JPS597480B2 - 自動洗濯機のためのポンプ取付装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ポンプをモータに取付けるための装置に関し
、特に、自動洗濯機において水ポンプをモータに取付け
るための装置に関する。

インペラを直接モータ軸に取付けた型式のポンプは米国
特許第２，８６７，１７３号および第２，８０７，３９
５号に開示されている。

また、米国特許第３，８ １ ４，０ ８ ６号は、イ
ンペラを直接モータ軸に取付けた型式のポンプを開示し
ており、ポンプとモータを共通のハウジングに取付ける
態様を示している。

米国特許第２，６８８，９３０号は、インペラを直接モ
ータ軸に取付けたポンプおよびはねクリップによって結
合したポンプハウジングを開示している。

米国特許第２，０４７，３３０号は、ポンプハウジング
を枢動クランプ腕によって所定位置に締付けるようにし
たモータ／ボンプ組立体を開示している。

本発明は、自動洗濯機において水ポンプを駆動モータの
、伝動装置のある側とは反対側の端部に取付けるように
した水ポンプ取付装置を提供する。

ポンプのインペラはモータ軸に直接取付け、モータ軸に
よって駆動されるようにする。

ポンプハウジングは熱可塑性材で形成し、ハウジングに
吸込口および吐出口を形成する。

ポンプハウジングにヒートシールによって結合したポン
プ力バーには、インペラを回転自在に支承するスラスト
軸受を設ける。

水漏れて防止するためにモータ軸を囲繞するインペラに
面シールを係合させる。

ポンプハクジングには、それをモータに対して半径方向
にも、軸方向にも位置ぎめするための脚を設ける。

各脚は、モータ支承ハウジングに密に嵌着させるように
した湾曲部分を有しており、それらの４つの湾曲部分が
協同してポンプハウジングをモータ軸に対して半径方向
に位置ぎめするようにする。

各脚は、更に、ポンプハウジングをモータ軸に対して軸
方向に位置ぎめするためにモータ軸に平行に延長させ、
モータハクジングに当接するようにした足部を有する。

本発明の一実施例においては２つの平担な板ばねを使用
してポンプハクジングをモータハウジングの端部に取付
けるようにする。

別の実施例においては、ポンプハウジングをモータハウ
ジングの端部に締付けるための手段として一部片構成の
ワイヤはねまたは２つの引張ばねを使用する。

本発明のポンプ取付装置は、ポンプをモータに容易に組
立てることを可能にし、ポンプをモータおよび軸に対し
て正確に位置ぎめして所定位置に竪く保持することを可
能にし、それによってモータがポンプの吸込口および吐
出口に接続された吸込ホースおよび吐出ホースに対して
変位しても、ポンプがモータに対して変位しないように
する。

即ち、上記脚およびポンプハウジングがポンプをモータ
に対して半径方向に、ならびに軸方向に位置ぎめし、単
一のはねクランプがポンプハウジングをモータに竪く結
合する役割を果す。

要約すれば、本発明の上記ポンプハウジング、脚、およ
びはねクランプは、ポンプを洗濯機のモータに軸方向に
も、半径方向にも正確に位置づけし固定するための簡素
化されたポンプ取付装置を構成する。

この取付装置によれば、修理や保守サービスのために、
特別な工具や熟練を必要とすることなくポンプをモータ
から簡単に取外すことができ、修理完了後ポンプをモー
タに装着すれば、ポンプが上記脚によって軸方向にも半
径方向にも自動的にモータに対して正しい位置に位置ぎ
めされ、特別な工具を必要とすることなく、はねクラン
プによって簡単にポンプをモータに対して固定すること
ができる。

第１図を参照すると、内部に直立攪拌器１４を有する洗
濯槽１２と、給水装置（図示せず）と、伝動装置２０を
介して攪拌器１４に連結された電気モータ１６と、洗濯
機を洗濯、すすぎ、脱水工程等の一連のフ宅グラムシー
ケンスに従って選択的に作動させるのに使用するための
予めセットすることのできるシーケンス制御器を含む制
御装置１８とを備えた洗濯機１０が示されている。

第２図を参照すると、モータ１６と、本発明の取付装置
によってモータに取付けられたポンプ２２の詳細図が示
されている。

モータ１６は、ベル形端部閉鎖部材３４を備えたモータ
／”％ウジング３３を有しており、伝動装置２０のある
側とは反対側の端部に円筒形の軸受支持体３６を有して
いる。

