JPS5982884A

JPS5982884A - 船舶玩具

Info

Publication number: JPS5982884A
Application number: JP15799583A
Authority: JP
Inventors: 善一石本
Original assignee: Nikko KK
Current assignee: Nikko KK
Priority date: 1983-08-31
Filing date: 1983-08-31
Publication date: 1984-05-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（発明の属する技術分野〕この発明は、船舶玩具に係り、特に自動調整可能な操舵
機構の改良に関する。

〔従来技術とその問題点〕

従来、合成樹脂等を素材として船体を形成し、この船体
の内部に−もしくはそれ以上の駆動モータを配設すると
共にこれらの駆動モータの駆動力を船体外部に設けた推
進用スクリュウプロペ２に伝達するよう構成して、水上
を航行させるモータボート、客船、警備艇等からなる種
々の船舶玩具が製作され、市販されている。

しかるに、この種の船舶玩具においては、船体とこの船
体を貫通する駆動モータの駆動軸との水密状態を保持す
る手段として、駆動軸の船体貫通部に５例えば、グリー
ス等の軸刺材を塗着する等の簡便な方法が採用されるが
、完壁な軸封は困離であり、若干の漏れによる駆動機構
特に駆動モータへの悪影響は避けられなかった。

一方、軸封を完壁なものとするためには内部機構が複雑
となり製造コストが増大する難点がある。

また、自動操縦機構スクリユウプロペラの軸封と関連し
て、自動操縦機構を採用する船舶玩具では、自動操舵機
構の取付けについても充分考慮する必要がある。すなわ
ち、自動操舵機構は、スクリュウプロペラと近接して設
ける必要があることから、前述した軸封手段が一層複雑
となる。

〔発明の目的〕

従って、本発明の目的は、構造が簡単で航行中における
浸水等を確実に防止することのできる自動操舵機構を備
えた船舶玩具を提供するにある。

〔発明の要旨〕

本発明は、船体の内部に一もしくはそれ以上の駆動モー
タを配設すると共にこれらの駆動モータの駆動力を船体
外部に配設したスクリュウプロペラに伝達するよう構成
した船舶玩具において、前記スクリュウプロペラと直結
する回転軸を自在継手を介して回転駆動軸に結合し、前
記回転軸を水平方向に旋回可能に支持部材で支持し、こ
の支持部羽を外部操作によって旋回動作させる制御子に
結合することを特徴とする。

すなわち、本発明においては、推進用のスクリュウプロ
ペラ盆水平方向に旋回可能に構成し、このスクリュウプ
ロペラを支持する支持部材を外部操作可能な制御子によ
り旋回動作させることにより、簡単かつ水密な軸封手段
により自動操舵を容易に実現することができる。

従って、本発明において、前記スクリュウプロペラの旋
回操作全行うための制御子は、一端部に磁石を配置する
と共に他端部を鋼線を介して支持部材に結合し、前記磁
石に電磁石を対向配置してこの電磁石の極性の変化に応
じて制御子を異なる方向に旋回動作するよう構成すれば
好適でおる。

〔発明の実施例〕

次に、本発明に係る船舶玩具の典型的な一実施例として
、無線操縦式の潜水艦玩具を例示して以下詳細に説明す
る。

第１図乃至第３図において、参照符号１０は合成樹脂等
を素材として形成した潜水艦玩具の艦体を示し、この艦
体１０の艦橋部１２には艦体と別体に構成した無線操作
器（図示せず）からの操作出力信号を愛情する受信アン
テナ１４を突設し、内部には水密に構成した密閉室１６
を設ける。

