された釦ホル
ダに中棒の軸心方向に沿って移動自在なスライド釦が嵌
合され該スライド釦の移動によりハジキを押動させて開
傘させる自動開き洋傘の開閉装置において、釦ホルダの
一側に中棒軸心方向に沿って開設された摺動孔の上端は
、釦ホルダの上端縁において外部に開口しており、該開
口から摺動孔にスライド釦がアリ溝嵌合を介して摺動自
在に嵌合され、該釦ホルダの上部には摺動孔の上端開口
を施蓋するキャップが嵌着され且つ該釦ホルダにはスラ
イド釦を中棒軸心方向一方に付勢するスプリングが内蔵
されている。
以下、本考案の実施例を図面に基づき詳述する。
第1図及び第2図は本考案に係る自動開き洋傘の開閉装
置の正面図及び側面図であり、第3図は同断面図である
これらの図に於いて、1は中棒で゛中空丸棒である。
該中棒1は第4図に示すように軸心方向に沿って図にお
ける上方から下方に行くに従って、ハジキ爪突出用孔2
、玉受爪突出用孔3、及びハジキ押動部突出用孔4が夫
々同一側に所定間隔を有して開設されている。
これらの孔2,3.4は、中棒軸心に沿った長孔である
5はハジキで、中棒1に内蔵され、その上端部から下方
に行くに従って、ハジキ爪6、玉受爪7及び押動部8が
夫々同一側に所定間隔を有して突設されている。
ハジキ5の下端部には、上記夫々の爪6,7等とは反対
側に突出する突起9が設けられている。
上記ハジキ爪6の上面は傾斜面とされ下面はほぼ水平面
とされている。
玉受爪7の上面はほぼ水平面とされ、下面は傾斜面とさ
れている。
押動部8の上面は傾斜面とされている。
ハジキ5の下端部はハジキホルダ10に嵌着されている
第5図に示すように、ハジキホルダ10は合或樹脂製の
九棒で、中棒1に密嵌する外径を有する。
該ホルダ10の上部には上端縁まで達するスリ割溝11
が軸心方向に沿って設けられ、該スリ割溝11の深さは
ハジキ5下端部の巾寸法と等しくされ、該溝11の下端
の溝底に凹部12が径方向に設けられている。
この溝11にハジキ5下端部が嵌合され、ハジキ5の突
起9と溝11の凹部12とが係合してハジキ5とホルダ
10は軸心方向相対向移動不能である。
このようにホルダ10に嵌着されたハジキ5は、中棒1
下端より中棒1内に挿入され、ハジキ爪6、玉受爪7及
び押動部8の各突出部が、中棒1のハジキ爪突出用孔2
、玉受取突出用孔3及び押動部突出用孔4より夫々突出
している。
そして中棒1とホルダ10は夫々を貫通する係止ピン1
3で涸定されている。
しかして、ハジキ5はホルダ10を介してその下端部が
中棒1に固定された片持ち構造となり、押動部8を押動
することにより弾性的に揺動自在となる。
そして該押動に連動して夫々の爪6,7が中棒1内に没
入自在となる。
14は手元で、中棒1の下端部に嵌着固定されている。
15は手元14頂部に外嵌された割止めリングである。
16は釦ホルダで、前記手元14の頂部に嵌合すると共
に中棒1に套嵌されている。
該釦ホルダ16の詳細は第6図に示されている。
この釦ホルダ16は合戊樹脂製の筒体で、中心部に貫通
する中棒挿通孔17を有している。
釦ホルダ16の下部は小径の筒部であり手元嵌入部18
とされている。
釦ホルダ16の上部も小径の筒部とされ、該筒部はキャ
ップ嵌合部19とされている。
このキャップ嵌合部19の上端部に抜け止め突起20が
周設されている。
手元嵌入部18とキャップ19との間の径大な胴部21
にはぞの一側に開口し、かつ中棒挿通孔17に連通する
摺動孔22が開設されている。
この摺動孔22にハジキ5の押動部8が突出している。
この摺動孔22は軸心方向に沿ってキャップ嵌合部19
の上端縁まで設けられ、該上端縁で上方開放状である。
この摺動孔22の左右両端縁にはガイドウエイ22 .
