JPS597622A - 微粉炭搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、石炭ガス化炉に係り、特に、微粉炭の気体輸
送において、微粉炭供給量の制御に好適な、微粉炭供給
装置に関する。

近年、石炭がエネルギー源として見直されている。こう
した中で石炭ガス化炉等への微粉炭供給装置の開発、特
に、供給量の制御には多くの努力が払われて来た。

従来の微粉炭気体搬送装置では、石炭の供給装置、例え
ば、ロータリーフィーダ、スクリューフィーダ、コンベ
アー等の供給速度を変えて、石炭の供給量を変化させて
おり、又、ガス化炉への供給状態や、石炭バーナへの分
配状態は、石炭供給管の圧力損失により把握していた。

石炭の圧力損失は、石炭の供給量とある一定の関係があ
るので、これの変化を監視して、供給装置の供給量を調
整することにより、石炭の供給量を制御できる。しかし
、この方式は、供給量が変化していなくても、気体流速
が変化した時、搬送気体の圧損は前もって測定した圧損
全使用するので、圧損比が変化してしまい、適正な重量
比であるかどうかは判別できない。又、微粉炭の場合、
ガス流れが伴うと、石炭フィーダの回転数と供給量は必
ずしも正確に比例しない。又、搬送ガスは、ガス化炉や
石炭ホッパの圧力変化によっては、全量が石炭バーナ、
ガス化炉側へ流れることはなく、石炭ホッパ側へ逆流す
ることもある。従って、石炭搬送管だけでは石炭供給量
が変化したのか搬送用ガス流量が変化したのか、判定で
きない。よって、制御用には使用できなかった。

本発明の目的は、微粉炭の供給量を圧変化等が起った際
にも連続的に測定し、制御する微粉炭供給装置を提供す
るにある。

本発明者らは、微粉炭を供給する時の管内圧損と、搬送
気体だけを供給する圧損をそれぞれ別個に計測すること
により、それらの比（圧損比）を一定にして赴けば、微
粉炭供給量も一定にすることができることを見出した。

その原理は、次式に基づくものである。

α＝１十Ｋｐｍ１１ ここに、α：圧損比、 ｎｌ：石炭供給量の気体供給量に対する割合、 Ｋｐ、ｎ：比例定数、 ここで、αを一定に保てば、ｍは一定に保たれる。

微粉炭を搬送している時に、搬送気体だけの圧損全計測
するには、微粉炭の圧損ｔ−測定している以外の場所で
、しかも、微粉炭の圧損を測定している圧力、流速等の
条件を一致させて測定する必要がある。これは、搬送配
管と直結させて、微粉炭の圧損測定器と同等の形状、物
理的条件の圧損測定器を配置することにより、達成され
る。

しかし、微粉炭供給量の制御は、搬炭気体量を常に一定
に保ち、重量比が変化した場合には、微粉炭供給量を変
化させて調整する。

以下、本発明の一実施例を第１図により説明する。

搬送用気体５は、供給用制御バルブ１４及び、搬送全差
圧測定器５と、物理的条件（管径、材質等）が同等の搬
送気体差圧測定器１２を経て、エダクタ−１１に供給さ
れる。エダクタ−１１は、ホッパー加圧用気体１６によ
って適尚に加圧された、ホッパー８に貯えられた石炭７
が、バルブ９を経て、スクリューフィーダー１０により
供給量が設定され、搬送気体１５と混合され、石炭７は
加速される。搬送気体１５と石炭７は噴流となって、石
炭搬送管６へ吹込まれる。搬送管６には、搬送全差圧測
定器５が設置される。石炭７は、ガス化炉２にガス化剤
３と共に供給され、石炭ガス化炉からはスラグ４及び生
成ガス１が排出される。

搬送全圧損測定器５と、搬送気体差圧測定器１２によっ
て測定された差圧は、搬送制御器１３に伝えられる。

搬送気体１５の量は　に一定値に制御される。

そして微粉炭７の供給量は、搬送気体量１５と重量比（
搬送全圧接／搬送気体圧損）との積と等しくなる。従っ
て、圧損比の監視により、圧損比が増加した時は、微粉
炭供給量が少ないから、ロータリーフィーダー１０の回
転数を増加させて供給量を増加させ、圧損比が減少した
時は、ロータリーフィーダー１０の回転数を減少させて
、微粉炭供給量は適正値に設定される。

本発明者らは、第１図の実施例を石炭ガス化お適用して
効果を確認した。差圧測定部の仕様を第２図に、実験条
件を第１表に示す。

実験は、常圧の石炭ガス化炉へ微粉炭を搬送し、石炭ガ
ス化炉の圧力をしだいに増加させた。その結果を第２図
に示す。炉内圧の変化が起っても、微粉炭の供給量と搬
送気体の供給量比が一定であれば圧損比は一定であるこ
とを示している。すなわち、圧ｔｌ比の監視により、微
粉炭の供給量は一定に保たＪ］る。

本発明によｔｌば、圧力変化等が起った場合でも微粉炭
の供給量が連続的に測定でき、供給量ｒ　一定に保つこ
とかできるので、運転性能、効率の向上の効果がある。

又、供給量の監視により、供給系の異常が発見できるの
で安全性が向−卜する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の系統図、第２図は本発明の
一実施例の実験結果を示す特性図である。 １・・・生成ガス、２・・・石炭ガス化炉、３・・・ガ
ス化剤、４・・・石炭灰、５・・・搬送全差圧測定器、
６・・・微粉炭搬送管、７・・・石炭、８・・・石炭供
給ホッパー、９・・・石炭供給バルブ、１０・・・スク
リューフィーダー、１１・・・エダクタ−１１２・・・
搬送気体測定器、１３・・・搬送制御装置、１４・・・
搬送気体調整バルブ、第１　口 第２　図 １・０２・ＯＪ・θ　　　ｆ・Ｏ ズｒ呵圧　Ｌａｔ嵐〕

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、微粉炭搬送配管、微粉炭供給装置、気体供給装置及
   び気体搬送管より成る微粉炭搬送装置において、前記微
   粉炭搬送配管に配管差圧測定装置を設け、これど配管寸
   法、測定区間等が同等の差圧測定装置を、微粉炭と搬送
   気体が混合する直前の前記気体搬送管に設け、これら２
   ケ所の差圧を測定することを特徴とする微粉炭搬送装置
   。