JPS598254Y2 - ダウンライトの取付具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、天井板の埋込孔に嵌挿すると同時に取付け
を完了せしめるダウンライトの取付具に関する。

ダウンライトは、ロビー、玄関等、広範囲にわたって使
用されており、今後も需要が高まる傾向にある。

しかしながら従来、その取り付けは、天井板の埋込孔に
ダウンライト本体を嵌挿し、ダウンライト本体の周壁外
側に設けられた本体取付ばねを、ダウンライト本体の内
側より蝶ねしにより操作して行なわれていた。

従って取り付けはダウンライト本体内の狭い空間で実施
を要されるため、容易でなく、かつ、長時間を費してい
た この考案は、上記欠点の解消を目的とするダウンライト
の取付具を提案するもので、第１図にダウンライトの取
付けられた状態を、第２図に、この考案の一実施例であ
るダウンライトの取付具の取付け段階を示し、以下に説
明する。

この考案は図に示されるごとく、ダウンライト本体１の
周壁に穿設された縦長の取付用孔２の下方に横設された
コ形の支持金具３と、該支持金具３に両端を固着したピ
ン４と、該ピン４に回動自在に取付けられ、ダウンライ
ト本体１取着時に一端８が天井板５の埋込孔６下端に係
合した状態で前記ピン４を支点に回動して埋込孔６の周
面７に当接し、他端１０が前記取付用孔２より外部へ回
動突出して天井板５の上面９を押圧する第３図に示す形
状のばね部材１１とから構或されるものである。

なお、ピン４はダウンライト本体１の取付用孔２を穿設
する際、孔の縁辺の一部を舌片状に残し、その舌片を本
体内に折り曲げてピン支持部を形戊し、その支持部に固
着しても良く、また、取付用孔２およびばね部材１１の
形状は図示された形状に限定されるものではない。

上記取付具を有するダウンライトの取付けは、第２図の
中心線左側に示すごとく、まず、ダウンライト本体１を
天井板５の埋込孔６内に下方より挿入する。

この際、図示のごとくばね部材１１はその一端８が、ダ
ウンライト本体１側部より突出している状態にしておく
。

従ってばね部材１１の一端８が天井板５の埋込孔６下端
に係合してピン４を支点として反時計方向に回動する。

そして、ばね部材１１の一端８が埋込孔６周面７に当接
し、かつ、ばね部材１１の他端１０も天井板５の上面９
に当接した状態で、更にダウンライト本体１は押し上げ
られる。

従ってばね部材１１の一端８と他端１０とで形或される
角度は大となり、第２図の中心線右側に示すごとく、ダ
ウンライト本体１が天井板５の埋込孔６に完全に装着さ
れた状態（ダウトライトのフランジ部が天井板５下面に
当接した状態）における上記角度は更に大きくなり、ば
ね部材１１は当然復元力を発揮せしめてその他端１０に
より該天井板５上面９を押圧する。

しかるにダウンライト本体１は第１図に示すごとく良好
に取付けられ、抜け落ちることはない。

この考案によれば上記のごとく、ダウンライトの取付け
は、天井板の埋込孔に差し込み押し上げるだけで良いた
め、作業は非常に容易であり、取付け場所を選ばず作業
時間をほとんど要せず、有用なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はダウンライトを取付けた状態を示す説明図、第
２図はこの考案のダウンライトの取付具における取付け
段階を、その一実施例について示す説明図、第３図はば
ね部材の一実施例を示す斜視図である。 図中 １・・・・・・ダウンライト本体、２・・・・・
・取付用孔、３・・・・・・支持金具、４・・・・・・
ピン、５・・・・・・天井板、６・・・・・・埋込孔、
７・・・・・・埋込孔の周面、８・・・・・・ばね部材
の一端、９・・・・・・天井板の上面、１０・・・・・
・ばね部材の他端、１１・・・・・・ばね部材。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ダウンライト本体の周壁に穿設された取付用孔に直接ま
   たは支持金具等を介して横設されるピンと、該ピンに回
   動自在に取付けられ、ダウンライト本体取着時に一端が
   天井板の埋込孔下端に係合した状態で前記ピンを支点に
   回動して埋込孔の周面に当接し、他端が前記取付用孔よ
   り外部へ回動突出して天井板の上面を押圧するばね部材
   とから構威されるダウンライトの取付具。