JPS598418B2 - アンモニア含有液状物綜合処理剤並びに該液状物綜合処理方法 - Google Patents
アンモニア含有液状物綜合処理剤並びに該液状物綜合処理方法Info
- Publication number
- JPS598418B2 JPS598418B2 JP1342079A JP1342079A JPS598418B2 JP S598418 B2 JPS598418 B2 JP S598418B2 JP 1342079 A JP1342079 A JP 1342079A JP 1342079 A JP1342079 A JP 1342079A JP S598418 B2 JPS598418 B2 JP S598418B2
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- Japan
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- ammonia
- treated
- liquid material
- precipitate
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はアンモニア含有液状物より同時にアンモニア、
ＣＯＤ及び色を除去する綜合処理剤及び該処理剤を使用
するアンモニア含有液状物よりアンモニア、ＣＯＤ及び
色を同時に除去するアンモニア含有液状物綜合処理方法
に関するものである。
ＣＯＤ及び色を除去する綜合処理剤及び該処理剤を使用
するアンモニア含有液状物よりアンモニア、ＣＯＤ及び
色を同時に除去するアンモニア含有液状物綜合処理方法
に関するものである。
従来、排水、廃液等のＣＯＤの除去あるいは色の除去に
関しては多くの技術があり、また続々としてその開発が
なされつつある。
関しては多くの技術があり、また続々としてその開発が
なされつつある。
一方、脱窒技術としてはたとえばアンモニアストリツピ
ング法、生物化学的硝化・脱窒法、選択的イオン交換法
、不連続点塩素注入処理法等があり、その中アンモニア
ストリツピング法にも各種の技術が展開されている。
ング法、生物化学的硝化・脱窒法、選択的イオン交換法
、不連続点塩素注入処理法等があり、その中アンモニア
ストリツピング法にも各種の技術が展開されている。
しかし排水、廃液あるいはその他の液状物中のアンモニ
ア、ＣＯＤ及び色を同時に除去することは、従来困難で
あり、未だすぐれたしかも経済的な方法は存在しない。
ア、ＣＯＤ及び色を同時に除去することは、従来困難で
あり、未だすぐれたしかも経済的な方法は存在しない。
本発明者らはかかる点に着目し、鋭意研究を重ねた結果
、本発明に到達したものであり、その要旨とするところ
は上記の如く排水、廃液あるいはその他の液状物中のア
ンモニア、ＣＯＤ及び色を同時に除去するアンモニア含
有液状物綜合処理剤並びに該剤によるアンモニア含有液
状物の綜合処理方法に存し、詳しくは、少なくとも２０
０メッシュに微粉化した製鉄炉から得られる水砕スラグ
（以下単に水砕スラグという）を無機酸水溶液に溶解し
、アルカリ水溶液をさらに添加することにより該溶液を
アルカリ性となし、析出した沈澱物をＦ別、水洗し、つ
いで該水洗沈澱物を脱水乾燥し、該乾燥沈澱物を３５０
乃至９００℃の温度にて１５分乃至２時間焼成したアン
モニア含有液状物綜合処理剤に存し、さらに本発明の要
旨とするところは上記焼成酸処理水砕スラグ処理剤を、
被処理液状物中のＣ Ｏ Ｄ Ｍｏ量に対し５乃至２０
倍量にて該被処理液状物に添加し、該添加被処理液状物
中に空気あるいは水蒸気を、上記被処理液状物中のＣＯ
ＤＭｎ量対上記処理剤の添加率が上記比率内に維持され
るような量で少なくとも１時間通導し、ついで被処理液
状物中の処理剤をｐ別分離し、かくしてアンモニア含有
液状物よりアンモニア、ＣＯＤ及び色を同時に除去する
アンモニア含有液状物綜合処理方法に存する。
、本発明に到達したものであり、その要旨とするところ
は上記の如く排水、廃液あるいはその他の液状物中のア
ンモニア、ＣＯＤ及び色を同時に除去するアンモニア含
有液状物綜合処理剤並びに該剤によるアンモニア含有液
状物の綜合処理方法に存し、詳しくは、少なくとも２０
０メッシュに微粉化した製鉄炉から得られる水砕スラグ
（以下単に水砕スラグという）を無機酸水溶液に溶解し
、アルカリ水溶液をさらに添加することにより該溶液を
アルカリ性となし、析出した沈澱物をＦ別、水洗し、つ
いで該水洗沈澱物を脱水乾燥し、該乾燥沈澱物を３５０
乃至９００℃の温度にて１５分乃至２時間焼成したアン
モニア含有液状物綜合処理剤に存し、さらに本発明の要
旨とするところは上記焼成酸処理水砕スラグ処理剤を、
被処理液状物中のＣ Ｏ Ｄ Ｍｏ量に対し５乃至２０
倍量にて該被処理液状物に添加し、該添加被処理液状物
中に空気あるいは水蒸気を、上記被処理液状物中のＣＯ
ＤＭｎ量対上記処理剤の添加率が上記比率内に維持され
