JPS597489B2 - 地熱発電プラントの不凝結ガスの処理法 - Google Patents

地熱発電プラントの不凝結ガスの処理法

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JPS597489B2
JPS597489B2 JP52062167A JP6216777A JPS597489B2 JP S597489 B2 JPS597489 B2 JP S597489B2 JP 52062167 A JP52062167 A JP 52062167A JP 6216777 A JP6216777 A JP 6216777A JP S597489 B2 JPS597489 B2 JP S597489B2
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早苗 川添
健二 植田
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
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    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/36Hydrogen production from non-carbon containing sources, e.g. by water electrolysis

Landscapes

  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Gas Separation By Absorption (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は地中から噴出する蒸気に伴なわれる不凝結ガス
を地熱水により処理する方法に関し、特に該蒸気や地熱
水を利用する地熱発電プラントから排出される低濃度の
不凝結ガスを高効率で且つ安価に処理する方法に関する
通常、地熱発電は、地下から熱水と共に噴出する蒸気を
取り出し、この蒸気を作動流体としてタービンに流過さ
せて発電する方法により行なわれている。
そして、このタービン流過後の蒸気は、凝縮器にて冷却
水により凝縮される。
この時、凝縮器内の圧力を凝縮水の飽和圧力程度まで減
少するために、真空ポンプにて抽気を行なうが、抽気さ
れる不凝結ガスは、上記の蒸気中に、通常0.1〜数へ
稀に数10%含まれており、その組成は、通常90%以
上が炭酸ガスで、その他に数多の硫化水素、および微量
の弗化水素、塩化水素、亜硫酸ガス等の酸性ガス、微量
の水素、メタン、窒素等から成っている。
この不凝結ガスは、現在そのまま放出されている力ζ近
年、地熱エネルギーの開発が世界的に促進されつつある
中で、硫化水素,弗化水素.塩化水素および亜備酸ガス
等の動植物等の生態系へ与える影響が懸念されるように
なり、数年後には規制される傾向にある。
また炭酸ガスも、排出量が多いこと、および比重が空気
より重く拡散しにくいことから、そのま\犬気中へ放出
できない。
これらの酸性ガスは、一般の工場廃ガスの場合は水によ
る洗浄またはアルカリ液による吸収で処理されている。
特に発電所の排ガス中に含まれる亜硫酸ガスの場合は、
湿式石灰石膏排煙脱硫法等で処理されている。
特に、石油精製工業、天然ガス工業、都市ガス工業、そ
の他各種工業から排出される廃ガス中の硫化水素を処理
する方法としては次のような多くの方法が開発され、実
用化されている。
■ クラウス法を基本反応としたもの クラウス法、パーソンズ硫黄回収プロセス、ウーデ硫黄
回収プロセス、コンプリモ硫黄回収プロセス、アモコ法
等多数の応用プロセスがある。
これらの基本反応は、H2Sの1/3を酸化してSO2
とし、該SO2と残りのH2Sとを反応させてS単体を
回収するもので、次の式で表わされる。
’/3 Hz S +’/2 022+’/3 so2
+1/3H20 (燃焼による酸化) 2/3H2S+1/3SO2→S+2/3H20(触媒
による分解) 2 吸収法 ■ シーボード式脱硫プロセス 吸収塔でH2Sをソーダ灰溶液に吸収させ、再生塔で空
気を吹き込んでH2Sを放散させ、再生されたソーダ灰
溶液は吸収塔に循環使用し、放散された濃縮H2Sは上
記クラウス法等で処理する。
■ 三菱化成法 吸収塔でH2Sをソーダ灰溶液に吸収させ、再生塔で液
中に懸濁させた酸化鉄触媒によりH2SをS単体として
遊離させ、回収する方法で、上記シーボード式の改良法
であり、S単体のF過機が必要である。
III BASFプロセス 液中へ分散させた活性炭にH2Sを吸着させる。