23が対向状に設けられている。
摺動孔22の下端面にはスプリング保持孔24が上方開
口状に凹設されている。
25はスライド釦で、上記摺動孔22に軸心方向摺動自
在に嵌合され、かつその裏面はハジキ5の押動部8の突
出端部8aに接離自在に接当している。
スライド釦25の詳細は第7図に示されているように、
合或樹脂製の釦本体26と、該本体26に固着された金
属製の摺接部27とを有している。
この釦本体26は第8図及び第9図に示すように、操作
部28と挾持部29とが縦・横両断面形状が工字形にな
るよう連結部30で連結されている。
この挾持部29が上記摺動孔22内に位置し、操作部2
8は摺動孔22周縁外面に添設され、連結部30が摺動
孔22に嵌合すると共に、扶持部29と操作部28とに
よって摺動孔22のガイドウエイ23 .23を摺動自
在に挾持している。
即ち、スライド釦25と釦ホルダ16はアン溝嵌合を介
して嵌合している。
扶持部29の下端面には下方突出状のスプリング保持突
部31が設けられている。
この突部31と前記スプノング保持孔24とが対向して
おり、両者間にコイルスプリング32が介装されている
このスプリング32の形状は第10図に示されており、
常時スライド釦25を上方に付勢している。
扶持部29の裏面には摺接部用嵌合部33が凹設されて
いる。
第11図及び第12図に示すように上記摺接部27は、
中棒1外周面に沿った曲面を有する円弧部34をその裏
面に有している。
円弧部34の下端面は傾斜面に戊形されている。
そして摺接部27の前面には前記挾持部の嵌合部33に
嵌合される突部35が設けられている。
この突部35は前記嵌合部33に一体不可分に嵌着して
いる。
勿論、嵌着することなく本体26e.形時に摺接部27
を一体的に埋込み或形するものであってもよい。
この摺接部27はハジキ5の押動部8の突出端部8aに
摺接する。
36はキャップでリング状に或形され、前記釦ホルダ1
6のキャップ嵌合部19に外嵌している。
このキャップ36は第3図のA部拡大図で示すように、
その上端縁が前記抜け止め突起20に係止されて離脱が
防止されている。
第13図に示すようにこのキャップ36の下端面に突片
37が軸心方向下方に突設されている。
該突片37は、前記摺動孔22の上部開口部に嵌合する
と共に、スライド釦25の扶持部29と操作部28間の
間隙に臨出する。
しかして前記スライド釦25は、この突片37によって
摺動孔22からの離脱が防止されている。
38は玉受で、その詳細は第14図に示されており、そ
の中心部に貫通する中棒摺接孔39を有し、その上端面
に上方開口状の玉受凹部40が凹設されている。
玉受凹部40の底面には環状のバネ受座41が凹設され
ている。
このバネ受座41の内径は、中棒1より突出する玉受爪
7の先端より外方に位置している。
玉受38の下端面1には下方開口状の環状溝42が凹設
されている。
この環状溝42に前記キャップ36の上端部が嵌脱自在
に嵌合する。
中棒摺接孔39の下端縁は、第1図に示すように玉受3
8が上方位置にあるとき、ハジキ5の玉受爪7上面に係
止されている。
第2図及び第3図に示すように玉受38が下方位置にあ
るときは、玉受爪7は摺接孔39の上端縁より突出し、
玉受爪7と玉受38は干渉していない。
43は玉受操作スプリングで、その下端は前記玉受38
のバネ受座41に嵌合すると共に、その上端部は中棒1
に密嵌して相対移動不能とされている。
従って、玉受操作スプリング43は第15図に示すよう
に截頭円錐形に戒形され、上端部は密着スプリングとさ
れている。
このスプリング43は常時玉受38を下方に付勢してい
る。
44は下ロクロで、中棒1に上下摺動自在に套嵌され、
該下ロクロ44が中棒1上を移動することにより親骨4
5を開閉するものである。
下ロクロ劇にはスプリング46が内蔵され、該スプリン
グ46と図示省略する中ロクロとによって下ロクロ躬は
自動的に中棒1上を上昇するよう構或されている。
下ロクロ躬の下部には係合孔47わ開設され、下ロクロ
44が中棒1上を下降して閉傘状態になったとき、この
係合孔47に前述のハジキ爪6が突出して、ハジキ爪6
下面と係合孔47が係合し、閉傘状態を維持する。
上記構或の本考案の実施例によれば、中棒1にはハジキ
爪突出用孔2、玉受爪突出用孔3及び押動部突出用孔4
が所定間隔を有して開設されているので、捩り力に対し
