JPS5983747A - 熱間ロ−ル - Google Patents
熱間ロ−ルInfo
- Publication number
- JPS5983747A JPS5983747A JP19481082A JP19481082A JPS5983747A JP S5983747 A JPS5983747 A JP S5983747A JP 19481082 A JP19481082 A JP 19481082A JP 19481082 A JP19481082 A JP 19481082A JP S5983747 A JPS5983747 A JP S5983747A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- layer
- alloy
- steel
- hot roll
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Continuous Casting (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
ロールに関するものである。
この種熱間ロールの廃棄の主原因は亀裂損傷と摩耗損傷
であり、これらの拍偶に対する抵抗性を高める事が熱間
ロールの耐久性を高める事である。
であり、これらの拍偶に対する抵抗性を高める事が熱間
ロールの耐久性を高める事である。
肉盛により製作された熱間ロールにあっては、ロール表
層部に耐食、#4摩耗特性に優れた肉盛層を形成するこ
とにより摩耗損傷の問題はほぼ解消されるが、亀裂損傷
についでは依然重大な未解決課題のままであった 実際に使用された熱間ロールについての緒特性を第1表
に示す。これはロールA,B共に直径が4 8 0 m
,長さが2500m+nの連続鋳造用ロールについての
値である。
層部に耐食、#4摩耗特性に優れた肉盛層を形成するこ
とにより摩耗損傷の問題はほぼ解消されるが、亀裂損傷
についでは依然重大な未解決課題のままであった 実際に使用された熱間ロールについての緒特性を第1表
に示す。これはロールA,B共に直径が4 8 0 m
,長さが2500m+nの連続鋳造用ロールについての
値である。
第 1 表
なお上記第1表中、生産惜(C)l)lζついてI、オ
icbが約100〜125tonであり、衝撃値は2■
ノツチ付き試験片で0℃の値である。
icbが約100〜125tonであり、衝撃値は2■
ノツチ付き試験片で0℃の値である。
この第1表から熱間ロール材料の引張強さが大な程1チ
ャージ当りの亀裂進展敞は少ないが、衝撃値が低いと生
じた亀裂が浅くても早い段階で折損し結果としてはロー
ルの耐久性が低下している事が判る。更に本発明者等は
、この種熱m10−ルにつき種々観察した結果、ロール
表面に発生する初期亀裂はどの様に優れた材料を用いて
もそれを完全に回避する事は不可能であり、該初期亀裂
を進展せしめない皐そしである稠度の深さまで亀裂が進
展したとしてもそれにより折損しないだけの靭性をロー
ルが有している事が重要であるとの知見に達した。
ャージ当りの亀裂進展敞は少ないが、衝撃値が低いと生
じた亀裂が浅くても早い段階で折損し結果としてはロー
ルの耐久性が低下している事が判る。更に本発明者等は
、この種熱m10−ルにつき種々観察した結果、ロール
表面に発生する初期亀裂はどの様に優れた材料を用いて
もそれを完全に回避する事は不可能であり、該初期亀裂
を進展せしめない皐そしである稠度の深さまで亀裂が進
展したとしてもそれにより折損しないだけの靭性をロー
ルが有している事が重要であるとの知見に達した。
本発明は上記観察結果に立脚しロール最表面からやや芯
部へ近づいた部所に亀裂の進展速度が遅くかつ靭性が大
なる材料を配置するという思想に基づいたものであり、
その要旨は炭素鋼、低合金鋼あるいは13クロム系ステ
ンレス図から成るロール本体面上に、上白盛層として炭
素005〜015重址%、ケイ素06重!96以、下(
0は含まず)、マンガン1.0〜2.O]ifi%、ニ
ッケル02〜15重#%、モリブデン02〜1.07%
b4%、残部実質的に鉄より成る合金を装着し、その上
に更に上肉盛層として耐熱鋼を装着したことを特徴とす
る熱間ロール並びにこの上白盛層に更にクロム01〜1