るような量で少なくとも１時間通導し、ついで被処理液
状物中の処理剤をｐ別分離し、かくしてアンモニア含有
液状物よりアンモニア、ＣＯＤ及び色を同時に除去する
アンモニア含有液状物綜合処理方法に存する。
本発明に於で使用されろ水砕スラグは製鉄炉から得られ
るスラグを急冷したものであり、例えば高炉水砕スラグ
の組成の１例を示せば第１表の通りである。
るスラグを急冷したものであり、例えば高炉水砕スラグ
の組成の１例を示せば第１表の通りである。
本発明に於て水砕スラグを溶解する無機酸としては例え
ばＨＣｌ，ＨＮＯ３，Ｈ２ＳＯ，，Ｈ（Ｊ！０４等が好
ましく使用され、溶解温度室温あるいは１００℃までの
加温に於て水砕スラグを溶解した無機酸水溶液に添加す
るアルカリ水溶液としては例えばＮａＯＨ，ＫＯＨ，Ｎ
Ｈ４０Ｈ，（ＮＨ２）２ＣＯ等の水溶液が使用される。
ばＨＣｌ，ＨＮＯ３，Ｈ２ＳＯ，，Ｈ（Ｊ！０４等が好
ましく使用され、溶解温度室温あるいは１００℃までの
加温に於て水砕スラグを溶解した無機酸水溶液に添加す
るアルカリ水溶液としては例えばＮａＯＨ，ＫＯＨ，Ｎ
Ｈ４０Ｈ，（ＮＨ２）２ＣＯ等の水溶液が使用される。
なお、無機酸水溶液としてはＩＮ乃至５Ｎ水溶液が好ま
しく使用され、無機酸水溶液１００′ＩＩＬｌに対し最
高１５．９の割合で水砕スラグを添加するのが好ましい
。
しく使用され、無機酸水溶液１００′ＩＩＬｌに対し最
高１５．９の割合で水砕スラグを添加するのが好ましい
。
本発明に於で使用する水砕スラグは少なくとも２００メ
ッシュに微粉化したものであるが、２００メッシュ以上
のものを使用すると無機酸に対する溶解性が低下し、溶
解残渣が残ってしまうので好ましくない。
ッシュに微粉化したものであるが、２００メッシュ以上
のものを使用すると無機酸に対する溶解性が低下し、溶
解残渣が残ってしまうので好ましくない。
焼成温度については、３５０℃以下及び９００℃以上で
あるといずれも焼成物の比表面積が小さく、したがって
吸着反応性が低下する。
あるといずれも焼成物の比表面積が小さく、したがって
吸着反応性が低下する。
焼成時間については、焼成温度と関係があり、焼成温度
９００℃の場合は１５分、３５０゜Ｃの場合２時間の焼
成時間が必要である。
９００℃の場合は１５分、３５０゜Ｃの場合２時間の焼
成時間が必要である。
処理剤の添加割合については、排水中のＣＯＤＭｎ量に
対して５乃至２０倍量であり、排水中の有機物の含有量
との関係から得られたものであり、通常５乃至２０倍量
であれば充分である。
対して５乃至２０倍量であり、排水中の有機物の含有量
との関係から得られたものであり、通常５乃至２０倍量
であれば充分である。
空気あるいは水蒸気の通導量については、アンモニアの
除去と関連し、通導量は温度とｐＨにより支配され、そ
の場合上記添加量すなわち５乃至２０倍量が維持できる
ように適宜決定されるものである。
除去と関連し、通導量は温度とｐＨにより支配され、そ
の場合上記添加量すなわち５乃至２０倍量が維持できる
ように適宜決定されるものである。
以下に実施例を示し本発明をさらに詳細に説明する。
実施例
第１表に示す約２３０メッシュに微粉化した高炉水砕ス
ラグ１００ｇを４Ｎ−ＨＣｌ水溶液１０００１ｒＬｌに
加え、マグネチツクスクーラーを用いて２００ｒ，ｐ．
ｍ．で攪拌して溶液を得、これに水１０００７７１ｌを
添加し、ついで４Ｎ−ＮａＯＨ水溶液を徐々に加え溶液
のｐＨを１１．０とした。
ラグ１００ｇを４Ｎ−ＨＣｌ水溶液１０００１ｒＬｌに
加え、マグネチツクスクーラーを用いて２００ｒ，ｐ．
ｍ．で攪拌して溶液を得、これに水１０００７７１ｌを
添加し、ついで４Ｎ−ＮａＯＨ水溶液を徐々に加え溶液
のｐＨを１１．０とした。
かくして析出した沈澱物を炉別し、洗滌液のｐＨが７乃
至８になるまで水洗し、該水洗沈澱物を１１０℃にて約
１２時間乾燥、ついで乾燥沈澱物を４００℃の温度にて
１時間焼成して焼成酸処理水砕スラグ処理剤（ＡＤＳ）
を得た。
至８になるまで水洗し、該水洗沈澱物を１１０℃にて約
１２時間乾燥、ついで乾燥沈澱物を４００℃の温度にて
１時間焼成して焼成酸処理水砕スラグ処理剤（ＡＤＳ）
を得た。
上記の如くにして得た処理剤（ＡＤＳ）による（１）都
市廃棄物埋立浸出水及び（２）活性汚泥処理糖蜜廃水の
処理は以下の通りである。
市廃棄物埋立浸出水及び（２）活性汚泥処理糖蜜廃水の
処理は以下の通りである。
（１） ｐＨ − ７．７ ０、ＣＯＤＭ１７６４ｐ
ｐｍ、色度１．２４４（４５７ｎｍ吸光度）及びアンモ
ニア７１６ｐｐｍの都市廃棄物埋立浸出水１０００ｍｌ
に対し、上記処理剤（ＡＤＳ）を該浸出水中のＣＯＤＭ
ｎ量に対し１０倍量添加し、約８０°Ｃにて該被処理液
中に留出液量が２ ｍｌ／ｍ ｉ ｎになるように水蒸
気を１時間通導した。
ｐｍ、色度１．２４４（４５７ｎｍ吸光度）及びアンモ
ニア７１６ｐｐｍの都市廃棄物埋立浸出水１０００ｍｌ
に対し、上記処理剤（ＡＤＳ）を該浸出水中のＣＯＤＭ
