JPS598194B2 - けい光体膜形成方法 - Google Patents
けい光体膜形成方法Info
- Publication number
- JPS598194B2 JPS598194B2 JP53074478A JP7447878A JPS598194B2 JP S598194 B2 JPS598194 B2 JP S598194B2 JP 53074478 A JP53074478 A JP 53074478A JP 7447878 A JP7447878 A JP 7447878A JP S598194 B2 JPS598194 B2 JP S598194B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- phosphor
- suspension
- float
- phosphor film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Coating Apparatus (AREA)
- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はけい光体膜形成方法に関するものである。
一般に放電灯たとえばけい光ランプのけい光体膜を形成
する方法として、けい光体を粘結剤と共に適当な溶媒に
分散させてなる懸濁液をガラス管内面に塗布1−、乾燥
、焼成する方法が用いられている。
する方法として、けい光体を粘結剤と共に適当な溶媒に
分散させてなる懸濁液をガラス管内面に塗布1−、乾燥
、焼成する方法が用いられている。
従来、溶媒としてキシロール、酢酸ブチル、あるいは酢
酸エチル等の有機溶剤が使用され、また粘結剤としては
ニトロセルロースまたはエチルセルロースが用いられて
いた。しかしながら、大量に有機溶剤を使用しているた
め、作業場の安全性、人体への影響、蒸発した有機溶剤
による大気汚染およびコストの上昇等の問題があり、近
年、溶媒として水を用い、水溶性の粘結剤を用いる方法
が考えられている。通常、貯蔵タンクからノズル、弁等
を用いて懸濁液をガラス管内面に向けて噴出させる流下
塗布方式等により懸濁液が塗布される。ところが、水溶
性の粘結剤を用いたけい光体懸濁液は、発泡性が大であ
るため、ピンホール等の塗布むらが生じやすく、平滑か
つ均質なけい光体膜を形成することが困難であつた。
酸エチル等の有機溶剤が使用され、また粘結剤としては
ニトロセルロースまたはエチルセルロースが用いられて
いた。しかしながら、大量に有機溶剤を使用しているた
め、作業場の安全性、人体への影響、蒸発した有機溶剤
による大気汚染およびコストの上昇等の問題があり、近
年、溶媒として水を用い、水溶性の粘結剤を用いる方法
が考えられている。通常、貯蔵タンクからノズル、弁等
を用いて懸濁液をガラス管内面に向けて噴出させる流下
塗布方式等により懸濁液が塗布される。ところが、水溶
性の粘結剤を用いたけい光体懸濁液は、発泡性が大であ
るため、ピンホール等の塗布むらが生じやすく、平滑か
つ均質なけい光体膜を形成することが困難であつた。
本発明は、ガラス管内面に膜むらやピンホールのない均
質なけい光体被膜を得ることのできるけい光体膜形成方
法を提供することを目的とする。
質なけい光体被膜を得ることのできるけい光体膜形成方
法を提供することを目的とする。
以下、本発明の一実施例について図面を参照しつつ説明
する。図は本発明の方法を実施する装置の−伊リを示し
、水溶性粘結剤を用いたけい光体懸濁液の供給タンクA
と、この供給タンクAからけい光体懸濁液の供給を受け
て、塗布ノズル11に連結するオーバーフロー式のサブ
タンク10と、余剰のけい光体懸濁液を回収する回収槽
13と、この回収槽13にて回収したけい光体懸濁液を
供給タンクAに循環する循環ポンプ14とよりなつてい
る。
する。図は本発明の方法を実施する装置の−伊リを示し
、水溶性粘結剤を用いたけい光体懸濁液の供給タンクA
と、この供給タンクAからけい光体懸濁液の供給を受け
て、塗布ノズル11に連結するオーバーフロー式のサブ
タンク10と、余剰のけい光体懸濁液を回収する回収槽
13と、この回収槽13にて回収したけい光体懸濁液を
供給タンクAに循環する循環ポンプ14とよりなつてい
る。
上記供給タンクは、外側タンク1と内側タンク6の二重
槽を有している。内側タンク6は、底に供給バルブ8と
、サブタンク10にけい光体懸濁液を供給する開閉ボー
ル9とを有し、かつけい光体懸濁液を撹拌する撹拌機1
を有し、さらに供給タンクAの液面のほぼ全体にわたつ
て配設された全体が水密性である板体よりなるフロート
15を有している。フロート15はここでは木製のもの
よりなる。また、外側タンクは、内側タンク6との間に
水が収容され、冷却水導入パイプ2と排水パイプ3とサ
ーモスタツト5およびヒータ4とからなる液温制御機構
を備えている。供給バルプ8よりタンクに供給された、
カルボキシメチルセルロースを水溶性粘結剤とするけい
光体懸濁液は、沈澱を防ぐため、タンク6内でつねに攪
拌される。
槽を有している。内側タンク6は、底に供給バルブ8と
、サブタンク10にけい光体懸濁液を供給する開閉ボー
ル9とを有し、かつけい光体懸濁液を撹拌する撹拌機1
を有し、さらに供給タンクAの液面のほぼ全体にわたつ
て配設された全体が水密性である板体よりなるフロート
15を有している。フロート15はここでは木製のもの
よりなる。また、外側タンクは、内側タンク6との間に
水が収容され、冷却水導入パイプ2と排水パイプ3とサ
ーモスタツト5およびヒータ4とからなる液温制御機構
を備えている。供給バルプ8よりタンクに供給された、
カルボキシメチルセルロースを水溶性粘結剤とするけい
光体懸濁液は、沈澱を防ぐため、タンク6内でつねに攪
拌される。
また、けい光体懸濁液は開閉ボール9からサブタンク1
0に供給され、ノズル11を通じて、ガラス管12の内
面に塗布されずに流下した余剰のけい光体懸濁液は、回
収槽13から循環ポンプ14によりメッシユ17を通つ