0電歇添加せしめた如き熱間ロールである。
部へ近づいた部所に亀裂の進展速度が遅くかつ靭性が大
なる材料を配置するという思想に基づいたものであり、
その要旨は炭素鋼、低合金鋼あるいは13クロム系ステ
ンレス図から成るロール本体面上に、上白盛層として炭
素005〜015重址%、ケイ素06重!96以、下(
0は含まず)、マンガン1.0〜2.O]ifi%、ニ
ッケル02〜15重#%、モリブデン02〜1.07%
b4%、残部実質的に鉄より成る合金を装着し、その上
に更に上肉盛層として耐熱鋼を装着したことを特徴とす
る熱間ロール並びにこの上白盛層に更にクロム01〜1
0電歇添加せしめた如き熱間ロールである。
この様に本発明は通常用いられているロール本体即ち炭
素鋼、低合金鋼あるいは13cr系ステンレス鋼の表面
上に上白盛層→上肉盛層と二段の肉盛層を設けた熱間ロ
ールに於いて、その上白盛層の合金に特に強度と靭性を
持たせたものであり、上肉盛層としては耐食、耐摩耗性
を有し通常この種ロールの表面層として用いられている
8〜1 BCr系ステンレス鋼即ちa −1a B<
B%CrにNi 、 Mo 、 Nb 。
素鋼、低合金鋼あるいは13cr系ステンレス鋼の表面
上に上白盛層→上肉盛層と二段の肉盛層を設けた熱間ロ
ールに於いて、その上白盛層の合金に特に強度と靭性を
持たせたものであり、上肉盛層としては耐食、耐摩耗性
を有し通常この種ロールの表面層として用いられている
8〜1 BCr系ステンレス鋼即ちa −1a B<
B%CrにNi 、 Mo 、 Nb 。
Co、 C、Si 、 ?vin、 等(01m以上を
所要尾゛含有する合金を用いるものとする。
所要尾゛含有する合金を用いるものとする。
以下本発明ロールの上白樅層用合金の特性を調べる為に
比軸合金ともどもSS41の板上に肉も・:P溶接して
得られたものについてその引張強さくkg”/mA)衝
撃値(2VlO℃、 kqfrn/cJ )を求めた結
果を第2表に示す。この第2表中f1〜8は比軸合金、
f9〜17は本発明ロール用合金である。
比軸合金ともどもSS41の板上に肉も・:P溶接して
得られたものについてその引張強さくkg”/mA)衝
撃値(2VlO℃、 kqfrn/cJ )を求めた結
果を第2表に示す。この第2表中f1〜8は比軸合金、
f9〜17は本発明ロール用合金である。
第 2 表
この第2表の値を元にして引張強さ一衝撃値の関係をグ
ラフ化したのが第1図であるが、これらに拠れば略同−
成分系のものでは引張強さと衝撃値とは二者択一的な傾
向を示しているが、本発明合金は従来から公知の比較合
金1.2.3に比べて引張強さ及び拐撃値ともに斃れて
いる小が判る。
ラフ化したのが第1図であるが、これらに拠れば略同−
成分系のものでは引張強さと衝撃値とは二者択一的な傾
向を示しているが、本発明合金は従来から公知の比較合
金1.2.3に比べて引張強さ及び拐撃値ともに斃れて
いる小が判る。
次に本発明ロール川合金組成について考察する。
まずCは引張強さを増す為に重要な成分で1%15の合
金に見る如く少なくとも0.05重針%は必要であるが
、Cが多くなるにつれて衝撃値が低下しかつ溶接性が悪
くなるので0.15ル量%以内とする。
金に見る如く少なくとも0.05重針%は必要であるが
、Cが多くなるにつれて衝撃値が低下しかつ溶接性が悪
くなるので0.15ル量%以内とする。
Siは脱酸剤としである程度は必要であるがあまり多く
なると(Pi撃イ的が低下するので0.61i jrt
X以内とする。Mnは脱酸、脱硫作用上も亀裂である
が本発明ロール用合金にあってはその他に強度、靭性を
高める作用をもなすものであり第2表の結果から 10
〜20重尼゛%とする。Niは本発明ロール用合金中で
引張強さを増す効果が最も大なる元素であるが、02重
敗%未満ではその効果が少なく逆にあまり多くなれば5
8の合金に見られる様に衝撃値が低下するので15重量
%以下に留めるべきである。MOはAi〜4の比較合金
と55〜7の比較合金とを比べてみる事で明らかな如く
引張強さを増す効果があり、かつ又高温強度を増す効果
もあり本発明ロール用合金の如き組成のものにあっては
02重紙%以上でそれらの効果を発揮するが、あまり多
用:に添加するとIi撃値が低下する傾向にあるし経済