吸着されたH2Sぱ空気で酸化されSを分離する。
このSは硫化アンモニアにより活性炭から抽出され、活
性炭は沢過機で分離、回収し、再利用する。
IV I.F.P ANTIPOL プロセス(
FUGAPOL 150) 吸収塔でH2Sをアンモニア溶液に吸収させ、放散塔で
NH3とH2Sを放散させ、NH3は回収して再利用し
、H2Sは反応塔でクラウス反応を行なわせ、S(液体
)を回収する。
V SHELL ADIP プロセス吸収塔でH
2Sをアミノジイソプロパノール酸性溶液に吸収させ、
再生塔でH2Sを放散させ、クラウス反応炉でH2Sを
処理し、Sを回収する。
3 乾式法 都市ガス製造等における二次脱硫用として微量の硫化水
素の除去に適しており、その方法は、脱硫塔でH2Sを
酸化鉄吸着剤に吸着させるものである。
この吸着剤の再生は、水を散布して大気にさらすと、硫
化鉄が酸化鉄へ再生され、元素状Sが表面に析出する。
しかしながら、上述の諸方法を地熱発電プラントの不凝
結ガスの処理に適用するには、次のような問題点がある
■ 先ず、アルカリ性溶液による吸収法では、硫化水素
をはじめ有害な酸性ガスは吸収され、プロセスも簡単で
はあるが、アルカリ薬品の消耗量が多く、経済的に成り
立たない。
■ 次に、上述の硫化水素の処理を対象とした諸方法は
、不凝結ガス中の他の酸性ガスを同時に除去できるプロ
セスになっていないばかりか、各々の方法にも次のよう
な問題点がある。
a 乾式法を除いて〔以下b ”− eは乾式法を除い
たもの〕いずれもガス量が大量である場合にメリットが
あるが、少量の場合には不適当である〔地熱発電プラン
トからの不凝結ガスは少量(数分の1〜数10分の1)
である〕。
b プラントが複雑で人手を要する〔地熱発電プラント
は、通常の発電プラントに比べ低温低圧(〜200℃、
〜20ata)であるためプラントが簡単であり、しか
も 10000kw以上の発電プラントでも要する人手は数
名程度である〕。
C 建設費が高い。
例えば、クラウス法では地熱発電プラント全建設費の約
1割程度を要し、また稀薄ガスを処理する場合は予め数
多以上に濃縮する必要があり、これに要する装置の建設
費力助噂される。
d 電気、蒸気、冷却水、薬品等の消耗品が必要で、ラ
ンニングコストが高くつく。
e 処理後の廃ガス濃度が数100ppmと高い。
f 乾式法は、上記a ”− eの問題はないが、適用
対象ガス濃度が1000ppm以下と極めて低く、シか
も吸着剤の再生および補給が必要である。
本発明は、以上の諸点に鑑みてなされたもので、地中か
ら噴出する蒸気に伴なわれる不凝結ガス、特に、該蒸気
や地熱水を利用する地熱発電プラントから排出される少
量の不凝結ガスを、簡単なプロセスで、人手や特別の薬
品を要せず、低建設費および低ランニングコストで処理
する方法を提供するものである。
すなわち本発明は、地中から噴出する蒸気に伴なわれる
不凝結ガスを処理する方法において、1 地中から噴出
する熱水を隔膜法により電気分解する第一工程、 2 第=工程の陰極側で得られる電解液を固液分離する
第二工程、 3 第二工程で得られる分離液と不凝結ガスとを接触さ
せ、該ガス中の炭酸ガス,硫化水素および他の酸性ガス
を吸収させる第三工程、 4 第三工程から抜き出される液に、第一工程の陽極か
ら発生する塩素ガスを接触、吸収させる第四工程、 5 第四工程から抜き出される液と第一工程の陽極側で
得られる電解液とを一緒にして地中へ還元する第五工程
、 からなることを特徴とする地熱蒸気中の不凝結ガスの処
理法に関するものである。
特に、本発明で重要なことは、 1 地熱水中には1000ppm〜数10万ppmの食
塩が含まれているため、地熱水を隔膜法により電気分解
すると陰極側にカ性ンーダ液が生成され、該カ性ソーダ
液を、例えば上記した地熱発電プラント等の凝縮器から
抽気されるような不凝結ガス中の炭酸ガス,硫化水素お
よび他の酸性ガスの吸収液として利用すること、2 上
記力性ソーダ液は、地熱水中に含まれるアルカリ土類金
属、重金属等を水酸化物として沈降させるため、不凝結
ガスとの接触に先立ってこれらの沈降物を分離すること
、 3 上記電気分解の際に陽極から発生する塩素ガスは、
炭酸ガス,硫化水素および他の酸性ガス吸収後の液に接
触、吸収させること、 4 上記電気分解の際に陽極側から得られる電解液は、
若干の塩素ガス溶け込みにより弱酸性を示すので、炭酸
ガス,硫化水素、他の酸性ガスおよび塩素ガス吸収後の
液(アルカリ性)と一緒にして中和し、地中へ還元する
こと、 である。
本発明方法は、従来の地熱発電プラントに限らず、地中
から噴出する熱水と蒸気を利用するシステム、例えば、
