JPS597908B2 - 直接還元炉における築炉方法 - Google Patents
直接還元炉における築炉方法Info
- Publication number
- JPS597908B2 JPS597908B2 JP2936980A JP2936980A JPS597908B2 JP S597908 B2 JPS597908 B2 JP S597908B2 JP 2936980 A JP2936980 A JP 2936980A JP 2936980 A JP2936980 A JP 2936980A JP S597908 B2 JPS597908 B2 JP S597908B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- furnace
- bricks
- brick
- silicon carbide
- direct reduction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Manufacture Of Iron (AREA)
- Crucibles And Fluidized-Bed Furnaces (AREA)
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
- Muffle Furnaces And Rotary Kilns (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は鉄鉱石、あるいは金属酸化物を主成分とした粉
体に、さらに必要があれば粘結剤を添加してぺVット状
に造粒したもの(以下ペレットという)などの金属酸化
物を還元性雰囲気下で加熱して金属化する回転炉、シャ
フト炉、流動床炉などの直接還元炉におげる築炉方法の
改良に関するものである。
体に、さらに必要があれば粘結剤を添加してぺVット状
に造粒したもの(以下ペレットという)などの金属酸化
物を還元性雰囲気下で加熱して金属化する回転炉、シャ
フト炉、流動床炉などの直接還元炉におげる築炉方法の
改良に関するものである。
従来、たとえば回転炉による直接還元の場合には鉄鉱石
あるいはペンットを石炭粉、コークス粉などの炭素質還
元剤と、場合によっては石灰石などの脱硫剤と一緒に回
転炉の装入口から装入して炉体を回転させながら順次排
出口へ進行させ、その間に排出口部に設置した重油等に
よる燃焼バーナで加熱してスポンジ状の還元鉄を得るの
であるが、前記回転炉の排出口に近い所では1000〜
1300°Cもの高温度域が形成されるため、回転炉の
内張りレンガとしては一般に高耐火度を備えた高アルミ
ナ質レンガあるいはシャモット質レンガ(以下一般耐火
材という)が使用されている。
あるいはペンットを石炭粉、コークス粉などの炭素質還
元剤と、場合によっては石灰石などの脱硫剤と一緒に回
転炉の装入口から装入して炉体を回転させながら順次排
出口へ進行させ、その間に排出口部に設置した重油等に
よる燃焼バーナで加熱してスポンジ状の還元鉄を得るの
であるが、前記回転炉の排出口に近い所では1000〜
1300°Cもの高温度域が形成されるため、回転炉の
内張りレンガとしては一般に高耐火度を備えた高アルミ
ナ質レンガあるいはシャモット質レンガ(以下一般耐火
材という)が使用されている。
ところが前記一般耐火材の稼動向にはぺ7ットの粉化物
が付着しやすく、高粘性低融点物質(以下付着物という
)となって粉化物やペレット等をまき込み、ときには部
分的に厚さ1′rrLを超え、ペレットの転勤に悪影響
を与え、一段とべレソトの粉化を助成して製造歩留チリ
を著しく低下させる欠点があった。
が付着しやすく、高粘性低融点物質(以下付着物という
)となって粉化物やペレット等をまき込み、ときには部
分的に厚さ1′rrLを超え、ペレットの転勤に悪影響
を与え、一段とべレソトの粉化を助成して製造歩留チリ
を著しく低下させる欠点があった。
前記内張りVンガ稼動面への付着物防止のためには、分
析値で炭素Cおよび炭化珪素SiCの組成合計量が10
重量係以上含有する耐火材で内張リするのが有効である
が、炭素および炭化珪素質レンガを使用してのペレット
多量生産の場合はレンガの損耗量が多くてときにはl−
4の割合で損耗が進行することがあり、従ってレンガの
寿命が短く、長期にわたる安定操業ができず、また1〜
ンガの価格が高い上に頻繁に炉の改修等を要するため設
備費等が増大するなどの欠点がある。
析値で炭素Cおよび炭化珪素SiCの組成合計量が10
重量係以上含有する耐火材で内張リするのが有効である
が、炭素および炭化珪素質レンガを使用してのペレット
多量生産の場合はレンガの損耗量が多くてときにはl−
4の割合で損耗が進行することがあり、従ってレンガの
寿命が短く、長期にわたる安定操業ができず、また1〜
ンガの価格が高い上に頻繁に炉の改修等を要するため設
備費等が増大するなどの欠点がある。
本発明は従来の上記欠点を解消し、付着物の剥離性にす
ぐれている炭化珪素質嘔よび炭素質ンンガ(以下剥離性
レンガという)をベースにして一部にシャモソト質Vン
ガあるいは高アルミナ質レンガ等の一般耐火材を所定の
面積比で分散配置することにより、剥離性Vンガの稼動
而を一般耐火材に付着した付着物コーティング被膜で覆
って剥離性レンガの損耗を防止すると共に、付着物の成
長につれて自然剥離するようにしたことを特徴とする直
接還元炉にPげる築炉方法を提供するもので、剥離性レ