密閉室１６の所定位置には、推進用電動モータ１８、潜
水用電動モーター２０、電源電池２２および受信器２４
等からなる操縦機構を収納配置する。

推進用電動モータ１８の駆動軸２８の端部には、第１磁
石３０を固着すると共にこの第１磁石３０を密閉室１６
の側壁部１６ａに臨ませる。

また、前記側壁部１６ａを介して第１磁石３０と対向す
る位置には支持部材３２に挿着したシャフト３４を介し
て回転自在に支承される第一磁石３６を配置し、この第
２磁石３６を前記シャフト３４の一部に設けた歯車３８
、歯車４０および自在継手４２からなる伝達装置４４を
介してスクリュウプロペラ４６の回転軸４８に接続する
。なお、この場合、側壁部１６ａの両側面には突起部５
０、５０を設けてこれらの突起部５０、５０と対向する
前記第１磁石３０および第２磁石３６の各側面に嵌合凹
部５２、５２を設けることにより電動モータ１８の駆動
軸２８と第２磁石３６のシャフト３４との軸芯の整合を
行ない、また、スクリュウプロペラ４６の回転軸４８の
所定位置を支持部材５４で支持するよう構成する（第４
図参照）。

一方、潜水用電動モータ２０の駆動軸５８にも前述と同
様に第１磁石３０を取着し、この第１磁石３０を底壁部
１６ｂを介して第２磁石３６に臨ませる。なお、この場
合、第一磁石３６自体を雌体１０底部に突設した支持部
材６０を介して回転自在に支承すると共に前記第２磁石
３６と一体的にスクリュウプロペラ１２を設ける。

以上の構成が、潜水艦玩具の主要制御機構を水密な密閉
室１６に収納配置した基本構成である。しかるに、本発
明においては、前述した構成からなる密閉室１６の壁部
１６ｃ内側に異なる極性に付勢し得る電磁石６４を配設
し、この電磁石６４と対向して前記壁部１６ｃを介して
異なる極性に保持した一対の磁石６６、６８を同一水平
面上に離間配置し、この磁石６６、６８を水平方向に旋
回可能な制御子７０の一端部に保持すると共に制御子７
０の他端部をその旋回動作を伝達する■線７２を介して
前記スクリュウプロペラ４６の支持部材５４の所定位置
に接続する。なお、参照符号７４は、前記制御子７０を
旋回動作させるための支点を形成する支持部材である。

従って、前記制御子７０の旋回動作は、銅線７２を介し
てスクリュウプロペラ４６の支持部材５４に伝達され、
この結果回転軸４８は自在継手４２の作用下に水平方向
に旋回して前記プロペラ４６を所望の方向に指向させる
ことが可能となる。

次に、前述した構成からなる潜水艦玩具の作用につき説
明する。

まず、使用に際しては、密閉室１６の所定位置に電池２
２を装着してこの密閉室１６を蓋板（図示せず）で密閉
した後、雌体１０を水面上に浮遊させる。この場合、艦
体１０は、例えば艦橋部１２よりも若干下の部分まで水
面下に潜水するが、電池２２等を含めた操縦機構は前記
密閉室１６に収納されているので水漏れ等による不都合
は回避できる。

艦体１０の前進走行に際しては、艦体１０と別体に構成
した無線操作器を操作して、例えば、前進走行信号を発
信させることにより、アンテナ１４および受信器２４を
介して前配信号を受信し、電動モータ１８を回転させる
。この電動モータ１８の回転力は、駆動軸２８を介して
第１磁石３０に伝達され、次いで側壁部１６ａを通して
第２磁石３６に間接的に伝達され、さらにこの第２磁石
３６より伝達装置４４（→歯車３８→歯車４０→自在継
手４２）→回転軸４８→スクリュウプロペラ４６に順次
伝達され雌体１０は前進走行する。

一方艦体１０の進行方向の変更すなわち舵取操作を行う
場合は、前述と同様に無線操作器により、電磁石６４を
所定の極性に付勢すれば、いずれか一方の磁石（６６ま
たは６８）と吸引関係となり、制御子７０が水平方向に
旋回すると共にこの旋回動作を銅線７２を介してスクリ
ュウプロペラ４６の支持部材５４を所望の方向に指向さ
せることができる。すなわち、スクリュウプロペラ４６
は、その回転軸４８が自在継手４２の作用下にスクリュ
ウプロペラ４６を回転させた状態で自由にその方向変更
を達成することができる。