て中棒1は非常に強いものとなっている。
即ち、従来の中棒では、ハジキ爪突出用孔から押動部突
出用孔にかけて一本の連続した長いスリ割溝が入れられ
ていたので、捩り力に弱く、手元側より捩じ切れる事故
があったが、上記実施例ではそのおそれがない。
ハジキ5は中棒1下端から挿入する構造となっているの
で、従来のように中棒1側面から挿入する必要がなく、
従って、従来の上記スリ割溝を不要とした。
また中棒1下端から挿入するものであるから組立が非常
に容易となる。
従来のものは、上記スリ割溝から中棒に開設した係止孔
にめがけてハジキをかも込まなければならず、この作業
には熟練を要したが、上記実施例では中棒1の各孔2,
3,4にハジキの突出部6,7.8が突出するように挿
入するだけでよく、シかも、ハジキ5と中棒1の係止は
ハジキホルダ10を介してピン止めしているので、組立
容易である。
釦ホルダ16にはその上端縁まで達する摺動孔22が設
けられているので、スライド釦25の組込みは、釦ホル
ダ16を中棒1に套嵌後その開口部より組込むことがで
きるため組立容易となる。
またスライド釦25と釦ホルダ16はアリ溝嵌合してい
るのでガタつくことがない。
更にスライド釦25はスプリング32により常時付勢さ
れているのでガタつきが防止され、かつ不慮の移動が防
止されている。
また釦ホルダ16にキャップ36を嵌着し、両者の離反
を突起20で行なっているので、単にキャップ36を嵌
入するだけで組立が行なわれ便利である。
スライド釦25は、形状複雑な釦本体26が合或樹脂製
であるので戊形が極めて容易であり、かつ、ハジキ押動
部8の突出端部8aを押動する摺接部27が金属製であ
るので、摩耗することがない。
なおこのスライド釦25の操作は次のように行なわれる
まず第1図に示す閉傘状態より開傘させるには、スライ
ド釦25を下方に軽く移動させる。
この移動により、ハジキ押動部8が少し押動され玉受爪
7が中棒1中に没入する。
これにより玉受爪7に係止されていた玉受38が、その
係合を解除されて第2図及び第3図のようにスプリング
43により下方に移動する。
親骨45は玉受38の係合を解除されて半開き状となる
しかし、このときハジキ爪6と下ロクロ躬の係合孔47
とはその係合が解除されていないので完全に開傘するこ
とはない。
下方に移動した玉受38と玉受爪7とはもはや接当して
いないので、この半開き状態でハジキ5を押圧するもの
はなく、ハジキ爪6と下ロクロ44の保合は完全に係合
している。
従来のものでは、玉受が下降しても玉受爪と玉受が接当
していたので、ハジキ爪と下ロクロとの保合が不安定な
状態であったが、本考案の実施例ではそのおそれがない
次いで、スライド釦25を下方に強く移動させると、摺
接部27がハジキ押動部8の突出端部8aを完全に中棒
1内に没入させるので、ハジキ爪6と下ロクロ44との
係合が解除されて洋傘は完全に開傘する。
なお本考案は上記実施例に限定されるものではない。
本考案によれば、釦ホルダ内のスライド釦のガタつきが
防止され、かつ組立容易゛となる等実用に供して多大の
効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示し、第1図及び第2図は全体正
面図及び側面図、第3図は同縦断面図、第4図は中棒の
正面図、第5図はハジキとハジキホルダの結合状態を示
す斜視図、第6図は釦ホルダを示す詳細図、第7図はス
ライド釦の斜視図、第8図は第7図のA−A切断面図、
第9図は第8図B−B断面図、第10図はスプリングの
側面図、第11図は第7図A−A断面における摺動部の
断面図;第12図は第11図C−C断面図、第13図は
キャップの断面図、第14図は玉受の断面図、第15図
はスプリングの側面図である。 1・・・・・仲棒、5・・・・・・ハジキ、7・・・・
・・ハジキ爪、16・・・・・・釦ホルダ、22・・・
・・・摺動孔、25・・・・・・スライド釦、26・・
・・・・釦本体、27・・・・・・摺接部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中棒1に套嵌された釦ホルダ16に中棒の軸心方向に沿
    って移動自在なスライド釦25が嵌合され該スライド釦
    の移動によりハジキ5を押動させて開傘させる自動開き
    洋傘の開閉装置において、釦ホルダー16の一側に中棒
