JPS5980412A - α−クロロアクリロニトリルの重合方法 - Google Patents
α−クロロアクリロニトリルの重合方法Info
- Publication number
- JPS5980412A JPS5980412A JP18906882A JP18906882A JPS5980412A JP S5980412 A JPS5980412 A JP S5980412A JP 18906882 A JP18906882 A JP 18906882A JP 18906882 A JP18906882 A JP 18906882A JP S5980412 A JPS5980412 A JP S5980412A
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- Japan
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- chloroacrylonitrile
- water
- acid
- polymerization
- radical polymerization
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- Polymerisation Methods In General (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はα−クロロアクリロニトリルをラジカル重合反
応によってポリマーを得る方法に関する。
応によってポリマーを得る方法に関する。
詳しくは、着色のないポリ−α−クロロアクリロニトリ
ル又はα−クロロアクリロニトリルと他の穿レフイン共
重合性モノマーとの共重合体をラジカル重合反応によっ
て製造する方法に関する。
ル又はα−クロロアクリロニトリルと他の穿レフイン共
重合性モノマーとの共重合体をラジカル重合反応によっ
て製造する方法に関する。
α−クロロアクリロニトリルを含むポリマーは、主鎖上
にニトリル基とC2基を含有するため難燃性樹脂として
、又偏光フィルムの原料として又、焦電性ポリマーとし
て多くの用途を持つポリマーである。しかし、通常の重
合法では着色したポリマーしか得られていない。これに
ついては、特定の重合法、即ちリン酸ナトリウムの存在
下に重合することによってかな多着色の少ないポリマー
が得られるととは公知である(英国特許741,236
)。
にニトリル基とC2基を含有するため難燃性樹脂として
、又偏光フィルムの原料として又、焦電性ポリマーとし
て多くの用途を持つポリマーである。しかし、通常の重
合法では着色したポリマーしか得られていない。これに
ついては、特定の重合法、即ちリン酸ナトリウムの存在
下に重合することによってかな多着色の少ないポリマー
が得られるととは公知である(英国特許741,236
)。
しかしながら、この方法で白色のポリマーを得るために
は、低温で重合する必要があり、そのため反応速度が遅
く、工業的製造法としては甚だ不満足なものであった。
は、低温で重合する必要があり、そのため反応速度が遅
く、工業的製造法としては甚だ不満足なものであった。
本発明者らは種々の検討を行った結果、特定の重合方法
によって、工業的にも満足しうる程に収率よく白色のポ
リーα−クロロアクリロニトリル又ハα−クロロアクリ
ロニトリルと他の単量体との共重合体が得られることを
見出し、本発明を完成した。
によって、工業的にも満足しうる程に収率よく白色のポ
リーα−クロロアクリロニトリル又ハα−クロロアクリ
ロニトリルと他の単量体との共重合体が得られることを
見出し、本発明を完成した。
、即ち、本発明はα−クロロアクリロニトリルをラジカ
ル重合反応によって重合体とする方法に於て、水溶性ラ
ジカル重合開始剤および有機酸の存在下に水性媒体中7
0℃以下で行なうことを特徴とする方法である。
ル重合反応によって重合体とする方法に於て、水溶性ラ
ジカル重合開始剤および有機酸の存在下に水性媒体中7
0℃以下で行なうことを特徴とする方法である。
本発明の目的は効率よく着色の々いα−クロロアクリロ
ニトリル又はα−クロロアクリロニトリルと他のオレフ
ィンとの共重合体を製造する方法を提供することにある
。
ニトリル又はα−クロロアクリロニトリルと他のオレフ
ィンとの共重合体を製造する方法を提供することにある
。
本発明の方法に於て、重合反応は水性媒体中で行なわれ