なお、艦体１０を後退走行させる場合は、無線操作器で
電動モータ１８を逆転させればよい。

また、艦体１０を潜水させる場合は、前述と同様に無線
操作器を操作して電動モータ２０を回転させ、この回転
力を第１磁石３０を介して第２磁石３６に設けたスクリ
ュウプロペラ６２に伝達する。この場合、受信アンテナ
１４が水面下に潜水すると無線操作器からの操作出力信
号が受信器２４に伝達されなくなるため艦体１０は停止
してその浮力により水面に浮上する。

〔発明の効果〕

前述した実施例から明らかなように、本発明によれば、
スクリュウプロペラの回転軸を自在継手を介してその回
転駆動軸と結合すると共にこの回転軸を旋回可能な支持
部材で支持し、さらにこの支持部材の一部に無線の一端
部を結合すると共に銅線の他端部を電磁石と磁石との組
合せで旋回操作することができる制御子に結合すること
により、前記電磁石を無紛操作器によって遠隔制御しス
クリュウプロペラの方向を変更するだけで舵取操作を簡
便に達成することができる。

従って、本発明によれば、自動操舵機構を推進用スクリ
ュウプロペラの操縦機構と一体化して機構の簡略化を図
り、軸封の容易化とその完全性を実現し、低コストで自
動操縦性能の優れた船舶玩具を容易に提供することがで
きる。

なお、前述した実施例においては、潜水艦玩具について
説明したが、本発明はこの実施例に限定されることなく
、推進用スクリユウプロペラを使用する船舶玩具であれ
はその操縦機構の如何を問わず全ての種類のものに応用
できることは勿論である。

以上、本発明の好適な実施例について説明したが、本発
明の精神を逸脱しない範囲内において種々の設計変更を
なし得ることは勿論である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る船舶玩具の好適な実施例である潜
水艦玩具の一部縦断面説明図、第２図は第１図に示す潜
水艦玩具の横断面説明図、第３図は第２図の■−■線断
面説明図、第４図は第１図に示す潜水艦玩具の推進用電
動モータの回転力をスクリュウプロペラへ伝達する機構
の説明図である。１０・・・艦体　　　　　　　１２・・・艦橋部１４・
・・受信アンテナ　　　１６・・・密閉室１８・・・推
進用運動モータ　２０・・・潜水用電動モータ２２・・
・電源電池　　　　　２４・・・受信器２８・・・駆動
軸　　　　　　３０・・・第１磁石３２・・・支持部材
　　　　　３４・・・シャフト３６・・・第２磁石　　
　　　３８、４０・・・歯車４２・・・自在継手　　　
　　４４・・・伝達装置４６・・・スクリュウプロペラ
（推進用）４８・・・回転軸　　　　　　５０・・・突
起部５２・・・嵌合凹部　　　　　５４・・・支持部材
５６・・・支点　　　　　　　５８・・・駆動軸６０・
・・支持部材６２・・・スクリュウプロペラ（潜水用）６４・・・電
磁石　　　　　　６６、６８・・・磁石７０・・・制御
子　　　　　　７２・・・銅線７４・・・支持部材特許出願人　株式会社　ニツコー出願人代理人　弁理士　浜田　治雄

Claims

【特許請求の範囲】

（１）船体の内部に一もしくはそれ以上の駆動モータを
配設すると共にこれらの駆動モータの駆動力を船体外部
に配設したスクリュウプロペラに伝達するよう構成した
船舶玩具において、前記スクリュウプロペラと直結する
回転軸を自在継手を介して回転駆動軸に結合し、前記回
転軸を水平方向に旋回司能に支持部材で支持し、この支
持部材を外部操作によって旋回動作させる制御子に結合
することを特徴とする浅薄玩具。
（２）特許請求の範囲第１項記載の船舶玩具において、
制御子は、一端部に磁石を配置すると共に他端部を鋼線
を介して支持部材に結合し、前記磁石に電磁石を対向配
置してこの電磁石の極性の変化に応じて制御子を異なる
方向に旋回動作するよう構成してなる船舶玩具。