ボンプ２２は、第２〜４図に示されるように、カバー２
６、吸込口２８および吐出口３０を有するハウジング２
４を備えている。

１対のゴムホース３２によって吸込口２８および吐出口
３０を洗濯槽１２およびドレン管（図示せず）に接続す
る。

ポンプ２２は、モータ１６の軸１７に着脱自在に取付け
、ポンプハウジング２４の底部から突出するように形成
した複数の脚３８を介してモータ１６から離隔した位置
に保持する。

各脚３８は、足部４０と、該足部４０から半径方向内方
に延長したスペーサ部分４２および該スペーサ部分に連
接した円弧状部分４４を含む半径方向部分とから成る。

足部４０は円筒形であり、モータの軸１７にほぼ平行に
延長させる。

足部４０の一端はモータ１６のベル形端部閉鎖部材３４
に対して嵌着関係をなすように衝接させ、脚３８により
ポンプ２２をモータ１６から軸方向に離隔させる。

各脚の円弧状部分４４は、軸１６のための軸受支持体３
６の円筒状外表面３６ａにほぼ平行な円弧状内表面を有
しており、支持体の外表面３６ａに合致してボンプ２２
をモータ軸１７に対して半径方向に離隔位置ぎめする役
割を果す。

ポンプ２２をモータ１６に固定するための手段としては
ねクランプ式保持部材４８を使用する。

ポンプ２２は、第６図にみられるように、ポンプ室５０
内に配設されたインペラ４６から成り、ポンプハクジン
グ２４にはインペラ４６を該ハウジングに対して離隔さ
せるための軸受５２を装着してある。

軸１７の一端１７ａは、平坦部分（図示せず）を有して
おり、インペラ４６の嵌り会い形状の凹部４６ａ内に嵌
着させ、それによって軸１７とインペラとを連結させる
。

水漏れを防止するために駆動軸１７の周りにインペラ４
６に圧接するシール部材５４を装着する。

第１〜Ｔ図の実施例においては、ポンプ２２をモータ１
６に固定するためのはねクランプ式保持部材４８は、２
つの平坦な板はね５６によって構成されている。

各板はね５６は、その一端に設けた丁字形バ一手段５８
を介してモータ１６の端部閉鎖部材３４に付設する。

そのような丁字形バ一手段は、例えば第７図に示される
ように、モータ１６の閉鎖部材３４に形成したスロット
６０のような雌部分と、板はね５６の一端に形成した雄
部分６１とによって構成することができる。

板ばねの雄部分の１は、それをスロット６０に挿入して
９００回転させれば該スロットに係止されるように一部
切除（図示せず）する。

板ばね５６の他端には、ポンプのカバー２６に形成した
凹部６４に嵌合する突起６２を設ける。

ポンプハウジング２４およびカバー２６は、熱可塑性材
で形成されているから、カバー２６は、ヒートシールに
よってハウジング２４に密封状態に恒久的に接合するこ
とができる。

ポンプ２２をモータ１６から外す場合は、単に、保持部
材４８の突起６２をカバー２６の凹部６４から弾発的に
外せばよい。

それによってポンプを容易に取外すことができる。

ポンプ２２をモータ１６の軸１７上に保持するための保
持手段は、２つの板はね５６だけによって構成されてい
る。

第８〜９図にはばねクランプ式保持部材の変型実施例が
示されている。

この保持部材は、１対の引張ばね６６から成り、各ばね
の一端６６ａをモータの閉鎖部材３４に突設した孔（図
示せず）に係止し、他端６６ｂをポンプハウジング２４
に形成した耳片６７に突設した孔６５に係止する。

第１０〜１１図にははね保持部材の第３の変型実施例が
示されている。

この保持部材は、両端をモータ閉鎖部材３４に直径方向
に対向さｔｅ形成した１対のブラケツ斗７０に取付ける
ようにした一部片構成のワイヤはね６８から成る。

ワイヤばね６８は、ポンプのカバー２６を横切って抱持
するような形状とし、容易に解放することができるよう
に湾曲部分７２を形成する。

第５図に示されるように、ポンプ２２とモータ１６の組
立体には、ポンプをモータに固定するためのばね保持部
材４８の他に、モータ１６を伝動装置２０のためのフレ
ーム７６に固定するための第２の取付部材７４を設ける
。

第２取付部材７４は、上述したポンプ取付装置の保持部
材４８と、構造および機能ともに同様なものである。

フレーム７６に対するモータ１６の取付を容易にするよ
うに弾性表面を提供し、かつ、振動防止を行うためにモ
ータをフレーム７６に固定したときモータ１６に圧接す
るようにした複数の隔離部材７８をフレーム７６に設け
る。