ンガは炭化珪素SiC−9よび炭素Cの組成合計値がl
O〜95係のほかにアルミナA!203、シリカSi0
2などを含有する通常使用のものとし、また一般耐火材
として高アルミナ質?ンガはアルミナN^0345〜9
0qbのほかにシリカSiOなどを含有する通常使用の
ものとして両者を面積比において とし、剥離性レンガをベースにして一部に一般耐火材を
なるべく均等な密度になるように分散配置して築炉する
。
ぐれている炭化珪素質嘔よび炭素質ンンガ(以下剥離性
レンガという)をベースにして一部にシャモソト質Vン
ガあるいは高アルミナ質レンガ等の一般耐火材を所定の
面積比で分散配置することにより、剥離性Vンガの稼動
而を一般耐火材に付着した付着物コーティング被膜で覆
って剥離性レンガの損耗を防止すると共に、付着物の成
長につれて自然剥離するようにしたことを特徴とする直
接還元炉にPげる築炉方法を提供するもので、剥離性レ
ンガは炭化珪素SiC−9よび炭素Cの組成合計値がl
O〜95係のほかにアルミナA!203、シリカSi0
2などを含有する通常使用のものとし、また一般耐火材
として高アルミナ質?ンガはアルミナN^0345〜9
0qbのほかにシリカSiOなどを含有する通常使用の
ものとして両者を面積比において とし、剥離性レンガをベースにして一部に一般耐火材を
なるべく均等な密度になるように分散配置して築炉する
。
すなわちたとえば両者個々のレンガの表面積が等しい場
合には第1図および第2図に示すように剥離性Vンガ(
無印)の3個(第1図)〜24個(第2図)おきに一般
耐火材(・・ツチングにて示す)を1個配置する。
合には第1図および第2図に示すように剥離性Vンガ(
無印)の3個(第1図)〜24個(第2図)おきに一般
耐火材(・・ツチングにて示す)を1個配置する。
このようにすることにより、損耗しやすいが付着物の付
きにくい剥離性レンガの稼動面を、付着物は付きやすい
けれども損耗しにくい一般耐火材からの付着物コーティ
ング被膜で覆わせて、剥離性レンガの損耗を防止し、ま
た前記コーティング被膜は剥離性レンガ稼動面とは分離
しているた八前記コーティング被膜が生長して厚くなる
と自重で一般耐火材の稼動面から剥離して脱落し、その
後に再びコーティング被膜が生成されてレンガ全稼動面
を被覆する。
きにくい剥離性レンガの稼動面を、付着物は付きやすい
けれども損耗しにくい一般耐火材からの付着物コーティ
ング被膜で覆わせて、剥離性レンガの損耗を防止し、ま
た前記コーティング被膜は剥離性レンガ稼動面とは分離
しているた八前記コーティング被膜が生長して厚くなる
と自重で一般耐火材の稼動面から剥離して脱落し、その
後に再びコーティング被膜が生成されてレンガ全稼動面
を被覆する。
本発明において(一般耐火材)/(剥離性レン11
ガ)一一〜一と限定する理由は、一を越えると3 2
4 3コーティング被膜の付
着しやすい一般耐火材が相互に近接するためコーティン
グ被膜の付着が強固になって前記自重による剥離性が悪
くなり、炭化珪素質レンガ等剥離性レンガ使用の効果が
なく、所定の操業安定性を得ることが困難になるからで
あり、また7丁未満になると一般耐火材を基点と基点と
したコーティング被膜が炭化珪素質レンガ等剥離性レン
ガの稼動面を覆いきれずに、一部分剥離性レンガが露出
するため局部損傷を生じてレンガ寿命が短くなるからで
ある。
4 3コーティング被膜の付
着しやすい一般耐火材が相互に近接するためコーティン
グ被膜の付着が強固になって前記自重による剥離性が悪
くなり、炭化珪素質レンガ等剥離性レンガ使用の効果が
なく、所定の操業安定性を得ることが困難になるからで
あり、また7丁未満になると一般耐火材を基点と基点と
したコーティング被膜が炭化珪素質レンガ等剥離性レン
ガの稼動面を覆いきれずに、一部分剥離性レンガが露出
するため局部損傷を生じてレンガ寿命が短くなるからで
ある。
また稼動面側に炭化珪素および炭素の組成合計値が10
〜95チ含有する剥離性レンガに限定した理由は、10
チ未満では付着物に対する剥離性の効果が十分に発揮さ
れないためであり、従って10%以上が好ましく、また
95チを越えると不純物の混入から製造上このようなレ
ンガを作ることは困難になるからである。
〜95チ含有する剥離性レンガに限定した理由は、10
チ未満では付着物に対する剥離性の効果が十分に発揮さ
れないためであり、従って10%以上が好ましく、また
95チを越えると不純物の混入から製造上このようなレ
ンガを作ることは困難になるからである。
第3図および第4図は内径4rrL、長さ7lrrLの
回転炉に15/mmのペレットを装入しての実施例を示
し、第3図は高アルミナ質レンガAAz03:58チ、
Si02:40チ)と炭化珪素質レンガ(SiC:so
先C:4係)との面積比に対する製品粉率係の関係を示
す線図で、前記面積比が了以下になると製品粉率は9チ
程度から急激に減少して4−では1%程度になり、それ
以上に炭化珪24 素質ノンガの面積を増しても製品粉率は減少せず、かえ
ってVンガ費用が高くなる。
回転炉に15/mmのペレットを装入しての実施例を示
し、第3図は高アルミナ質レンガAAz03:58チ、
Si02:40チ)と炭化珪素質レンガ(SiC:so
先C:4係)との面積比に対する製品粉率係の関係を示
す線図で、前記面積比が了以下になると製品粉率は9チ
程度から急激に減少して4−では1%程度になり、それ
以上に炭化珪24 素質ノンガの面積を増しても製品粉率は減少せず、かえ
ってVンガ費用が高くなる。