    軸心方向に沿って開設された摺動孔22の上端は、釦ホ
    ルダの上端縁において外部に開口しており、該開口から
    摺動孔にスライド釦25がアリ溝嵌合を介して摺動自在
    に嵌合され、該釦ホルダの上部には摺動孔の上端開口を
    施蓋するキャップ36が嵌着され且つ該釦ホルダにはス
    ライド釦を中棒軸心方向一方に付勢するスプリング32
    が内蔵されていることを特徴とする自動開き洋傘の開閉
    装置。
JP6698181U 1981-05-08 1981-05-08 自動開き洋傘の開閉装置 Expired JPS598581Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6698181U JPS598581Y2 (ja) 1981-05-08 1981-05-08 自動開き洋傘の開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6698181U JPS598581Y2 (ja) 1981-05-08 1981-05-08 自動開き洋傘の開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57178518U JPS57178518U (ja) 1982-11-12
JPS598581Y2 true JPS598581Y2 (ja) 1984-03-16

Family

ID=29863002

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6698181U Expired JPS598581Y2 (ja) 1981-05-08 1981-05-08 自動開き洋傘の開閉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS598581Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57178518U (ja) 1982-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4584858A (en) Device for forming a bunch of keys
US5729865A (en) Lock for telescoping extension poles
JPH05286362A (ja) 車両用サンバイザ
US5031430A (en) Key ring
CA2047974A1 (en) Lightly operable fully automatic umbrella
US6004054A (en) Lipstick holder
JPS598581Y2 (ja) 自動開き洋傘の開閉装置
US5074694A (en) Latch mechanism for retractable writing instruments
US4172674A (en) Writing instrument
US6405572B1 (en) Locking apparatus for a key holder
US1042417A (en) Adjustable rib-tip-holding umbrella-handle.
CN209965445U (zh) 伞巢锁定结构
JPS6125381Y2 (ja)
JPS5811929Y2 (ja) 抜け止め用組立体
JPS602814Y2 (ja) 傘における玉止めの中棒に対する取付装置
JPS6030205B2 (ja) 自動開き洋傘のスライド釦装置
JPS6018113Y2 (ja) ヘッドレスト高さ調節装置
JPS61202247U (ja)
EP0865743A2 (en) Improved mechanical container for barshaped products
JPH0217790Y2 (ja)
MXPA94004650A (en) Writing instrument that includes a button deempuje, a brazier and a spring in a solapi
JPH0745388Y2 (ja) 乗物用雨傘収納装置
JPS5813768Y2 (ja) 自動開洋傘の安全装置
JPS63101Y2 (ja)
JPH0529612Y2 (ja)