るが単量体と水との混合割合は単量体の総量に対して好
ましくは0.5〜20重量倍の水、特に好ましくは2〜
10重量倍の水を用いるのが好ましい。0.5重量倍以
下では重合反応が一様に進行し鴫い*ため、均一な重合
体が得られず、又20倍以上では重合速度が遅く、又収
率も低く、又重合時間が長時間となり実用にならない。
るが単量体と水との混合割合は単量体の総量に対して好
ましくは0.5〜20重量倍の水、特に好ましくは2〜
10重量倍の水を用いるのが好ましい。0.5重量倍以
下では重合反応が一様に進行し鴫い*ため、均一な重合
体が得られず、又20倍以上では重合速度が遅く、又収
率も低く、又重合時間が長時間となり実用にならない。
重合の際単量体及びポリマーの分散を良好にするために
公知の分散剤を用いることがより好ましい。
公知の分散剤を用いることがより好ましい。
例えばゼラチン、デンプン、メチル繊維素、カルボキシ
メチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリアクリ
ル酸を水に対して0.05〜5重量%添加することがで
きる。
メチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリアクリ
ル酸を水に対して0.05〜5重量%添加することがで
きる。
本発明に於ては重合系内に有機酸を存在させることが必
須であり、有機酸が存在しないと白色のされるヒドロカ
ルビル基を有するカルボン酸が用いられ、蟻酸、酢酸、
プロピオン酸、しゆう酸、安息香酸、ポリアクリル酸等
が具体例として挙げられる。有機酸の使用量は通常水の
総量に対して0.001〜Iwt%であシ、少なすぎる
と効果がなく、又多すぎても効果は余シ変わらない。有
機酸の添加によって通常重合系内のpHは1〜5となる
。
須であり、有機酸が存在しないと白色のされるヒドロカ
ルビル基を有するカルボン酸が用いられ、蟻酸、酢酸、
プロピオン酸、しゆう酸、安息香酸、ポリアクリル酸等
が具体例として挙げられる。有機酸の使用量は通常水の
総量に対して0.001〜Iwt%であシ、少なすぎる
と効果がなく、又多すぎても効果は余シ変わらない。有
機酸の添加によって通常重合系内のpHは1〜5となる
。
本発明におけるラジカル重合開始剤としては、公知の種
々の水溶性ラジカル重合開始剤が用いられるが好適な例
としては、過硫酸カリウム、過硫酸1ナトリウム、過硫
酸アンモニウム等の過硫酸の塩単独又はそれらの塩と亜
硫酸水素塩等の電子供与性化合物とのいわゆるRedo
x系の開始剤が挙げられる。
々の水溶性ラジカル重合開始剤が用いられるが好適な例
としては、過硫酸カリウム、過硫酸1ナトリウム、過硫
酸アンモニウム等の過硫酸の塩単独又はそれらの塩と亜
硫酸水素塩等の電子供与性化合物とのいわゆるRedo
x系の開始剤が挙げられる。
本発明の重合反応は70℃以下で行う。70℃を越える
温度ではポリマーが着色し、本発明の目的に沿わない。
温度ではポリマーが着色し、本発明の目的に沿わない。
また通常のラジカル重合開始剤をただ用いた場合低温で
は重合速度が遅くなシ、実用性を失う。反応温度と水溶
性ラジカル重合開始剤との関係について述べれば、55
℃よシ高い温度であれば過硫酸塩単独使用で充分である
が、55℃よりも低い温度で重合反応を進める場合には
過硫酸塩を含むRedox系を選ぶ方が重合時間短縮の
ために好ましい。
は重合速度が遅くなシ、実用性を失う。反応温度と水溶
性ラジカル重合開始剤との関係について述べれば、55
℃よシ高い温度であれば過硫酸塩単独使用で充分である
が、55℃よりも低い温度で重合反応を進める場合には
過硫酸塩を含むRedox系を選ぶ方が重合時間短縮の
ために好ましい。
本発明における重合開始剤の使用量は通常の範囲で行な
えば良く特別の制限はないが、例えば重合体の総量に対
して0.1〜5重量%程度である。
えば良く特別の制限はないが、例えば重合体の総量に対
して0.1〜5重量%程度である。
本発明はα−クロロアクリロニトリル単独のみならず他
の共重合性単量体例えばスチレン系単量体、アクリル酸
又はアクリル酸エステル系の単量体等のラジカル重合可
能な他の単量体との共重合反応に適用可能である。
の共重合性単量体例えばスチレン系単量体、アクリル酸
又はアクリル酸エステル系の単量体等のラジカル重合可
能な他の単量体との共重合反応に適用可能である。
5−
6本発明によって着色のないα−クロロアクリロニトリ
ルを構成単量体として含む共重合体を得ることが可能で