て内側タンク6に回収される。
0に供給され、ノズル11を通じて、ガラス管12の内
面に塗布されずに流下した余剰のけい光体懸濁液は、回
収槽13から循環ポンプ14によりメッシユ17を通つ
て内側タンク6に回収される。
メツシユ17は100メツシユのものからなり、循環系
で生じた泡が内側タンク6に入るのを防ぎ、さらにフロ
ート15上に泡を浮ばせ、この泡が液中に入るのを防ぐ
ことができる。
で生じた泡が内側タンク6に入るのを防ぎ、さらにフロ
ート15上に泡を浮ばせ、この泡が液中に入るのを防ぐ
ことができる。
かかる装置を用いて、けい光体懸濁液を供給タンクAの
液面のほぼ全体にわたつて配設された全体が水密性であ
る板体よりなるフロート15上に導入したのち、このけ
い光体懸濁液を内側タンク6とフロート15との隙間よ
りガラス管12の内面に塗布することにより、泡がフロ
ート15上に浮き、したがつて内側タンク6内のフロー
ト15の下側にあるけい光懸濁液中に泡は侵入せず、そ
の結果ガラス管12の内面にピンホールのない均質なけ
い光体膜を形成することができる。
液面のほぼ全体にわたつて配設された全体が水密性であ
る板体よりなるフロート15上に導入したのち、このけ
い光体懸濁液を内側タンク6とフロート15との隙間よ
りガラス管12の内面に塗布することにより、泡がフロ
ート15上に浮き、したがつて内側タンク6内のフロー
ト15の下側にあるけい光懸濁液中に泡は侵入せず、そ
の結果ガラス管12の内面にピンホールのない均質なけ
い光体膜を形成することができる。
ここでは木製のフロートを用いたが、水密性のものであ
れば、フロートの材質についての制約は特にない。
れば、フロートの材質についての制約は特にない。
図は本発明の方法を実施する装置の一例を示す断面図で
ある。 A・−・・・・供給タンク、1・−・・・・外側タンク
、2・・・・・・冷却水導入パイプ、3・・・・・・排
出パイプ、4・・・・・・ヒータ、5・・・・・・サー
モスタツト、6・・・・・・内側タンク、7・・・・・
・攪拌機、8・・・・・・供給バルブ、9・・・・・・
開閉ボール、10・・・・・・サブタンク、11・・・
・・・ノズル、12・・・・・・ガラス管、13・・・
・・・回収槽、14・・・・・・循環ポンプ、15・・
・・・・フロート、16・・・・・・パイプ、17・・
・・・・メツシユ。
ある。 A・−・・・・供給タンク、1・−・・・・外側タンク
、2・・・・・・冷却水導入パイプ、3・・・・・・排
出パイプ、4・・・・・・ヒータ、5・・・・・・サー
モスタツト、6・・・・・・内側タンク、7・・・・・
・攪拌機、8・・・・・・供給バルブ、9・・・・・・
開閉ボール、10・・・・・・サブタンク、11・・・
・・・ノズル、12・・・・・・ガラス管、13・・・
・・・回収槽、14・・・・・・循環ポンプ、15・・
・・・・フロート、16・・・・・・パイプ、17・・
・・・・メツシユ。
Claims (1)
- 1 水溶性の粘結剤を用いたけい光体懸濁液を、供給タ
ンクの液面のほぼ全体にわたつて配設した全体が水密性
である板体よりなるフロート上に導入させたのち、前記
けい光体懸濁液をガラス管内面に塗布することを特徴と
するけい光体膜形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53074478A JPS598194B2 (ja) | 1978-06-19 | 1978-06-19 | けい光体膜形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53074478A JPS598194B2 (ja) | 1978-06-19 | 1978-06-19 | けい光体膜形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS551846A JPS551846A (en) | 1980-01-09 |
JPS598194B2 true JPS598194B2 (ja) | 1984-02-23 |
Family
ID=13548411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53074478A Expired JPS598194B2 (ja) | 1978-06-19 | 1978-06-19 | けい光体膜形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS598194B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100394274B1 (ko) * | 2001-10-12 | 2003-08-09 | 금호산업주식회사 | 고무 접착방지용 용액 저장용기 |
JP2004146102A (ja) * | 2002-10-22 | 2004-05-20 | West Electric Co Ltd | 蛍光液の塗布装置 |
CN102671827A (zh) * | 2012-05-18 | 2012-09-19 | 苏州源申涂装净化设备有限公司 | 一种可用于悬挂输送涂装线的内涂装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5235322U (ja) * | 1975-09-01 | 1977-03-12 |
-
1978
- 1978-06-19 JP JP53074478A patent/JPS598194B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5235322U (ja) * | 1975-09-01 | 1977-03-12 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS551846A (en) | 1980-01-09 |
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