的でもない、また熱間ロール用の上白盛材料としては第
2表i;9〜17で示きれる程度の引張強さがあれば十
分である等の理由から1重量%以下とする。
なると(Pi撃イ的が低下するので0.61i jrt
X以内とする。Mnは脱酸、脱硫作用上も亀裂である
が本発明ロール用合金にあってはその他に強度、靭性を
高める作用をもなすものであり第2表の結果から 10
〜20重尼゛%とする。Niは本発明ロール用合金中で
引張強さを増す効果が最も大なる元素であるが、02重
敗%未満ではその効果が少なく逆にあまり多くなれば5
8の合金に見られる様に衝撃値が低下するので15重量
%以下に留めるべきである。MOはAi〜4の比較合金
と55〜7の比較合金とを比べてみる事で明らかな如く
引張強さを増す効果があり、かつ又高温強度を増す効果
もあり本発明ロール用合金の如き組成のものにあっては
02重紙%以上でそれらの効果を発揮するが、あまり多
用:に添加するとIi撃値が低下する傾向にあるし経済
的でもない、また熱間ロール用の上白盛材料としては第
2表i;9〜17で示きれる程度の引張強さがあれば十
分である等の理由から1重量%以下とする。
次に更に添加されるCrは、蔦9〜15の合金に於て引
張強さを増大しようとする為にC、Mn、 Ni 。
張強さを増大しようとする為にC、Mn、 Ni 。
及びMo等をある程度多く添加する。と、それに伴なっ
て衝撃値が低下する傾向があるのでその様な場合に於て
も衝撃値を低下させないが為に添加するものであり、そ
の効果は01重片56以上で顕著であるか、あまり多く
なり1電炉%を越えてもそれ以上の効果は見られず、経
済的でもないので窩々1亀量%とする。
て衝撃値が低下する傾向があるのでその様な場合に於て
も衝撃値を低下させないが為に添加するものであり、そ
の効果は01重片56以上で顕著であるか、あまり多く
なり1電炉%を越えてもそれ以上の効果は見られず、経
済的でもないので窩々1亀量%とする。
又第2ばに示すのは、(Si十Mn )の鰍と衝撃値と
の関係を示すグラフであるが、このグラフから1≦(S
in−Mn )≦2の範囲内いある合金が衝撃値が大と
なっている事が判るので、51−l−Mnをこの範囲と
した合金を用いた熱間ロールの方が耐久性が大である事
を確認した。
の関係を示すグラフであるが、このグラフから1≦(S
in−Mn )≦2の範囲内いある合金が衝撃値が大と
なっている事が判るので、51−l−Mnをこの範囲と
した合金を用いた熱間ロールの方が耐久性が大である事
を確認した。
以」二連べて来た様に本発明の熱間ロールは、その使用
につれてロール表面に必ずといってよい程生起する初期
亀裂がロールの内部へ進展しようとしてもその部分即ち
上白盛層部に強度、靭性が共に優れた合金層が装着され
ているので上記亀裂の進展が阻止されるし、万一ある程
度の深さの亀裂が出来てもロールが切損する事が少なく
結果的にロール寿命を大幅に向上せしめ得るものである
。
につれてロール表面に必ずといってよい程生起する初期
亀裂がロールの内部へ進展しようとしてもその部分即ち
上白盛層部に強度、靭性が共に優れた合金層が装着され
ているので上記亀裂の進展が阻止されるし、万一ある程
度の深さの亀裂が出来てもロールが切損する事が少なく
結果的にロール寿命を大幅に向上せしめ得るものである
。
第1[閾は各種合金の引張強さと衝撃値の関係を示すグ
ラフ、第2図は各種合金の(Si+Mn ) 11X
Ht%と衝撃値の関係を示すグラフ、なお第1図及び第
2図中の番号は第2表のfを示す。 25− 手続補正書 昭和58年3月24日 1、事件の表示 昭和57年 特 許 願 第194’810号2、
発明 の名称 熱間ロール 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人住所 氏名 株式会社黒木工業所 明細書 7、補正の内容 明細書の浄書(内容に変更なし)
ラフ、第2図は各種合金の(Si+Mn ) 11X
Ht%と衝撃値の関係を示すグラフ、なお第1図及び第
2図中の番号は第2表のfを示す。 25− 手続補正書 昭和58年3月24日 1、事件の表示 昭和57年 特 許 願 第194’810号2、