あシ工業的に意義が太きい。
ルを構成単量体として含む共重合体を得ることが可能で
あシ工業的に意義が太きい。
以下に本発明を実施例によシ更に詳しく説明する。
実施例1〜3及び比較例1〜4
200rrLtのガラス製重合容器内にイオン交換水5
0mtを入れ、窒素ガスを吹き込みながら分散剤として
ポリビニルアルコール0.1Fを溶解させた。
0mtを入れ、窒素ガスを吹き込みながら分散剤として
ポリビニルアルコール0.1Fを溶解させた。
α−クロロアクリロニトリル単量体10F及び表1に示
す酸化合物を加え攪拌しながら60℃まで昇温した。更
に30分後に過硫酸カリウム0.11を加えた。窒素雰
囲気下7時間攪拌を行ない、反応終了後混合物の温度を
室温まで下げて後、漣過して固型物を得、これを水とメ
タノールで洗浄し、減圧乾燥すると白色のポリマーが得
られた。その結果も表1に併せて示した。
す酸化合物を加え攪拌しながら60℃まで昇温した。更
に30分後に過硫酸カリウム0.11を加えた。窒素雰
囲気下7時間攪拌を行ない、反応終了後混合物の温度を
室温まで下げて後、漣過して固型物を得、これを水とメ
タノールで洗浄し、減圧乾燥すると白色のポリマーが得
られた。その結果も表1に併せて示した。
6−
−7−
実施例4
実施例1において、α−クロロアクリロニトリルの代わ
りにα−クロロアクリロニトリル5.5tとメチル−α
−クロロアクリル酸エステル4.51の単量体混合物を
用いた以外は実施例1と同様にして重合を行なったとこ
ろ、白色の重合体が9.62得られた。
りにα−クロロアクリロニトリル5.5tとメチル−α
−クロロアクリル酸エステル4.51の単量体混合物を
用いた以外は実施例1と同様にして重合を行なったとこ
ろ、白色の重合体が9.62得られた。
比較例5
実施例1における実験条件において温度のみ80℃に変
更して重合を行なったところ橙色に着色した重合体が8
5%の収率で得られた。
更して重合を行なったところ橙色に着色した重合体が8
5%の収率で得られた。
特許出願人
三井東圧化学株式会社
一8′−
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)α−クロロアクリロニP兎をラジカル重合反応によ
ってこれを構成単量体として含む重合体とする方法に於
て、水溶性ラジカル重合開始剤および有機酸の存在下水
性媒体中70℃以下で行なうことを特徴とする方法。 2)有機酸がカルボン酸であることを特徴とする特許請
求の範囲第1項記載の方法。 3)水溶性ラジカル開始剤が過硫酸塩であることを特徴
とする特許請求の範囲第1項または第2項に記載の方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18906882A JPS5980412A (ja) | 1982-10-29 | 1982-10-29 | α−クロロアクリロニトリルの重合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18906882A JPS5980412A (ja) | 1982-10-29 | 1982-10-29 | α−クロロアクリロニトリルの重合方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5980412A true JPS5980412A (ja) | 1984-05-09 |
JPH0136483B2 JPH0136483B2 (ja) | 1989-08-01 |
Family
ID=16234759
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18906882A Granted JPS5980412A (ja) | 1982-10-29 | 1982-10-29 | α−クロロアクリロニトリルの重合方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5980412A (ja) |
-
1982
- 1982-10-29 JP JP18906882A patent/JPS5980412A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0136483B2 (ja) | 1989-08-01 |
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