低温地熱水を利用する温水製造プラント、地熱水と他の
熱媒体とを熱交換して発電させるバイナリーサイクル発
電プラント、地熱蒸気を凝縮させて純水を製造する純水
製造プラント等に適用することができる。
以下、添付図面を用いて本発明方法を詳細に説明する。
第1図は、本発明方法の一実施態様を示すフローシ一ト
である。
第1図において、地熱水井戸W−1で取り出された地熱
水は、ラインT−1からセパレーターV−1へ流入し、
ここで蒸気と熱水とに分離される。
蒸気は、ラインT−2から利用系(ここではタービンR
1発電機01発電所Cよりなる系)に入り、ここで利用
された後、ラインT−3から凝縮器V一2に到り、ここ
で冷却塔■からラインT −4、ポンプP−1、ライン
T−5を経て送られて来る冷却水により冷却されて凝縮
水となる。
この凝縮作用を促進するために、上記凝縮器V−2内の
圧力を凝縮水すなわち上記温水の飽和圧力程度まで減少
するように真空ポンプP−5にてラインT一15から抽
気する。
上記凝縮器V−2で得られた凝縮水と温度上昇した冷却
水とは、温水として一緒にされ、ラインT−6から温水
槽L−1に一旦貯留され、その後、ラインT−7、ポン
プP−2、ラインT−8を経て上記冷却塔皿の上部へ送
られる。
該冷却塔CTにおいて、該温水は、塔上部から充填体K
を介して塔下部へ落下する間に、塔頂部に備えつけられ
たファンFにより大気から吸引された空気と接触して蒸
発する際に、該温水自身の蒸発潜熱により冷却され、冷
却水となる。
該冷却水は、上記の経路を経て上記凝縮器V−2へ循環
使用される。
な払上記冷却塔9工では、系の水バランスをとり、且つ
冷却水の汚染と塩分の濃縮を防ぐために通常、補給水を
川または池L−2から取り出し、ラインT−9、ポンプ
P−゛3を経て冷却水槽L−3へ補給し、同時に該冷却
水槽L−3から循環水の一部を取り出し、ラインT−1
0から系外へ放出する。
一方、上記のセパレーターV−1で分離された熱水は、
ラインT−11、ポンプP−4、ラインT−12を経て
隔膜電解槽Eへ送られ、電気分解される(第一工程)。
該隔膜電解槽旦の陰極側に生成された電解液(NaOH
液)は、沈降槽Sにて該液中に含まれているアルカリ土
類金属や重金属等の水酸化物を沈降分離(第二工程)し
た後、分離液(NaOH溶液)としてラインT−14か
ら不凝結ガス接触塔V−3の上部へ送られる。
なお、沈降槽Sに沈降した上記水酸化物は、ラインT−
13から系外へ排出される。
上記不凝結ガス接触塔V−3では、上記した凝縮器V−
2からラインT−15、真空ポンプP −5にて抽記さ
れ、ラインT−16を経て該吸収塔V−3の底部から導
入されている不凝結ガスと、上記分離液(NaOH溶液
)とが接触し、該不凝結ガス中の炭酸ガス、硫化水素お
よび他の酸性ガス、例えば亜硫酸ガスや塩化水素ガス等
が、該分離液(NaOH液)に吸収、除去される(第三
工程)。
炭酸ガス、硫化水素および他の酸性ガスが除去された不
凝結ガスは、主として未吸収の炭酸ガスおよび窒素ガス
等の不活性ガスからなり、ラインT−17から大気中へ
放出され、炭酸ガス、硫化水素および他の酸性ガスを吸
収した液はラインT−21から抜き出され、ポンプP−
6、ラインT−22を経て塩素吸収塔V−4の上部へ送
られる。
該塩素吸収塔V−4では、上記した電解槽Eの陽極で発
生し、ラインT−19、ガス循環ポンプP−7、ライン
T−20を経て該吸収塔V−4の底部へ導入されている
塩素ガスと、上記抜き出し液とが接触し、塩素ガスが該
抜き出し液に吸収される(第四工程)。
ここで吸収されなかった塩素ガスは、ラインT−25、
上記ガス循環ポンプP−7,上記ラインT−20を経て
、再び該塩素吸収塔V−4へ送られ、循環処理される。
該塩素吸収塔V−4からラインT−23へ抜き出される
液は、上記の電解槽Eの陽極側で得られ、ライン′r一
26を経て送られて来る電解液と一緒にされ、ポンプP
−8、ラインT−24を経て還元井戸W一2から地中へ
還元される(第五工程)。
なお、.ト記電解槽旦の陰極で発生する水素ガスは、大
量の場合は捕集して燃料として使用し、少量の場合はラ
インT−18から大気中へ放出する。
第2図は、本発明に使用される隔膜電解槽旦の一例を示
す構成図である。
第2図中、第1図と同一符号は第1図と同一部分を示す
第2図において、隔膜電解槽ph、アスベスト布等の隔
膜E−1により陽極室E−2と陰極室E一3とに分けら
れ、陽極室E−2は不溶性材を陽極E−4とし、陰極室
E−3は耐アルカリ材を陰極E−5とし、両極はそれぞ
れ導線E−5,E−7にて電源の+,一に接続され、両
極間に電圧がかけられる。
ラインT−12から、該隔膜電解槽Eに導入された熱水