発明 の名称 熱間ロール 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人住所 氏名 株式会社黒木工業所 明細書 7、補正の内容 明細書の浄書(内容に変更なし)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、炭素鎖i1低合金鎧あるいは13クロム系ステンレ
ス鋼から成るロール本体面上に、上白盛層として炭素0
.05〜0.15重付刃、ケイ素0.6市電%以下(0
は含まず)、マンカン10〜2.0 @ H(%、ニッ
ケル02〜1.5Bly4%、モリブデン02〜10爪
ト1%、残部実質的に鉄より成る合金を装着し、その上
に更に上肉稲層として耐熱鋼を装着したことを特級とす
る熱間ロール。 2上白m層中のケイ素とマンカンの合i+ M?が1.
0〜20重i+1%の範囲である特許請求の範囲第1項
記載の熱間ロール。 8炭素鋼、低合金値あるいは13クロム系ステンレス嬢
から成るロール本体面上に、下肉mKとL7て炭ffi
0.05−0.15重91%、ケイ素0.6 !f<
M%以下(0は含まず)、V ンカン1.0−2.0
重M、5X、 −’−ッケル 0.2−1.5重I
I4:%、モリブデン0.2−1.0重刑%、クロム
01〜1.0 重紙%、残部実質的に鉄より成る合金を
装着し、その上に更に上肉盛層として耐熱鋼を装着した
ことを特徴とする熱間ロール。 4、上白盛層中のケイ素とマンガンの合計量が1.0〜
20爪愉%の範−囲である特許請求の範囲第3項記載(
こ熱間ロール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19481082A JPS5983747A (ja) | 1982-11-05 | 1982-11-05 | 熱間ロ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19481082A JPS5983747A (ja) | 1982-11-05 | 1982-11-05 | 熱間ロ−ル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5983747A true JPS5983747A (ja) | 1984-05-15 |
Family
ID=16330631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19481082A Pending JPS5983747A (ja) | 1982-11-05 | 1982-11-05 | 熱間ロ−ル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5983747A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6092933A (en) * | 1994-06-08 | 2000-07-25 | Sps Verpackungssystem Gmbh | Stable-free-standing bag of heat sealable or weldable plastic foil |
JP2008013188A (ja) * | 2006-07-03 | 2008-01-24 | Dainippon Printing Co Ltd | 自立可能な包装体 |
-
1982
- 1982-11-05 JP JP19481082A patent/JPS5983747A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6092933A (en) * | 1994-06-08 | 2000-07-25 | Sps Verpackungssystem Gmbh | Stable-free-standing bag of heat sealable or weldable plastic foil |
JP2008013188A (ja) * | 2006-07-03 | 2008-01-24 | Dainippon Printing Co Ltd | 自立可能な包装体 |
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