モータの駆動軸１７は、第１駆動ディスク８０にキー止
めする。

テイスク８０にはその一方の表面８２から軸方向に突出
する複数の指部材８１を形成し、それらの指部材をゴム
またはその他の弾性材料製の第２駆動ディスク８４に設
けた孔８５内に挿入する。

第２駆動ディスク８４の、第１ディスク８０のある側と
は反対側に指部材８１と同様の指部材８７く有する第３
駆動ディスク８６を設け、同様にして第２ディスク８４
に嵌着させる。

第３ディスク８６は、伝動装置２０に連結する第２駆動
軸にキー止めする。

以上、本発明を実施例に関連して説明したが、本発明は
、ここに例示した実施例の構造および形態に限定される
ものではなく、本発明の精神および範囲から逸脱するこ
となく、いろいろな実施形態が可能であり、いろいろな
変型および改変を加えることができることは当業者には
明らかであろう。

【図面の簡単な説明】

第１図は内部の機械部分を図示するために一部切除した
洗濯機の透視図、第２図は第１図の線■−ｎに沿ってみ
たモータおよびポンプの平面図、第３図は第２図の線■
一■に沿ってみたモータおよびポンプの端面図、第４図
は第２図の線ＩＶ−ＩＶに沿ってみたポンプの端面図、
第５図は第２図のモータ・ポンプ組立体の一部断面によ
る側面図、第６図は第２図の線ＶＩ−ＶＩに沿ってみた
モータ・ポ２プの部分断面図、第７図は第６図に示され
るモータハウジングに対するばね取付部の部分拡大図、
第８図はポンプをモータに保持するための引張はね式保
持部材を示す側面図、第９図は第８図の端面図、第１０
図はワイヤはね式保持部材を示す側面図、第１１図は第
１０図の端面図である。 １２：洗濯槽、１４：攪拌器、１６：電気モータ、１７
：軸、２２：ポンプ、２４：ポンプハウジング、２６：
カバー，２８：吸込口、３〇二吐出口、３３：モータハ
ウジング、３４：端部閉鎖部材、３６二軸受支持体、３
６ａ：円筒状外表面、３８：脚、４０：足部、４２：ス
ペーサ部、４４：円弧状部（湾曲部分Ｌ４６：インペラ
、４６ａ：凹部、４８：ばねクランプ式保持部材、５０
：ポンプ室、５２：軸受、５６：板ばね、５８：Ｔ字形
バ一手段、６６：引張ばね、６８：一部片構成のワイヤ
ばね。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 衣類を受容するための洗濯槽と、該洗濯槽へ水を供
   給するための水供給源と、該衣類を攪拌するための攪拌
   器と、該攪拌器を駆動するための軸方向の駆動軸を有し
   、ベル形端部閉鎖部材および軸受支持体を含むモータハ
   ウジングを有するモータと、該駆動軸に連結されており
   該駆動軸によって駆動されるポンプインペラとを有する
   自動洗濯機において、該ポンプインペラを前記モータに
   取付けるためのポンプ取付装置であって、 前記ポンプインペラを囲包してポンプ室を画定しており
   、前記洗濯槽に接続される吸込口と、ドレンに接続され
   る吐出口を有するポンプノ八ウジングと、 前記インペラをポンプハウジングに対して離隔させて保
   持するために該ポンプハウジングに設けられた軸受と、 前記ポンプハウジングから突設されており、該ポンプハ
   クジングを前記モータハウジングから軸方向に離間させ
   て位置ぎめするべく該モータノ１ウジングに当接するよ
   うに前記駆動軸にほぼ平行に延長した軸方向部分と、該
   ボンプ／’％ウジングを駆動軸に対して半径方向に位置
   決めするべく前記軸受支持体に当接するように該軸方向
   部分から半径方向内方に延長した半径方向部分とを有す
   る複数の脚と、 前記ポンプハクジングを前記モータノ）クジングに固定
   するために該ポンプハウジングとモータノ１ウジングと
   の間に連結したばねクランプ式保持部材とから成るポン
   プ取付装置。 ２ 前記軸受支持体は、円筒状外表面を有しており、前
   記各脚の前記半径方向部分は、該円筒状外表面に合致す
   る円弧状部分と、該脚の前記軸方向部分から該円弧状部
   分にまで延長したスペーサ部分とから成るものである特
   許請求の範囲第１項記載のポンプ取付装置。 ３ 前記はねクランプ式保持部材は、１対の引張ばねか
   ら成るものである特許請求の範囲第１項または２項記載
   のポンプ取付装置。 ４ 前記はねクランブ式保持部材は、１対の板ばねから
   成るものである特許請求の範囲第１項または２項記載の
   ポンプ取付装置。