第4図は第3図と同一回転炉で、同一レンガを使用して
約6か月間稼動させた後の、前記回転炉の排出端から7
rrL近傍位置における平均付着厚さαとの関係を示す
曲線Aと、レンガの平均損耗量臘との関係を示す曲線B
の線図である。
約6か月間稼動させた後の、前記回転炉の排出端から7
rrL近傍位置における平均付着厚さαとの関係を示す
曲線Aと、レンガの平均損耗量臘との関係を示す曲線B
の線図である。
この第4図より、面積比において
(高アルミナ質レンガ)/(炭化珪素質レンガ)一一〜
一の本発明の範囲は付着物の付 3 24 着厚さ、Vンガの損耗量ともに著しい効果を表わしてい
る。
一の本発明の範囲は付着物の付 3 24 着厚さ、Vンガの損耗量ともに著しい効果を表わしてい
る。
本発明は以上のように構成されるから、剥離性レンガと
一般耐火材とが、相互に長所を発揮することになり、直
接還元炉において炉内稼動面に厚い付着物を形成せず、
しかもノンガの損耗を防止して長期の安定操業を可能と
し、従って製品の品質安定および歩留まりが向上すると
共に設備費を低減するなどの効果がある。
一般耐火材とが、相互に長所を発揮することになり、直
接還元炉において炉内稼動面に厚い付着物を形成せず、
しかもノンガの損耗を防止して長期の安定操業を可能と
し、従って製品の品質安定および歩留まりが向上すると
共に設備費を低減するなどの効果がある。
なお本発明法における築炉方法は、特に排出端l
から−の比較的付着物の発生しやす〜・高温度域に3
限定してもよく、また剥離性レンガは一般耐火材に比べ
て断熱性が悪いため、断熱性にすぐれたレンガを前記剥
離性レンガの裏張り用に使用する二重構造にするとより
好ましい効果を得る。
て断熱性が悪いため、断熱性にすぐれたレンガを前記剥
離性レンガの裏張り用に使用する二重構造にするとより
好ましい効果を得る。
図面は本発明の実施例を説明するためのもので、第1図
および第2図は剥離性レンガ(無印)と一般耐火材(・
・ツチングにて示す)との配置要領を示す展開表面図、
第3図は(高アルミナ質レンガ)/(炭化珪素質レンガ
)の面積比に対する製品粉率チの関係を示す線図、第4
図は付着厚さ1、損耗量朋と(高アルミナ質レンガ)/
(炭化珪素質レンガ)の面積比との関係を示す線図であ
る。
および第2図は剥離性レンガ(無印)と一般耐火材(・
・ツチングにて示す)との配置要領を示す展開表面図、
第3図は(高アルミナ質レンガ)/(炭化珪素質レンガ
)の面積比に対する製品粉率チの関係を示す線図、第4
図は付着厚さ1、損耗量朋と(高アルミナ質レンガ)/
(炭化珪素質レンガ)の面積比との関係を示す線図であ
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 稼動而側に炭化珪素SiChよび炭素Cの組成合計
値が10〜95%含有する剥離性レンガと、シャモソト
質ンンガあ少いは高アルミナ質レンガ等の一般耐火材と
を、面積比に2いて どし、両者をほぼ等しい密度に分散配置して築炉するこ
とを特徴とする直接還元炉におげる築炉方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2936980A JPS597908B2 (ja) | 1980-03-07 | 1980-03-07 | 直接還元炉における築炉方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2936980A JPS597908B2 (ja) | 1980-03-07 | 1980-03-07 | 直接還元炉における築炉方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56124890A JPS56124890A (en) | 1981-09-30 |
JPS597908B2 true JPS597908B2 (ja) | 1984-02-21 |
Family
ID=12274231
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2936980A Expired JPS597908B2 (ja) | 1980-03-07 | 1980-03-07 | 直接還元炉における築炉方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS597908B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11759314B2 (en) | 2015-08-26 | 2023-09-19 | Medtronic Xomed, Inc. | Sinus and nasal stent |
-
1980
- 1980-03-07 JP JP2936980A patent/JPS597908B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11759314B2 (en) | 2015-08-26 | 2023-09-19 | Medtronic Xomed, Inc. | Sinus and nasal stent |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56124890A (en) | 1981-09-30 |
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