は、分散盤E−8の分散孔E−9から上記陽極室E−2
と上記陰極室E−3へ分流して流入し、電気分解される
陰極室E−3に生成された電解液(力性ソーダ液)は、
前記したように、沈降槽Sへ送られ、各種水酸化物を沈
降、分離後、不凝結ガス中の炭酸ガス,硫化水素および
他の酸性ガスの吸収剤として使用される。
また、陽極室E−2に生成された電解液は、陽極E−4
で発生する塩素ガスが少量溶け込んでおり、弱酸性を示
し、ラインT−26から抜き出して、前記したように塩
素吸収塔V−4から抜き出される液(アルカリ性)と一
緒にして中和し、還元井戸W−2から地中へ還元される
なお、陰極E 一5で発生する水素ガスは前記したよう
にラインT一18から大気中へ放出され、陽極E −4
で発生する塩素ガスは前記したようにラインT−19か
ら抜き出し前記の吸収処理に付される。
また、本発明方法の各工程における作用は、次のような
反応式で表わすことができる。
第一工程(地熱水の隔膜法による電気分解);陰極:H
20+e→1/2H2+OHー そして、このOH−とNa+とが反応してNaOHを生
成する。
陽極: C l,”−+ ”/2 C t 2 +e第
二工程(陰極側電解液の固液分離); 第一工程において、アルカリ土類金属や重金属がOH−
により、例えば次のような゜反応を生起して水酸化物と
なる。
該水酸化物75ζここで適宜方法により沈降分離される
M2++20H一→tVI(OH)2↓ 第三工程(不凝結ガス中の炭酸ガス,硫化水素および他
の酸性ガスのカ性ソーダ液によ る吸収); 2 N a O H 十C 0 2 →N a 2 C
O 3 +H 2 0N a 2 C 0 3 +H
2 S ,l:NaH S + NaH CO 3その
他の酸性ガスすなわちHC7,HF,S02等は次の式
に基づいて吸収される。
N a O H +H C l−+N a C l +
H 2 0Na2CO3+2HCt→2NaCt十 H2CO3 NaOH+HF−*NaF十H2 0 Na2CO3+2HF−+2NaF+H2CO32Na
OH+SO2→Na2S03+H20Na2CO3 +
SO2 +H20→N a 2S 0 3+H2CO
3 第四工程(塩素ガスの第三工程抜き出し液による吸収)
; Na2CO3+Ct2+H20→2NaCt+H2CO
3 N a H S + C L 2 →HC l +N
a C t 十S(元素状)↓ 以上説明した本発明によれば次のような効果を奏するこ
とができる。
■ 不凝結ガス中の炭酸ガス,硫化水素を、地熱水の隔
膜電気分解により得られるカ性ソーダ液に安定な形で吸
収させて地中へ還元するため、不凝結ガス処理後の生成
物の処理(例えばクラウス法の場合の元素状硫黄等の処
理)が不要である。
■ 地熱水中に含まれるアルカリ十類金属や重金属は、
水酸化物の形で沈降槽にて除去されるため、処理系にお
けるこれらの金属化合物の析出による目詰まりを防止で
きる。
■ 地熱水中の食塩を利用するだけで、他の薬品は一切
不要である。
■ 電解槽と気液接触塔のみから構成されるプロセスで
あるため、建設費が安価(クラウス法の数分の一)であ
る。
■ プロセスが簡単で、取り扱い易く、人手も要しない
■ 地熱水を利用するため、地中から噴出する熱水や蒸
気を利用する地熱発電プラントにおける不凝結ガスの処
理に最適であり、しかも該プラントに適用すれば該プラ
ントで得られるエネルギーの一部を運転エネルギー源や
電解槽の電源として利用することができ経済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の一実施態様を示すフローシート、
第2図は本発明方法に適用される隔膜電解槽の一例を示
す構成図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 地中から噴出する蒸気に伴なわれる不凝結ガスを処
    理する方法において、 1 地中から噴出する熱水を隔膜法により電気分解する
    第一工程、 2 第一工程の陰極側で得られる電解液を固液分離する
    第二工程、 3 第二工程で得られる分離液と不凝結ガスとを接触さ
    せ、該ガス中の硫化水素および他の酸性ガスを吸収させ
    る第三工程、 4 第三工程から抜き出される液に、第一工程の陽極か
    ら発生する塩素ガスを接触、吸収させる第四工程、 5 第四工程から抜き出される液と第一工程の陽極側で
    得られる電解液とを一緒にして地中へ還元する第五工程
    、 からなることを特徴とする地熱発電プラントの不凝結ガ
    スの処理法。
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