ｎ量に対し１０倍量添加し、約８０°Ｃにて該被処理液
中に留出液量が２ ｍｌ／ｍ ｉ ｎになるように水蒸
気を１時間通導した。
（２） ｐＨ７．５３、ＣＯＤＭｎ７９７ｐｐｍ、色
度１．８３５（４５７ｎｍ吸光度）及びアンモニア７９
５ｐｐｍの活性汚泥処理糖蜜廃水を上記（１）と同一条
件にて処理した。
度１．８３５（４５７ｎｍ吸光度）及びアンモニア７９
５ｐｐｍの活性汚泥処理糖蜜廃水を上記（１）と同一条
件にて処理した。
結果は第２表の通りである。
第２表の結果より焼成酸処理水砕スラグ処理剤はＣＯＤ
の除去及び色度の低減にすぐれるが、とくにアンモニア
の除去に顕著であった。
の除去及び色度の低減にすぐれるが、とくにアンモニア
の除去に顕著であった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 少なくとも２００メッシュに微粉化した製鉄炉から
得られる水砕スラグを無機酸水溶液に溶解し、アルカリ
水溶液をさらに添加することにより該溶液をアルカリ性
となし、析出した沈澱物をＥ別、水洗し、ついで該水洗
沈澱物を脱水乾燥し、該乾燥沈澱物を３５０乃至９００
℃の温度にて１５分乃至２時間焼成したアンモニア含有
液状物綜合処理剤。 ２ 少なくとも２００メッシュに微粉化した製鉄炉から
得られる水砕スラグを無機酸水溶液に溶解し、アルカリ
水溶液をさらに添加することにより該溶液をアルカリ性
となし、析出した沈澱物をＰ別、水洗し、ついで該水洗
沈澱物を脱水乾燥し、該乾燥沈澱物を３５０乃至９００
℃の温度にて１５分乃至２時間焼成した焼成酸処理水砕
スラグ処理剤を、被処理液状物中のＣＯＤＭｎ量に対し
５乃至２０倍量にて被処理液状物に添加し、該添加被処
理液状物中に空気あるいは水蒸気を、上記被処理液状物
中のＣＯＤＭｎ量対上記添加物の添加率が上記比率内に
維持されるような量にて少なくとも１時間通導し、つい
で被処理液状物中の処理剤を沢別分離し、かくしてアン
モニア含有液状物より、アンモニア、ＣＯＤ及び色を同
時に除去するアンモニア含有液状物綜合処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1342079A JPS598418B2 (ja) | 1979-02-09 | 1979-02-09 | アンモニア含有液状物綜合処理剤並びに該液状物綜合処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1342079A JPS598418B2 (ja) | 1979-02-09 | 1979-02-09 | アンモニア含有液状物綜合処理剤並びに該液状物綜合処理方法 |
Related Child Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7831383A Division JPS5980388A (ja) | 1983-05-06 | 1983-05-06 | アンモニア含有液状物綜合処理剤並びに該液状物綜合処理方法 |
| JP7831483A Division JPS5980389A (ja) | 1983-05-06 | 1983-05-06 | アンモニア含有液状物綜合処理剤並びに該液状物綜合処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55106585A JPS55106585A (en) | 1980-08-15 |
| JPS598418B2 true JPS598418B2 (ja) | 1984-02-24 |
Family
ID=11832633
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1342079A Expired JPS598418B2 (ja) | 1979-02-09 | 1979-02-09 | アンモニア含有液状物綜合処理剤並びに該液状物綜合処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS598418B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0437304U (ja) * | 1990-07-24 | 1992-03-30 |
-
1979
- 1979-02-09 JP JP1342079A patent/JPS598418B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0437304U (ja) * | 1990-07-24 | 1992-03-30 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55106585A (en) | 1980-08-15 |
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